ミト「
ソウテン「うんうん、流石はミトさんだな。俺の嫁に文句無し!なぁ?我が息子よ」
ロト「だねぇ、かーさんは美人さんだもんねぇ」
「はい、それでは今日はメキシコ料理の専門家であるソウテン先生に御越しいただいております。こんばんは、先生」
「
「メキシコ料理は我が血肉なりの決め台詞でお馴染みのアシスタントのフィリアです」
トラットリアヨツンヘイム、其処は妖精界のありとあらゆる重鎮も脚繁く通うとされる某有名グルメガイド雑誌記事も認めたとか認めてないとかの噂が流れるクッキングスタジアム。今宵、この三つ星は堅いともされるレストランにて、世紀の
「さて今日のお料理はなんでしょう?先生」
「はい、今日は誰でもできる簡単お手軽料理です。先ずは炊き立ての白いご飯を用意しましょう」
ミトからの問い掛けに、何処からか取り出した土鍋に敷き詰められた白米をソウテンが取り出す
「白いご飯?まぁ、お米がツヤツヤしてますね」
「土鍋で炊いた土鍋ご飯ですからね。ちなみに御家庭がパン派の方は千切ったパンの欠片でも代用可能ですよ」
疑問に思いながらも、白米の際立つ艶感に気付いたミト。其れにソウテンは満足そうに答えながらも、パン派の方々への配慮を忘れない、流石は気配り上手の道化師、これはポイントが高い
「そしてこちらが今回の目玉!ピーナッツバターですね」
「今回は自家製の物を使用していますが、市販の物でも代用オーケーです」
次にアシスタントのフィリアが取り出したのは彼女自身と
「こちらをご飯に掛けよ〜〜く混ぜ込み、最後にアクセントの落花生の殻を振り掛ければ、今回のお料理のピーナッツバター混ぜご飯の完成です」
「メキシコ料理の王道ですね。御自宅でも簡単に作れるので是非とも皆さんも
生まれたのは茶色が際立つ
「ミトさんや、味の方はどうかにゃ?」
「そうね……簡単に言うと食えたものじゃないわ。なにこれ?流石にプルーでも食べないわよ?というか鍋を冒涜してるの?神聖な土鍋ご飯を残飯に変えるなんて、恥を知りなさい」
((…………すんげぇ怒ってらっしゃるぅぅぅぅぅ!!!))
笑顔からの一変、愛用の鎌を手に瞳の奥が笑っていない笑顔の
「
「ひぃぃぃぃぃ!テンちゃん!どうしよう!ミトが怒ってる!嫁による旦那と小姑の家庭内暴力待ったなしだよ!」
「落ち着け、我が妹。いいか?こういう時は取り敢えずは茶を嗜むんが一般的な対処法だ」
妖艶に微笑む
「こんのバカ兄ぃぃぃぃ!!落ち着いてる場合かぁぁぁぁ!今まさに敵よりも恐ろしい身内からの制裁を受けようとしてるんだよっ!?何処まで愉快な思考回路してるのっ!」
「ぐもっ!?お兄ちゃんを殴るなんて、フィーちゃんのバカ!まだ親父とミト、キリトとグリスにヴェルデにヒイロ、その他大勢にしか殴られたことがないのに!!」
「割と殴られてんじゃん!!威厳ないにも程があるよっ!!」
「威厳がなんだ、インゲン豆の方が美味い。まぁ俺は落花生派だけど」
「何の話!?いやまぁ、落花生はわたしも好きだけど!!」
「ふふっ……覚悟しなさい?」
「よし出来た!さぁ!我々の料理をお食べなさい!」
「お見事です!流石はリョウリチョウ様!さぁ!妖精どもよ!心して喰らいなさい!」
「リョウリチョウ様の料理を食せる事が如何に名誉あることかを理解するがいい!!」
「「いらん。というか超いらん」」
忘れていたというか忘却の彼方に消し去っていたリョウリチョウたちの存在。料理を完成させた彼等の声に反応した二名の迷子、彼等は双子ならではの一言一句違わない返答を食い気味に返した
「……は?今なんと?私も耳が悪くなりましたかね?」
「良く知らない人から食べ物をもらうなってのが死んだオフクロの遺言でな」
「アナタたちは迷子な上に食べ物につられると直ぐについていく悪癖があるから、餌付けには気を付けなさいってのがママの遺言なの。だから……」
「「究極いらん」」
聞き返すリョウリチョウに対し、自分たちの母からの遺言をしっかりと守り、極め付けには先程の返答に超を超えた究極を足した更なる否定を返す
「そんな訳だから………さっさと御退場願いましょうか?」
不敵に笑い、仮面越しに覗く蒼き双眸をぎらりと光らせる道化師。肩に担いだ槍を手に笑う彼は誰よりも不敵、正に道化師と呼ぶに相応しい姿で佇んでいた
「テン!フィー!準備は出来てるわ!」
「
「
ミトが鎌を振り被り、その先にいたソウテンとフィリアが風圧で前に押し出されるのと同時に壁を駆け上がり、彼等は高く、誰よりも高く、飛んだ
「「
その
「「永遠にadieu」」
仮面越しの不敵な笑みと別れの言葉。その二つはリョウリチョウたちの視界に鮮明に焼き付いた。刹那、頭上から無数の槍が雨のように降り注ぎ、体を貫き、止めの槍最上位ソードスキル《アルティメット・サイン》、短剣最上位ソードスキル《エターナル・サイクロン》を放つ。究極と永久の名を冠する最強技を前に成す術もなくリョウリチョウたちはその姿を四散させていく
「そいじゃあ……これにて幕引きと致しましょう」
「「またの御来場をお待ち致しております」」
深々と頭を下げる道化師、死神、狩人。最強トリオによる勝負は幕を下ろした、彼等の抜群のコンビネーションを体現したハジケバトル。後に《ALO》を代表する最強トリオ爆誕の瞬間である事を、今はまだ誰も知らない
「さてと、キリトたちを追いかけるか」
「待っててね〜!
「あっ……二人とも。そっちは」
「「おろ……………………あぎゃぁぁぁぁ!!!」」
ミトが呼び掛けるも虚しく、最後まで言い切る前に一歩を踏み出した双子の前方に現れたのは穴、ぽっかりと空いた穴が待ち構えていた。そして、勢いよく飛び出したソウテンとフィリアの体は宙に放り出されていた
「崖よ」
「「ミトてめぇぇぇ!!!」」
「ヤバいよ!お兄ちゃん!金色の方だけど物理耐性が高すぎる!」
「衝撃波攻撃二秒前!」
「カウントダウン開始!
「ゼロ!!」
先程までのおふざけに特化した階層は何だったんだ?と言わんばかりに二体の猛牛を前に苦戦を強いられているキリトたち。三人の《プライベート・ピクシー》のカウントダウンと共に衝撃波が放たれる
「衝撃波以前にあんの黒光ビーフも厄介だ!シノンの尻をじっくりと拝んでる暇もねぇとは正にこの事だぜっ!」
「んなっ!?こんのバカツキ!アンタ!後で体中の穴という穴に魔法矢全種類ぶっ込んでやるから覚えときなさいよ!!」
「アバンギャルド!!素敵な芸術的センスに感銘を受けるが、そいつは遠慮願いたいぜ!シノンは援護を優先!レンは撹乱を頼む!」
「「アイアイ!」」
相変わらずの尻談義に
「見つけた!キリト!金ピカビーフにありったけの剣技を打ち込め!!黒光の方は俺が物理と魔法を併用して、ぶっ飛ばす!!やれるよな?てか……やれ!
「ったく……何処ぞの
《黒の剣士》と《赤き狼》、その瞳が交差し、彼等の共通の友人である《蒼の道化師》を彷彿とさせる不敵な笑みが浮かぶ。その姿に刺激され、クライン、ディアベル、リーファ、シリカ、リズベット、シノン、レンの順にソードスキルを叩き込んでいく
「《メモリークラウン》じゃないが……こいつでフィニッシュだ!!」
「さぁ……決めるぜ?イッツ・ファンキー!!」
キリトが得意とする二刀流スキル最上位剣技《ジ・イクリプス》による二十七連撃、ツキシロが独自に編み出したシステム外スキルの拳撃スキル最上位技《ハウリング・バニッシュ》が二体の猛牛の胸部を貫く。然し、彼にも階層ボス、一筋縄ではいかない。押し切るには足りない、その時だ
「ミト!本日二度目のアシスタントよろしくっ!」
「了解!行くわよっ!リーダー!!」
待ち望んでいた声が響いた。階層をぶち抜き、飛来する瓦礫と共に彼は姿を見せる。
「今宵の追加演目は道化師による世にも珍しい空中曲芸に御座います」
手にした槍と共に螺旋回転を始め、その回転は風を巻き込み、小さな暴風と化す。一撃必殺の
「よぉ?まだパーティーの席は空いてるか?
「招待状も無しにアポなし訪問かよ……相変わらずの非常識だな?
「道が分からねぇからって階層ぶち抜くかぁ?普通……まぁ、お前らしいけどよ。という訳だからよ、ちょっちツラを貸せよ。
「仕方ねーな。んじゃま、さくっと終わらせるとしますかね」
道化師、剣士、狼、異色の三人が並び立つ。その前に二匹の猛牛。今まさに最強の戦いが幕を上げる
「おお!道が出来ている!」
「む……下に続いているらしいな」
「あれっ!?俺たちの見せ場は!?機関車斬りのシーンはどうなったんだ!?」
「この流れから察するに全面カットでしょうね。続きはドラマCDで描かれるか単行本にありがちな書き下ろしでしょうかね」
「限定版は一度で二度美味しい」
「「「階層ぶち抜いたから増えてるぅぅぅぅぅ!!!」」」
感動的な後は任せろ展開ガン無視の全員集合。これぞまさに道化師一味の日常的風景であることは火を見るよりもファイヤー!である
階層をぶち抜き、遂に集結した道化師一味。二体の猛牛を前に彼等は何を思う…そして、その先に待つ新たな出会いとは……!
NEXTヒント 絵にも描けない美しさ
ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪)
もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気