蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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劇場版だから、引き伸ばしまくる。漫画版だと二、三ページくらいの話をギャグにすると割と長くなるのを知ってまして?


第二曲 骸骨騎士現る?これが新たなゲームの真骨頂!!

「テン。一応だけど目的地の確認をしておくわね?私たちが向かう場所は?」

 

《オーディナル・スケール》に纏わる噂の探究の為に、後ろに深澄を乗せた天哉は愛車を走らせていたすると、背後から心配そうに深澄が問いを投げかける

 

「秋葉原だろ?人を迷子みたいに言うのはやめてもらおうか。俺だって、最初から目的地が決まってたら迷子にならないんだ」

 

「ウソは駄目よ?テンが迷子にならない訳ないじゃない。だって、天哉と書いて迷子と読むくらいの迷子じゃないの」

 

「深澄………今は正に走行中なんだが降りるか?」

 

「あらやだ枝毛だわ。春先は毛先が痛みやすいのよねぇ」

 

決まっている目的地に向かう道中で迷子になる筈がないと口にする天哉であったが、長年の付き合い故に其処だけは信用していない深澄は笑顔で否定を放つ。恋人からの答えに乗降を促す天哉だが、深澄は聞く耳持たずで自らの毛先を忌々しそうに見ていた

 

「着いたぞ」

 

「………………ウソ!本当に秋葉原っ!?あり得ないわ!さてはテンのニセモノねっ!」

 

「初見の場所ならまだしも、何回も来てる場所で迷うかよ……」

 

宣言通りに目的地に辿り着いた天哉。あり得ない光景に深澄は目を、耳を、自分の全てを疑う程に困惑していた

 

「ふぅ……着いた着いた……あれ?なんでテンがここに?お前が俺よりも先に着いてるなんて……明日は雪でも降るのか?」

 

「和人くん。深澄がいるんだよ?いくら、テンくんでも迷子にならないよ」

 

「だけどな、明日奈。相手はテンだぞ?天哉と書いて迷子と読むくらいの迷子なんだぞ?」

 

「お前なんかフラメンコダンサーに情熱的な飛び蹴りをされちまえ」

 

自分よりも先に天哉がいた事に驚きを隠せない和人。明日奈が空かさず、フォローするが長い付き合い故に彼の迷子に悩まされている和人は聞く耳を持たない

 

「おお、テンにキリト!おせぇぞ!まーた迷子になってたのか?」

 

「おー…………………クライン。メッセージありがとな」

 

「おいコラ、妙なタイムラグが無かったか?今。一瞬、俺を忘れてたよな?明らかに」

 

「そ、そんな訳ないじゃ無いですか」

 

「嘘吐けェ!敬語になってんじゃねぇか!!………ん?ミト、おめぇの後ろに居る人………は……ま、まさか…」

 

「アスナよ」

 

駐車場から目的の広場に移動した先にいたのはクラインを筆頭にしたギルド《風林火山》の面子。御約束のやり取りをしながらも、明日奈がいる事に気付く

 

「おーし!アスナに良いとこ見せてやろうぜ!」

 

「「おおーっ!!」」

 

「はっはっはっ、今宵も賑やかだな。クライン殿は。どうだ?此処は景気付けに私が作ったバナナを剥きたまえ。士気がより一層に高まること間違いなしだぞ」

 

「おう、こいつはすま---って!またおめぇかよっ!?コーバッツ!ところ構わずに持参したバナナを食わせる儀式はやめろっ!」

 

「バカモノ!誰が食べていいと言った!剥くだけだ」

 

「だから、どういう儀式だよ!?」

 

当然の様に姿を見せた高良はバナナを差し出しながらも、懐かしい風景を想起させるやり取りをクラインと繰り広げる

 

「テン!それにカズも来てたのかっ!」

 

「おろ?何故に純平が?此処で何してるんよ?」

 

「そうだ、お前だけ補習だったろ。こんな所で何をしてるんだよ」

 

「補習終わりにオッサンと一狩り行こうぜって話になってよ。今流行りの《オーディオ・スネーク》をやりに来たんだ」

 

補習の筈の純平が姿を見せた事に天哉と和人は驚きを見せるが、彼は補習終わりARゲームを楽しみにきたらしいのだが今から天哉たちがプレイしようとしているゲームとは別の名前を口にする

 

「うん、その聞いたこともないワケの分からんゲームは一人でやりな。俺たちは《オーディナル・スケール》をやるから」

 

「そうだな。がんばれよー」

 

「オーディナル……スケール……あっ!全然ちげぇ!俺もそっちをやりに来たんだっ!」

 

「「またまたぁ〜御冗談を」」

 

「冗談じゃねぇよっ!!」

 

実は《オーディナル・スケール》をプレイしに来た事が判明した純平に天哉と和人が半笑い気味に突っ込むが、どうやら本当の話のようだ

 

「おっ!テンたちじゃないか!」

 

「ん?鈴代ちゃんもいたのか」

 

次に姿を見せたのは阿来。隣に小柄な女性、桔花の姿があるのを見る限りはデートに来たようだ

 

「ああ。大学の友人たちと来る予定だったんだけど……なんか合コンがあるからとかで仕方なく俺は桔花と一緒に来たんだ」

 

「おい、彼女を前に仕方なくとか言うな。蹴り飛ばすぞ」

 

「はっはっはっ、なんだ?桔花は反抗期か?」

 

「同い年だろうがっ!!すまねぇな、テンちゃん。阿来ちゃんが迷惑かけてる」

 

「それに関しては慣れた」

 

前言撤回、デートというよりも《オーディナル・スケール》をプレイに来たらしく、友人たちの代わりに桔花を連れてきたようだ

 

「そいじゃあ………派手に始めるとしますかね」

 

「そうね。さぁ、準備して」

 

集った見慣れた顔触れを前に天哉、深澄は懐に仕舞っていた棒状のタッチペンを取り出す。そして、構え、何時もの魔法の言葉とは異なる言葉を口にする

 

「「「オーディナル・スケール起動!」」」

 

高らかに宣言された言葉がキーワードだったのか、天哉たちの服がARを纏い、姿を変えていく。そして、不敵に笑う少年の姿は、“蒼き衣(コート)”を纏い、仮面を冠った道化師に姿を変える。そう、《蒼の道化師》と呼ばれるソウテンが其処には佇んでいた

 

「SAOのアバターのまんまだな…お前」

 

「見た感じはそうだけど……実はちょいと違うんだな、これが。服装はファーコートじゃなくてオーバーコートだし、仮面は何時もみたいに目元が見えないタイプの仮面じゃなくて、ベネチアンマスクだからな」

 

「ベネチアン……?なんだそれ…」

 

「仮面舞踏会とかの時につけるマスクよ」

 

「それはさておきだ……来たみたいだ」

 

開始時刻となり、周囲の風景が《オーディナル・スケール》に合わせた世界観感に包まれていく。此処で説明しよう、《オーグマー》を媒介に展開される《オーディナル・スケール》はAR、つまりは現実にイメージを投影する拡張現実のゲームなのだ

 

「おやまぁ……コイツは本物だ。久しぶりに見るねぇ」

 

「また戦えることはゲーマーとしては嬉しい限りね……会いたかったわよ……!!カガチ・ザ・サムライロード(・・・・・・・・・・・・・)!!!」

 

久方振りに会う旧友を見るように、ソウテンとミトの見据える先に姿を見せたのは、今は存在しないデスゲームの舞台(浮遊城)第十層のボス。刀を携えた骸骨の鎧武者《カガチ・ザ・サムライロード》が其処に出現したのだ

 

「あいつは何時かのマッチョガイコツサムライ!!」

 

「おぉ!居たな!あんなの!というかガイコツにマッチョっておかしくないか?グリス」

 

「うむ?私は見覚えがないな。記憶にあるのは巨大なヤギくらいだ」

 

「あー、アレか。居たねぇ?そんなのが…おろ?てことはだ、それも出るんか?まさか」

 

「知るか、迷子。兎に角だ、今はソードスキルを使えない……攻撃パターンを覚えているから、その通りに指示を出す!」

 

「却下だ。この喧嘩は俺のやり方でやる(・・・・・・・・・・・・・)

 

キリトの申し出を却下し、不敵に笑う道化師(クラウン)。彼のやり方、其れは《SAO》と《ALO》の二つを己の色に彩る地上最強のアバレ、其れ即ち蒼井天哉(ソウテン)流の喧嘩戦法である

 

「ゴーカイに行くぜっ…!!野郎どもっ!!」

 

「「「了解!リーダー!!」」」

 

「というか今さっき迷子って言わなかった?」

 

「気のせいだ」

 

「そうか、気のせいか………って!なるかボケェ!このぼっち!」

 

「んだとゴラァ!!」

 

「喧嘩なら混ぜろやゴラァ!!!」

 

「「何時の間に脱ぎやがった!!!ゴリラァァ!!!」」

 

「やめんかぁ!!バカトリオ!!」

 

「「「ぐもっ!?」」」

 

決め台詞からの殴り合い、何時も通りのバカトリオにミトの鎌が振り下ろしたのは言わずもがなである




《オーディナル・スケール》に出現するSAOモンスター、更に歌姫?みんなが知るあのアイドル娘じゃない!?誰だお前は!!

NEXTヒント 噂の歌姫

ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪)

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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