「「「派手に………ゴーカイに行くぜっ!!」」」
その背は誰よりも頼もしく、誰よりも勇ましい。何時も彼等は力を、勇気をくれる。寂しい時、辛い時、其処に彼等が居るから、彼女は真っ直ぐと歩める。道に迷っても、最後には誰かの為に刃を振るい、その背を押す
「キ……キリトくん……ミト……テンくん……」
「あの人……たち……まさか!」
「《
恋人と親友たちの名を呟くアスナの背後で、ジュンが驚きを含んだ声を挙げ、ユウキも初めて見る《ALO》最強ギルドの姿に目を丸くする
「おいおい、
攻略ギルドの代表者と思われる男が威圧的な態度で問い掛けるのに対し、道化師は仮面から覗く瞳を妖しく光らせ、不敵に笑う
「たった三人?やれやれ、聞いたか?
「らしいな。俺たちも舐められたモノだな?
「ちょっと、私抜きで楽しそうに会話しないでくれる?私を蔑ろにするテンは嫌い」
「悪かったよ。後で埋め合わせにゲームの相手してやるから、機嫌直しな?ミト」
「前言撤回、流石はテンね。気配りが出来る貴方が大好きよ」
(相変わらずのチョロさだな……まさしくちょろミトだ)
嫌い発言からの変貌に、キリトはミトのちょろさを感じるが、声には出さない。ソウテンは、何時も通りの不敵な笑みを浮かべる
「俺はおめぇさんたちの事をよく知らんし、興味もない。でもな……一つだけ許せない事がある」
仮面の奥に隠された素顔には凄みを感じさせる唯らなぬ気迫が溢れ、肩に担いだ槍は即座に構えられるように僅かに浮かんでいる
「俺は、ミドルネームで呼ばれようが、天井から吊るされようが、口にピーマンを詰め込まれようが、大抵のことは笑って見過ごしてやる。けどな……
その言葉は、彼が明確な敵意を抱いた際に発する決まり文句。大事なモノを傷付ける事を絶対に許さない彼だからこその真意、ゲームだからこそ、終わりの見えないゲームを生き抜いたからこその凄み、その瞳は真っ直ぐと狙いを定めていた
「舐めんなっ!!メイジ隊!!焼いてやれっ!!」
男の言葉に反応したメイジ隊は魔法詠唱で大量の火球を呼び出し、それをソウテン目掛け、放つが彼の不敵な笑みは崩れない
「キリト」
「なんだ?リーダー」
「
「「「………は?」」」
「りょーかい」
「「「………えっ…………えぇぇぇぇぇぇっ!?」」」
当然のように放たれた衝撃の一言、攻略ギルドは勿論ながら《スリーピング・ナイツ》までもが素っ頓狂な声を挙げたのも束の間、飛来した火球を剣士が抜いた二対の剣が斬り裂いたのだ。ありえない現象に誰もが驚愕し、叫ぶ
「ツキシロの〝
「私の《武器破壊》のパクリじゃないの」
「パクリじゃない。コイツは俺が独自に編み出した《
「ダセェ」
「んだとゴラァ!!何にでもスペイン語で名前をつけるお前にだけは言われたくねぇわ!!」
「スペイン語をバカにすんなゴラァ!!」
「コラァ!!!喧嘩しないっ!!」
「「ぐもっ!?」」
喧嘩するソウテンとキリトに対し、ミトの物理的な突っ込みが入る。真剣な雰囲気も瞬間的に彩ってしまう姿は流石と言うべきか、バカと呼ぶべきかの二択であるが今回は前者である事を御理解いただきたい
「アスナー!来たわよー!」
「閃子。あとで《絶剣》たちと工房に来い、メンテをしてやる」
「リズ……アマツくん……」
「リーダーさんが迷わずにヒイロが迷子になるなんて!きっと呪いだ!リーダーさんの生き霊がいるんだ!」
「恋人が生き霊を信じてることに驚きナウ。#竜使いちゃんで、拡散希望」
「やれやれ、落ち着きがありませんねぇ」
「この状況でカレーを食べてるきっくんの方がおかしいからね?自覚して」
「シリカちゃん……ヒイロくん……ヴェルデくん……リーファちゃん…」
「我が生徒に手を出す輩には愛の拳を見舞ってやらねばな!」
「騎士道を貫く!其れが俺の生き様だっ!」
「うぉぉぉぉ!腹が鳴るぜェェェェ!!」
「言葉を間違えてるにも関わらず、自信満々なグリスさん!素敵です!」
「コーバッツさん……ディアベルさん……グリスくん……フィリアちゃん……」
仲間たち、義妹たち、この表情を彼女は知っている……否、知っていた。白き閃光の行く末を信じる希望の灯だ
「ママ!ぶつかってきてください!パパの事はユイにお任せです!」
「しっかりと役目を果たしてきなよ。ユイは僕が守るよ」
「ユイちゃん……ロトくん……」
棚引く黒髪を揺らし、細剣を携える
「土産話を後で聞かせてね」
「祝勝会はアスナの奢りでシクヨロ」
「……ミト……テンくん……Gracias……キリトくんも大好きだよ…」
「知ってる」
その背に、攻略ギルドと相対していた彼等は、全員が不敵な笑みを浮かべ、
『往けっ!!!』
全員で、背中を押す言葉を放った。その言葉を背に
「あっちは私の頼もしい家族に任せておけば大丈夫。私たちは前の二十人を突破して、ボス部屋に突貫する────いくわよっ!!」
「アスナに続くよーーー!」
迷いを吹っ切り、進む道を定めだ彼女に異議を唱える者などいない。その出会った中で一番良い顔を見せた彼女にユウキは自然と笑みをこぼす
「さてさて……幕を上げようか?色彩豊かな道化たちが御送りする大乱闘劇!!瞬きしてると見逃すから、しっかりと目ん玉を開けておきな」
不敵に笑い、槍を片手に、仮面から覗く瞳で全てを見透かすように、啖呵を切る少年。誰が呼んだか、《
「「アバターチェンジ!!!」」
高らかに宣言された聞き慣れない謎の言葉。刹那、《
「な、なんだっ!其れにその姿は!?」
光に包まれ、次々にありえない姿となり、佇む十四人の勇士。その姿はこの世界には削ぐわない程に異質、しかしながら、威風堂々足る佇まいは、不思議と活力を与える
「おやまあ、我々を御存知ない?良いでしょう……其れでは、御耳を拝借し、聞かせて御覧にいれましょう、我等が名を」
唐突な異変、あの世界にしか存在しない筈の姿を知らない者たちが困惑するのに対し、道化師は不敵な笑みを浮かべる
「道化師の仮面、ソウテン!」
妖しく光る仮面、棚引く蒼き衣、肩に担がれた槍
「勇者の仮面、キリト!」
闇に映える黒き衣、両手に握られた二対の魂
「死喰いの仮面、ミト!」
「野猿の仮面、グリス!」
灰色の衣、身の丈はあるハンマー
「賢者の仮面、ヴェルデ!」
緑の衣、美しくも繊細な細剣
「獣使いの仮面、ヒイロ」
赤き衣、肩に乗る小鳥、腰のブーメラン
「アイドルの仮面、シリカ!」
片手にはマイク、肩には小竜
「職人の仮面、アマツ」
名は体を現す和装、利き手に握られた包丁
「騎士の仮面、ディアベル!」
紺の皮装備コート、右手に盾、左手に片手剣
「農家の仮面、コーバッツ!」
黄色の鎧コート、巨大な斧
「魔法剣士の仮面、リーファ!」
金色のポニーテール、片手直剣
「狩人の仮面、フィリア!」
蒼い軽装備、ソードブレイカー
「鍛治師の仮面、リズベット!」
軽装の鎧と鉄鋼、メイス
「閃光の仮面、アスナ!」
白と赤のグラデーションが特徴的な装備、細剣
「「彩られたら、彩り返すが流儀!我等っ!泣く子も笑う《
最強と呼ばれたギルドが、この世界に名を轟かせる彼等が、其々の特徴である仮面を持つ勇士が、其処には立っていた
「
幕が上がり、最強の演者による大白熱のバトルが勃発!さてさて、エンドロールなんざ吹き飛ばす勢いで爆速の戦いを見せてご覧にいれましょう!!
NEXTヒント 十四色
ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪
もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気