蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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オリジナルのカオス時空!マザーズ・ロザリオとは名ばかりのギャグ時空にようこそ!


第四の太刀 缶蹴りやろうぜっ!これが超次元遊技だっ!

「缶蹴りしようぜっ!」

 

《絶剣》がアスナを連れ去ってから数時間後。ギルドホームに戻ってきた《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》のメンバーに、空き缶を片手に高らかに宣言するのはリーダーであるソウテンその人である

 

「一人でやれ」

 

「できるかっ!!」

 

「ぐもっ!?」

 

無慈悲も放たれたキリトの一言に、両眼をくわっと見開き、飛び蹴りという名の物理的な突っ込みを放つ

 

「いいか?一人遊びのプロフェショナルのお前は知らんかもしれんが、缶蹴りは揺籠から墓場まで楽しめる画期的な遊びだ」

 

「誰が一人遊びのプロフェッショナルだ!!迷子野朗!!」

 

「迷子じゃない」

 

「相変わらず、脈絡がありませんねぇ。リーダーは」

 

「何時ものことだよ」

 

缶蹴りの説明しながらも、キリトに悪口を放つソウテン。その姿を側から見ていたヴェルデとヒイロは互いの兄貴分に呆れた眼差しを向ける

 

「でもよぉ、缶蹴りなんかしておもしれぇのか?」

 

「面白いかは分からないが暇つぶしにはなるんじゃないか?なぁ、コーバッツ」

 

「うむ!依頼もないからな……偶には遊ぶのも良い運動になるだろう」

 

「依頼がないってことはお金もないってことなのよ?分かってる?アンタたち」

 

難色を示すグリスを説得するディアベルとコーバッツ。その背後では紅茶を口に運びながら、ミトが鋭い指摘を言い放つ

 

「取り敢えずだ、暇つぶしにやろう」

 

「賛成です!来週末に有名逃走劇に出ることになったので、練習したかったんです!あたし!」

 

「おろ?何時から其処に?シリカ」

 

頑なに缶蹴りをやりたがるソウテンに賛同したのは、いつの間にかログインしていたシリカ。久しぶりに見る彼女に目を丸くしながらも問う

 

「今さっきです。歌番組の収録でかましてやりましたよ、何せケツカッチンでしたからね」

 

「シリカは元気で可愛い」

 

「ありがとぉー!ヒイロもカッコいいよー」

 

死語とも言うべき単語を連発しまくる彼女を肯定するヒイロに恋愛御法度であるアイドルであるにも関わらず、シリカは彼の懐に飛び込む。その姿は正に飼い主に戯れるネコそのものである

 

「やるのは構わんが……鬼はテンの字とテン子以外にしておけ。貴様等がやると終わりの見えないデスゲーム第二章が始まる事は眼に見えている」

 

「はっはっは、職人は冗談が上手いな。なぁ?フィー」

 

「ホントホント、わたしとテンちゃんは御町内でも有名なかくれんぼの達人だったんだよ?昔はめっけのコトちゃんと呼ばれたくらいだよ」

 

缶蹴りを行うこと自体を拒否しようとしなかったが、確実に鬼役には適していない二人にアマツは念押しするが当の二人は忠告を気にも止めない

 

「当然だろ、お前らが迷子にならない様に分かりやすいとこにしか隠れてないんだからな」

 

「うん。難しいとこに隠れちゃうと、絶対に迷子になるもんね」

 

「「衝撃の事実!!」」

 

幼馴染であるキリトとリーファの口から放たれた衝撃的な事実に声を揃え、驚きを見せるソウテンとフィリア。双子ならではのハモリ芸も御約束である

 

「兎に角………やるだけやる?どうせ、依頼もないだろうし」

 

「え?あるよ?依頼」

 

「…………はい?ちょっと待って?今なんて?私の聞き間違いかしら?今なんか依頼があるとか言わなかった?」

 

耳を疑う発言にミトは自分が聞き間違えたのか?と言わんばかりに目を丸くし、再び聞き返した

 

「あるよ?まぁ、厳密には情報が揃ってないから準備段階なワケなんだが………言ってなかった?」

 

「「初耳だ!!バカリーダー!!」」

 

「ぐもっ!?」

 

自らの情報不行き届きを棚に上げ、首を傾げるソウテンに全員が飛び蹴りという名の物理的な突っ込みを放つ

 

「おらー!!ピーマン食えやっーーー!!!」

 

「内緒で依頼を受けるの良くない」

 

「お食べなさい、そして更にお食べなさい」

 

「むごっ!?むごごっ!!!」

 

正に地獄絵図、天井から吊るされたソウテンを取り囲むように三人の馬鹿が彼の口にピーマンを押し込み始める

 

「それで?依頼ってのはどういう内容なんだ?」

 

「むぐ…むごむごふぁごふぁ……てな感じの依頼だ」

 

「分かるかぁっ!!呑み込んでから喋れやっ!!バカテン!!」

 

「ぐもっ!?てめぇ!人の頭をぼかすか殴りやがって!頭がおかしくなったらどうすんだ!」

 

「大丈夫だ、お前には最初からおかしくなる様な知性は存在してない。何故か分かるか?それはな、空っぽだからだ」

 

「オーケー、ちょいと表に出ろや。このリアルソロプレイヤー」

 

「んだとゴラァ!!アメコミヴィランキャラが!」

 

「誰がだゴラァ!!」

 

何時も通りの喧嘩を始めるソウテンとキリト、それが飛び火を呼び、最終的にはミト以外の全員が喧嘩に参加していた

 

「はぁ……ホントに……」

 

「よっ、賑やかだナ。ミーちゃん」

 

賑やかな雰囲気に呆れ、ため息を吐いていると背後から聞き覚えのある懐かしい声が響き、ミトは振り返った

 

「アルゴじゃない……珍しいわね、アナタがログインしてるなんて」

 

その人物、其れは昔懐かしい《鼠》の呼び名で御馴染みのみんな大好き?のキャッチフレーズのアルゴが其処にはいた

 

「いやな、オネーサンも暇じゃナイんだけどネ……テンきちに呼び出されちゃってナ。お得意さまの御呼びに参上しないのは流石におれっちの情報屋としての護憲に関わるからナ……それでダ……今はどういう状況なんダ?オネーサンにも理解出来る様に説明してくれると助かるゾ」

 

「うーん………まぁ、簡単に言うと何時も通りね」

 

「ああ……納得…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうなってるの?これは……」

 

アインクラッド第27層の主街区《ロンバール》に連れてこられたアスナ。彼女は現在、目の前で起きる惨劇に言葉を失っていた

 

「イヤァァァァ!やめてぇぇ!辛いのはやだァァ!!」

 

「報連相はしっかりとしなさいって何時も言ってるでしょうが!!」

 

「ノリ!そのままおさえてろ!次は鼻からワサビだ!」

 

「オーケー!ジュン!」

 

「ちょっ!死ぬ!絶対に死ぬ!病気とか関係なしに死ぬ!お姉さん!シウネー!助けてェェェェ!」

 

天井から吊るされた《絶剣》の口に大量の唐辛子をぶち込む土妖精(ノーム)の女性と火妖精(サラマンダー)の少年。その様子に《絶剣》は涙目でアスナとシウネーと呼ばれた水妖精(ウンディーネ)の女性に助けを求める

 

「ウチのおバカちゃんがすいません。アスナさん」

 

「あっ、別に……大丈夫なんですか?あれ」

 

「はい、何時ものことですから」

 

苦笑しながらも《絶剣》を助けようとしないシウネー。その姿にアスナは妙な親近感を覚えていた

 

(あるのね………《彩りの道化(ウチのギルド)》みたいにリーダーの威厳が最底辺のギルドって……早まったかなぁ…)




懐かしき情報屋との再会、其れが意味するのは妖精界に嵐を呼ぶ絶対無敵の剣に関する芽吹きの始まりだった

NEXTヒント 鼠からの依頼

ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪)

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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