蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

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今日はテンとキリトの出会い……相変わらずワケわからんので気をつけてね☆因みに今、https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=313528&uid=183050←こんなことしとります


第三条 ハジケタイムシフト!!出会いのハジケ!混ざり合う蒼と黒!

「暑い………暑すぎんぞ……なんなんよ……この異様なまでの暑さは……携帯のバッテリーが膨張して、画面を押し上げてんぞ…これが世紀末ってヤツなんか…」

 

「携帯の画面くらいなら、マシだろ…俺なんかなぁ…最新のリンゴ社製のPCが爆発したんだぞ……まだ買ったばっかりなのに…保険効くかなぁ……効くよな?効くって言ってくれよ〜……」

 

昼休みの食堂で、今日も今日とて昼食に舌鼓を打っていた我等が道化師一味。暑さに項垂れながら、電子機器までもが悲鳴を上げる現状に愚痴をこぼしていた

 

「だらしねぇな、栗きんとん熱すれば歯もまた白しって言うだろ」

 

「純平……暑いんだからワケのわからん言い間違いはすんな。突っ込むのも怠いんだ」

 

「そうだ……バナナでも食ってろ、ゴリラ」

 

「んだとゴラァ!!………あっ、ダメだ……俺もあちぃ………」

 

体力のバケモノ、筋肉ダルマ、脳筋を絵に描いたような純平でさえも暑さに悲鳴をあげる。今日の気温が高いことは火を見るよりもファイヤーである

 

「こうなったら………仕方ねぇ………ハジケ奥義・夏オヤジモード発動!!!」

 

「「それだ!」」

 

刹那、天哉と和人、純平が水着に早着替えし、デッキチェアに寝転がる。その用意に掛かった時間は0.05秒、一連のプロセスをスロー再生したいくらいの手際の良さである

 

「和人くん………」

 

「今日も暑さに負けないレベルのバカね、テンは」

 

「琴音さんがいたら、純平さんを讃えてるんでしょうね」

 

平常運転の三馬鹿を見ながら、深澄たちは軽く受け流すように駄弁っていた。最早、日常風景と化した彼等の馬鹿騒ぎに突っ込みを放つことも馬鹿らしくなっているようだ

 

「ねぇ、前からずっと聞きたかったんだけど……和人くんとテンくんは幼馴染なんだよね?どんな風に知り合ったの?」

 

「そーいや……聞いたことねぇな」

 

「確かに……気にも留めなかったけど、意外と知らないわね」

 

「リーダー。その辺りをお聞かせ願えますか?」

 

「聞きたい」

 

唐突に問われた自分と和人の出会い、割と長い付き合いではあるが一番の親友とも呼べる彼との出会い、それを仲間たちに語ったことはなかった

 

「聞いても面白くねぇよ?」

 

「ありふれてるぞ」

 

「聞きたい」

 

「私も聞きたいわ」

 

「分かった………あれは確か……オフクロが生きてた頃だから……十三年くらい前の話だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ〜マミー。腹減った」

 

「コトもー」

 

「食いしん坊さんね〜、テンもコトも」

 

時は遡り、十三年前。天哉と妹の琴音が空腹を訴える相手は母親の音葉、現代では故人の彼女が初登場を果たしたのである

 

「この辺にピーナッツバターがうまい店ない?」

 

「コトはタコライスたべたい」

 

「う〜ん……二人の要望が叶う店なんかあるかなぁ?」

 

好物を食べさせろと主張する双子に対し、真っ向からの否定はせずに困り顔を浮かべる音葉。母親としては偏った食生活を正したいが、好物を食べさせてやりたいと思う気持ちも無くはない

 

「母さん、プロバンス風ペペロンチーノが食いたい」

 

「和人。ワケわかんない料理を作り出すのはやめなさい、シバくわよ」

 

「おかーさん、あたしはからあげー」

 

「直葉はもうちょっと女の子らしいもんを食べなさい………あら、音葉」

 

背後から聞こえてきた会話、その中でも大人っぽい声が音葉の名を呼ぶ。それに気付いた彼女は足を止める

 

「………えっ?翠ちゃん?久しぶりー!」

 

「ホントよ、メキシコから帰ってたのね。あんのバカ天満……なんの連絡も寄越さないから、知らなかったわ。ん?そのちっさいのって……まさか」

 

翠と呼ばれた女性は音葉の知り合いだったらしく、親し気に会話をしていたのも束の間、音葉の両手の先にいる天哉と琴音に視線を落とす

 

「うん、私たちの子どもよ。長男の天哉に長女の琴音、双子なのよ」

 

「へぇ〜、よろしくね?お姉さんはお母さんのお友だちよ」

 

「こんちは!おばちゃん!」

 

「おばちゃんはママのおともだちなんだー!」

 

「おばっ!?さ、流石は天満の血を引いてることだけあるわね……可愛気のないジャリガキ(素直な良い子たち)じゃないの」

 

引き攣った笑いを見せ、失礼極まりない双子を前に本音と建前に溢れた発言を繰り出す翠。双子の背後にトレンチコートを羽織った気怠るそうな男性が重なって見えたのは気の所為ではない

 

「それで、翠ちゃんが連れてるのはお子さん?」

 

「まあね、長男の和人に長女の直葉よ。挨拶しなさい」

 

「こんちは」

 

「………頭悪そう」

 

「………アホそう」

 

「「やんのかゴラァ!!」」

 

「こんにちはー!直葉だよ!」

 

「よろしくねー!」

 

胸倉を掴み合う天哉と和人に対し、琴音は直葉と直ぐに仲良くなる。両極端な息子たちと娘たちに母親たちはため息を吐く

 

「こうなったら……仕方ねぇ……ベイブレードで勝負だ……Vamos a ver(御覧にいれましょう)、我がドライガーの爪の前に沈め」

 

「望むとこだ……俺がドランザーを手にした時がお前の最後だ」

 

何処からともなく、シュートランチャーと愛用ベイを取り出した天哉と和人。二人の間にはベイスタジアムが用意されていた

 

「おぉ!純くん!ベイバトルが始まるみたいだ、見ていこう」

 

「姉貴よぉ、バナナねぇか?」

 

「やきとり……うまい」

 

「たのしそうでしゅ」

 

「どちらが勝つか……たのしみです」

 

「ふっ……」

 

「うぅ………だ、だれか…わたしとゲームを……」

 

「うむ!埼玉がバナナの名産地だったとは!知らなかった!まだ勉強不足だな!」

 

「バームクーヘンを探して三千里……ここがバームクーヘン屋か!人気の!」

 

矢継ぎ早に姿を見せる謎の少年少女、それが誰かは誰にも分からないが、彼がすべきことは決まっていた

 

「「3!」」

 

「「2!」」

 

「「1!」」

 

「「「「GOーーーーーーシュート!!!」」」」

 

これが後に語られるストリートベイバトルの起源とされている。そして、後に世界は大ブーレーダー時代に突入するのであるが、それはまた別の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てな感じだ」

 

「へぇ〜……」

 

昔話を終え、一息を吐く天哉を除いた面々に明日奈は視線を向ける

 

「ま、まさか……あの時のドライガーのブレーダーがテンだったのかっ!!」

 

「驚いた。あの勝負は今でも覚えてる……伝説の勝負だった」

 

「僕もです……カズさんのドランザーには苦しめられました…僕のウルボーグを超える強さ……ですが!今ならば、負けないかと…ストライクホークの強さを見せてあげましょう」

 

「アマチュアであの強さ……プロならば、立派なブレーダーだったろうにな。緑川よ、私のストーンモンブランも負けてはおらんぞ?」

 

「だが、どんなに強くても俺のナイトウィザードには敵わないだろ」

 

「私のヘルズサイズで(プライド)を刈り取ってあげるわ」

 

「今でも腕は鈍ってないぞ?この復刻版ドランザーで〝X(見えないもの)〟を見せてやる!」

 

「甘いな……俺のドライガーが復刻されたのには意味がある!復刻されたのには意味がある!二回も言ったのは理由がある!さぁ、目ん玉開けときなっ!!瞬きしてると見逃すぞっ!!」

 

「司会はあたしに任せてください!ベイブレードはよく知らないですけど、司会はあたし以上に適任がいません……何故かって?あたしだからです!」

 

「ならば、俺は解説をしよう。かつてはベイクラフターと呼ばれていた」

 

話を聞いてから、妙に近視眼を覚えた彼女は窓から外を見上げる

 

(まさかね…………そんな訳ないか……)

 

「ジャムパンが美味いわね」

 

「今日はカレードリアにしようかな。フィリアは?」

 

「う〜ん、タコライスかな」

 

「直葉ちゃん、琴音ちゃん……なんでうちの学校に平然といるの?……突っ込むだけ無駄か…」




街中で銀行強盗が発生!現場に居合わせた天哉たち、人質はまさかまさかの………

NEXTヒント バクレツババア

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