混弾のキンジ   作:caose

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 舞台は上がろうとしていた。


新幹線の上で

 キンジ、詠、レキの三人はコネクトである松葉から片耳に挿すことができる

骨電動式簡易インカムを受け取って通信していると不知火から通信が入った。

 『・・・遠山君、不知火だけど緊急事態?かな。7号車にテレビスタッフが

数人乗っていたらしくて今回の事事件だって知ってから車両にある無線LANを使って放送しているらしいよ。』

 「放送・・・この状況でか?」

 『うん、嬉しがっていたよ。スクープ現場に居合わせることが出来てって

大喜びしていたけど。』

 「もし俺らに対してアホナこと言っている奴がいたら客の誰かに

スタンガンあったら貸してもらって痺れさせて眠って貰ってくれないか?」

 『アハハ・・・それは強引だね遠山君、それだと僕らは飛行機の中で

旦那さんが事件解決するのを待つキャリアウーマンじゃない?』

 「ハハハハ、だったら俺達はこれから飛行機にヘリコプターで飛び乗る

最も運が無くて悪運が強いニューヨーク警察官かよ?」

 『ちなみに僕は《2》よりも《4》が好きかな。』

 「俺は《1》だな、これが終わったら映画見るか?」

 『良いねえ、何処かでポップコーンでも買おうよ。君の奢りでね。』

 「ああ、生きてたら食べるぞ。」

 そう言って互いに通信を切るとレキがキンジ達に向けてこう言った。

 「キンジさん、踵鉤爪(ヒールフック)を使ってください。今回の戦いは

スピードがあるので特にキンジさんと詠さんは近接戦闘ですので

特に厳重にして下さい。」

 そう言いながらレキはドラグノフを整備してキンジと詠は近接戦闘用に

鎧竜剣と大剣の点検をしていた。

 そして先ずは詠が先行すると言う事で梯子に手を掛けるとキンジは詠の手を・・・上から包むかのように覆った。

 「な!何するんですかキンジさん!?手が」

 「梯子や階段を上る時だけはレディー・ファーストの例外だよ。」

 「レディー・ファースト・・・あ!」

 それを聞いて詠はすぐ様に気づいてこう言った。

 「じゃ・・・じゃあお願いします。」

 そう言ってキンジを先に行かせるように顔を赤くしながら下がっていく詠を見てキンジは先に屋上に開いた四角い出口から夜空広がる外にへと身を乗り出した。

 「!?」

 キンジが出た瞬間に最初に思ったのが風圧と気流である、時速200㎞超えで走る新幹線の屋上にある気流がスパイク頼みであるが立ち上がって見て見ると

そこで目にしたのは既に16号車後部迄移動していてそこに1つだけある

パンダグラフの手前に設置されていた大きな装置で光信号を送っているココと

何やら聞こえないがギャーギャー喚いているアリアと白雪がいた。

 「(気づかれてないな。)」

 そう思いながら空気抵抗を極力抑えようと前屈みになると・・・バタンと

今出てきた出口の蓋が閉ざされた音とごとごとと上がって来ていた詠が落ちた音が聞こえるとキンジは舌打ちしてこう言った。

 「くそ!罠かよ!?」

 そう言って・・・背後から大鎌出して現れたもう一人のココが現れるとキンジはそれを鎧竜剣で受け止めるともう一人のココがこう言った。

 「炮娘!金次出来了(パオニャン!キンジが出てきた!)」

 「猛妹!按住它(メイメイ!押さえろ)!」

 そう言うと前にいたココが4つんバイになると成程なとキンジはこう呟いた。

 「成程な、お前ら三姉妹か?大方そのバオバオ作ったのがミシェラの言ってた

金次第で何でも造るって言う開発屋でお前らは攻撃型だな?」

 そう言うと前にいたココ①がこう言った。

 「その通りね、だけど間違いあるネ。」

 そう言っているとアリアが何か言っているのが見えたので口パクから

何かを予測すると・・・嘘だろうと思いながらこう言った。

 「お前ら4姉妹かよ?然も狙撃タイプの。」

 「お、あっちにいるアリアが言ってたこと聞いたネ?正解ヨ。

私達一人一人それぞれ得意毎で補って最強なたネ、

だからこそ『バンフ―』と呼ばれているネ。」

 「ある意味最強のチームだな、だが2人にはお仕置きしないとね。」

 そう言いながらキンジはナイフと鎧竜剣を構えていると大鎌を持った

ココ②がこう聞いた。

 「キンチお前・・・HSS、なっているか。どうやったネ。」

 そう言うとココ①がこう言った。

 「あの金髪女使ったネ、あの女ヤッタアルネ。」

 そう言いながら赤面する2人を見てキンジはこう確信した。

 「(この子達そう言うのに耐性が無いんだな。)」

 そう思いながらサブマシンガンを構えているココ①がココ②に向けて

こう言った。

 「気を付けるネ猛妹、今のこいつ危険ネ。」

 「是、炮娘。何にせよ・・・HSS相手に余力持ちながら戦う、

無傷で捕獲無理ある。」

 そう言いながら互いに殺気を出し合っているのを見てキンジは

こっからが本戦だなと思っていると・・・足元にある出口が突如として爆発した。

 「「「!!!」」」

 キンジも含めてココも目を思いっきり見開いていると爆炎の煙から

現れたのは・・・詠であった。

 「ふー、何とか出れました。」

 「はい、ですが少々大雑把かと思います。」

 その後ろからレキが現れてそう云う中でココ2人は嫌な顔をしていた。

 「ちぃ!まさか強行突破するなんてなんて連中ネ!」

 「然も一人は蕾姫(レキ)、3対弐は想定外」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いえ、5対2よ。」

 「「!!」」

 そう言ってココ①の背後から・・・アリアの声が聞こえた。

 如何やら出てこれたようで白雪も一緒であった。

 そしてアリアはココたちに向けてこう言った。

 「ココ姉妹!あんた達を逮捕するわ!!」




 次回は戦闘です。
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