何とか就職が決まりそうなので投稿再開致します。
P.S.
yuigaoka girls bandなるものが出来上がってしまい根本的にこのSSが崩れそうですがパラレルだと思って読んでくださいw
慶洋は青山中学でのライブの後の休日、自宅近くの洗車場でカローラを洗っていた。
そんな彼はライブ前に言われたかのんの言葉がずっと頭から離れないでいた。
《大好きな岸田慶洋を信じてる。》
「大好きって…どういう意味なんだろう…」
思い返す度に顔が赤くなる。
ピーッピーッ!テアライセンシャジカンデス、センジョウガンヲオキ、テアライヲハジメテクダサイ。
スキップスルバアイ、テイシボタンヲオシテクダサイ。
「…おーい慶洋、手洗いしないと時間無くなっちゃうよ。」
横からたまたまアルトを洗いに来た悠斗が話しかける。
「うわっ悠斗!いたのかよ!」
「なんかあの日から心ここに在らずって感じだな。」
「別になんでもねえよ。」
「ふーん。まあいいや。」
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一方澁谷家。
かのんはと言うと同じく慶洋に言ってしまった発言が頭から離れないでいた。
(どうしよどうしよ!流れでとはいえ【大好き】なんて…大好きなのは変わりないけどタイミング間違えたぁ!)
「あぁー!」
「お姉ちゃんうるさい!」
「ありあ。それどころじゃないんだよぉ!」
「可可さんと恋さんが来てるよ!」
「わかった今降りるー。」
下に降りると2人が話していた。
「あ、かのん。」
「いらっしゃい2人とも。」
「そういえば先程何かあったのですか?」
「なんかあぁー!って声とすごい音がしたのがバッチリ下まで聞こえてマシたよ。」
「なんでもないなんでもない。なんにする?飲み物。」
「ククはホットココアで。」
「わたくしはダージリンティーをお願いします。」
「わかったーちょっとまってて。」
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慶洋と悠斗は車の内装用品を購入しにオートバックスに向かった。そこで見慣れたゼファーが停まっているのを見つけた。
ちょうど店から持ち主が出てきた。
「あれ?やっぱ龍樹か。」
「お前らか。よっ。買い物か?」
「そんなとこ。」
「ちょうどいいや。この後穏田神社行くけど来るか?」
「いいねぇ。慶洋はどうする?」
「行くよ。たこ焼きでも差し入れで持っていくか。」
「てか龍樹とすみれはどんな関係なんだよ。」
「なんだろ…悪友みたいな?」
「悪友って…」
「まぁ待っとくからよ。早めに買ってこい。」
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千砂都のバイト先のたこ焼き屋。
「ういっす〜。3人揃ってどうしたの?」
「この後穏田神社行くからよ、すみれに差し入れ買いに来たんだよ。」
「ほんとに龍樹くんはすみれちゃんと仲良いね。私ももうすぐバイト終わるから一緒に行きたい。」
「おっけ。じゃ4つたこ焼きお願い。」
「はーい。」
そのままたこ焼きを受け取り、千砂都を車にのせすぐ近くにある穏田神社に向かった。
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穏田神社。
「よっすみれ。」
「あんたはよく来るわね。遠くからでもあんたのゼファーの音が近づくのがわかったわよ。」
「ここは落ち着くんだよ。ほい、差し入れ。」
「あんがと。それにしても変わった4人で来たわね。」
「たまたま集まったというか…」
「ま、いいわ。中に入りなさい。お茶でも入れてあげるわ。」
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社務所内。
「ほい、熱いから気をつけなさいよ。」
「ありがとう。」
「そういえばあの時かのんと何話してたの?」
「え、いや特に何も。」
「私知ってるよ。」
「やめろ千砂都言うな!」
「えーなんで?」
「なんて言ってたんだ?」
「教えろよー」
「う〜、わかったよ…実は…」
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「なんだ、そんなことかぁ。」
「分かりきってたことじゃない。少なからず私たちやあなたのメンバーにはバレバレったらバレバレよ。あれから顔合わせたの?」
「実は1度も…」
「「「「えぇ…」」」」
「攻めるしかないよ慶洋くん!」
「そうだよ千砂都の言う通りだよ!」
「じゃあここは私に任せなさいったら任せなさい!」
「お、すみれやる気ぃ!」
「龍樹あんたも手伝うのよ。」
「わぁーってるよ。」
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いっぽうかのんの自宅。
「それでね〜そのときマンマルが〜」
仲良く談笑している中恋と可可の携帯がなる。
2人はスマホを見るとそこには。
『さりげなーくでいいから慶洋と何かあったとか昔話とか聞いてみて。』
恋と可可は顔を合わせ頷く。
「かのんさん、話の骨を折るようで悪いのですが、慶洋さんと何かあったのですか…?」
「クク、最近の2人何かよそよそしく感じマス!」
「えー、別に…大丈夫大丈夫。」
かのんの視線が左下をさす。
「そうですか。喧嘩でもしたのかと思ったのですが、杞憂だったようですね。」
「そういえばククあまり2人の昔のこととか聞いたことないデス。教えてくれませんか?」
「そうだねぇ。こうやってゆっくり話す機会なかったもんね。ちょっと長くなるけどいい?」
「はいデス!」
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澁谷かのん、岸田慶洋、共に当時5歳。
出会いは街の楽器屋だった。
元々親が慶洋くんのご両親と知り合いだったらしくて。
たまたま同じタイミングに楽器屋に行ったことがあってそこで私は彼を初めて見た。
子供なのにちょっと大きなベースを抱えて、店員も驚くぐらいの演奏をしてたの。私は聴き入ってた。気がつけば口ずさんでた。
「君、だれ?」
「私、澁谷かのん!」
「かのん、俺は慶洋、岸田慶洋!夢はベースで世界を変えること!」
今思えば子供の言葉だと思うんだけど、当時の私は彼なら本気でできそうだと思ったの。
私も同じように音楽を始めたの。
同じように音を楽しみ、同じタイミングで挫折も経験した。でも、だからこそ私たちは分かり合えてるって勝手に思ってる。だって私、慶洋くんのことが…
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「「慶洋くん/さんのことが…?」」
「はっ!なんでもない!わすれて!」
(なるほどすみれさんが言っていたのはこういうことだったのですね。)
(すみれ、これは行くしかないデスね!)
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後日。
合同練習のとき。
「決勝前にLiella!とCodαてミーティングを開かない?」
悠斗が提案をする。
「いいですね。この日曜とかどうですか?」
恋が合わせて言う。
「じゃあ日曜9時に結女部室集合!」
もちろんこれは嘘である。
すみれと龍樹が立案した作戦はこうだ。
【いい、慶洋。この次の日曜に嘘のミーティングを設定するわ。そのとき私たち8人は行かない。あなたとかのんだけが部室に集まることになるわ。さすがにいつまでたっても来なければ不審がるだろうからそのタイミングに2人で色んなところ回って、いいタイミングで告白するの!慶洋、漢を見せなさいったら見せなさい!】
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そして日曜9時。
誰も来ない部室でかのんは待っていた。
すると慶洋が到着。
「遅くなった。ごめん!」
「あ、よしくん…」
「よっかのん。まだ他の8人来てないの?」
「そうなんだぁ。恋ちゃんやスティーブくんとかが遅くなるなんて珍しい…」
30分後。
「来ない…」
「…よし、このまま待っててもあれだし行くぞ!」
慶洋はかのんの手を引く。
「えっちょっよしくん!」
(無理無理顔合わせれないよお!)
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校門からカローラが出ていく。
その脇道から8人は4人ずつに別れて車で見ていた。
さすがにアルトワークスとコルベットだと目立つので悠斗はレヴォーグ、スティーブはエクリプスクロスをレンタルして運転していた。
「1回レヴォーグ乗りたかったんだよなぁ。ラッキー。」
「そんなこと言ってる場合じゃないわよ。あ、出てきたわね。出してったら出してちょうだい。」
「ほいほーい。」
後ろからピッタリとカローラについて行く。
最初に向かったのは小学校だ。
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「懐かし〜。当時は一緒だったねぇ〜。」
「この教室のここで一緒に練習してたっけ。」
「よく他の子達に茶化されたりしたねぇ。」
2人は歩いて体育館に向かう。
ステージに2人で登る。
「こんなに小さかったかなぁ。」
「よしくんが大きくなったんだよ。」
「そっかぁ。当時は先生からしたら大変だっただろうなぁ。」
「そりゃ音楽好きな2人が集まってたんだもんね。」
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次に向かったのはいつもの公園だった。
「覚えてる?不良に絡まれた時に助けに来たこと。」
「あったなぁ。当時はちょっと痛い時期だったからイキって喧嘩しに行って。」
「で、守ってはくれたんだけどよしくんボコボコで。」
「うるせぇな。」
「ねぇ、昔みたいにブランコ、押してよ。」
「え?」
「お願い!」
「いいよ。」
かのんはブランコに腰掛け、慶洋は後ろから押す。
「昔は何か伝えたいことがあったらこの公園集合してこうしながら話したっけ?」
「そうだな。どっちが呼び出したとしてもここの公園だったな。」
「…何か言いたいことがあるんでしょ。」
「バレてるかぁ。でも美味しいものは最後まで取っておいて。」
「うん。」
2人の頬がほんのり赤くなる。
夕焼け空のせいだと2人は思った。
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竹下通り付近の楽器屋。
「やっぱりここなんだ。」
「まぁな。…本題に移ろう。かのん、あの時の『好き』ってどういう…」
「言葉通りの意味。私はよしくんの事、岸田慶洋のことが好きなの!」
「かのん…」
「ごめん、嫌だったらわすれて…」「そんなことない!!」
「よしくん?」
「俺もずっとかのんのことみてた。かのんの苦しみを一緒に分かちあってきたと思ってる!俺も、俺だって大好きだよ!」
「よしくん…ほんと!?」
「ほんとだって。何度も言わせんなよ恥ずかしい…」
途端にかのんは抱きつく。
「私、ずっと一緒にいたいって思ってた。でもよしくんは他にも色んな物抱えてるから無理は言えないって思ってた。」
「ずっと一緒にいるよ。離れたことないし、かのんも離れる気はないだろ??」
「うん!」
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2人はその後慶洋の自宅の駐車場に車を止めかのんの家まで手を繋いで帰った。
「私、まだ実感湧かないんだぁ。こうやってよしくんと隣に歩く日が来るなんて。」
「そのままでいいんだよ。かのんはかのんらしくいてくれるのが1番だ。」
「そうだよね。」
ギュッと手を強く握る。
「ところで…いつまで着いてくるのみんな。」
「え?ばれたぁ?」
レヴォーグから顔を覗かせる悠斗。
「ずっとわかってたよ。だってあんなにずっと同じ車が着いてくることなんてないもん。」
「いやーネタばらしはする予定だったんだけどね…」
窓を開け恋が話す。
「あまりにもおふたりが2人の世界に入り込んでしまって言い出せなかったんです…」
「首謀者は…?」
「「ヤバいこれは怒られるやつじゃぁ…」」
すみれと龍樹の背筋が凍る。
「2人かァ…」
「なんでこうなるったらこうなるのよォ!」
「でも2人が幸せならまぁるく収まったってことで!幼なじみとして嬉しいようんうん。」
エクリプスクロスの助手席から千砂都が顔を覗かせ話す。
「ちぃちゃん、そういう話じゃない!!」
offlive!superstar!!
「どーも。水川悠斗でーす。」
「葉月恋です。」
「いやー2人よかったねぇ。」
「ほんとです!わたくしもあなたと付き合えた日を思い出して嬉しくなりました。」
「…急にそういうこと言われると照れる…」
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ではここまで!
またー