混弾のキンジ   作:caose

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 バスジャックの始まりです。


バス迄

『それでは皆様状況を説明いたします。』

 コネクトの人間でもある中空知の声が聞こえると中空知はこう続けた。

 『武偵校のバス《いすゞ・エルガミオ》は男子寮前から何処の停留場にも

停まらずに暴走。車内にいる生とからバスジャックがあったことが

通報されました。現在60名もの武偵校生が搭乗、学園島を一周した後に

青海南橋を渡ってお台場に入っております。』

 「警視庁と東京武偵局は動いて・・・いや、警察は交通整理で

手一杯だろうな。」

 「それどころか走るバスですから人数も考えたらスピードは

けた違いでしょうね。」

 「もし図り間違って街に大爆発など向こうからしたら失態レベルだからな。大方は警察連中は東京からトンネルの中に入ったところを出入り口を塞いで

見殺しと言う手もあるな。」

 キンジ達がそう言っているとキンジはアリアに向けてこう聞いた。

 「そう言えばお前良く集められたな。」

 そう聞くとアリアはない胸を誇るかのようにこう言った。

 「当然よ。奴の電波を嗅ぎ付けて事前に準備したからよ。」

 そう言うとレキが全員に向けてこう言った。

 「見えました。」

 『『『『!‼!!』』』』

 それを聞いて全員が目を見張って何処だと言うも・・・影も形も

見当たらなかった。

 然しレキはお台場の建物と湾岸道路、りんかい線の更に向こうにある動く

黒い点を見てこう続けた。

 「ホテル日航の前を右折しているバスです。窓に武偵校の生徒が見えます。」

 「良く分かるわねえ・・・アンタ視力幾つよ?」

 アリアはレキについてそう質問してレキはこう答えた。

 「左右共に6.0です。」

 「「「「・・・・は?」」」」

 それを聞いてレキを除いた全員が互いの顔を見合わせた後にレキを見た。

 サラっとソンナ超人的な視力があるのかよと驚いているのだ。

 レキの言う事を聞いてヘリの操縦者が近づくと確かにいた。

 「結構スピード出してるな。」

 「この雨であの速度ですと急なカーブにぶつかった瞬間にドカンデスネ。」

 「然もあれはテレビ局を通過したぞ。見ろあれを、間違いなく

今回のは公表されるな。」

 そう言ってテレビ局の方を見ると確かにカメラや携帯電話でさっきのを

撮っていたのが見て取れる。

 するとアリアがキンジ達に向けてこう言った。

 「それじゃああたし達はバスの屋上に移るわよ。」

 そう言うとアリアは強襲用パラシュートが入ったランドセルを背に背負うと

こう続けた。

 「アタシはバスの外をチェックするわ。キンジは車内で状況確認、レキはヘリで追跡しながら待機。他の人間もよ。」

 「内側って・・・もし中に犯人がいたら俺だけじゃあ不足だ!

天草、カイズマス!!」

 そう言って天草とカイズマスは互いにキンジを見るとキンジは2人に向けて

こう言った。

 「天草は俺と逆方向から侵入!カイズマスは運転席に行け!!お前なら

あのバスを使いこなせれるだろう!?」

 「当たり前だ、あの程度ならば脚でも動かせられる。」

 カイズマスがそう断言するがアリアはキンジたちに向けてこう言った。

 「駄目よ、アンタたちは待機。中に犯人はいないだろうしそれに『武偵殺し』は車内にはいないわよ。」

 そう言うがキンジがこう反論した。

 「・・・仮に模倣犯だとして」

 「本人ヨ!」

 「其れじゃあなかったらどうするんだよ?」

 「違ったら何とかしなさいよ。アンタならどうにでも出来るはずだわ。」

 「阿保か!相手は複数の可能性だってあるんだぞ!?ここはセオリー通りに

それぞれ時間差で」

 「行くわよ!」

 「おいマテ!!」

 アリアはキンジの言葉など聞かずにバスに向かうと天草がこう言った。

 「先に行ってください。ここはセオリー通りに時間差で突入しましょう!」

 「俺達もすぐに追いつく!」

 それを聞いてキンジは分かったと言って飛び降りた。

 だがキンジの場合は久しぶりであった為バスの天井から落ちそうになったが

それをアリアが手を掴んで引っ張ってこう言った。

 「ちょっとアンタ!本気出しなさいよ!!」

 「阿保言うな!こっちは久しぶりなんだぞ!!」

 キンジはアリアに向けてそう反論しながら互いにベルトに装備されている

ワイヤーをバスに向けて射出すると今度は天草達が降りてきたのでアリアは

怒り心頭でこう言った。

 「ちょっとあんた達!何で勝手に来てんのよ!?」

 そう言うと天草とカイズマスはこう答えた。

 「私達は援軍ですが貴方方だけでこの困難を切り抜けられると言うのには

少々無理があると思いますので。」

 「それに俺ならこの程度のバスを操縦することなど造作もないしな。」

 「あんた達勝手に」

 「神崎!今は内部の制圧が先だろうが!!」

 キンジはアリアに向けて大声でそう言いながら伸縮棒の付いたミラーで

確認していると外から窓が開いたので恐らく大丈夫であろうと考え先ずはキンジが入った。

 「よう、武藤。二時間目じゃねえが会えたな。」

 「よう・・・全く今日は厄日だぜ。」

 「俺を置き去りにしたからだ。それと今回のジャックについてだが」

 『キンジ!あったわよ!‼』

 キンジが武藤と喋っているとアリアからの通信が来たのでどうしたんだと聞くとアリアから聞いたのは・・・最悪の内容であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『《カジンスキーβ型のプラスチック爆弾!見えるだけでも炸薬の容積は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3500立方はあるわ!‼』

 




 次回はあの車が来ます。
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