『《
其れが何を意味するのか、そこまで言い切るからには如何なる理由があるのか、誰彼構わず、周囲を巻き込み、全てを彩る彼等が初めて口にした自分たちを否定する発言。それを聞いた時、流石にミトも耳を疑った
「ねぇ、テン」
「おろ?どした?」
勉強会終わり、ギルドホームに残っていたミトはソファーで項垂れた様に寛ぐ道化師に声を掛けた
「単刀直入に聞くけど、さっきの言葉はどういう意味?」
真面な答えが返って来ることは期待していない、それでも聞かざる訳にはいかなかった。その言葉の裏に隠された真意、一つの真相を知りたいが故にミトは真っ直ぐと彼を見据える
「さっき?ああ、《
「そこまで言い切るからには理由があるのよね?」
「何故にそう思うのかを聞いてもいいかにゃ?」
不敵な笑みを崩さないながらも、問いを投げかける彼。普段の彼ならば絶対に口にしない言葉、其れが頭から離れないミトは腹を括り、彼を真っ直ぐと見据える
「私が知るテンは……蒼井天哉は仲間たちと騒ぐことを生き甲斐にしてる友達想いの大バカモノで、仲間の為なら、何があっても立ち止まらない人よ。そのアンタが自分自身を否定してまでも強いって言い切る意味を知りたい………ただ、それだけの理由よ」
「
何時もは仮面に隠された素顔、その瞳が意味するのは道化師としての彼ではないミトが慣れ親しんだ恋人としての彼が語っているという事実。それだけの理由ではあるが納得するには十分過ぎる理由、彼が何の戯けた素振りも見せずに語る時は真剣であると、ミトは理解していたからだ
「じゃあ………アスナは勝てると思う?道化師さん」
「さぁね、其れこそ神のみぞ知る……いや、
「おい!アレ見ろよ!!」
「ウソだろっ!?どうして、こんなトコに!」
巨大な木が聳える孤島。《絶剣》見たさに集まってきたギャラリーたちが騒めきを見せる。その先にはレジャーシートを広げ、鍋を囲む仮面の集団、仮想世界に名を轟かせる最強ギルド《
「俺……生の《
「《死喰い》様よー!きゃー!」
「うわっ!《騎士》ってマジで裸なのか!?」
「《黒の剣士》だ!すげぇ!生で見ると意外にガキみたいななりしてるな……」
「野生のゴリラが二匹いる……!?」
話題を掻っ攫う勢いで、その名を轟かせる面々。《絶剣》を見に来た筈のギャラリーは既に《
「悪いね、《絶剣》っち。おめぇさんの人気を奪うみたいな感じに喰う感じになっちまってさ」
騒がしいギャラリーをアテに鍋を突く一同を代表し、仮面の道化師が申し訳なさそうに木の前に佇む
「別に構わないよー。ボクは別に人気者になりたいわけじゃないからさ……というか、前々から思ってたけど道化師さんたちは人気者だね」
「そりゃあこのゲーム生粋の有名ギルドだからね。まぁ、俺を含めたギルドの精鋭を十二人も下したおめぇさんの方が今では有名人みたいだけどな」
「あはは、そう言ってもらえると嬉しいよ。それはそうとさっきのメッセージは本当なんだよね?
和気藹々と盛り上がり、ソウテンに話し掛ける姿は正に子犬の様に無邪気な雰囲気。御世辞にも彼女が《絶剣》と呼ばれてるとは思えない
「ああ、我がギルドが誇る最強のプレイヤーだよ。俺が出会った中で………おめぇさんが必要としてる人材に適してる、依頼通りの人物………そんな訳だから、頼める?アスナ」
「………………え?ちょっと待って!何の話?」
唐突に何の前触れも無しに呼び掛けられたアスナは面を喰らったかの様に、きょとんした表情を見せる
「あー……説明してなかった?取り敢えずは戦ってみりゃあわかる……きっと、彼女はおめぇさんに良い刺激を与えてくれるよ」
「や……ちょっと!ミト!」
「諦めなさい?アスナ。テンの考えは常に意味がある………それより先はアナタ次第よ」
「ミトまで………」
背中を押され、中央に放り出されアスナは親友に助けを求めるが昨晩の一件で彼の考えを理解したが故に止めようとせず、優しく笑う
「じゃあ……お姉さん、やる?」
そう言って、笑い掛けた《絶剣》は、彼女は自分の前に姿を見せたアスナに何かを感じた。それはアスナも同様、知らない筈の彼女の姿に戸惑いを見せながらも口を開いた
「えーと………じゃあ、やろうかな…」
絶対無敵の刃を前に閃光は何を思い、その刃を振るうのか………あれ?ちょっと!攫われてる!?
NEXTヒント 誘拐されがちなのは常にお姫さまタイプ
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もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気