蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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えー、更新が滞り気味で申し訳ないです。仕事が忙しくて……

ソウテン「嘘だね」

嘘じゃないよ、本当に忙しいんよ

ソウテン「おめぇさんをパルデア地方でミトが見たってよ」

パルデア地方?はて、知らない地方だ(な、なぜバレた!!!)

ソウテン「野朗供っ!血祭りじゃぁぁぁぁ!」

一同「了解!リーダー!!」

ぎゃぁぁぁぁ!!!

ミト「では、本編をどうぞ♪」


第十七弾 テンション上げてこーぜ!爆走機関車は止まらな〜〜い!!

「先を急ぐな、バカども。まだ名前を決めていないだろう」

 

「「名前ェ?こんな時にかっ!?」」

 

走り出す機関車を加速させようと何かを始めようとしていたソウテン達であったが、アマツが待ったを掛ける。その理由はこの機関車の名前という今決める事でもない理由で、誰もが素っ頓狂な声を上げる

 

「如何なる名刀も銘が無ければ、鈍。故にこの機関車も相応しい名を与えるのが筋だろう」

 

「なるほど、言われてみれば。一理あるわね」

 

「はい!俺、良い名前考えた!ピーナッツマラカス号!」

 

「機関車関係ねぇだろ!」

 

「じゃあ、ピーナッツマウンテンバイク!」

 

「機関車だって言ってんだろ!迷子ピーナッツ!!!」

 

「やんのかっ!?ぼっちコラァ!!!」

 

機関車要素皆無なネーミングを繰り出すソウテンにキリトが突っ込み、何時も通りの殴り合いが始まるが誰も気に止めようとしないのは、ありふれた自然な光景だ

 

「う〜ん……シノンは何かある?名前」

 

「えっ?わ、私?」

 

「ええ」

 

「そうねぇ…………」

 

唐突なミトからの問いに暫く頭を悩ませていたシノンであったが、数分もすると何かを閃いた様に顔を上げた

 

「そうだわ、エクスプレス・チョコミントはどう?良い名前だと思うわ」

 

「チョコミントはどっから出てきたのよ」

 

「ならば、折衷案のガラムマサラ・ナツメグにしましょう」

 

「何処が折衷案?俺の考えたせせり・すなぎも・ぼんじり号には負ける」

 

「機関車は何処に行ったんですか?ヒイロくん」

 

「やっぱりキングバナナ号だろ!なっ!オッさん!」

 

「うむ!異論はないぞ!グリスよ!」

 

「「異論ありまくりだよっ!ゴリラブラザーズ!」」

 

「「ゴリラじゃねぇ!!!」」

 

名前を付ける気があるのか、巫山戯たいだけなのか、喧嘩に発展するソウテン達。最早、見慣れた光景にため息を吐く気すらも起きないミトの脳裏に一振りの剣が浮かぶ

 

「フルーレ………ウインド・フルーレ号はどうかしら?アスナがアインクラッドで大事にしていた剣の名前なんだけど」

 

「悪くないな、俺の考えてたセニョール・シャカシャカヘイよりも…」

 

「俺のムッシュ・ペスカトーレよりも…」

 

「俺のフィリピアーナ・バナナンよりも…」

 

「僕のマハラジャ・ビリヤニよりも…」

 

「俺のもも・かわ・トントロよりも全然良い」

 

「気は確かかね?貴殿等は」

 

ミトの案に賛同しながらも自分の考えていた名前を未だに捩じ込もうとするソウテン等にコーバッツから突っ込みが飛ぶ

 

「よし、名はウインド・フルーレに決まった。テンの字!其れにお前たち、今日は全面的にふざけて構わんっ!」

 

「「マジでっ!?」」

 

本気(マジ)本気(マジ)、大本気(マジ)だ」

 

「今日は包丁が飛ばないんか?」

 

「ああ、今日は飛ばさん」

 

「降り注ぎもしないのか?」

 

「降り注がん」

 

「よっしゃぁ!早速、先制ハジケだ!お茶漬け食べるぜェェェ!!!」

 

真っ先にテンションを上げたのはグリス、《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》の切り込み隊長である彼は茶碗を取り出し、中身を掻っ込む

 

「グリスさんがお茶漬け食べてる」

 

「ヒイロくん。よく見てください、あれはお茶漬けではありません………梅茶漬けですっ!」

 

「ちょっとお高いヤツ」

 

「ええ、松竹梅と言いますからね」

 

「さてと……」

 

「あら?テン。其れは何?」

 

「良い質問だな。ミト」

 

お茶漬け基梅茶漬けを掻っ込むグリスをヒイロとヴェルデが見守る隣では、懐から小瓶を取り出したソウテンにミトが声を掛けていた

 

「これは、大会前に顔に刺青した長身のオネーサンに頂いたよく分からない粉末だ」

 

「よく分からない粉末をもらったりしたら駄目じゃない」

 

「これを取り出したる水に混入します」

 

「混入しちゃ駄目じゃない」

 

「そして、其れをキリトに飲ませます」

 

「えっ?なになに?もごごごごっ!?」

 

「飲ませちゃ駄目じゃない」

 

((口だけで止める素振りねぇーーーーーっ!!!))

 

謎の粉末入り飲料水をキリトの口に流し込むソウテン、其れを口では止めながらも微動打にしないミトに全員が心の中で突っ込む

 

「てめぇコラァ!!!なにを飲ませたっ!?なんか声が高くなってんぞっ!!!」

 

「なるほど、ヘリウムガスの類か」

 

「人を実験台にすんなっ!!!」

 

「…………なぁ。聞いて良いか?」

 

「「……おろ?」」

 

不意に聞こえた声、其れはツキシロだった。誰もが騒ぎを中断させ、彼の方に視線を向ける

 

「お前たちは言ったよな。このゲームは既にゲームであって、ゲームじゃないって……なのに、どうして楽しそうに出来る。死ぬのが怖くないのかよ」

 

「はんっ、面白いことを言うねぇ?そんなの………怖いに決まってんだろ」

 

「…………は?なのにふざけてんのか?正気かよ?死ぬかもしれねぇんだぞっ!?解決出来るかも分からないヤベェ事に巻き込まれて死にに行くなんてバカのやることじゃねぇか!!!」

 

その意見は最もだ、死に直面しておきながら巫山戯る等は愚の骨頂。本来ならばあり得ない光景だが、ソウテン達からすればありふれた当たり前な光景に過ぎない。故に、彼は不敵に笑う

 

「知らねぇんか?この世で起きた事に、この世で解決しない事はねぇんよ」

 

絵に描いたような綺麗事を述べるソウテン。然しながら妙に説得力のある言葉に、ツキシロの苛立ちは募るばかりだ

 

「綺麗事ならいくらでも言えるだろうよっ!」

 

「俺はな、取り繕ったデケェ嘘を並び立てるよりも、バカみてぇな綺麗事の方が好きなんよ。だってよ、世界を自由に彩るってのはそういう綺麗事の上に叶うんじゃねぇかと思ってる、だからこそ怖かったり、辛かったりする時に程、俺たちは巫山戯倒すんよ。其れが俺たちが見つけた新しいやり方だからな」

 

不敵な雰囲気から一変、年相応の笑みを浮かべる彼の姿をツキシロは知っていた。何度も何度も拳を交え、互いに認め合った唯一の存在、好敵手(ライバル)の姿が重なって見えた

 

「……………お前の言いたい事は分かった。騒いで悪かったな」

 

「おろ?意外に素直だな」

 

「うるせぇよ、迷子ピーナッツ」

 

「迷子じゃない」

 

「…………ツキシロ?なんか聞き覚えあるような……ないような……」

 

「どっちですか」

 

見覚えのあるやり取りとツキシロという名前が引っ掛かたヒイロは疑問符を浮かべ、首を左右に傾げる姿にヴェルデが突っ込む

 

「そいじゃあ、其方は任せていいか?ミト」

 

「ええ、手筈通りに」

 

「さてさて、ツキシロ。ちょいと面貸しなよ」

 

「あ?面って----は?ちょっ!まっ!」

 

聞き返したのも束の間、機関車から飛び降りたソウテンに襟を掴まれたツキシロは相棒の機械狼と共に宙に放り出されていた

 

「俺たちも行くぞ。ヴェルデ」

 

「お任せください」

 

「おっしゃあ!ヒイロは俺と来い!」

 

「やだ」

 

「そうか、やだ……って即答してんじゃねぇよっ!!」

 

「あっ、俺が行こうか?バイク出すぜ?ゴリラくん」

 

「おお、ソイツはありがてぇ………って!ゴリラじゃねぇ!!!」

 

続くようにキリトとヴェルデが飛び降り、更にグリスとヒイロの代わりにリッパーが飛び降りる

 

「ミトさん、ミトさん。車掌さんがいたよ」

 

「あら、どこ?」

 

「ぷぷ〜ん」

 

ヒイロの発言に周囲を見回すミト。すると聞き慣れた鳴き声が耳に入り、僅かに下へと視線を向ける

 

「車掌のプルー」

 

「あら、似合ってるわよ。プルー」

 

「帽子がイカしてるぞ。しゃぶ太郎」

 

「うむ!良い帽子だぞっ!ワンコくんっ!」

 

車掌の帽子とネクタイを着こなし、何時もの様に小刻みに震える生物の名はプルー、ソウテンの愛犬である。誰もが自然に受け入れる中で今までに見たことない生物を見たシノンとキッド、クイックドロウは目を見開く

 

(((なんなんだ………この生物は……!!!)))

 

 




遂に始まる荒野大作戦!やる時はやる、其れが《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》!見せてやれ!最強パワー!

NEXTヒント 荒ぶる野生

追伸:ポケモン面白くて、寝不足気味……ナンジャモが可愛くてファンになっちゃった。無論、ミトには敵わないけどね!

ミト「当たり前じゃない」

ソウテン「当然だね」

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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