「緋緋色金とは戦と恋を最も好む輩で700年前はそれを封じていた者は
それに取り込まれてしもうて当時の帝を誘惑して戦を仕掛けさせたのじゃ、
そして最後には遠山侍と星伽巫女によって討ち取られた後当時の巫女達と
儂らは『殻金七星』を造ったのじゃ。特殊な殻を鍍金の様に被せて『法結び』・・・これは超能力を使う時にある繋がりでありこれによって緋緋神の力のみを
使用する事が出来それ以外の・・・『心結び』と呼ばれる感情の繋がりのみを
絶つことが出来るのじゃが質量が大き過ぎる色金は過剰にどちらも繋がってしまって最終的にそ奴が緋緋神になってしまう。」
そうなったらこの世は乱世じゃなとそう言うとキンジはこう聞いた。
「・・・もしそうなった場合の対処法は何だ?」
キンジがそう聞くと玉藻は・・・こう答えた。
「殺せ、躊躇なく殺すのじゃ。誰でも構わぬからこ奴を殺さなければ
さっき言ったような事が起きるぞ。」
玉藻は目を鋭くさせてそう言うとキンジはそれじゃあとこう聞いた。
「新しくそれは造れないのか?一度造れたのならまた」
「無理じゃ、数多の金剛石、青玉、紅石、翠玉諸々の材料を集めさせて百余人の
巫女達総出で錬成させれば良いのじゃが色金が殻金と馴染ませるには100年かかる。今この者の中にあるのは2枚、残り5枚を造りなおすのと小娘が
緋緋神にならんためとするならこの戦に参加した方が良かろうな。」
そう言うとキンジは時間を見てこう聞いた。
「どの位でこいつはその緋緋神になっちまうんだ?」
最初は巻き込まれてまあ色々と遭って今でも最悪だがそれでもアリアは
武偵の仲間である事から取敢えずは助けるべきなのかとそう思っていると
玉藻はこう答えた。
「・・・分からぬのウ、こればかりは誰も試したことが無いと言うよりも
試す理由も勇気もないからな。今日明日なる訳ではないから大体・・・数年と
言いたいところじゃが山勘じゃしそれに姉上にも聞かなければいかんから
ずれることも考えておくが良い。」
そう言ってキンジはどうするべきかとそう思っている中で玉藻はこう言って
出ていった。
「兎にも角にも今必要なのは眷属共が奪って行った残り5枚の奪取と
アリアに返還するべきことじゃがメーヤよ、お主はこれからどうするのじゃ?」
玉藻はメーヤに向けてそう聞くとメーヤはこう答えた。
「勿論です!あの魔女は・・・カツェは必ず仕留めて見せます!!
今回のバンディーレの和議に失敗してしまった以上このままでは・・・宗教裁判にかけられて破門+八つ裂き刑にされて十字架などない無縁墓地にあの女と
地獄迄一緒だなって・・・・そんなの耐えられません!!?」
そう言いながらあんパンの袋をビリッと破いて食べながらこう続けた。
「せめてソレダケハ完遂させて見せます!『殲滅科(カノッサ)』の単位が
足りていませんしね!!」
「『殲滅科(カノッサ)』・・・こっちで言うSSRと言った処だな。」
確かローマにあるぞとミシェラがそう言うと成程なとキンジはこう考えていた。
「(この人イタリアから来たって言ってたから地理的に合っているって所だな、然しこの面々が味方か・・・前途多難だなこいつは。)」
キンジはそう思っているとミシェラがメーヤに向けてこう言った。
「メーヤ、今日はここに泊まって行かないか?ベッドメイキングは
終わっているぞ?」
「え、良いんですか!?ありがとうございます!最終バスに乗って
始発の飛行機に乗るまで空港で寝ようと思っていたものでしてああ神よ感謝しますアーメン!!」
そう言って部屋に案内されるとキンジは玉藻に向けてこう聞いた。
「アンタはどうするんだ?」
そう聞くと玉藻はこう答えた。
「儂は一度京都に戻るわい、姉上にこの事報告しなければいかんしそれに・・・久方ぶりに『憑龍』を纏えれる遠山侍が現れたからのう。内容と次第においては
お主を何処の勢力に付くも関係なく支援してやるわい。」
「『ひょうりゅう』?」
キンジは玉藻に向けて何だそれはと聞くと玉藻はこう返した。
「『慿龍』、剣となりながらも今でも生きておる強靭な魂を持つ存在。
其れの名前じゃ、儂らはそう呼んでおり『鎧竜剣』とはお主の母方の先祖が付けた俗称じゃ。」
「・・・インクルシオがなあ。」
「『いんくるしお』か・・・良い名じゃ、今風で呼びやすいわい。」
じゃあのうと窓から出ていくのを見送った後キンジはソファに腰かけると
ミシェラが現れた。
その手には毛布が持ってきており如何やら考えていることは同じだなと
そう思いながらこう言った。
「さてと、明日に備えて寝るか。玉藻は帰ったぞ。」
「そうか・・・なら明日の朝は大人数になりそうだ、兄さんは恐らく
調を迎えに来るかどうか分からないが取敢えず待っているか。」
「そうだな・・・寝よう。」
ミシェラがそう言うとキンジは床に寝ようとするとミシェラがこう言った。
「お前何処で寝る気だ?体に悪いぞ。」
「?・・・お前はソファに」
「離れて寝るぞ、それくらいは空きがある。」
そう言うとミシェラは左隅に行くとキンジは右隅で寄って互いに寝るが
時間を経て2人の寝姿は・・・互いの肩に寄り添うような形となって
眠りについた。
そして朝。