それを見送った後金一は全員に向けてこう言った。
「それではこれにて閉会としよう、尚バンティーレの地域名を基に名付ける慣習に従って『極東戦役(Far East Warfare)』、略してFEWと呼称する事する。
各位の参加に感謝と武運を祈って・・・・
・・・・・今ここで戦わない奴は今すぐ帰るように。」
「え?」
キンジは金一の言葉を聞いて何故と思った瞬間に・・・ヒルダが影の中に入った
瞬間にキンジに向かって来たのだ。
「遠山逃げろ!30秒は縛る!!」
ミシェラがそう言った瞬間に剣を刺すと影の動きが鈍り始めたので
キンジはすぐ様に月明かりがない建物の影の中に入って辺りを見渡したら・・・
メーヤとカツェが互いに戦っているのが見えた。
カツェは古い西洋軍人が使うようなナイフを右手に、左手には
旧ナチス・ドイツ時代に将兵御用達であった命中率抜群の拳銃『ルガーP38』で
攻撃するがメーヤはそれを・・・僅か9mと言う距離でありながらも
何事もない様に攻撃を再開していた。
「これは応援いないとヤバい奴だぞおい!」
そう言いながら拳銃を構えようとすると・・・何かの視線に気づいた。
「右か!?」
キンジはいち早くそれに気づいて左の柱に身を移すと先ほどまでいた処に・・・銃弾が抉りこまれていたのだ。
一体誰だと思って見て見ると・・・下手人はすぐに見つけた。
「あの子か。」
そう言って見えたのは・・・銀髪長髪の少女がルーレット台を支え代わりにしてスナイパーライフル『PSL』を構えていた。
「ルーマニア製のスナイパーライフルか・・・厄介な奴を!」
あれってレキと同タイプの設計思想なんだぞとそうぶつくさ言いながら
ベレッタを構えようとすると・・・辺りにいる面々のうち数人が海の方を
向いていると・・・その数秒後にドルるるるるるるるというエンジン音が
聞こえた。
「この音ってモーターボートか?」
然もなんか・・・近いぞとそう言いながら見て見ると運転席にいる人影が
月明かりと共に姿を見せた。
その相手は・・・彼女であった。
「SSRに網を張らしておいて正解だったわ!あたしの目の届くところに
出て来るとはその勇気だけは認めてあげるから大人しく逮捕されなさい
ヒルダーー!!」
「神崎・・・あいつかよ。」
助っ人と言うか完全に火に油を注ぐ様な奴じゃねえかと頭を抱えていた。
「ーLOO」
ぎゅいんと例のロボットが駆動恩を上げて振り返るとアリアは遠目であったが
何かに気づいてガバメントを抜いて大声でこう言った。
「手下を連れていたのね!キンジ!!いるなら援護しなさいよ!!」
「・・・生憎だがこっちはそれどころじゃねえんだよなあ。」
そう言いながらミシェラのいる方向に目を向けると・・・ヒルダ相手に
戦っていた。
ヒルダは三又の槍を持ってミシェラを追い込んでいるがミシェラも
槍を出そうとするがその隙を与えてはくれなかった。
「くそ・・・完全に分断された!!」
そう言いながらどうするべきかと思っていると・・・再び銃声が聞こえた。
アリアの方から放たれた銃弾はあのロボットがいた場所にある・・・
ウオータースライダー(今は完全に止まっている)の支え棒に当たると
錆びついていたのであろう集中砲火を浴びせられてウオータースライダーが崩れてロボットの頭上に落ちていった。
「Lo」
「アハハ!来た来た!!」
先ほどの大斧を持った少女が嬉しながらぶん回していると・・・
ガキンと音が鳴った。
「きゃ!」
先ほどまでPSLを使っていた少女が銃から離れているようでよく見ると
PSLが壊れていたのだ。
「兄さん!?」
「キンジ、お前はミシェラ達の方に行け!それとアリアをヒルダに
近づけさせるな!!奴はイ・ウーから『緋色の研究』・・・緋弾についての情報を握っているぞ!?」
「『緋色の研究』って何だよ一体!?」
「良いから行け!これが終わったら説明する!!」
そう言いながら金一はコルトを構えているとキンジはすぐ様に
ミシェラの方に向かって行った。
「ミシェラ!ヒルダは!?」
「奴はアリアを見てどこかに姿を晦ました!ここは一端逃げるぞ、
私がダイヤモンドダストを使って霧と同じにするから」
「あいつは『緋色の研究』?って言う奴を知っているって言ってた!
兄さんがあいつをアリアに近づけさせるなって言ってた!!」
「ヒルダが!・・・しまった奴の目的は」
そう言ってアリアがいるであろう方向を見るとそこで目にしたのは・・・
アリアの首筋に牙を突き立てていたヒルダがいた。
数秒前
「さあアンタヒルダの手下なんでしょう?何処にいるか吐きなさいよ!!」
「るー・・・るー・・・・。」
アリアはそう言いながらロボットから出てきた・・・スクール水着みたいな
紺色のコスチュームを身に纏ってその上にはジャラジャラと勲章を付けていた
小学生くらいの少女が何か言うとするがるーるーとしか言わないがためにアリアはいらいらとしていると・・・声が聞こえた。
「Mi-aș fi dorit să fi venit aici după ce l-am verificat.Insecte de vară ca și cum ar zbura și pe foc(良く確かめてから来ればよかったのにねえ。まるで飛んで火にいる夏の虫)」
そう言ってヒルダはアリアの首筋目掛けて・・・首筋を噛みついたのだ。
そしてその後。