蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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えー、今回はめちゃくちゃふざけます、というかふざけ倒します。何故かって?仕事の疲れを吹き飛ばしたいが故のストレス発散に決まってんだろうがァァァァ!!


第八の太刀 遂に出た!お待ちかねの機関車斬り!やる時はやるんだぜっ☆

El escenario está preparado(舞台は整った)

 

不敵に笑い、槍を肩に担ぐ道化師。無風であるにも関わらず、愛用の青いマフラーが靡く。その姿は異質であると同時に異形であるが彼等にとっては慣れ親しんだ《蒼の道化師》の姿である

 

「開戦の合図に僕の魔法を喰らいなさい!ハジケ奥義・魚&カタツムリ召喚!!ピーリカピリララ・ポポリナ・ペーペルト!!」

 

「「シグさまァァァァ!!」」

 

「「「なんか出たァァァァ!?」」」

 

真剣な雰囲気を真っ先に打ち壊したのは、適当なあらすじを生み出す馬鹿物語の著書としても定評のあるヴェルデ。彼が唱えたニチアサで流れていた伝説的な呪文の呼び出し魔法により、鯛焼きの着ぐるみを着込んだ網タイツが特徴な男性とカタツムリ的な装備を纏った屈強な男性が何かを叫びながら、光の中から姿を見せる

 

「あらやだ……ヴェルデちゃん?どうかしたの?」

 

「お呼び立てして申し訳ない。実は彼方の方々がシグルドさんを亡き者にしようとしているとの情報がありまして……」

 

「んまっ!なんですって!?聞き捨てならないわ!」

 

「ホントよ!カルゴちゃんの言う通り!蹴散らしてやるわっ!」

 

タイコちゃん並びにカルゴちゃんという更なる助っ人の登場で《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》側の戦力が拡大を始める

 

「はっはっはっ、実に愉快!私も協力しようではないか!グーくんの為にもな!」

 

「あれ?いたんだ?サクヤさん。真冬にスイカ持参ですか?」

 

「おんやぁ?誰かと思えば迷子のフィリアくんではないか。なんだ?また迷子か?」

 

当然のように姿を見せたのは外部の人間であるにも関わらず、《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》に入り浸る人物。グリスの姉でありシルフ領を統治するサクヤである、今日も未来の義妹?となる予定のフィリアと冷戦真っ只中なのは言わずもがなだ

 

「くっ!シノンのいない冬休み基シノケツを拝めない年始なんか……生クリームのないケーキだ!」

 

「その気持ちわかるぜ!総長!アタイもご飯が喉を通らない!シノンちゃんのふとももが恋しいよぉぉぉぉ!!」

 

「カムバック!シノン!カムバック!へそ!!」

 

「脇の見れん戦いに興味はない」

 

「フカ。私さ……今更だけど、このギルドは変だって気付いたんだよね」

 

「おいおい、今更だろ?レン。ウチは変態集団だぜ?ちなみに私はシノンパイセンとは百合らねぇよ?レンちゃん一筋だからな☆」

 

「………フカも変態だったかぁ」

 

更なる増援に駆け付けたのは変態集団と名高いサファリパークから脱走してきたケダモノフレンズの《荒野の獣人(ウィルダー・セリアン)》。今回は彼等の生きる活力剤とも呼べる冥界の死神は里帰り中の為に不在のようだ

 

「アスナ様の護衛は私だァァァァ!!」

 

「河童は友だち!!私に釣り上げられないものはありませんぞっ!!」

 

「抜け駆けすんじゃねぇ!コント集団!!風林火山の御通りだァァァァ!!」

 

「うふふ、八つ裂きになりたい人は誰かしら?」

 

「物騒な事を言いながらも微笑みを崩さないメイリンさんも素敵だ〜〜〜〜♡」

 

「クライン……お前、ちょっとキモいぞ」

 

「あぁん!?んだとゴラァ!ぼったくり商人が!!お前から三枚に下ろしてやろうかっ!?あぁん!?」

 

フルコースメニューならば、前菜がメインディッシュを超えていると言わんばかりに更なる加勢に現れたのは変態護衛、河童の初老、侍とフライパンを手に優しく笑う女性、巨漢の商人。呼ばれずとも集まる、其れが《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》と縁を結んだ愉快な仲間たちなのだ

 

「アスナの友だちって変な人ばっかりだね」

 

「…………うん、私も思ってる……それは…」

 

個性爆発気味の友人たちを前にアスナはユウキの乾いた笑いと共に放たれた言葉に返す言葉が見つからずに肯定するしかなかった

 

「ふっ………この舞台ならば、俺の力作を披露するに相応しいな。リズベット!キッド!準備しろ!」

 

「おしっ!鍛冶屋の真骨頂を見せる時ね!」

 

「アレか!燃えてきたぁぁぁぁぁ!!」

 

「職人さんたちが燃えてます!」

 

「炎上ナウ」

 

次に動いたのはアマツ、リズベットとキッドに呼び掛ける姿にシリカとヒイロが驚愕し、震え始める

 

「其れではご唱和ください!桃栗三年柿八年!」

 

「タヌキ寝入り狐の嫁入り!」

 

「来たりて姿を見せたもう!」

 

「「「おいでませませ!!ウィンド・フルレー号!!!」」」

 

「「機関車が出たーーーーっ!?」」

 

口上と呼ぶには余りにも締まりと纏まりがない謎口上に導かれ、時空の壁を破壊するかの様に機関車が出現する

 

「喰らいやがれェェェェ!!ハジケ奥義・機関車斬り!!」

 

「「いざっ!入刀!!」」

 

「「「ぐぉぉぉぉぉ!?」」」

 

「「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!鍛治トリオが裏切ったァァァ!!」」」

 

機関車に驚いていたのも束の間、巨大な剣に変形した機関車剣を鍛治師三人集が振り下ろした瞬間、攻略ギルドのみならず乱戦に参加していたギルド全てが被害を受ける

 

「よっしゃぁ!アネキ!オッサン!俺たちも合体超奥義だ!!」

 

「グーくんと合体超奥義!?よし!お姉ちゃんに任せろ!」

 

「うむ!我が友の申し出を断る訳がなかろう!」

 

「合体超奥義だと……!!」

 

合体超奥義、その名を聞いた瞬間にソウテンが鳩が豆鉄砲を食ったような表情を見せ、わなわなと震え出す

 

「合体超奥義?なによ、それは」

 

「合体超奥義とは協力奥義が攻撃力の足し算だとすると、正にかけ算の未知数の奥義だと伝えられています。ミトさま」

 

「そうなの!?し、知らなかった……」

 

「毎度のことだけど、なんでフィリアが知らないのにエスちゃんが詳しいの!?」

 

疑問符を浮かべるミトに合体超奥義についての説明をするエストレージャに対し、やはりというか《プライベート・ピクシー》の答えに驚きを見せるフィリアにリーファが突っ込みを放つ

 

「流石はスグちゃん。如何なる時もツッコミを忘れないとは……関西人の鏡です」

 

「あたしは埼玉県民だよっ!?」

 

「埼玉も知っています。マスターを含めたパリピ基ハジケリストが集う暗黒街ですね」

 

「違う違う!埼玉はそんな街じゃないから!!」

 

「そうだ、埼玉は分かりやすくいうとメキシコとスペインを足して二で割った街だ」

 

「分かりやすいね!流石はテンちゃん!」

 

「違うわっ!!迷双子!!」

 

「「迷双子じゃない」」

 

埼玉県に間違った価値観を抱くエストレージャに突っ込みを放つ隣で更なる間違った価値観を上乗せする双子の頭をリーファが引っ叩く

 

「喰らえ!!合体超奥義!!」

 

「「「納涼花火大会!!」」」

 

「「「ぐぉぉぉぉぉ!?」」」

 

「「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!花火が暴発したァァァァァ」」」

 

バズーカ砲から打ち出された大量の花火が暴発し、攻略ギルドのみならず乱戦に参加していたギルド全てが被害を受ける

 

「こうなったら!!大乱闘だゴラァ!!敵も味方も関係ねぇ!!」

 

「上等だゴラァ!!切り刻んでやる!!迷子野朗がっ!!」

 

「んだとゴラァ!?フレンドレス!!」

 

「てめっ!!ピエロがっ!懸賞金かけられちまえ!」

 

「誰が赤っ鼻の道化だっ!!」

 

売り言葉に買い言葉、仲間割れという名の大乱闘を繰り広げるソウテンたち。これが《ALO》に名を轟かせる最強ギルドだと言うのだから、世も末である

 

「狼狽えるな!常に俺がついている……そう、この騎士であるディアベルがな!」

 

「「「パンツは黙ってろ」」」

 

「前言撤回!お前等の血は何色だァァァァ!!」

 

「ディアベルちゃんが遠くに……」

 

「わかるわ、キッド。恋愛って難しいわよね」

 

「ミトちゃん……アタイ等はズッ友だ」

 

「そうね」

 

恋人が人智を飛び越えた馬鹿であるという共通点故にミトとキッドの間には不思議な友情が芽生えていた

 

「アスナたちは?ロト」

 

「ボス部屋に入ったみたいだよー」

 

「そうか。なら、遂に……止めだっ!プルー!!!」

 

「ププ〜ン!」

 

「ハジケ奥義・飼い犬砲弾(ドッグインパクト)っ!!!」

 

「「「ぎゃぁぁぁぁ!?」」」

 

最後を締め括るように飼い犬をぶん投げたソウテン。プルーが螺旋状の鼻で、プレイヤーたちを貫き、色鮮やかなリメンライトに変える

 

「ま、負けた………なんだコイツ等は………」

 

「聞いた事がある……確か前に世界樹攻略を成し遂げた最強ギルドがあるって……」

 

「そーいや年末にヨツンヘイムで暴れ回ったギルドがあるって聞いたぞ!ま、まさか!奴らが!!」

 

「そうです……我々が朝寝坊お仕置きクラブです」

 

「違うよっ!?きっくんは何でいつも変なクラブを作るのっ!?」

 

「趣味だからです」

 

「ろくな趣味じゃない!!」

 

攻略ギルドが驚きを見せる中、相変わらずのヴェルデが作り上げた変なクラブに対する突っ込みを放つリーファ、彼女のツッコミスキルは免許皆伝レベルまで達していることは火を見るよりもファイヤーだ

 

「若き妖精たちよ………漁夫の利を利用することは確かに立派な作戦だ。然し、人は常に自らで考え、新たな道を切り開き、新時代を創り上げてゆくのだ………」

 

「「「ゴリラっぽい人」」」

 

「見たまえ……黄昏時だ。ふむ…これにて一件落着だなっ!」

 

「「「お前が締めるんかいっ!!!つーかデジャブ!!」」」

 

最終的に全てを締め括ったのは、まさかまさかのコーバッツであった。絶望感に打ちひしがれていた攻略ギルドのプレイヤーたちの心には、まるで素敵な音楽のように響き渡った

 

「なぁ、テン」

 

「うん?どしたんよ、キリト」

 

「祝勝会に乱入するのはやめないか?アスナたちだけにしてやろう」

 

「仕方ねぇなぁ………じゃあ、俺たちはメイリンさんの店に行くとしますかね」

 

「だな」

 

騒がしさから一変、仲間たちとともに剣士は歩み出す。その隣で笑う道化師と肩を組み、ゆっくりと彼は歩き出した




《絶剣》との出会いから数日、彼女は姿を消した。その行方を探すアスナに突き付けられた真実……道化師が提示した場所で彼女が見たのは……

NEXTヒント はじめまして

ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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