「レディ〜〜〜〜ス!ア〜〜〜ンド!ジェントルメ〜〜〜〜ン!!!待たせたなっ!いえ、待たせ過ぎたかもしれないっ!娯楽は何時も忘れた頃にやって来るっ!荒れ狂う妖精達よっ!テメェのハンドルはテメェで握れ!バクアゲにマッハで突っ切れ!新生アインクラッドバクアゲグランプリのスタートだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
今日も今日とて、娯楽に飢えた新生アインクラッドでは、イベントならお任せでお馴染みの仮面の道化師が企画した、バクアゲかつチキチキなグランプリを見ようと会場には各種族の妖精達が集まり、その見据える先には一つの舞台。その中央で、特徴的な猫耳をぴこぴこと動かし、愛らしい鍵尻尾をふりふりと揺らし、軽快なステップを繰り広げる少女の手にはマイクが握られ、レースクイーンの衣装に身を包んでいる
『L・O・V・E!シリカ!がんばれ、がんばれ!シリカ!!』
「はーい!司会進行はあたし、泣く子も笑うのキャッチフレーズでお馴染みの《
『かわいいーーーー!!!』
「そして、そして!今回も司会があたし以外にも!」
「今日も元気にぴょんぴょん!飛び跳ねるミニマムガール!レンちゃんだよ〜!」
『L・O・V・E!レン!可愛い可愛い!!レ〜〜〜ン!!』
「頭脳明晰!容姿端麗!眉目秀麗!ロシアが産んだ奇跡の天才美少女!セブンちゃんの御登場よ!
『うぉぉぉぉぉぉ!!セブーーーーーーン!!』
仮想世界にその名を轟かせる三大アイドルの登場に観客席が湧き立ち、盛大な拍手と歓声が挙がる
「え〜…それでは、宴会部長兼門外顧問のニシダさんより、開会の御挨拶及び賞品の発表です」
「どうも、御紹介に預かりましたニシダです。此度は皆様のイカれたレースを見れるとワクワクしております。豪華優勝商品は河童の衣装を用意しています」
最早、見慣れた自称メンバーのニシダが開会挨拶という名の河童衣装の押し売りをする中、今までは我先にと反応していた筈のソウテンは空を見上げていた
「テン。あのおっさんがメンバーを自称するのに突っ込まなくていいのか?」
「キリト……世の中にはな、手のつけられんバカがいるんだ。俺は何も見てないし、聞いてない……だから、門外顧問なんてのは空耳だ。というか、ぶっちゃけるとめんどい」
「あのテンくんが現実逃避してる!!」
「あんなテンちゃんは見たことないよ!!」
何かを悟ったソウテンの様子に
「リーファにフィー?テンは基本的に現実よりも理想を見てる
優しい笑みを浮かべながらも、恋人に辛辣な意見を放つミト。彼女也の愛情表現であるが、素直な意見でもある為にソウテンの視線は彼女に向く
「ミト。公式で誕生日が決まって、更に原作本編にも登場出来たからって、良い気になるんじねぇよ?次のデートは法廷に行く事になるぞ」
「親権は譲らないわ」
「なんの話っ!?」
法廷から何を連想したかは理解出来ないが、親権の話をするミトにソウテンは突っ込む。何時もとは逆であるが、割と日常な為に誰も気には留めない
「さぁ!それではレースに参加するイカれたメンバーを紹介しよう!」
「えっ!?イカれてるの!?なんかやだっ!!」
「レンちゃん!イカれてないとレースなんかやらないよ!というか、あたしたちの周りにマトモな人なんかいないもん!」
「シリカの言う通りよ!わたしたちの周りにマトモな人なんかいないわ!お姉ちゃんは別だけど!」
「大丈夫だよ、二人もイカれてるよ」
「アニメ二期が決まったからって、あたしに意見するなんて……!!訴えるよ!そして勝つよ!」
「ゲームの新作はまだ?わたしも出たい」
「セブンちゃんには負けないよ!!あたしこそがアイドル!!推しの子とはあたしだ!」
司会業というよりもトリオ漫才を展開する三大アイドル。その賑やかさに観客席はまたしても湧き立ち、盛大な拍手と歓声が挙がる
「シリカは今日も賑やか」
「そういうヒイロくんは今日も大人しいですね」
「焼き鳥食べたら、眠くなった。ヴェルデはカレーパン?」
「出店のカレーパンは興味深いですからね」
「あたしはカレーうどんが良かったかな」
「スグちゃん。やはり、アナタは敵です」
「だからなんでっ!?」
カレーと名のつく食べ物には理解あるヴェルデだが、何故かカレーうどんだけは頑なに認めない彼はリーファを敵認定する
「ふっふっふっ……今日こそはお前に勝つ!そして、念願の執事に復帰してみせる!!勝負だ!!ソウテン!!」
「おやまあ、誰かと思えば……無職のコンちゃん」
レースはどうした?と言わんばかりに好き放題暴れるソウテンたち、その背後から話しかけたのは見慣れた頭の悪そうな
「余裕をぶっこくのも今だけだ!俺のマシンがぶっちぎりだ!なぁ!フリューゲルス!」
「今日は正々堂々と実りある勝負をしたいと思っています。今日は胸をお借りいたします」
「礼儀正しいっ!いや違う違う!敵の胸を借りて、どうするっ!」
「そうだ!!胸よりも尻だ!!尻が全てを救う!世界は我々、オシリン党が支配す----……」
体の話を聞き付け、尻熱弁を始めるツキシロの顔面に《シャイニングウィザード》を見舞い、物理的に黙らせると彼は腰掛け椅子のような体制で倒れ、その上にシノンは腰を下ろす
「シノン。これは座ってくれって意味じゃない」
「踏めばよかった?」
「今日もバカな弟だヨ」
その冷めた視線は正に冥界の女神を彷彿とさせる、塵を見る目であったのは言うまでもない。愚弟の行いにアリシャは呆れた視線と共に重いため息を吐く
「グーくん!!お姉ちゃんと一緒に頑張ろう!」
「腹が鳴るぜっ!!」
「はうっ!今日も素敵です!グリスさん!」
「お兄ちゃんは認めん。フィーちゃんにはあとでお話があります」
「お姉ちゃんもだ。全く、グーくんに馴れ馴れしいな……グーくんと話をしたいなら、グリス親衛隊隊長の私を通してからにしてもらいたいものだ」
「サクヤさんは帰りな」
「なんだ、ソウテンくん。迷子か?キミたちは揃いも揃って迷子だな」
火花を散らしあう
「何故だ!?何故、優勝賞品がバームクーヘンじゃないんだ!?」
「全くだ!バナナが景品にないレース等はレースではない!」
「ちょっと!ジャムはどうしたのよ!!あたし、聞いてないわよ!!」
「お前等だけは趣旨を理解してないらしいな」
優勝賞品に自分の好物が存在しない事を訴えるディアベル、コーバッツ、リズベットにため息を吐きながらも突っ込みを放つアマツは流石である
「ねぇ、ミト。レースは何時になったら始まるの?聞かないでも分かるけど……」
「アスナ。イベント×バカたち=大宴会、覚えておくべき方程式よ」
「そうだよね……そうだった…」
「おやまぁ、今日も相変わらず平和だねぇ」
「ホントですねー」
「今日もマスターたちはおバカ全開です」
当初の目的は何処に?バクアゲグランプリは、例によって何時も通りの大宴会に発展し、結果的に新生アインクラッドには沢山の笑い声が響き渡ることになったのは言わずもがなである
VRMMOの意識改革のためにイメージ映像の撮影に協力するソウテンたちだったが……個々の主張が激しい彼等が大人しくしているワケがなく……
NEXTヒント 映画を撮ろう
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