1日遅れましたすみません!
では2話です!
どうぞ!
前回の!clublive!superstar!!
俺は岸田慶洋、高校1年!ベースを弾きたい気持ちはあったけどずっと過去の失敗を引きずっていた。
「…弾けたら楽だよ。」
そんな俺と、入学式前に知り合った水川悠斗はスクールバンドに誘われた。
「お二人さんバンドに興味はない!?」
「バンド?」
そんな中悠斗はやると言い始め俺は1度逃げてしまう。
「…弾けねぇんだよ…弾けたらどんなに良いか!」
「俺は例えどれだけ周りがあんたを叩こうと絶対否定しない。あんたから目を逸らしたりしない。」
でもやっぱりベースを弾きたい、かつて目指すことが出来なかった場所を目指したい!俺の自分を変える物語がスタートした!
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朝7時。
「親父ーまだかよ!」
「お、どうしたこんなに早く。ん?」
背中に背負ったベースに目が行く。
「ふーんなるほどねぇ。ほい、載せた!行ってこい!」
「じゃ!」
1速に入れ青山の澁谷家に向かう。
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澁谷家。
慶洋はドアを3回ノックしカフェに入る。
「慶洋くんいらっしゃい。」
「あ、いつもお世話になってまーす。」
「何気に制服初めて見たわね。代々木音楽のブレザー似合うんじゃない?なんか大人になったように見えるよぉ?」
「そうすか?ありがとうございます!」
「せっかくだしうちの娘と撮っておきたいわねぇ、かのん呼んでくるわ。」
「え、はぁ。」
「なにか気まずいことでもあった?」
「いえ、別に。」
(一方的に怒って出てったなんて口が裂けても言えねぇー)
「かのんー!降りておいで!」
「なにー?」
「慶洋くん来てるから写真撮っとかない?」
「あ、わかったー!」
かのんの様子は特に変わりはなかったようだった。
「おはよ、慶洋くん。」
「お、おはよう。」
「はい、じゃ表出て、せっかくだし車も入れて撮ろう!」
玄関付近に止めてあるカローラの前に2人並んで立つ。
「ほらもっとかのん寄って!慶洋くんも堅いよ!」
「「んな事言ったって」」
「変なとこで仲良いわね。撮るわよ」
パシャ
「また送るわねぇ!」
「ありがとうございます!」
伝票を受け取り学校へ行こうとすると後ろからかのんが肩を叩く。
「ん、どした?」
「いやこないだはごめんね。慶洋くんの気持ちも考えず軽率なこと言っちゃって。」
「いや、その事なんだけど…まあいっか。送っていくわ、そのついでに話すわ。」
「慶洋くんの車に乗せてくれるの?」
「そういったろ。」
「うわーなんか新鮮。緊張してきた。事故らないでよー?」
「よっぽどの事がない限り事故しないって。」
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カローラの車内にて。
「で、話って?」
「ベースの件なんだけどさ。とある子から誘われてもう一度弾いてみようと思うんだ。後ろ見てみ?」
シートにかつて弾いていたベースが立て掛けてある。
「えっ、ほんとに?」
「ほんとほんと。」
「もう1回慶洋くんと音楽の話ができるの!?」
「だからそう言ってんじゃん。」
「やったぁー!!」
途端にかのんは慶洋に抱きつく
「わー!やめろ運転中はやめろぉ!」
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結女前。
「ほい、着いたぞ。」
「ありがとう、送ってくれて」
「いやいや別にすぐ学校も行ける距離だし大丈夫よ。」
「あ、そうだ、今日ちょっと学校終わったらうちに来ない?良ければお友達も連れてさ。ちょっと相談したいこともあるんだ。」
「全然今日は大丈夫、悠斗連れていくわ。」
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代々木音楽。
「おはよう慶洋。お、ベースちゃんと持ってきたんだ。」
「まぁね、楽器持って並んでると昔を思い出すわ。まぁあんまいい思い出ないけど。」
「こっからよこっから。昼休み可夢偉くんが集合!だって。」
「おっけー」
そしてそのまま教室に入り授業を受ける。
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昼休み。
「ふっふっふぅ。待っていたぞこの日を!」
高らかに笑いながら給水タンクの上に宗忠可夢偉は立っていた。
「ちょっなにしてんのー?」
「用があるって言われたから来たんだけどー」
「あっと、ごめんごめん。夢にまで見た日が来たからつい舞い上がって。」
「変なやつ。」
「そんな事言わないでよ悠斗くん。ていうかまさか慶洋くんがほんとに入ってくれるなんて!『グランドマリン』のファンだったんです!」
「おーほんとにぃ?」
「ライブも何回も行きました!路上の頃から知ってます!」
「超古参じゃん。それより話って何?」
「早速だけど同好会を設立しようと思って!」
設立申請書を出しながら笑顔で語る。
「ここに名前を2人とも書いてもらって、今からとりあえず生徒会長、理事長先生のところに届出を出しに行こうと思うんだ。」
「おっけーとりあえず名前を書けばいいのね。」
2人は胸ポケットに入れていたボールペンを取り出し名前を記入する。
「ありがとう!じゃまず生徒会室から!」
そう言って屋上から降りようとした時に悠斗が誰かの肩に当たる。
「あっ…すいませーん」
「おい誰だか知んねぇが気をつけろ!」
派手な赤髪の前髪だけを上で括って留めている、ブレザーを早速着崩していた同級生だろうと思われる人が怒ってる。
(不味ーい、ゴリゴリの不良じゃん!)
「まあいい!!」
そういい内ポケットからハイライトのメンソールを取り出し咥え、火をつける。
(マジ!?この学校でタバコ!?)
そうすると可夢偉が彼に話しかけに行く。
「ちょっと更に荒れてんじゃん龍樹、おばさんにまた怒られるよ!」
「うっせぇ可夢偉は黙ってろ!」
「ハイハイわかったよ」
そういい屋上から出る
「可夢偉くん知り合いなの?」
「というか幼なじみだよ。昔はあーじゃなかったのになぁ」
「なんというか、凄いね」
「とりあえず生徒会室にいくか」
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生徒会室にて。
ノックをし、部屋に入る。
「「「失礼します」」」
「どうした?1年生が生徒会室に入学したばっかりなのに。」
そこには生徒会長が窓を見ながら立っていた。
「俺はミュージシャン専攻の宗忠可夢偉と言います。こっちは管弦楽専攻の岸田慶洋と水川悠斗です。」
「そうか!それで君たちが何の用だ?」
「創部したいと思い許可を取りに来ました。」
「そうか。それは結構。どんな同好会だ?」
「スクールバンド同好会です。」
「バンドか!いいじゃないか!俺は音楽を愛するものに悪人はいないと考えている。許可を出そう!」
すんなりと生徒会長の欄に承認の印鑑を押す。
「これからに期待だな!この後に理事長に行くといい。そこで承認が頂けたら部室を用意しよう!」
「「「ありがとうございます!」」」
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「割とあっさり許可くれたな。」
「てっきり否定されるかと。」
「待ってる暇はないよ!次行こ次!」
廊下を歩き階段を下り1階の理事長へ向かう。
ノックをしてドアを開ける。
「「「失礼します。」」」
「どうぞ。」
「はじめまして。」…
彼らは同好会を立ち上げるという旨を伝えた。そして理事長に許可を貰いたいと伝えた。
「そうですか…同好会を…」
「是非許可を、」「今はまだ保留です。」
空気が固まる。
「どうしてですか?」
「ここは音楽の伝統校です。あなたが勝手な事をして、この学校の名を傷をつけたらどうするのですか?」
「それは…」
「少しこちらでも考えます。それまでは保留ということで理解をしていただきたい。」
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「やっぱ簡単じゃないか。」
「慶洋は知ってたの?」
「中学の時もあんまりいい顔されなかったからなぁー。」
「とりあえず結果が出てから考えよう。」
すると後ろからけたましい音を上げながらkawasaki ゼファーが走ってくる。
「龍樹来たわ帰るわ。」
ヘルメットを受け取りタンデムシートに座る。
「じゃまた明日ー。」
あっという間に遠くを走っていく黒色のバイク。
「仲良いのか悪いのか。」
「さぁ〜。あ、悠斗今日はバイト?」
「ないよ。」
「ちょっと来て欲しい場所があるんだけど大丈夫?」
「いいよ。」
「決まり!じゃ行くか。」
2台の車は連れ添って青山の喫茶店にむかう。
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澁谷家。
カランコロン
「あ、きたきた。かのんちゃんきたよー。」
「千砂都もいんのか。かのん車どこ置けばいい?」
「とりあえず近くの駐車場にでも停めてて。」
「ほーい。」
車を停め2人とも店に入る。
「その人が言ってたお友達?」
「そうそう。」
「水川悠斗です、よろしくお願いいたします。で?慶洋と2人はどう言った関係で?」
「かのんと千砂都は幼なじみだよ。」
「まさか慶洋ってグランドマリンの…!」
カタコトの日本語を話す少女が話しかけた。
「かのん、この子がいってた子?」
「唐可可デス。よろしくお願いします!グランドマリンの曲よく聴いていました!」
「そうなんですか!ありがとうございます。あ、いつもかのんがお世話になってますー。」
「親か。」
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「で?話ってなんだったの?」
「私たち、アイドル始めるでしょ?それでひとつ問題があって…」
「編曲か。」
「そう。そこでバンドするならさ、編曲と演奏を依頼したいんだ。」
「まだ実績もない俺らにか?」
「私ね決めてたことがあるの。もし音楽を続けるなら慶洋くんとなにかしらしたいって。」
「なるほどね、かのんの頼みじゃ断れねぇな。やってやらぁ。」
「ありがとう。それより…」
かのんは横に目をやる。
気がつけば悠斗の目の前には空になったコーヒーカップが5杯もあった。
「あの子…ほんとに大丈夫?」
「悪い奴ではないと思う…多分。」
「このコーヒーどこの豆使ってます?」
「今月はマンデリンよ。」
かのんの母が答える。
「マンデリンですかぁ!いいですね、この深い苦味と酸味のバランスがちょうどいいです。サイフォンで入れてる感じなのでより香りが立ちますねぇ。もう1杯頂けますか?」
「スバラシイコーヒーノヒト!」
「言うてる場合か!」
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カランコロン
「ありがとう。また来てね。」
店を出て2人話す。
「ここのコーヒーおいしいなぁ。」
「コーヒーしか飲んでないなそういえば。学校でも自販機で毎回BOSSのブラックだし。」
「1日10杯は行ける。」「死ぬぞ。」
「そういやぁさ、どうして東京に?」
悠斗の顔が固まる。
「あ、ごめん話しずらいならまたでいいよ。」
「ごめん、まだ色々と有るから。」
「とりあえず帰るか今日は。」
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次の日昼休み、理事長室にて。
「失礼します。」
「あら、灯野くん。あなたが用があるなんて珍しいわね。」
「聞きましたよ理事長。スクールバンド同好会を保留にしているって。」
「それがなにか?」
「私の考えでは音楽を愛するものに悪人はいない。彼らの目を見れば分かる。本気の目をしていた。」
「とは言えどこんだけ人数が減ってて来年度、再来年度の入学希望者がいなくなるといよいよ廃校というのは間違いない。そんな中だからこそもっと慎重に動くべきだと考えているわ。」
「ではこれで見極めて見たらどうでしょう。」
代々木音楽フェスタのチラシを渡す。
「今年のヨヨフェス?」
「そうです。ゴールデンウィークまで時間はあります。彼らにはバンド演奏の部で出場してもらい何かしら賞を頂けたらそれだけの力があると判断しても良いのでは無いでしょうか?」
「なるほど…。あなたの考えもわかりました。それで行きましょう。」
「ありがとうございます!では失礼します。」
扉を閉めて出ていく。
(俺にできるのはここまでた。あとは君たち次第だぞ。)
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放課後。
ピンポンパンポーン
『1年生管弦楽専攻の岸田慶洋、水川悠斗。ミュージシャン専攻の宗忠可夢偉は今すぐ理事長に来てください。』
「え、慶洋なんかやらかしたのか?」
クラスメイトが茶化す。
「んなわけねぇだろ。」
「悠斗のアルトワークスのシャコタンか?シャコタンなのが悪いんじゃね?」
「多分車は関係ない。」
「慶洋くん、悠斗くん!急いで。」
「「わかったって!」」
廊下を全速力で走って理事長室に向かう。
ノックをして理事長室に入る。
「「「失礼します。」」」
「よく来たわね。あなた達には同好会設立にあたって試練を与えます。」
「試練?」
「そ、代々木音楽の名を名乗るのだもの。そのくらいやってのけて欲しいものね。試練とはこれに出て何かしら賞を取ってくること。」
代々木音楽フェスタ。通称ヨヨフェス。
そこには大会では無いもののその道のプロの審査員がいて、評価の高いものは賞をを受け取れる。
「全国からも注目を集めるバンドの部でひとつでも賞を取れたらそれはもう十分な実力と言えるでしょう。それが出来なければ、あなた達には解散してもらいます!」
「「「…えー!!!!!!」」」
offlive!superstar!!
「はい!水川悠斗です!というわけで2話ですねぇ。」
「岸田慶洋でーす。…そんなコーヒー好きなの?」
「はいこれはですねぇ制作主がめちゃくちゃコーヒー好きなんですよ。自分と同じくらいコーヒー毎日飲んでるらしい。」
「いずれ死にそうだなぁ。」
「それより幼なじみとはいえ仲良いねぇ。羨ましいことで。」
「違うから!全然そんな関係じゃないから!!」
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というわけで2話をお届けしました。
ではまた来週の日曜!