「それはまた・・・大変でしたね。」
「プハハハハハ!何ソレどこの『To Lo〇er』なのきゃははハッハ!」
キンジと詠との出来事を聞いて天草はアハハと苦笑いしながら頭を掻いて
理子は大爆笑をしていた。
今の天草の衣装はフェドーラ帽子にレザージャケット、ズボンも同じタイプでありよく見れば砂ぼこりや傷などが目立っており更に腰には研究用の日誌や色んなものが入ったカバンがあるがこれも同じようでありリアリティーを追及していた。
そして理子だがテンガロンハットを被って厚手の生成ブラウスを胸の前で結んで
臍は丸出し、革のチョッキとブーツをちゃんと着てデニムのミニスカートの裾には
短い麺みたいな革紐がびっしりと並んでヒラヒラしていた。
まるで映画に出てくる衣装だなと思いながらキンジはこう続けた。
「まあ後で蘭豹先生に報告したらな・・・
『ああ・・・まあそう言う事なら仕方ないからな、特例にしといてやる。』って
呆れた顔でそう言ってたぜ。」
「・・・ある意味貴重な状況ですねそう言うの。」
天草はそれを聞いて物珍しそうにそう言うとそう言えばと理子に向けて
こう聞いた。
「お前こんな所で油売ってて良いのかよ?自分のチームはどうなんだよ??」
キンジがそう聞くと理子はこう返した。
「ああ大丈夫大丈夫、ゆっきーがアリアを小学生にさせる様に教育中だからね。先生って言う役職があるから。」
「アイツが教師ねえ・・・まあ一定の事は目を瞑れば優等生だからなアイツ。」
キンジはそう言っていると・・・隣の教室では何やら騒ぎが起きていた。
「おい確かお前らって隣の教室使ってるよな?」
「あああれね・・・まあ大丈夫でしょう、レキぽんがいるし。」
そう言いながら缶コーヒーを嗜んでいる理子であった。
そして次の日、キンジはミシェラを連れて東京裁判所に来ていた。
この日はアリアの母親の裁判が執り行われておりキンジは外で待っていると・・ミシェラが出てきた。
「遠山、終わったぞ。」
「それで・・・どうだったんだ?」
罪状はと聞くとミシェラは何やら言いにくそうにして・・・こう答えた。
「有罪だ、懲役536年のな。」
「はあ!あり得ねえだろそんなの!?だってお前や理子が証言台に
立ったんだろ!!」
それを聞いてキンジは嘘だろうと思っていた、何せあの中国の3姉妹に
ブラドの情報があったにも関わらずに有罪と言うとなるとその裁判官は本当に
裁判官なのかと疑いたくなる様な状況であるのだ。
すると後ろから・・・理子が現れてこう続けた。
「それに今回の裁判どう見ても異常だぜ?傍聴人もマスコミも誰もいねえし
検察側の主張なんて支離滅裂も良い所だ、この裁判・・・
何か裏がありそうだぜ?」
そう言うと・・・迎えに来た天草がこう言った。
「そうなりますとその彼らですら抗え切れない程の証拠を提示しないと
いけないと言う事ですね。」
そう言うとキンジはこう言った。
「となると残ったイ・ウーの連中を引っ張り出す・・・やっぱ参加しなきゃ
いけねえって事かもなア。」
そう呟きながらキンジは天草向けてこう言った。
「取敢えずは飯にするか、近くに焼き肉屋があったからそっち行くとするか?」
「良いですね、偶には豪勢にしましょう。」
「そうとなればいざしゅっぱーつ!」
そう言って天草を引っ張っていくのを見てキンジはミシェラに向けて
こう言った。
「俺達も行くとするか。」
「そうだな。」
そう言って天草達を追いかけるかのように向かって行くと・・・
ある事に気づいた。
「今日は渋滞が多いな。」
「・・・そう言えば確かにな。」
ミシェラはキンジの言葉を聞いてどうしたのだと思っていると・・・
爆発音が聞こえた。
辺りにいた人達が何なんだと慌てているのを見てキンジはこう言った。
「ミシェラ!ここに居る人たちを避難誘導してくれ!!天草いるか!?」
「はいここに!!」
そう言って手を上げるとキンジは天草に向けて指示を与えた。
「天草!お前も避難誘導を手伝ってくれ!!人手が欲しいんだ!?」
「分かりました!理子さんスミマセンガ」
「分かってるよシー君、停電の原因探れでしょ♪」
そう言って道路に出て停電のある方向に向かって行った。
そしてキンジも追う様に向かって行った。
そして停電の状況となる数十秒前
アリアは泣きながら弁護士でもある『連城 黒江』の乗っている車に
乗っていた。
どう見ても母親の無罪は分かり切っているはずなのに何でとどうしてと
混乱しており泣くことしか出来なかった。
他のメンバーは他の護送車に乗っており母親は一番最後にいる。
そして暫く走っていると・・・渋滞していることに気づいたのだ。
「変ねえ?何かあったのかしら??」
『連城 黒江』はそう言いながら信号を見ると・・・信号が
付いていなかったのだ。
故障かと思ていると・・・突如車激しい放電音がバチバチッと響き渡った。
「!!!!」
それを聞いてアリアは椅子の下に隠れると今度は・・・信号機が突如として
爆発したのだ。
「な・・・何よ一体!?」
そう言いながら外に出ると・・・護送車の後ろ部分から放電音が響き渡った。
「ママ!!」
アリアはそう言って向かって行った。
そしてそこから少し離れたカフェテリアにてとある少女がコーヒーを
飲んでいた。
水色の髪に整った顔立ち、そして何よりも・・・机の上で存在感を放つその胸が周りの視線を釘付けにさせていた。
モデルかアイドルかなと誰かが言っている中で爆発音が聞こえて
パニクッテいる中でメイド服姿の少女は落ち着いた様子で辺りを観察して・・・
あるビルを見てこう言った。
「あそこですかね。」
そう言ってレジに行ってお札だけを置いて去って行くと
大きなギターケースを持ってそのビルに向かいながらこう呟いた。
「さて・・・お掃除と行きましょうか?」
そう言って向かいのビルに向かって行った。
次回はヒルダ戦。