Clublive!Superstar!!   作:gooty

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こんにちは!
なんと2nd当たってしまいました笑笑
糧に生きていきます。それではどうぞ!


第11小節 「再び、ここから鳴らすんだ!」

前回のclublive!superstar!!

ついに始まった。スクールバンドの大会、clublive!

地区予選のお題として出されたのはラップ。更にMVで地区予選突破を狙うことに!

「龍樹、中学の時それこそMCバトルに出てたりしてたから本気のラップが出来ると思う。」

そのことを聴き悠斗は俺にリードギターを任せることを決意!

いよいよ今日が結果発表!Cod‪α‬の行く末は如何に!?

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「うわぁ手汗止まんねぇや。」

「可夢偉さん手汗だけじゃなくて冷や汗も酷いよ。」

「あ、12時来たぜ。」

「じゃ、じゃあ行くよ。」

「いよいよ発表…」

「大丈夫だよ、俺らなら行けるって。」

「地区予選突破は5組。エントリーナンバー8。グランドマリン。」

「やっぱグランドマリン強えなぁ。」

「次が…あれ?」

「どうしたんだ?」

「ノーパソ、固まった。」

「まさかの鯖落ち!?」

「もったいぶらないでぇ!」

「スマホ、スマホで確認しよ!」

すると慶洋の携帯が鳴る。

「なんだ?拓海?」

『おめでとう、お前らとやり合えるの楽しみにしてるぜ。』

「ということは。あ、動いた。」

そこには撮った写真とエントリーナンバー88番、Cod‪α‬の文字が。

「「「「「いよっしゃあ!!」」」」」

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「「「「「おめでとう!!」」」」」

慶洋たちの教室。

そこには集まった同級生達が地区予選突破を祝っていた。

「高校生とは思えなかったよあのPV」

「龍樹くんのギターとラップも凄かった!俺ファンになった!」

「お、おうありがとう。」

「龍樹照れんなって。」

「照れてねぇよ!」

そんな時校内放送が流れる。

「スクールバンド部のメンバーは至急理事長室に。」

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理事長室。

「失礼します。」

「よく来たわね。まずは地区予選突破おめでとう。」

「ありがとうございます!」

「そんなあなた達に依頼が来たわ。青山中学の学生に是非とも芸術鑑賞であなたたちの演奏を聞きたいって。」

「青山中学って、グランドマリンの母校の。」

可夢偉がつぶやく。

「そ、つまり慶洋くんの母校ね。」

その話を聞く慶洋の顔が少し暗くなる。

「慶洋?大丈夫?」

「あ、あぁ別に大丈夫…」

「受けてくれるかしら?」

「是非とも行かせていただきます。」

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かのんの家。

「悠斗くんから相談って珍しいね。」

「そういえば地区予選突破おめでとう!!お互い頑張ろうね。」

「ありがとうそれで話なんだけど。」

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「なるほどぉ。青山中学かぁ。」

「何かあったのか?」

「慶洋くんが最初に弾けなくなる兆候が出たのは青山中学の講堂であったスクールバンドのイベントなんだ。」

「そうなのか。」

「当時は本番は何とか乗り切ったんだけどその後や代々木バンドフェスタで弾けなくなっちゃって。」

「何か対策はあったりする?」

「かのんちゃんも同じ方法で乗りきったんだけどまずはリハーサルをして様子を見てみて。」

「ありがとう。そうしてみるよ。」

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週末。青山中学にて。

「ここが慶洋の母校…」

「久々だなぁ。」

「Cod‪α‬の皆さんですか?」

「はい。そうですけど。」

そう言っていたのはかつての慶洋の担任だった。今は教頭になっていた。

「無理言ってすみません。リハーサルさせて欲しいなんて。」

「いえいえ、慶洋くんも元気そうで。」

「まぁそうですね。」

教室の前を通る。

「ここが俺がいた教室だ。」

「ずっと楽譜とにらめっこしてましたね。」

「じゃあ今と変わらないわけだ。」

そういい歩き講堂に着く。

「今日は週末なので自由に使っていいですよ。」

「じゃあリハーサルさせていただきますね。」

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講堂に立つ5人。

「じゃあcrimsonから合わせようか。」

可夢偉がそういい、5人とも用意を済ませ演奏を始めようとする。

そんな時だった。

慶洋は指の震えが止まらなくなった。

(視界が…揺れる…)

「しひろ…慶洋!」

悠斗が声を掛ける。

肩を掴み目を見て話す。

「大丈夫か?」

「あ、あぁ。」

「大丈夫、行けるよ相棒。」

そういい演奏を始めた。

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何とかその場を乗り切った。

その夜。

可夢偉と悠斗は楽器屋に用があり2人で買い物に出ていた。

「慶洋くんのことなんだけど…」

「慶洋か。」

「今日、またあれが出そうになってたじゃん。何か事情を知ってるの?」

「実は…あそこで最初に弾けなくなる兆候が出始めたんだって。」

「でも何となく乗り切れそうな感じだけど。」

「どうだろ。」

アルトに乗り込みコーヒーを開けつぶやく。

「あの時弾けたのは俺や皆が支えてくれてることがわかってたから。でもそれじゃバンドとして困る部分が出てくると思うんだよね。」

「そっか…ソロで歌う時に慶洋くんをカバーするのは悠斗くんやスティーブくんじゃ厳しい部分がありそう…」

「どうにかしないとなぁ。」

そういい1速に入れアルトを走らせる。

可夢偉を自宅まで送り自宅に向かう。

「何とかしなきゃなぁ…」

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その次の月曜日の放課後。

clublive2次予選の課題曲と自由曲に盛り込む課題が発表された。

「なになに。課題曲は[Alexandros]の閃光。自由曲は…曲中にベースのソロを24小節以上かつ目立つベースフレーズを1小節に。」

「ってことは。」

4人は慶洋を見る。

「やっぱ俺がどうにかしなきゃなんないよなぁ。」

「あ、バイト今日早いんだった。ちょっと帰るな!」

そういい悠斗は帰りの準備をする。

「じゃあ慶洋!頑張って!」

そういい帰った直後可夢偉、龍樹、スティーブの携帯がなる。

『この後ENEOS南青山SS集合!』

『ちょっと話がある。』

『くれぐれも慶洋には内緒で!』

3人は目を合わせる。

「じゃあ今日は解散にしよう!」

「ちょっとやんごとなき予定ができちった!」

「goodbye!慶洋!」

「え、え、ちょっとみんなぁ!」

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ENEOS南青山SSのサービスルーム内

「「慶洋(さん)が演奏出来ない!?」」

「そうなんだ。多分まだあのトラウマを克服できてないっぽい。」

「何か策はあるのかい?」

「一応は。実はこないだ…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

ーーー

かのん宅での会話の時。

「実は私もこないだまで1人で歌えなかったんだ。」

「そうなのか!?」

「その時はちぃちゃんが本番に私ひとりで出てーって。」

「今覚えば無茶苦茶だけどね。」

ーーー

ーーーーーーーーー

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「つまり本番に遅れる体でひとりで立たせてみようと思う。」

「「「えぇ〜!?!?」」」

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次の日

「えぇ!?悠斗本番に遅れて来る!?」

「ごめん!バイトの早番変わらないと行けなくなって、俺以外出れないらしく行かなきゃ。」

「俺も家の酒屋の手伝いが…」

「龍樹も!?てか酒屋なんだ。」

「僕も予定ができて遅れることに…」

「俺も…」

「え、じゃあ…」

「俺らが来るまで場を持たせて欲しい。」

「いやいやいやいや無理無理!芸術鑑賞の時間を変えてもらうとか出来ないの!?」

「学校行事だから難しいらしい…」

「そっか…わかった、どうにかするよ!」

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「ほんとに大丈夫慶洋?」

「任せとけ!」

と言うがその目は少し曇っていた。

「じゃあ準備するから帰るな!」

そういいカローラに乗り込み帰って行った。

「ほんとに良かったのか?悠斗。」

「辛いけど…でもあいつにも一皮むけてもらわないと今後あいつのためにもならない。できることなら変わってあげたいけどあいつの持つポテンシャルは俺らじゃ再現できない。」

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当日の舞台裏。

アンプのセットを終え、舞台裏に戻る慶洋。

「本番15分前でーす。」

ベースの最終確認をしようとした時指が動かずかつての仲間からの言葉が頭の中を駆け巡る。

 

「ありえねぇ」

「失望した」

「お前の力を信じてたのに。」

 

突如気を失いそうになる慶洋。

そんな時走ってくる足音が聞こえた。

「慶洋くーん!」

「かのん…なんでここに?」

「悠斗くんが何かあった時のために行って欲しいって。」

倒れこみそうな慶洋を支える。

「大丈夫?」

そういい水を渡す。

「ごめんかのん。平気だよ。」

「嘘、そんなことない。今の慶洋くんはそんな顔をしてない。また話さないと前ベースを再び始めないって聞いた時見たく爆発しちゃうよ。」

「…やっぱり怖い、ベースは好きなのに…俺は弾けない、俺には1人では無理だ!」

「誰だってそうだよ、弱い時は誰かに頼らなきゃ立っているだけでも辛くなる。私だってそうだもん。でもねよしくん、実は1人に見えてひとりじゃない。失敗して失望していく人もいると思う。現にグランドマリンの子たちはそうだった。でもね、だからこそほんとに大事だと思っている人が見えてくるんだよ。」

「…どういうことだ?」

「現に私やちーちゃんが1度としてよしくんの所からベースが弾けなくなったからって離れたことがある?」

「それは…」

「ないでしょ?Cod‪α‬の皆だってそう。特に悠斗くんなんかは言ってたよ、『あいつがどうであれ俺は絶対目を離さない、周りを敵に回そうとも俺はあいつを助けたいんだ』って。それは他のメンバーも、ちーちゃんも、Liella!のメンバーだって、もちろん私も同じ思いだよ。」

「…」

「ねぇ、小さい頃のこと覚えてる?小学生1年生の学芸会の時何をやるかで揉めた時、全員の要素をまとめてミュージカルをするって言ったこと。」

「そんなこともあったな。」

「ミュージカルで歌詞を忘れた主人公役の子の失敗をリカバーするようにピアノ伴奏でアレンジの即興曲を弾いてみせたり、最後の全員演奏発表の時は私とよしくん2人のワガママを聞いてもらってよしくんはベース、私は歌とギターで参加したり。」

「そうそう、先生もその時は困ってたなぁ」

「昔からよしくんはそう、人の真ん中に立って、聞き分けてひとつに集約したり、自分が人一倍失敗の恐怖を恐れてるくせに人の失敗を全力でカバーしたり、そして絶対に揺るがない自信があって。私の知ってるよしくんはそんな人。今だってバンドを始めた時悠斗くんと可夢偉くんが緊張で固まった時その状況を一変させるように歌ったりしてたじゃん。」

「かのん…」

「きっと今もよしくんの中にその時の自信いっぱいで楽しんでるよしくんがいるはずだよ。私は私の知ってるよしくん、いや、大好きな岸田慶洋を信じてる。」

すると後ろから小さい頃のお気に入りの真っ赤なベースをもった慶洋がほほ笑みかけるように親指を立ててまるで行けるぜ!と言ったように見えた。

「…あぁ、ああ行ける。俺なら、俺だからこそできることがある!」

「よしくん…!」

「そういやよしくんなんて小学生ぶりだな。」

「そうだね、中学のちょーっとイタい時期にもうよしくんとは呼ばないでーって」

「そういやそうだっけ?」

「そうだよ、忘れないでよー。あ、そうこれ。」

かのんは背負っていたベースを下ろす。

「これは…?」

「おじさんから借りてきた。少しでも楽しんでベース弾いてた、人の気持ちに応える事を考えずにベースを弾いてたときの気持ちを思い出して欲しいなって。」

ケースから取り出すと赤色のベースが出てくる。

「かのん…」

慶洋はストラップをベースにつけ、首から下げる。

そうするとかつてのようにかのんが右手を出す。

「ほらグータッチ。私たちの本番がある事にしてたよね。小学生の頃のコンクールの時も。よしくんの絶賛反抗期中の中学の時もなんだかんだ言いながらよしくんの本番の時には必ず舞台袖に行ったら待っててくれててグータッチしてから舞台に乗ったり。高校受験の時もそうだった。…まあその時は上手く行かなかったけど。でもね、そこから私の未来が変わった。可可ちゃんと出会ってスクールアイドルを始めて、よしくんともう一度音楽をするきっかけができた。音楽科にいたら有り得なかった。だから今からやるこのグータッチも決して今のよしくんにプレッシャーをかけるものじゃない。今ダメでも次、さらに次って未来を変えるためのグータッチだよ。」

慶洋も応えるよう右手を出してを重ねる。

「大丈夫、私も一緒だよ。」

「かのん…ありがとう。行ってくるよ。」

「うん。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

4人は結局見に来ていた。

「大丈夫かなぁ慶洋。」

「大丈夫だよよしくんは。」

後ろからかのんは話ながら出てくる。

「どうして?」

「何となく、でも昔のよしくんに戻ったと思った。」

「かのんちゃんが大丈夫って言うなら慶洋くんは大丈夫だよ。慶洋くんはかのんちゃんと一心同体だから」

と千砂都。

「大丈夫。」

「大丈夫。」

「いけるよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

1人で歌い始める。

♪ diorama my music /慶洋ver.

 

Turn up the volume of our music

酸欠気味の日常を隠しきって欲しいのさその音で

Ring the bass 僕らの無くした何かを

パッと晒してみせてよ

これ以上なfeelingのなかで

鳴り響かせてみよう

 

これ以上ないくらいの夢を

どこまでも街中にかき鳴らした

僕らはもう大丈夫と

変わることの無いこの今を

世界中に否定をして突きつけた

僕らはそう変わっていくんだ

 

忘れかけてた過去を

忘れかけた気持ちを

思い出させてくれた

Turn up the volume of now…

 

これ以上ないくらいの夢を

どこまでも街中にかき鳴らした

僕らはもう大丈夫と

変わることの無いこの今を

世界中に否定をして突きつけた

僕らはそう変わっていくんだ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

曲が終わると歓声が起きる。

それを聴いていてもたってもいられなくなった悠斗はギターを持ちゴーサインが出ていないのに突入する。

「慶洋!!」

「悠斗!?」

手を差し出し腕を組む。

「お前、マジで最高だぜ。今のお前は世界一、いや銀河一間違いなく輝いてる。」

「じゃあ対バン張るこの後は同じくらい輝いて貰わなきゃ困るなぁ」

「もちろん、こんな演奏聴いてやる気が出ないわけねぇだろ!」

5人が追いつき肩を組む。

そしてそれぞれギター、ベース、ドラムスティック、ショルキーをもちジャンプし、

「「「「「俺ら/僕らが、Cod‪α‬です!」」」」」

 




offlive!superstar!!
「水川悠斗でーす。」
「葉月恋です。慶洋さん良かったですねこの時乗り越えられて!」
「ほんとだよかのんさまさまだよ。」
「そういえばこの時かのんさんと慶洋さんは何を話してたんでしょう…」
「知ってるけど…行ったら多分2人とも顔真っ赤にして口聞いてくれなくなるから言わない方がいいと思う…」
「そうなのですか…?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では次回はまた閑話を書きます。
いよいよファーストシーズン終了へのカウントダウンです!
次回もよろしやす!
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