蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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夏ですね、夏といえばバカ騒ぎ!だからこそのギャグ!!さぁ、見なさい!これがSAO界隈のギャグコメディだ!!あとがきで重大発表があります


夏の特別幕 夏だ!海だ!俺たちは今日もフルスロットル!!

「え〜……明日からはいよいよ、夏休みが始まりますがハメを外し過ぎないように我が校の在校生である自覚を持っての行動をしてください。河童を探すとなれば、話は別ですが、間違っても倫理コードに違反するような厄介毎だけはしでかさないでください……誰とは言いませんが、特にバカ騒ぎが目立つ仮面が似合いそうな生徒たちは自重していただきたい」

 

夏休み前日の終業式。校長である西田の有難い御言葉に耳を傾ける帰還者学校の在校生たちであるが、その視線はある方向に注がれている

 

「おろ?なぁ、カズよ。なんか妙に視線を感じやしません?言うなれば、昭和のギャグ漫画代表である伝説的な奇妙な面をした五人組や、平成の大作にして、この作品に数々の影響を与えているハジケリストたちや、最近話題の鹿の角を携えた女子高生に突っ込みを放つ元ヤン女子高生に注がれる視線を感じるんは俺だけか?」

 

「奇遇だな、俺も似たような視線を感じてたんだ。何故かは分からないがすごく不愉快だ。どのくらい、不愉快かと言うと俺が大御所俳優だったら、収録をせずに帰っているくらいに不愉快だ」

 

「なるほど、流石は分かりやすい解説だ……まぁ、そんな視線は気にすることはねぇよ」

 

「そうだな……何故なら、明日からは夏休み!そうと決まれば!」

 

「「レッツエンジョイ!サマーバケーション!!」」

 

「テン、カズ……まさかだけど、その格好で今日は登校してきたの?」

 

深澄の言うその格好、其れは水着とサングラスを身に付けた馬鹿二人の姿だ。手にはビーチボールとパラソル、更に浮き輪という明らかに終業式に臨む格好とは言い難い姿に呆れたような視線を、深澄は向けていた

 

「当たり前だろ?なにせ、夏休みは既に始まってるも同然!その波に乗り遅れん為にはしっかりと準備をしとかんとな。どうだ?この気配りは……改めて、俺に惚れなおしたか?彼女さんよ」

 

「じゃあ、彼女としての意見を言うわね?人として恥ずかしいわ」

 

「「‼︎」」

 

まさかの直球意見、天哉と和人が目を剥き、驚愕する。思いの外、響いた言葉は二人の心を容赦なく抉る

 

「人として恥ずかしいわ」

 

「「二回言われたーーーっ!!!」」

 

追い討ちを掛ける深澄に、天哉と和人は完全に真っ白な灰のように燃え尽き、床に崩れ落ちる

 

「深澄は今日も辛辣だね……」

 

「あの格好、幕間で見た。二番煎じだ」

 

「彩葉くん。それは言ってあげないのが優しさですよ?ここはあえて、御約束と言ってあげましょう」

 

「うぉぉぉぉ!夏休みバンザーイ!!鍛えまくるぜぇぇぇ!!」

 

「うっさいわよ!純平!黙んなさいよ!あたしは今、夏休みの宿題をどうやれば明日奈と深澄に写させてもらえるかの作戦を考え中なんだから、静かにしてなさい!」

 

「里香?宿題は自分でやらないとダメだよ。私は写させないからね」

 

頼りにしていた親友からのまさかの返答に衝撃を受けた里香は両目を見開き、この世の絶望を垣間見たかのように青ざめていく

 

「そんな!?ヒドイ!酷いわ!明日奈!あたしたちの友情はそんなに脆かったの!?」

 

「諦めるのよ……里香。あの頃の優しい明日奈は旅に出たの…今の彼女には何も響かないわ」

 

「深澄は明日から暫くは話しかけないでね?連絡してきても無視するよ」

 

「……………」

 

「み、深澄ぃぃぃぃぃ!!気をしっかり持つのよ!!アンタは強い子よ!!」

 

遂に見限られた深澄は親友の発言に真っ白に染まり、触れたら今にも灰のようにさらさらと風にさらわれそうなくらいに呆然となり、里香は彼女を必死に呼び戻そうとする

 

「おいコラ、カズ!今なんつった?海の家といえば焼きそばだろうが!?アホか!おめぇさんは!!!」

 

「アホはお前だ!迷子!!海の家は取り敢えずはラーメンだろうが!!相変わらずトチ狂いやがって!!」

 

「カレー以外に選択肢等は存在しません。ねぇ、彩葉くん?」

 

「は?焼き鳥だよ」

 

「残念です、夏休み前日に終生の親友である君との友情に終わりが来るとは」

 

「なんでもいーだろ、取り敢えずはバナナってことにしよーぜ」

 

「「「ゴリラは黙ってろ」」」

 

「ゴリラじゃねぇ!!人間だゴラァ!!」

 

「「「えっ…」」」

 

「真顔で驚いてんじゃねぇっ!!」

 

御約束の定番ネタに今日も今日とて、真顔で驚愕する天哉たちに純平の突っ込みが冴え渡る

 

「それでだ、話を本題に戻すがよ。明日からの夏休みはどうする?偶にはなんか違うことでもやるか?まぁ、無理強いはせんけど…。そうだな、旅行はどうだ?偶には普段は行かん土地に行くんも悪くないだろ。スペインかメキシコなら、案内してやっても構わんよ」

 

「あのね、テン。人には向き不向きがあるのよ?」

 

「そうだぞ、お前みたいな迷子野朗に道案内を頼むくらいに俺たちは落ちぶれてない」

 

「オメェに道案内を頼むくらいなら、ムシに頼る方がまだマシだぜ」

 

「全くだ……寝言は寝て言え」

 

「リーダーはムシ以下」

 

「皆さん、リーダーが可哀想ですよ?ほら、泣いてるじゃないですか」

 

「………ぐすん、別に泣いてない……目からサルモレホが溢れたたけだ」

 

「おや、強がりですか?」

 

半泣きになりながらも目からスペインのアンダルシア地方で主に食べられているスープが溢れたと意味の分からない強がりを言う姿は相変わらずである

 

「静かにせんか!我が生徒たちよ!まだ全校集会は終わっておらんぞ!全く…貴殿たちは仕方がないな」

 

「全くだ、担任と副担任は何をしているんだ。教育がなってないぞ」

 

其処に姿を見せたのは癖のある生徒たちを纏める担任の高良と副担任の阿来。自己主張の激しい天哉たちに対等かつ自然に接することの出来る二人は校内でも信頼の厚い存在だ

 

「すまんな、監督不行き届きだ……というか、副担任は貴殿だろう?鈴代くん。あと服を着たまえ、流石に現実でその格好は捕まるぞ」

 

「何か問題が?」

 

しかし、同様に彼等の痴態も広く知れ渡っている。高良は屋上にバナナの庭園を造り、阿来はパンツ姿で校内を闊歩するという痴態を晒しているのだが、その痴態が可愛いく見えてしまいそうなレベルで天哉たちはバカなのである

 

「続きまして、生活指導の蔵田先生からのお話です」

 

「感謝する!綾野くん!夏休みに飢えた若者並びに馬鹿者たちよ!私が生活指導の蔵田だ!」

 

壇上で司会進行を任された圭子がマイクを手渡した相手は生活指導に最も相応しくなく、ある意味では指導される側なのではないか?と疑われる男性、蔵田。彼が姿を見せた瞬間に和人は明日奈の前に彼女を庇うように立ち、深澄は携帯を構えた

 

「なんだかんだで準レギュラーだな、あの変態」

 

「リーダー、目に毒とは正にこのことだと思う」

 

「今日も栄養失調みたいなツラしてますねぇ」

 

「アイツが生活指導とかありえねぇぜ。つーか、なんか視線が俺等を見てねぇか?」

 

「おやまあ、ホントだ。人気者は辛いもんだねぇ」

 

夏休みの注意事項等を説明しながら、生活指導の役割を果たす蔵田。しかし、その視線は明らかに天哉たちに向けられていた

 

「そうだ、明日奈。明日なんだけど、新しい水着を買いに行かない?」

 

「いいよ。里香も来るよね?」

 

「あたぼーよ!!今年こそ、あんの朴念仁着流しを悩殺してやるわ!!」

 

「仕方ありませんね!このスーパーアイドルのあたしが直々に見立てあげましょう!!どうです?嬉しいでしょう?嬉しいですよね?」

 

「今日も圭子ちゃんはバカドルね」

 

「今更よ。私たちの知ってる妹分の圭子は銀河を走る鉄道に乗って、はるばる旅立ったのよ」

 

「誰がメーテルですか。確かにそのくらいに美少女なのは認めますけど」

 

「相変わらずの自分大好きね……アンタ」

 

これが夏休み前日の出来事。言わずもがなであるが一ヶ月の間に抗議の電話は鳴り響き、反対に御礼の電話も鳴り響いたのだが、それはまた別の機会に語ることにしよう




皆様、この作品を何時も読んでいただき誠にありがとう御座います。身に付けたグラサンがトレードマークの作者、青メッシュに御座います。実は公式でこの作品のヒロインにして、自分の推しキャラであるミトの誕生日が明らかとなりました。故に!その運命の日である8月3日の午前0時ピッタリに記念作品(記念話)を投稿いたします!既に予約投稿済みなので、あとは待つだけ!その時まで、暫しのお別れに御座います。其れでは今宵はこの辺りで幕引きと致しましょう

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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