蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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タイトルから分かるように映画から名前を半分パクりました、しかし!アリアではないのはなぜ?それはうちにはバカたちがいるからです!!章タイトルはオーケストラとバカを合体させた名前です、誤字じゃないよ☆


第六章 黒き歌姫と彩りの道化(バーカストラ)
序曲(プロローグ) 星なき夜のシンフォニー


「アインクラッドは星が見えなくて、残念だね」

 

「………この景色も悪くないけどな。あれがなければの話だが……」

 

何時かの浮遊城。広大に広がる夜空を見上げ、星の瞬かない空を残念がるアスナにキリトは見慣れた空も悪くないと口にしながら、横目で風下から香る鍋を囲む見慣れたバカとその恋人を見る

 

「夜空の下で鍋を囲むことになるとはな……世も末だ」

 

「あら、知らないの?夜に空を眺めながらの鍋は世界的に当たり前なのよ?それこそ明治時代にはかの有名な人斬り○刀斎も仲間たちと牛鍋を囲んだらしいわ。これが後のすき焼きよ」

 

「いやもう、そこには明らかに抜しか入らなくね?濁す必要ないよな?どう考えても、あの有名な不殺(ころさず)を掲げた流浪人だよね?○心だよね?」

 

「著作権の問題よ、これは。いくら私たちが普段から著作権ガン無視だからって、流石に人名はヤバいわ。伏せ字にするべきよ」

 

「あーうん、言わんとしてることは理解した。ならさ、その配慮をもう少しだけ、恋人にも向けてくんない?俺に対する扱いが雑なんを理解してる?」

 

「大丈夫よ。テンには著作権どころか人権並びに肖像権もないもの、この前もSNSで写真を投稿した時に全部を乗せておいたし」

 

「おぃぃぃぃ!何処が大丈夫なんだよっ!個人情報晒してんじゃん!個人情報報保護法ガン無視じゃねぇかァァァァァァ!!」

 

無慈悲という名の愛情を向けるミトに突っ込みを放つソウテン。今宵も平常運転な二人である

 

「ヒイロ!あたしは掴んでみせるよっ!アイドルの一番星を!分かってる………アイカツとは修羅の道!それでも!あたしはアイドルにならなければならない!シンデレラガールになる為に!!」

 

「もぐもぐ……がんばれー」

 

「ヒイロくん。応援するつもりがあるんですか?キミは」

 

「もぐもぐ……あるよ?でも今は焼き鳥を食べる方が大切。これだけは譲れない」

 

「ぴよぴよ」

 

「あれ?あたしの話を聞いてない……!?」

 

夜空に向け、高らかに宣言するシリカ。その隣で話を聞くよりも好物を頬張る事を優先しているヒイロに苦笑気味に問うヴェルデの頭上にはヤキトリが乗っている

 

「オッサン!見ろよ!あれ!バナナみてぇな形してねぇかっ!?」

 

「なぬっ!確かに!あれはまごう事なきバナナだ!バナナ座と名付けよう!」

 

「勝手に星座に名前をつけてはいけませんよ?コーバッツさん。というかあれは空気中に漂うホコリです」

 

「問題ない!私はかつて発見した小惑星にバナナ小惑星と名付けたことがある!」

 

「マジかっ!?」

 

「いやそれは関係ありませんし、あれはホコリです」

 

「無駄だよ。ゴリラの耳に念仏って言うくらいだから、聞く耳を持たないよ」

 

「ヒイロくん。違います、馬です」

 

「あれ?そうだった?なんか猿がどうのってヤツなかった?」

 

「見ざる聞かざる言わざるの三猿ですね、それは」

 

「なるほど………じゃあ、それだ」

 

「「そもそもゴリラじゃねぇ!!」」

 

夜空に瞬いているであろう星をバナナに例える二匹のバカたちに注意するヴェルデ。その隣で焼き鳥を頬張り続けるヒイロは真顔で辛辣な突っ込みをするが、知識に偏りがある為に適切な突っ込みとは呼べない

 

「なにこのジャムパン!すっごく美味しいわっ!やっぱり、ジャム以上の調味料は存在しないわね!なによ?アマツ、その顔は」

 

「………貴様は暗黒物質(ダークマター)を生成するだけでは飽き足らず、遂に味覚も破綻したのか?」

 

「ああ?なによ、まさかだけどジャムの悪口を言ってんの?アンタにジャムの偉大さがわかんの?良い?ジャムはね、何にでも合う万能調味料よ。つまり、ジャムパンはその完成系……唯一無二の料理よ!」

 

「ピーナッツバターサンドよりも美味い料理があるわけねぇ」

 

「ふっ……ペペロンチーノよりも美味いものがあるとは思えんな」

 

「バナナよりも美味ぇもんがあるかっ!!」

 

「全くだ!よく言った!グリスよ!」

 

「焼き鳥が一番」

 

「カレー以上に美味な食べ物を僕は知りませんね」

 

「やれやれ……チーズケーキが最高に決まってるじゃないですか。食を知りませんね、みなさんは」

 

「バームクーヘンこそが至高!これ以上の最高の料理を俺は未だに見たことがない!」

 

「あら、鍋が煮えたわ」

 

最高の景色もお構いなしに殴り合いの喧嘩を始め、騒ぎ合う仲間たちを前にアスナは空を見上げる。何時の日か、終わりの見えない世界から抜け出す日が来たならば、この光景を見れなくなる日が来るかもしれない、そう思うと寂しい気もする

 

「アスナ。向こうに戻っても、私たちは一緒よ?だって親友でしょ?私たちは。それに私といれば、テンもキリトも、グリスたちも直ぐに会えるわ。他のみんなもきっとアナタの為なら、何処へだろうと駆けつける………だって、家族なんだから」

 

「深澄………」

 

「本名で呼ばないで。私はミトよ」

 

優しく笑い掛ける親友の言葉に感動しながら、本名で呼べば、彼女は頑なに本名を呼びを拒否し、アバターネームで呼べと述べる

 

「うん、そうだったね。でも……Gracias、流石は私の親友だね?ミトは」

 

「まあね」

 

そう告げるミトの顔には、ソウテンがよく見せる不敵な笑みが浮かぶ

 

「見てください、あの顔。リーダーみたいですよ」

 

「悪い顔してる…」

 

「凶悪ヅラだな」

 

「結婚すると夫婦は似るらしいけど、あの凶悪ヅラも似るのか。怖いな」

 

「空に浮かぶ星にしてやろうか?アインクラッドで初の星座になりたいんだよな?」

 

「協力するわ。テン」

 

「「「ぎゃぁぁぁぁ!!!」」」

 

矢継ぎ早に放たれた一言を聞き逃さなかったソウテンとミトはバカたちを追い掛け、夜空の下を駆け回る

 

「退屈しないなぁ………ホントに」

 

「はっはっは!愉快だな!」

 

「今日も騎士道に溢れてるなっ!」

 

「ディアベル。貴様は服を着ろ」

 

「分かったわ!最強はジャムライスよ!」

 

「リズさん。その話題は過去ですよ?さぁ、あたしと明日に向かいましょう!アイカツのある明日へ!」

 

「一人でやりなさいよ」

 

「なんでですかっ!」

 

背後で騒ぐ更なるバカたちの声を背にアスナは夜空を仰ぎ見る

 

「ホントに……退屈しないなぁ……」




今回はプロローグ故に短い。次回は冒頭のファミレスからスタート!更に!久しぶりに追加キャラを出します!しかも二人!男と女ですよー、つまりはオリキャラカップルだね!安心してください、無論!変なヤツですから!

NEXTヒント お前が言うな

ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪)

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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