余談ですけど、迷双子は
「何がどうなってんだ!?」
「落ち着け。こういう時は状況整理をすりゃあ、大抵が上手く行く様になってんだ」
目を点にし、驚愕するグリスに落ち着く様に促すのはソウテン。何事にも動じない姿は流石は癖者集団を束ねるリーダーと呼ぶべきだ
「素敵よ、テンのそういう何事にも動じない精神は見習うべきと思うわ。迷子なのがたまに傷だけど」
「そうだろう、そうだろう……おろ?なんかバカにしてなかった?今」
「気のせいよ」
正に上げて落とすを体現して見せるミトは違和感に気付いたソウテンの指摘を綺麗な笑顔で躱す
「然し……伝説に準えたクエストで意味不明な仕様が交じるってのはどうなんだ?」
「今に始まったことじゃねぇよ、こんくらいは普通だ………あっ!仮面ライダー滅○迅○あんじゃん!!おもしれぇんだよなぁ〜これ〜」
「ありふれてるとも言えるよな………おおっ!○L ○A○Kと続編のR○がある!しかも限定盤だとォォォォ!?」
「ば、バ○カ○じゃねぇかァァァァァァ!不破さんだ!マジパネェェェェェ!!」
「おぃぃぃぃ!!何を悠長に仮面ライダーを物色して………なにぃぃぃぃ!?コイツは!!仮面ライダーディ○イ○か!?マジで!?」
ミイラ取りがミイラになるとは正にこの事。男子ならば食いつきを見せない筈が無い特撮シリーズの荘厳なラインナップにバカトリオと赤狼は騒ぎ始める
「………○ッキン○パ○のDVDだわ!しかも全巻!?それにこっちは孤○のグ○メ全シリーズ!ちょっと!なにこれ!最高じゃないの!」
「ミトさんってたまーに変になりますよね」
「元から変だよ」
「ですね。なにせ、リーダーの恋人ですから」
「それもそうか」
「シバくわよ、アンタら」
「「「すいません、調子こきました」」」
最早、常識人であった頃は皆無な姿に年少トリオが呆れ果てていると
「ふっふっふっ、お気に召したかね?このレンタルショップヨツンヘイムはありとあらゆる作品を網羅している……無論、珍しい動物もね」
「ププーン」
突如、姿を見せた筋骨隆々な男性。その体に身に付けたエプロンは御世辞にも似合っているとは言えず、何かを値踏みする視線も信用に足らない。そして、更に驚くべきことは彼の肩に座る一匹の生物、其れを見たソウテンたちは目を見開く
「プーン?ププ〜ンッ!?」
「プルーがもう一匹!?」
そう、色の濃さや目付き等に僅かな違いが見受けられるが、其れはプルーと瓜二つの姿をした謎生物だったのだ
「いや!一匹どころじゃない!あっちにたくさんいたぞっ!」
「しゃぶ太郎の仲間か?」
「しかしだな、職人。ワンコくんは《SAO》のモンスターの筈では?確か、テンが釣り上げたと記憶しているぞ」
「仲間ってことか?いや……そもそも、その前に一つ聞いていいか?ミト、キリト」
「どうしたの?テン」
「なんだよ」
名を呼ばれ、彼の方に視線を向ける二人。当の本人は愛犬を見つめながら、その体を抱き抱えていた
「そもそもプルーってなんだ?」
「「知らないで飼ってたのかよ!!」」
まさかの発言にミトが御約束を放ち、キリトも蹴りを放つ
「ぐもっ!?いやだって!今までは深く考えてなかったから、別に気にしないでいいやって思って!」
「はぁ……なんでこんなバカを好きになったのかしら……」
「プルーはプルーだろ。お前の愛犬で俺たちの大事な家族、それ以外の何者でもないさ……だよな?プルー」
「ププ〜ン」
ソウテンの言い分に対し、彼を好きになった事を後悔するミト。一方でキリトは優しくプルーの頭に手を置き、親友に愛犬の存在は大事な家族であると諭すがプルーは置かれた手を叩く
「なにしやがんだァァ!駄犬!」
「おいコラ、プルーを駄犬とか言うな。プルーは大事な家族だ」
「リーダー。それは今、キリトさんが言った」
突然の反乱にプルーに空手チョップを叩き込むキリト。その様子にソウテンは何気に親友の名言をさらりと放つが、ヒイロの鋭い突っ込みが入る
「キリトの名言は俺の名言だ」
「ジャイアニズムも大概にしろ!迷子!」
「んだとコラァ!やんのかっ!?ぼっち!」
プルーを他所に喧嘩を始めるバカコンビ。然し、他の面々の表情は穏やかではなかった
「して、貴殿は何者だ」
「我が名はレンタルショップヨツンヘイムの守護を任された四本槍が一人!霜の店長の呼び名を持つテンチョウ!残業代を払わずに人々を働かせる企業戦士なり!!」
「なんですって!」
「残業代を払わないだと……!!」
「ブラック企業ではないですか!!!」
「人でなしだ」
「ホント!ろくでなしだね!」
「人間として難ありだな」
「金がねぇとバナナが買えねぇ!!」
「というか名前がそのままだ!!」
「安置ネーミング!!」
コーバッツからの問いに答えたエプロン不釣り合い男性基テンチョウ。その名乗りと共に放たれた悪意ある行動にミトたちは戦慄していた
「残業代を払わない………愚か者ォォォォ!!」
「おごっ!?」
「コーバッツ!?どしたっ!?」
突然の豹変を見せ、テンチョウの顎にアッパーを叩き込むコーバッツ。其れに気付いたソウテンが目を見開き、彼に問いを投げかる
「この世には………この世にはな……払わない以前に………欲しくても………
貰えない者もいるんだぞォォォォ!!!」
「「ものすごい説得力だ!!!」」
公務員という職種であるが故に残業代そのものが存在しないコーバッツの叫び。あまりの説得力に全員が肯定しながら、驚愕していた
「テンチョウとやら……貴殿には教育的指導が必要らしいな。不肖!このコーバッツ、貴殿に一騎打ちを申し込む!!」
「ほう!階層ボスの一人である私にかね?猿の妖精よ」
「猿………ふっ、何を言うかと思えば……ふははは!!」
「コーバッツ?」
「どうした!?オッさん!」
テンチョウからの呼ばれ方に対し、気が狂ったかの様に笑うコーバッツ。彼の唐突な豹変にソウテンは表情を引き攣らせ、グリスは彼に呼び掛ける
「いや、なんでもない。それはそうとテンよ……ここは私に任せてくれるか?」
「おろ?別に良いけど……深くは聞かんでおくよ」
「
何時になく真剣なコーバッツからの問いにソウテンは驚いた様子を見せるが、即座に彼の熱意を見抜き、追求しようとはしなかった
「何を言ってんだ!オッさん!?」
「そうだ!一緒に戦うぞ!コーバッツ!仲間じゃないか!」
「ふっ……その気持ちだけを受け取っておこう。ディアベルよ……私の生徒たちを頼んだ」
「コーバッツ………分かった……行こう!テン!みんな!」
「ああ……コーバッツ、任せた」
「うむ」
「必ず来いよ!オッさん!」
「コーバッツ!おめぇ!漢だ!」
「立派なオッさんだ!ゴリラみてぇなくせに!」
「ツキシロさんは褒めたいの?貶したいの?」
コーバッツを残し、次の階層に走り出すソウテンたち。去り行く仲間の声を背に受け、彼は手にした斧を持つ手に力を込める
「言い残す言葉はあるか?猿の妖精よ」
「最初に言っておくとしよう……我が名はコーバッツ!!泣く子も笑う《
(バナナ農場でまた会おう、我が家族よ)
「そいで?なんとか第二階層に来た訳だが………どうなってんの?これは」
第二階層に足を踏み入れたソウテンたち。然し、其処に待ち構えていた光景に彼等は驚きを隠せない。二度あることは三度あると言うが、まさかのあり得ない光景、目の前に広がる光景は異業の一言だった
「レッツ・クッキングと参ろうか……このシェフスマイルを見よっ!!」
「「何故にクッキングスタジアム!?」」
そう、其処は昔懐かしいクッキングスタジアムだったのです
次なる第二階層に待ち受けていたのはクッキングスタジアム!そして、現れるは霜の王に仕える四本槍が一人!霜の料理人!御通しのカット?んなもん、認めるかっ!!御通しも代金に含んでやる!!
NEXTヒント 迷双子クッキング
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もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気