混弾のキンジ   作:caose

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 厄介ごとです


メイド来る

「一体誰がって・・・ママ!」

 アリアはそう言って後方の護送車にいる母親に向かって一直線に走ると・・・

影から少女ヒルダが現れた。

 「ヒルダ・・・写真では見てたけど合うのは初めてね!」

 そう言って拳銃を向けた瞬間に・・・それが一瞬で弾き飛ばされたのだ。

 「!」

 アリアはその感触に狙撃かと思って辺りを見渡そうとすると・・・

日傘を持ったヒルダがアリアの目の前に現れてこう言った。

 「粗野ね貴方、私はあんまり戦いたくないのよ?日の光が大嫌いなんだから。・・けどね、『貴方達』は私のお父様の名誉を侮辱したわ。その代償として先ずは・・・あなたのママをここで殺してあげるわ!!」

 そう言うとアリアは目を大きく開けて背中から刀を二本取り出してこう言った。

 「そんな事させるものですか!」

 そう言って猪突猛進で突撃しようと真っすぐに最速に向かうとアリアが

ヒルダの影を踏んだ瞬間に・・・ヒルダが少し力んだ。

 「ん」

 「キャアアアアアアアア!!」

 突如としてアリアが悲鳴を上げてその場で倒れた。

 「あ・・・が」

 「だからあ・・・そんなに血の気を多くした姿を見せないでよ。

我慢できなくなっちゃって今ここで『食べちゃいたいくらい』何だから。」

 そう言ってアリアに近づこうとすると・・・影が濃くなったので後ろを見て・・・何もないのに回避した。

 そして先ほどまでヒルダがいた場所に・・・ズガンと音が鳴り響いた。

 「へえ、そんな事が出来るなんて流石ねえ・・・遠山キンジ。」

 そう言うと音が鳴り響いてアスファルトに穴が開いた場所に・・・

インクルシオを纏ったキンジが現れたのだ。

 「バンティーレ以来ね、あの時殺しておけば良かったかしらね?」

 「御託は良いからさっさとかかって来いよ?」

 「・・・ムカつくわね貴方は、・・・相手しなさい『4世』。」

 ヒルダがそう言った瞬間に・・・突如として理子がキンジ目掛けて蹴りを

放ったのだ。

 「理子!」

 「・・・・・」

 キンジは理子の顔を見て・・・クソと思っていた。

 未だトラウマがあるのかよと思いながら理子の蹴りや攻撃を受け流しならも

体勢を立て直そうとするとヒルダはとあるビルに目を向けていた。

 何やら苦々しそうな表情をしている中でキンジも理子を突き飛ばして

その方向を見ると・・・遥か上空に星ではないナニカがきらっと輝いていた。

 「あれは・・・嘘だろおい!」

 キンジはそう言って驚いていた、それはイ・ウーの一味が逃亡した際に

使われていた大陸間弾道ミサイル『ICBM』であった。

 それが何でと思っているとある事を予測した。

 「ああクソ!ここにきて援軍かよ!!」

 そう言っていると・・・声が聞こえた。

 「遠山そっちは大丈夫か!」

 「理子さん大丈夫ですか!?」

 「ミシェラ!天草!!」

 「!?」

 理子はそれを聞いて賺さずに車の間をすり抜けてどこかに向かって行った。

 そしてその儘ミサイルが落ちて・・・地面に突き刺さったのだ。

 「一体誰が出るんだ?」

 キンジはノインテーターを取り出して構えると・・・側面のハッチが開いた。

 「・・・?」

 倒れていたアリアは何だと思って視線を向けると現れた人間はこう言った。

 「危ない所だったね、君がアリアだね?一目でわかったよ。」

 そう言って出てきたのは・・・海外の武偵であろう灰色のブレザーを着た

美少年が白馬の王子様宜しく出てくるとヒルダに向けてこう言った。

 「ヒルダ、君は如何やらこの世で最も傷つけてはいけない人を傷つけたね。」

 声が普通よりも高いが美少年はそう言って紋章入りの鞘からサーベルを右手に、そして左手にはSIG SAUER P226R(シグザウアー)またの名を『シグ』というイギリスのSAS、アメリカのSWATが好んで使うエリートご用達の

オートマチック拳銃を構えてこう言った。

 「君にアンラッキーなお知らせが3つある、一つはこのカンタベリー大聖堂より恩借した芯はスウェーデン鋼だが刀身を追う銀は架齢400年以上の十字架から

削り取った純銀をフォイルしたもの。2つ目は法化銀弾(ホーリー)、

それも君が慣れていないプロテスタント教会で儀式済みの純銀弾だよ。

君は御父上ほど僕らとの戦いを経験していないようだ。そして3つ目は・・・

僕は怒っている、ヒルダ。君がアリアを傷つけたことを」

 そう言っているとアリアは美少年に向けてこう言った。

 「気を・・・つけな・・・さい、あ・・・いつ・・・仲間・・・いる。」

 「大丈夫だよアリア、それも僕が倒して」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そのお方でしたら先ほどお逃げになりましたよ?」

 「「「「「「!!!!!!」」」」」」

 それを聞いて全員が何だと思って見て見るとそこにいたのは・・・

前話に登場していた例のメイドであった。

 一体誰だと思っているとメイドは・・・全員に向けてスカートを掴んで

少し上げて深々と頭を下げてこう言った。

 「お初にお目に掛かります、私は『MI6』所属イギリス武偵の

『ダイアナ・ドーン』と申します。」

 以降お見知りおきをとそう言うとキンジに近づくと『ダイアナ』はこう聞いた。

 「貴方が遠山キンジ様ですか?」

 「あ・・・ああそうだ。」

 「お初に目に掛かります、貴方の事は聞き及んでおります。今日貴方と

出会える機会があると思いまして来た次第でございます。」

 「一体・・・ナンダ?」

 キンジはそう聞くながらノインテーターを構えると『ダイアナ』はこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「私を貴方の下で働かせてくださいご主人様♪」

 「「「「「「・・・・・・・は?」」」」」」

 まさかの爆弾発言であったが当の本人は笑顔でそう聞いた。




 そしてその後。
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