【遊戯の神】による転生 ~Re:Monster編~   作:ロキブレイカー

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本編を見直していていろいろと記述を見つけたので、一部の設定を改変しました。

具体的には、【岩石巨兵(ロックゴーレム・ソルジャー)】についてです。
原作には、4巻に【岩石巨人(ロックゴーレム)】が存在していたため、【岩石巨兵(ロックゴーレム・ソルジャー)】を【岩石巨人(ロックゴーレム)】の上位種として扱うことに決めました。


拠点

 拠点を手に入れてから1週間が過ぎました。

 

 1週間前に行ったスラムに巣食う組織への襲撃は、いろいろと学べることも多くてよかったです。

 特に一番の収穫は、この時代は神の加護を持つものが少ないということでしょうか。

 よく考えれば当たり前のことではありますけどね。

 

 そもそも神々が【加護】を与えたり【詩編覚醒者】を作るのは、自身の消滅を回避するためです。

 神々がポンポン生まれるほど神秘に満ち溢れているこの時代では消滅なんてことが起きるのは、自身の【詩編覚醒者】が他の神の【詩編覚醒者】に負ける、ということぐらいです。

 ・・・どうやら、この時代にはまだ【神代ダンジョン】は存在していないようですし。

 つまり、そんな面倒でリスクがあることをしなくても生き残れるからわざわざやらないってことですね。

 逆に言えばこの時代に【加護】を与えたりするのは、【詩編覚醒者】が負けても問題ないぐらい力を持つ神々、だけということにもなりますが・・・。

 

 

 それはそうとして、この1週間で何がどれだけ変わったかを説明します。

 

 まず、スラムの一角を丸々一つ支配していた組織が潰れたため、その周囲での治安が悪化しました。

 私はその混乱に乗じ、潰した組織の幹部の家の一つを乗っ取り、拠点へと改造した感じです。

 

 改造内容は以下のように。

  ・地下室を作り、本格的な工房を作成。

  ・2階のいくつかの部屋をぶち抜き、倉庫へと改造。

  ・玄関をちょっとした店舗のような形に改装。

  ・庭に偽装した【岩石巨兵(ロックゴーレム・ソルジャー)】を、複数設置。

  ・1階のいくつかの部屋に【鋼鉄人形(アイアンドール)】の兵隊を配置。

  ・都市中に張り巡らした回路を、壁の中に張り巡らせた。

 こんなところでしょうか。

 まあ、丸ごと改造したとも言います。

 

 とりあえず一つ一つ説明します。

 まずは工房。

 今までは【野外錬金師】で作りだした簡易工房で作業していたので、いい加減にきちんとした設備が欲しいと思って作りました。

 

 次は倉庫。

 一部屋だけじゃ足りなくなりそうなので、思い切って壁を取っ払うことにしました。

 

 次は店舗。

 とりあえず生活を安定させなきゃいけないのと、人脈を作りたいので作ることに決めました。

 まともな客が来るとは思ってもいませんが、そこは衛兵代わりとして置いてある【鋼鉄人形(アイアンドール)】たちで無理矢理追い出します。

 料金はスラムなんかで金をもらっても困るので、代わりに魔物の素材なんかを受け取っています。

 

 次が【岩石巨兵(ロックゴーレム・ソルジャー)】。

 この【岩石巨兵(ロックゴーレム・ソルジャー)】たちは、前回襲撃のために【岩石巨兵長(ロックゴーレム・キャプテン)】が大量に【生成】したうちの数体で、襲撃が終わっても残っていた個体の中で特にレベルが高く、破壊するのがもったいないと思った個体たちです。

 

 そして次が【鋼鉄人形(アイアンドール)】の兵隊についてです。

 これらは拠点を持ってから警備用として新しく魔造核を使って作りだした物達です。

 これらは数が重視なので質にはあまりこだわりませんでしたが、それでも鉄の身体が必要ということで、そこそこ面倒でした。

 ちなみに素材の鉄は、襲撃時に組織から奪った金属類に含まれていた物を使っています。

 

 最後が都市中に引いた回路についてです。

 これはごく微量ではありますが、回路の周囲の魔力を徴収し工房に引き込むというものです。

 ごく微量とはいっても、流石は古神代。

 工房の中では、実質無限と言えるほどの魔力が使えるようになっています。

 

 

 こんな感じでしょうか。

 一応最後の部分だけ詳しく解説すると、【岩石巨兵長(ロックゴーレム・キャプテン)】で使ったレベルの品質の魔造核を全部で11個、それ以上に品質のいい魔造核を1個作り、それを都市中に結界のように並べて埋めた、という感じです。

 気づく人はいるかもしれませんが、徴収している魔力量は例えるのであれば、10万以上MPが当たり前のように存在する中でその1にすら満たない量、という程度しか徴収していません。

 つまり、他人にデメリットのあるほど回収してないですから、それで怒る人は滅多にいないということです。

 気になって魔力の流れをたどってここに来ることはありますが、工房のことを説明すれば大体納得してくれますし、何ならいい店の客になってくれたりもします。

 

 そういえば、この前来たお客さんにこの人には絶対に適わないな、って思わせるような風格を漂わせている人が来ました。

 今思えばあれって加護持ち・・・いや、【詩編覚醒者】だったのではないでしょうか。

 料金代わりに受け取った素材も、他の人よりも圧倒的に品質が上でしたし。

 

 

 正直、たったの1週間でここまでの強者の伝手ができたのは想定外です。

 それもいい意味で。

 

 これは計画を大幅に前倒しして進行すべきかもしれませんね。

 予定としてはあと10年は軽く準備期間として必要だったんですけど、これはチャンスですね。




オリジナル用語解説

【鋼鉄人形(アイアンドール)】
 魔物の部類としては、【岩石巨人(ロックゴーレム)】などと同じ無機物系だが【岩石巨人(ロックゴーレム)】などとは決定的に違う点が一つあり、自然発生は絶対にありえないということだろう。
 【岩石巨人(ロックゴーレム)】と違って、人型であったり手が存在するため器用だったりと、よく似ている存在ではあるが性能としてはある意味正反対の魔物である。
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