蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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今回もボケ倒します♪ちなみにコーバッツの活躍は暫くは書きません♪えっ?書けないだけだろって?違いますぅ、後で書くんですぅ。因みに今回の話に出てくる話題は全てが自分の主観ですので気を悪くした方がいたら、申し訳御座いません(土下座)


第四説 御通しカットは認めない?お水はセルフです!!

「レンタルショップの次はクッキングスタジアム!?最早、意味わからねぇどころか頭がおかしくなりそうだ!」

 

「全くだぜ!ツキシロの言う通りだ!顔から屁が出そうだ!」

 

困惑するツキシロに同調するかの様に、同意を示すグリスであるが何を言いたいのかが理解出来ない謎の諺を使用し、ソウテンたちは首を傾げていた

 

「グリスさん?顔から出るのは火ですよ?というか使い方が間違ってます」

 

「今更だよ。だってグリスさんだよ?」

 

「そうそう、グリスさんだもん」

 

「おいコラ!チビども!張り倒すぞっ!!」

 

「「「やれるもんなら、やってみな。ゴリラ」」」

 

「ゴリラじゃねぇわっ!!チビども!」

 

「「「「「えっ」」」」」

 

「真顔で驚いてんじゃねぇっ!!」

 

真顔で驚愕するソウテンたちにグリスの突っ込みが飛ぶのは日常茶飯事のありふれた光景である事は言わずもがなである

 

「な、なんですって!?」

 

「どしたんよ。ミト」

 

慣れ親しんだグリス弄りを他所に、ミトはメニュー表を見た瞬間、有り得ない物を見たかのように驚きの声を挙げた。其れに気付いたソウテンは呑気に問い掛ける

 

「コース料理につきましては御通しも料金に含むですって!?ただでさえ、良くわからない料理を食べさせられる事に憤りを感じるのに……料金を取るなんて!極悪非道だわ!最近では御通しカットも普通なご時世に、その料金込みのコース料理をメニュー表に載せるなんて!許されないわ!訴えるわよ!そして勝つわよ!」

 

「リーダー。ミトさんが荒ぶってる」

 

「複雑なお年頃なんよ。そっとしといてやんな」

 

「そうですよ、ヒイロくん。皆が皆、スグちゃんみたいに単純な思考回路をしている訳ではないんですよ」

 

「そうそう、あたしって単純だから、難しい事を考えるのが苦手で………って!誰が単純よっ!!!」

 

「相変わらずノリツッコミがお上手ですね」

 

「褒められても嬉しくないっ!!」

 

荒ぶるミトに驚くヒイロを諭すソウテン。その隣ではヴェルデが恒例とも言えるリーファ弄りに勤しんでいた

 

「忘れもしないわ……あれは雪の降る寒い夜……いや、暑さが残る残暑の厳しい秋だったかしら?」

 

「「「どっちだよ!!!」」」

 

急に昔語りを始めようとしたかと思えば、冒頭から躓くミトに全員からの突っ込みが飛ぶ。普段が真面であるが故に急な迷走には誰もが突っ込みを放つのは至極当然と言える

 

「思い出したわ!雪解けした春先だったわ、確かそうよ。うん、そうだったわ」

 

「「「全然違うじゃねぇか!!」」」

 

「雪解けしてきた春先、私は父さんと母さんと一緒に少し高級な小料理屋さんに行ったわ……」

 

「続けてるんだけど……テンちゃん、止めないの?」

 

出端を挫いたにも関わらず、何事もなかったかの様に続けるミト。その姿にフィリアは傍観していた兄に問う

 

「えっ?何故に?昔語りするミト、すげぇ可愛いじゃん」

 

「うわぁ……わたしの知ってるテンちゃんじゃない。他人に甘いとか」

 

然し、返ってきたのは自分の知る彼からは想像もつかない甘さに溢れた言葉。兄の変化にフィリアは引き気味の表情を見せる

 

「諦めろ、フィリア。ミトの事になるとテンはすんげぇ甘くなるんだ」

 

「時の流れってやつかな」

 

「なんか分からんが失礼な事を言われてるんは分かんぞ」

 

昔の彼を知る故に遠い目をするキリトとフィリア、それを聞き逃さなかった道化師はぎろりと彼等を睨み付ける

 

「ほっ〜ほっほっほ!トラットリアヨツンヘイムにまでやって来るとは中々の見所がある様ですね。よろしい、特別に御通しのひじきの煮物を差し上げましょう」

 

「「いらん」」

 

「「「おぃぃぃぃぃ!何を言ってんだ!!こんの迷双子(ファンタジスタ)!!!」」」

 

突如、姿を見せた晴天を突くコック帽の男性。その胡散臭い見た目はソウテン以上に信用に値せず、誰もが引き気味の視線を向けていた。然し、其れに物怖じしない二名の迷子、彼等は双子ならではの一言一句違わない返答を食い気味に返した

 

「……は?今なんと?私も耳が悪くなりましたかね?」

 

「メキシコにそんな文化はないよ」

 

「スペインにもねぇな」

 

「だから……」

 

「「超いらん」」

 

聞き返すコック帽男性に対し、自分たちの血筋には存在しない文化であると断言し、極め付けには先程の返答に超を付け足した更なる否定を返す

 

「誰か黙らせろ!あの迷子共を!今すぐに止めろ!」

 

「無駄だよ…お兄ちゃん……二人を止められたことないんだから……」

 

「最悪だ!!ミト!お前の管轄だろ!お願いします!!」

 

止まらない迷双子の暴走にキリトは止める様に呼び掛けるが、昔からの付き合いであるリーファが遠い目で諦めた雰囲気を醸し出し始め、最後の頼みであるミトに呼び掛ける

 

「それでね、御通しをカットするかしないかで二人がすごく揉めてたの。子供心に思ったわ……これが家庭崩壊なんだって……あら、キリト。なんか言った?」

 

「うん……話を聞いてなかったのは分かった…なぁ、プルー……お前の主人たちはアホだな」

 

「ププ〜ン」

 

止める以前に昔語りに夢中な余り、話を聞いていなかったミト。一方でキリトは優しくプルーの頭に手を置き、彼の主人たちの理解不能さに呆れるがプルーは置かれた手を叩く

 

「なにしやがんだァァ!駄犬!」

 

「おめぇさん、すんげぇプルーに嫌われてんな。何をやったんよ」

 

「きっと…犬に嫌われやすいのよ」

 

「というか犬なの?プルーは」

 

「何を言ってるの?リーファは。ほら、まごう事なき犬じゃん」

 

「プ〜ン」

 

(…………えっ?何処が?フィリアの目はどうなってんの?あたしがおかしいの?)

 

突然の反乱にプルーに空手チョップを叩き込むキリト。その様子にソウテンとミトは可哀想なものを見る視線を向け、リーファは犬であるかも疑わしいプルーを抱き抱え、犬だと断言する親友に心の中で突っ込む

 

「それはそうと、おめぇさんはどちらさんだ」

 

「我が名はトラットリアヨツンヘイムの守護を任された四本槍が一人!霜の料理長の呼び名を持つリョウリチョウ!さぁさぁ、お立ち合い!我が料理の前にひれ伏せ!ちなみにお水は一杯10万円となっております!」

 

「なんですって!」

 

「あの某プロの代表アニメに出てくる有名三悪人でさえも思いつかないぞ……!」

 

「極悪非道ではないですか!!!」

 

「人でなしだ」

 

「ホント!鬼の所業だよ!!」

 

「飲食店にあるまじき行為だな」

 

「御通しってなんだ?」

 

「グリスさんのそういうところ素敵……」

 

「フィーっ!?許さんからなっ!こんなゴリラが交際相手なんてっ!」

 

「さっきのテンチョウと言い、どうにかなんないの?名前」

 

「言うだけ無駄ですよ……リズさん」

 

「なんでかな……テンくんたちといると非常識さに慣れていく私がいる…」

 

ソウテンからの問いに答えたコック帽男性基リョウリチョウ。その名乗りと共に放たれた悪意ある行動にミトたちは戦慄し、リズベット、リーファ、アスナは呆れていた

 

「水が一杯10万円…………ハジケ奥義・スリッパクラッシュ!!」

 

「ぐおっ!?」

 

「どうした!?テン!お前らしくもない!」

 

突然の豹変を見せ、リョウリチョウの顔面をスリッパの裏でぺちぺちと叩くソウテン。其れに気付いたキリトが目を見開き、彼に問いを投げかる

 

「いいか……水ってのはな命を紡ぐ大切な生命の源なんよ………それを……それを………

 

 

 

 

金稼ぎに使うとかありえねぇ!!!

 

「「まさかの真っ当な意見!!!」」

 

普段からは想像もつかない真っ当な正論を口にするソウテン。普段がおふざけ全開であるが故に偶に出す正論に全員が仰天していた

 

「リョウリチョウだったか?おめぇさんにはちょいと料理の何たるかを教えてやらんと駄目みたいだな。ミト、フィー!3狩リアだ!!」

 

「任せなさい。この程度の奴は朝飯前………否!湯沸かし前よ!」

 

「メキシコ仕込みのラテン系料理を喰らわせてあげるんだから!!」

 

「ほう……私と3狩リアですか……よろしい!スー・シェフにトゥルナン!おいでなさい!」

 

「「お呼びで?リョウリチョウ」」

 

リョウリチョウを相手に3狩リアを申し出るソウテン、その傍らには鍋片手にミトとタコスを片手にフィリアが控え、対するリョウリチョウは部下であるスー・シェフとトゥルナンを呼び出す

 

「テン……」

 

「先に行け。俺たちも後から追いかける」

 

「でも!リーダーは致命的な迷子!目的地に辿り着く事は不可能です!」

 

「安心しなさい。私が責任持って連れていくわ」

 

「ミト……きっとまた会えるよね!」

 

「ええ、会えるわ。だから……行くのよ!アスナ!」

 

「グリスさん……後から追いかけます、この落花生を私の代わりだと思って食べてください」

 

「フィリア……ありがとよ、行ってくる!」

 

「何時もこうなの?この人たちは」

 

「意味がわからないのはわたしだけかなぁ……」

 

「ほら、シノンさんもレンちゃんも行くよー」

 

ソウテンとミト、フィリアを残し、次の階層に走り出すキリトたち。去り行く仲間の声を背に受け、彼は手にした槍を肩に担ぎ、不敵に笑う

 

「さてさて、お立ち合い……今宵の演目は!泣く子も笑う《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》が筆頭格のソウテン並びにミトとフィリアが御送りする幻想世界での浪漫喜劇に御座います」

 

「「どうか暫しのお付き合いを……」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(((明日の朝はT・K・Gにしよっと)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?なんとか第三階層に来た訳だが………どうなってるんだ?これは」

 

第三階層に足を踏み入れたキリトたち。然し、其処に待ち構えていた光景に彼等は驚きを隠せない。仏の顔も三度までと言うが、まさかのあり得ない三度目の光景、目の前に広がる光景は異業の一言だった

 

「チェッカーフラッグ!勝てば官軍負ければ賊軍!!この世は大サーキット時代!!」

 

「「何故にレーシングサーキット!?」」

 

そう、其処は昔懐かしいレーシングサーキットだったのです




第三階層に広がるのはレーシングサーキット!レースに出なければ進めない!?でも大丈夫!内には何でもできる最強のアイツがいる!敵は霜の整備士長だと……!?

NEXTヒント お前がやらねば誰がやる

ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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