蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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タイトルナゲェなんて苦情は無しにしてくれやすかい?何故かって?本編もナゲェからさっ☆


第十二曲 ゲームだからって手を抜くつもりはない!懐かしい奴等もだいしゅうご〜!

「「死んでもいいゲームなんて、(ぬる)過ぎるぜ」」

 

拳を突き合わせ、不敵な笑みを浮かべる二人の少年。彩られたら、彩り返すを代名詞とする最強ギルド《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》を率いる《蒼の道化師》。その相棒であり兄弟であり親友である二刀流を代名詞とする《黒の剣士》、言わずもがなであるが彼等を突き動かすのは、変わらぬ一つの衝動。そう、familia(家族)の為である

 

「先制攻撃は俺がもらったぜ!!喰らえっ!!必殺!!ウルフストレー----おぐっ!?」

 

「何をしゃしゃり出てんだ?ワキ役尻野朗。先制攻撃は主人公からって地球が出来た頃から決まってんだ」

 

我先にと先制攻撃を仕掛けようとしたツキシロの背後から飛び蹴りを放ったソウテン。常に不遇な扱いが当たり前の現状に区切りを付けたい彼は先制攻撃は主人公の専売特許だと語る

 

「なるほどな……つまりは原作主人公である俺の出番か?遂に」

 

「ああ、よろしく頼むよ?主人公さん。これが正装になります」

 

「ふっ……ようやく主人公の有り難みを理解出来たか」

 

次に動きを見せたキリトにも、自分より先に派手なことをさせない為に普段は絶対にありえない呼び方と彼の為の正装を手渡す

 

「ダセェ」

 

「んだとゴラァ!!用意したのはおめぇだろうがっ!!」

 

「ぐもっ!?あだだだっ!!キャメルクラッチはやべぇ!腹が裂ける!あぎゃぁぁぁぁ!!」

 

用意された服は《闘》と書かれた肩宛と赤いズボンという謎の衣装。自分で用意したにも関わらず、開口一番に酷評するソウテンに関節技を喰らわせる姿は正に超人レスラーの如しである

 

「おお……帰ってきた!あの恐ろしすぎる程に恐ろしかったパスタマンが!!」

 

「あれがウワサに聞いたパスタマン!ヒア・ウィー・ゴー!だぜっ!」

 

「「「あ、アナタはアゴ番長!!」」」

 

「こんのバカどもっ!真面目にやれっ!!!」

 

「ふざけ過ぎだ……このバカどもっ!!!」

 

「天誅っ!!!」

 

「「ぎゃぁぁぁぁ!!!」」

 

遂に限界が来たシノン、おふざけは許さないで御馴染みのアマツ、伝家の宝刀を抜いたミトの物理的なツッコミが放たれ、逃げ惑うソウテン達。その姿は側から見ていると最終決戦に望む者たちには見えない

 

「KYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 

「「「おろ……………………あぎゃぁぁぁぁ!!!」」」

 

ふざけていたのも束の間、遂に動き出した《SAO》本来のラスボスが仕掛けた先制攻撃の餌食になったソウテンたちは四方八方に吹き飛ぶ

 

「主人公よりも先に先制攻撃を放つとは……ラスボスの風上にもおけねぇ!!!カチコミじゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

「テンちゃんに続けぇぃ!!」

 

「あっ……二人とも。そっちは」

 

「「おろ……………………あぎゃぁぁぁぁ!!!」」

 

ミトが呼び掛けるも虚しく、最後まで言い切る前に一歩を踏み出した双子の前方に現れたのは穴、ぽっかりと空いた穴が待ち構えていた。そして、勢いよく飛び出したソウテンとフィリアの体は宙に放り出されていた

 

「崖よ」

 

「「ミトてめぇぇぇ!!!」」

 

御約束というよりも恒例のイベントに第100層から落下した二人に目も暮れる暇もなく、ラスボス基〈アン・インカーネイト・オブ・ザ・ラディウス〉の十本のHPゲージを減らすことに集中していた

 

「ぶちかますぜっ!!どっせい!!!」

 

結局、誰よりも先にパワー全開のハンマー攻撃を放ったグリス。落とし穴に落ちていなければ、フィリアが鼻血放出の案件である

 

「スイッチ!」

 

次から次へと繋がる攻撃の嵐。明確にダメージが入り出し、猛追を仕掛けようとした時だった

 

「「「……………は?」」」

 

突如、輝きを放つ〈アン・インカーネイト・オブ・ザ・ラディウス〉の瞳。そして、訪れた絶望感を抱かざるを得ない状況にミトたちは素っ頓狂な声を挙げた後に言葉を失った

 

「全回復……流石にクリフト使うなの定番ネタで笑い飛ばせる程に笑える案件じゃないわね……」

 

「こんな時にあんの傍迷惑迷子兄妹はなにしてやがる!!」

 

「落とし穴に落ちてから登ってこない………テンくん………フィリアちゃん……」

 

絶望的な状況に落下以降の動向が不明の双子の安否を心配するアスナ。然し、絶望は更に絶望を生み出す為に動き出した

 

「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 

「きゃぁぁぁぁぁ!!なんであたしばっかりぃぃぃぃ!!」

 

「シリカ!!ヒイロ!!私が引きつけるから、その間にシリカを!!」

 

モンスターにモテる体質なのかは不明だが標的にされるシリカ。妹分を助ける為に飛び出したミトはヒイロに指示を出し、自分の方に注意が向くように攻撃を仕掛ける

 

「くっ……!?」

 

「ミトさん!!」

 

「ミト!」

 

壁に叩き付けられ、声を挙げるミト。その姿に誰もが彼女の名を呼ぶ。特に声が響いたのは、妹分のシリカ、親友のアスナ、一瞬の揺らぎに間髪を入れずに〈アン・インカーネイト・オブ・ザ・ラディウス〉の瞳が輝きを放つ

 

(前にも……あった……変わったつもりだった……私はまた約束を守れないの…?ホントにダメだなぁ……私って……)

 

完全に打つ手無しの状況にミトは最後を覚悟する。肝心な時に約束を守れない自分に後悔しながら、その時を覚悟した

 

「なーに……勝手に終わろうとしてんだ?まだまだ終わりじゃねぇだろ…本番はこっからだ」

 

その時だった、間の抜けた声が彼女の耳に届いた。その“蒼き衣(コート)”を棚引かせ、仮面から覗く蒼き眼は彼女が世界の誰よりも愛する大切な人、何処に居ようと危機には必ず姿を見せる大切な人、《SAO(このせかい)》で再会を果たした運命の日と同じように彼は姿を現した

 

「みんなゴメン!落とし穴に落ちた後に強力な助っ人に会ってたら、遅くなっちゃった!」

 

「フィリア!無事だったか!!」

 

「はうっ!?危機的な状況にも関わらず、わたしの心配!?ありがとうございます!グリスさん!それはそうと頼もしい仲間たちを連れてきました!」

 

生還を果たしたフィリアは自分よりも先に身を案じたグリスの優しさに鼻血を出しながらも、空から押し寄せる援軍を指差す

 

「鼻血を出してる場合かっ!!バカフィリア!!きっくん!お兄ちゃん!待たせたね!」

 

「相変わらずの遅刻魔ですねぇ?スグちゃんは………まぁ、来てくれた事には感謝します…ありがとうございます」

 

「きっくんを護れるのはあたしだけだもん」

 

「愛弟のピンチと聞いては黙っていられん!!お姉ちゃんが来たっ!!」

 

「おぉ〜、ボロボロだネ?ツキシロ」

 

「総長さん!!」

 

「遅れちまったけど参加だぜ!」

 

リーファを皮切りにサクヤ率いるシルフの軍隊とアリシャ等のALO組、レンとフカ次郎を軸とするGGO組、様々な仲間たちが姿を見せる

 

「コーバッツ中佐!!何を寝とるんやっ!!あんさんの実力はこないなもんやない筈や……ワシの知っとるお前を見せてみんかいっ!」

 

名を呼ばれ、振り向いたコーバッツ。其処に佇んでいたのはツノのような髪型の男性、久方振りに会う彼の姿に自然と口が開いた

 

「……き、キバオウ殿……貴殿も来てくれたのか…」

 

「ワシだけやない……《ALS》のメンバーの大半が参加しとる。それにや……今こそ、テンはんに受けた返しきれへん恩を返す時や」

 

「ディアベルさん、俺たちも戦う。今度こそは一緒にボスを倒そう!!」

 

「リンド………みんな……ああ!騎士の底力を見せてやるっ!!」

 

「すごい………今までに繋がってきた仲間たちが……家族が……こんなに……」

 

コレでもかと言わんばかりに姿を現す仲間たちを前にアスナは呆気に取られる。知らず知らずのうちに繋がった円は時と共に巨大な繋がりを、絆を、縁を紡いだ。それを驚くなと言う方が無理だ

 

「とーさん!かーさん!準備は万端だよ!何時も通りにやっちゃえ!」

 

「パパ!ママ!ゴーカイにですよ!」

 

「マスター・フィリア並びにみなさま。今がその時です」

 

飛来したロト、ユイ、エストレージャの言葉にソウテンたちは何かを理解したように頷く。そして、何時もは仮面を身に付けてからの決まり文句である言葉を宣言する為に不敵に笑う

 

「「アバターチェンジ!!!」」

 

「「本能覚醒!!!」」

 

高らかに宣言された聞き慣れない謎の言葉。刹那、《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》の面々に変化が訪れる。光に包まれ、次々にありえない姿となり、佇む十七人の勇士と七人の獣。その姿はこの世界には削ぐわない程に異質、しかしながら、威風堂々足る佇まいは、不思議と活力を与える

 

「聞かせて御覧にいれましょう、我等が名を」

 

唐突な異変ではあるがある意味ではこの世界に相応しい姿と成った道化師は不敵な笑みを浮かべる

 

「道化師の仮面、ソウテン!」

 

妖しく光る仮面、棚引く蒼き衣、肩に担がれた槍

 

「勇者の仮面、キリト!」

 

闇に映える黒き衣、両手に握られた二対の魂

 

「死喰いの仮面、ミト!」

 

紫色の尻尾(ポニーテール)、命を刈り取る鎌

 

「野猿の仮面、グリス!」

 

灰色の衣、身の丈はあるハンマー

 

「賢者の仮面、ヴェルデ!」

 

緑の衣、美しくも繊細な細剣

 

「獣使いの仮面、ヒイロ」

 

赤き衣、肩に乗る小鳥、腰のブーメラン

 

「アイドルの仮面、シリカ!」

 

片手にはマイク、肩には小竜

 

「職人の仮面、アマツ」

 

名は体を現す和装、利き手に握られた包丁

 

「騎士の仮面、ディアベル!」

 

紺の皮装備コート、右手に盾、左手に片手剣

 

「農家の仮面、コーバッツ!」

 

黄色の鎧コート、巨大な斧

 

「魔法剣士の仮面、リーファ!」

 

金色のポニーテール、片手直剣

 

「狩人の仮面、フィリア!」

 

蒼い軽装備、ソードブレイカー

 

「鍛治師の仮面、リズベット!」

 

軽装の鎧と鉄鋼、メイス

 

「閃光の仮面、アスナ!」

 

白と赤のグラデーションが特徴的な装備、細剣

 

「商人の仮面、エギル!」

 

金属鎧、両手斧

 

「侍の仮面、クライン!」

 

赤い甲冑、長刀

 

「料理人の仮面、メイリン!」

 

白いチャイナドレス、巨大なフライパン

 

「「彩られたら、彩り返すが流儀!我等っ!泣く子も笑う《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》!」」

 

最強と呼ばれたギルドが、この世界に名を轟かせる彼等が、其々の特徴である仮面を持つ勇士が、其処には立っていた

 

「荒野だろうが浮遊城だろうが関係ねぇ!縦横無尽に駆け巡る!!《赤狼(ヴォルフ)》!ツキシロ!」

 

赤き装甲、真っ赤な拳

 

「銃器のことならお任せ!《黒鷲(ヴェルグ)》!キッドちゃんだぜぃ♪」

 

テンガロハット、黒い機械翼

 

「暴れて飛び出てヒャッハー!鉄騎!リッパー!」

 

頭のゴーグル、巨大な鉄騎

 

CHAOS(カオス)。早撃ちの名は伊達ではない……早撃ち。クイックドロウ」

 

ソフト帽、一丁のリボルバー

 

「冥界の女神の名は伊達じゃないわよ?シノン」

 

露出度の高い装備、担いだヘカートII

 

「今日も元気にぴょんぴょん!飛び跳ねるミニマムガール!レンちゃんだよ〜!」

 

ウサ耳にも見えるピンクの帽子、ピンクの銃

 

「へいへいへーい!荒野に降り立った妖精とはあたしのことだぜっ☆フカ次郎ちゃんさんじょ〜!」

 

迷彩服、二丁のグレネードランチャー

 

「獣を纏いて、突き進むは明日への覇道!その遠吠えは次元を超える!銃弾の雨を潜り抜け、手にした勝利は俺を満たす!俺たちを誰だと思っていやがる……俺たちは最強にして満足の覇者!その名を刻め!我等が名を《GGO》最強スコードロン《荒野の獣人(ウィルダー・セリアン)》也!!」

 

最強にして異色、その身に受けるは湧き立つ歓声、鳴り止まぬ喝采。仮想世界に名を轟かせる最強のギルドはその全員が最強の姿、自分たちが存分に力を発揮可能な姿となり、最強の敵に視線を向けた

 

El escenario está preparado(舞台は整った)

 




遂に揃った最強チーム!!ラスボスを相手に容赦しねぇ!!大ハジケバトルの始まりだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

NEXTヒント 大ハジケ祭り

ソウテンたちの愉快さに笑ってもらえたら、お気に入り登録お願いしまーす。コラボとかも気軽にメッセージ飛ばしてくれたら、反応しまーす(コラボする方は事前にキャラ崩壊の承諾を願います♪シリアスな雰囲気とか書けるタイプじゃないんで♪)

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
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