蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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あり?これ、夏の話だよね?おかしいな……秋になりかけてる……何故?まぁ、語呂の良いタイトルになったからいいやー


EX2 ため息が一つ!浮き袋が二つ!ジョークは不発?

「「「「ワッホイ!!!プールだっ!!!」」」

 

「騒がしい奴等だ………所で、純平。一つ言っておくが、半身浴は上半身が上ではないと死ぬぞ」

 

「なにっ!?テン!てめぇ!騙しやがったなっ!」

 

「ぐもっ!?」

 

プールサイドで騒ぐ天哉達を尻目に、軽くため息を吐く茉人。その視界の隅に映ったのは上半身が下に、下半身が上という半身浴擬きをする純平の姿、彼は即座に浮上し、天哉に飛び蹴りを放つ

 

「おめぇが半身浴はこうやるんだぞ、って言うからやってみたら死ぬとこだったじゃねぇか!!!」

 

「半身浴なんて言ってねぇだろ!おめぇさんは!シンクロって、どうやんだ?って聞いてきたんだろっ!」

 

「純平さんはお馬鹿さん」

 

「仕方がありませんよ。何せ、ゴリラですからねぇ」

 

「誰がだっ!俺は人間だっ!!!」

 

「「「ええっ!?」」」

 

「真顔で驚いてんじゃねぇっ!!」

 

恒例の純平弄りをしていると、着替えた女性陣が更衣室から姿を見せる。深澄は腰に巻いたパレオが特徴的な紫を基調としたビキニ、明日奈は赤と白のストライプが印象的なビキニ、里香は薄めの紅色が印象的なワンピースタイプ、そして圭子は彼女の愛らしさを演出するフリルが特徴的な水着だ

 

「どーよ、男ども。里香様の水着姿は」

 

「おやまあ、バーゲンセール品かにゃ?」

 

「まな板…」

 

「なんでぃ、里香。それだとどっちが背中かわからねぇな!」

 

「良いですか?里香さん。人には好みがあります、即ち趣味趣向ですね。百歩譲って、意中の相手である茉人さんには理解されるかもしれませんが、僕の好みではありません」

 

「俺は和服にしか興味がない。故に里香の水着など、どうでもいい」

 

「……………ふふっ」

 

「「「ぐもっ!?」」」

 

矢継ぎ早に放たれる悪口の嵐に、微笑んだ後に里香は天哉達の頭上に鉄拳を振り下ろす。然し、その怒りは収まっていない

 

「殴るわよっ!」

 

「「「いや既に殴ってるし!!!」」」

 

「ごめ〜ん、お待たせ〜っ!!!」

 

怒り心頭の里香に深澄達が突っ込みを放つ。刹那、更衣室の方から元気の良い声が聞こえて来たので、視線を動かすとスクール水着姿の直葉が走って来るのが確認出来た

 

「いやぁ、眼福だった……私、スグの親友で良かった…」

 

その隣では、オヤジ臭い発言をする琴音がゆっくりと歩いて来るのが見える。ショートパンツが特徴的なビキニを着用した彼女の表情は、鼻血を垂らし、更に口元のヨダレを拭うという妖しさ満点なのだが、今は触れないでおく

 

「まあ、琴音ちゃんはテンちゃんに似て素直ねぇ〜」

 

琴音を褒める明音の姿は、大人の雰囲気が漂うセクシーなVネックワンピース水着だ。間違いなくこの場に野武士面の男が居れば、「めろり〜ん♡」と言いそうなくらいに群を抜いた際どさである

 

「一緒にしないで、あんな迷子と」

 

「琴音。おめぇさんの夕飯、白湯だけな」

 

冷たい声色と瞳で琴音が本音を漏らし、その隣では食事当番の天哉が彼女の夕飯を白湯だけに決定していた

 

「スグちゃん。それ以前にスクール水着なのは、何故です?」

 

「だってぇ……学校のプールで泳ぐって聞いたから……」

 

菊丸からの指摘に直葉は恥じらい、体をもじもじさせている。逆にその姿はハレンチに見えるのだが、本人は気付いていない

 

「に、似合う?」

 

「まあ、それなりに」

 

「「ナイスハレンチ……!!」」

 

照れ笑いを浮かべながら問う直葉に、菊丸も照れたように答えを返す。その隣では天哉と純平が鼻血を垂らしながら、サムズアップしている

 

「やれやれ、男どもときたら…」

 

「ねぇ?深澄さん?なして、人の両目に指を刺してるの?」

 

「ああ、ごめんね?丁度いい指の置き場がなかったから」

 

「くっ……!やるわねっ!スグ!でも純平さんのハートはわたしのモノよっ!」

 

呆れ笑いを浮かべながら肩をすくめる深澄、ハンカチを噛み血涙を流す琴音。其々の想い人へ、違った反応を示しているが深澄の人差し指と中指は確実に天哉の両眼に突き刺さっていた

 

「リーダー。泳ぐ前から目をつぶってる」

 

「おや、本当ですね。リーダー?目に塩素でも入りましたか?」

 

「なんだ、だらしねぇ。鍛え方が足りねぇヤツだぜ」

 

「純平さん!素敵です!キレてますっ!」

 

「どう見ても目を潰されてるでしょうに。おめぇさんらの目は節穴か?」

 

「わぁ、冷た〜い」

 

目を潰され、右も左も分からない天哉の近くで騒ぐ彩葉達。するとプールの温度に感想を漏らす直葉の声が耳に入る

 

「…………スグちゃん?その浮き輪はなんです?」

 

「だって、これがないと溺れるんだもん」

 

理解しているのに、悪戯心から意地の悪い発言をする菊丸に対し、ぷくっ…と頬を膨らませた直葉は答えを返す

 

「其れは妙だ。うちのドジと違って、立派な浮き袋が二つもあるのに」

 

「ダマレ…マイゴ…」

 

「あい……」

 

直葉の二つの浮き袋に視線を落とし、妹のと比較する天哉。一方で、琴音は瞳のハイライトを消し、片言発言しながら、脅しをかけている

 

「……どーせ、私はまな板よ…」

 

「だらしがないですね、里香さんは。あたしを見てください!この理想的な体型!正にアイドルスタイルです!」

 

「スタイリッシュ圭子。グッジョブ」

 

「ありがとぉ〜!彩葉〜!」

 

「あたしの近くでイチャつくなぁぁぁぁ!!!」

 

慰めているのかと思えば、側にいた彩葉と仲睦まじくイチャイチャを始める圭子に里香の怒号が飛び、プールサイドを走り回る

何時もの混沌的な状況に、明日奈はため息を一つ。そして、親友の方に視線を向ける

 

「深澄……良いの?なんとかしないで」

 

「別に構わないわ。だって、テンの一番の理解者は私だから。ふふっ…」

 

柔らかい笑みを見せる深澄の表情は、まるで夏の空の様に透き通っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃の和人くんと菊岡さん

 

「で、俺は言ってやったんだ。それはパスタだ!ってな!」

 

ドヤ顔でジョークを言う和人。仲間達には大ウケであるこのジョーク、然し菊岡には不発だったようで彼は首を傾げていた

 

「いや、何の話?このラフコフ討伐についての話だよね?今は」

 

「なんだ、それか。それならテンがなんやかんやでやらかして、大変だった!以上だ!」

 

「………人選間違えたかな…」




ぱくぱく、はぐはぐ、もぐもぐ、美味い!やっぱり夏は鍋だ!あり?ピーナッツバターは?

NEXTヒント 鍋食いねぇ!

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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