混弾のキンジ   作:caose

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 爆弾騒ぎ。


電車の中で

「何だ!?」

 足元が突如揺れて全員が一斉に後方によろめいたのだ。

 「何が起きたんだ!」

 キンジがそう聞くと外を見てカイズマスがこう答えた。

 「速度が上がったんだ!今までとは打って変わったこの速さから見て

命令されたのだろうな!!」

 カイズマスがその速度から恐らくとそう言うと車両の自動ドアにある

電光掲示板に文字が流れた。

 ーー【只今の速度 130㎞】ーー

 すると今のを見て鷲尾を中心に車両後部にへと行って・・・壁に埋め込まれた

ドアコックの蓋を高そうなライターで叩き始めているのを見て天草がこう言った。

 「彼は恐らくこのスピードの中で出ていくつもりです!」

 「正気!どっかでぶつかって複雑骨折か其の儘バラバラ死体よ!?」

 天草の言葉に松葉が驚きながらそう言ってカイズマスが押さえつけよとすると

鷲尾は未だ駄々こねてこう言った。

 「放せ放せ放せよーー!!俺は名古屋に行くんだあ!!」

 「こんなスピードの中で飛び降りればそれでこそ地面か川のシミみたいに

体がミンチになるぞ!?」

 そう言いながらカイズマスは鷲尾の腕を極めて床に叩き伏せると・・・

アナウンスが流れた。

 『この列車は どの駅にも停まりません 東京まで ノン・ストップで 

参りやがります アハハハハハハハハハハハハハハハーー!!列車は 

3分おきに10㌔ずつ 加速しないといけません さもないと ドカーン! 

大爆発!しやがります アハハハハハハハハハハ!‼』

 この人工音声の笑い声によって車内では悲鳴と同時に怒号が飛び交った。

 然もその通りに時速が140㌔に達したのを見てキンジはこう考えた。

 「(こいつは『特急列車乗っ取り(エクスプレス・ジャック)』、然も

爆弾を使ってこの大人数を人質にするこの手法は・・・まさか!!)」

 そう思ってキンジはミシェラに電話を掛けるとミシェラが出た。

 『どうした遠山!こっちは先ほどの放送で対応に追われているんだ‼』

 「おい聞きたいんだが理子がイ・ウーで習った相手に武偵殺しでやった

基本を教えた奴って『ココ』か!?」

 『・・・多分だがそうであろうな、奴は発明家で色々な物を開発していた。

私達がパトラのいた船を追いかけていた際に使った

あの魚雷も『ココ』の考えだ。』

 「成程な・・・爆弾は?」

 『そっちについては今隠せそうなところはトイレも含めて確認しているが

こっち方面は無かったから後は・・・探していない所はあるか?』

 「ああ・・・あと一つだな。」

 そう言ってキンジは目の前にあるトイレを見た。

 『もし何かあったら通信してくれ、そっちに向かう。』

 「分かった・・・気を付けろよ。」

 『貴様もな。』

 そう言って電話を切るとカイズマスが腕時計を見て・・・こう呟いた。

 「19時22分。」

 「?」

 一体何の時間だと思っているとカイズマスはキンジに向けてこう言った。

 「制限時間だ、この新幹線が東京駅に何処の駅にも停まらずに此の儘

3分おきに10㌔加速した場合のだ。」

 「今18時2分だから後80分って所だな・・・こいつの最大加速ってどの位だ?」

 そう聞くとカイズマスは頭の中で計算して・・・こう返した。

 「この新幹線はN700系、東海道区画における営業最高速度は時速270㌔だが・・40分後つまり19時ごろにはそれを超えてしまうが最早こいつは走る凶器だ。

安全走行など二の次で車体やレールの負担が計り知れぬ、

最悪何処かのカーブで曲がり切れずに脱線するかという危険性があるが

この線路にはカーブがあっても緩やかであるから何とかなろう。」

 「・・・最高・・・何も考えずに爆走するとどの位になるんだ?」

 キンジがそう聞くとカイズマスは暫くして・・・こう返した。

 「設計限界速度は350~360、・・・だがこれは公に報告されている奴で

本当はどの位なのか知っているのは本社の幹部クラスであろうな。」

 それ以上は分からないと両手を上げて降参している中で松葉がこう続けた。

 「19時3分ごろにはその位よ、けど東京駅に着いた時には410㎞・・・

もうこいつは走る爆弾ってレベルじゃすまないわ。」

 そう言って松葉がパソコンで計算した情報を伝えると・・・近くに来た

武藤が補足した。

 「噂程度だがこいつは397㌔まで出したって話は聞いたことがあるがよ、本当はどんだけのスピード何るのか誰も分からねえんだ。410㎞だ?

もう完全に未知の領域だぜ?」

 そう言っていると・・・不知火がトイレのドアをガチャガチャとしていると

キンジに向かってこう言った。

 「遠山君!ここのトイレこんな時なのに開かない!」

 「そいつだ!ミシェラ達をこっちに戻すぞ」

 そう言ってキンジが電話を掛けようとすると・・・向こうから電話が掛った。

 「ミシェラか!爆弾が」

 『遠山、こちらも見つけたぞ。』

 「まさかまだあったのかよ!?」

 そう言うとミシェラはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ああ・・・爆弾の起動スイッチだ。』

  「!!何処だそれは!?今松葉をそっちに」

 『今代わる。』

 そう言って暫くすると・・・聞き慣れた声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『助けてシーくーーん!りこりんこのままじゃあお漏らしして漏電して

2つの意味で爆発しちゃうよーー!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・なアにこれ~~?」




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