この作品を知らぬ方がいらっしゃる?おやまあ、其れはいけない。我が作品とは全く異なる世界観の真面目系なSAO作品をギャグにミックスさせたどうなるの?で御送りするifの話……皆様の御眼鏡に敵いますかは見てのお楽しみに御座います。其れでは、この辺りで幕引きと致しまし
コラボ幕 昔の友人は再会時には忘れがちな今日この頃
「もぐもぐ………」
「どうだ?ヒイロ。ぼんじりにはやっぱり、ピーナッツバターだろ」
「すごいや、リーダー。焼き鳥を残飯に物質変化させるなんて、なに?道化師から錬金術師に転職したの?○ッチ○ード?もしくは迷子の錬金術師の二つ名でも与えられた国家錬金術師なの?」
「しばいたろか、焼き鳥ちび」
ある日の昼下がり、暇を持て余し、へそで茶が沸かせんじゃね?レベルの暇人と化したソウテンは仲間たちの都合が合わないが故に弟分のヒイロと《ユグドラシルシティ》にあるメイリンの店「Vale tudo」で好物に舌鼓を打っていた
「あのね、リーダー。今だから言うけど焼き鳥はね?塩とタレに其々の良さがあるんだよ」
「ほーん……」
「殴るよ?話は真面目に聞いた方がいいよ」
「焼き鳥なんざどーでもいい」
「はっはっは、迷子ピーナッツが」
「よーし……表に出ろや」
正に一触即発の状態、睨み合う兄貴分と弟分。誰よりも近過ぎる存在であるが故に低レベルな争いは日常茶飯事なのだ
「貴様!俺を領主サクヤの付き人と知っての狼藉か!」
「いやサクヤさんの付き人なら、少しはやり方を考えた方がいいって助言しただけだろ」
「生意気なヤツが!!」
「あれは確か………オミソシルとかいう変なヤツ…」
「リーダー。シグルドだよ」
店を出ようとしたソウテンは自分の席とは反対側から聞こえた声に頭の中から該当する人物を引っ張り出すが、名前を間違っていたが故にヒイロに訂正される
「ああ、そんな名前だっけか。というかあのシグルドと揉めてるヤツにも見覚えが…………」
「リーダーも?俺も見たことある……確か……」
シグルドと言い争う見覚えのある
「ん?誰かと思えば、ソウテンにヒイロ?久しぶりだな」
すると、彼も二人に気付き、言い争いを中断し、彼等の方に歩み寄る
「おぉ!おめぇさんか!久しぶりだな!うん!いやぁ元気してたか!おめぇさん!」
「久しぶり。その後の肝臓の調子はどう?飲み過ぎはダメだよ」
「何の話をしてるんだよ。まさかだけど………忘れてるのか?俺のこと」
「………………こしょこしょこしょ」
「どちらさんでしたっけ?ってリーダーが言ってる」
「うん………だよな、忘れてると思ったよ。俺だよ、カルムだよ」
「………………こしょこしょこしょ」
「まさか、あの時にカレー対決で雌雄を決したお前と再会するとは思わなかった。久しぶりだねぇ?ガラムマサラって言ってる」
「ガラムマサラじゃない!カルムだ!というか誰の話だ!カレー対決なんかしたことないだろ!」
「思い出した!確か《○魂の玉》!」
「誰が戦国御伽草子に出て来る不思議な宝玉だ!《紫紺の剣士》だ!」
素っ頓狂な答えを導き出すソウテンにカルムの突っ込みが放たれる。御約束が無い分、物足りないが中々のツッコミスキル持ちである
「ああ……うん、そうだったな。元気?」
「反応薄っ!?」
「いやだって、本編も含めるとこんな感じのやり取りを数え切れないくらいしてるから、マンネリ気味というか………」
「十年目あたりに倦怠期を迎えた夫婦間の冷めきった食卓くらいに会話が弾まない」
「コラボなのに!?てか、二人で何してるんだ?ミトたちは一緒じゃないのか?」
あまりの反応薄さに驚きを露わにするが、直ぐに他のメンバーが見当たらない事に気付き、ソウテンへ問いを投げかける
「あー、ミトはアスナと川に洗濯へ、フィーはリーファと鬼ヶ島に、キリトはパスタ修行にイタリアへ、グリスとコーバッツはジャングルに、ヴェルデはインドに究極のスパイスを探しに行った……アマツとディアベル、シリカはなんだっけ?」
「忘れたの?リーダー。職人とベルさんは○ャムおじさんにパン作りを教えてもらいに行ったんだよ。シリカはなんたらかんたらプロジェクトのキャンペーンガールの仕事だよ」
「ああ!そうか!とまぁ、そんな感じだ」
「いやどんな感じ?というか……前々から思ってたけど、お前たちって団結力がありそうで無いよな」
「我がギルドは常に放任主義だからな。特撮シリーズで例えると○太○戦隊ド○ブラ○ーズ並みに纏まりが無いんだ、簡単に言うと混沌だな。分かってると思うけど可愛い豚さんじゃねぇよ?」
纏まり以前に最早、何がしたいかも理解不能な自由過ぎるメンバーの無法地帯を黙認しているソウテン。それに対し、カルムはジト目を向けている
「ヒイロ。こいつは何を言ってんだ?バカなのか?」
「違うよ、頭の中が基本的に迷子なんだよ」
「なるほどな、納得だ」
「誰が迷子だ。頭から醤油掛けたろか、ガラムマサラ」
「ガラムマサラじゃない!カルムだ!やんのかコラァ!!」
「上等だ!かかってこいやっ!!」
友人の店である為に店内で殴り合うソウテンとカルム。ヒイロはその状況を放置し、普通に茶を啜っていた
「んまぁ!シグさまよ!」
「ホントだわ!シグさまァァァァ!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!また出たァァァァ!!」
突如、姿を見せたカルゴちゃんとタイコちゃんの登場に完全な空気と化していたシグルドは逃亡する
「カルゴちゃんとタイコちゃんは元気だね」
「ヒイロちゃん!シグさまはどこ!?」
「わかんない。でも向かうなら、サクヤさんのとこじゃない?」
「流石はヒイロちゃんね!ありがとう!行くわよ!タイコちゃん!」
「勿論よ!カルゴちゃん!」
ヒイロが行き先を述べると目の色を変えた二人はシグルドを追いかけ、シルフ領に向け、走り出す
「ヒイロちゃん。おかわりは?」
「ん……Gracias、もらうよ」
茶を啜っていたヒイロに呼び掛けたのは、店主であるメイリン。急須に入れた玉露茶を彼の湯呑みに注ぐ
「それにしても、テンちゃんは変わったお友だちが多いわねぇ」
「類友だよ。リーダー自体が変わってるからね」
「確かにテンちゃんは変わってるわねぇ〜」
「ごめんね、少し遅れたわ。私が居ない間に変なことして…なにしてんのぉ!?」
ソウテンの日頃の行い故に信頼感の薄い会話が繰り広げられる中、用事を終えたミトが店内に姿を見せる
「あっ、ミトさん。リーダーとカルムさんが喧嘩してるんだ。止めてくれる?」
「これ以上は店が壊れちゃいそうだから、お願いできる?ミトちゃん」
「分かったわ…………やめんかっ!!」
「「ぐもっ!?」」
ソウテンとカルムの頭上に鎌が振り下ろされ、彼等は何時もの様に御決まりの叫び声と共に床に減り込む
「えーっと………ヒイロくん、状況が分からないんだけど……説明をお願いしても?」
「何時も通りだよ。喧嘩してるリーダーとカルムさんにミトさんが御約束を見舞ったんだ」
「確かに……それは何時も通りね……」
こうして、騒がしくも賑やかな一日を謳歌しながら、知れず道化師は不敵な笑みを浮かべ、深々と頭を下げる
「歯車の噛み合いによっては、あり得たかもしれない、もしもの世界線に於けるもう一つの物語の物語。…お楽しみいただけましたか?皆様の御眼鏡に称う日々を彩れておりましたら、拍手御喝采の程、御願い申し上げます。其れでは、今宵の舞台は……此れにて、幕引きと致しましょう。またあるかも知れぬ、もしもの物語まで、暫しのお別れに御座います。
此れは歯車の噛み合いによって、あり得たかもしれない、もう一つの世界の物語
進化する力を持ち、王たる器に成らんとする剣士
その力は、大切な誰かを守る為に、共に生きる為に、力を与えん
その名を、《紫紺の剣士》と申す
再び、感謝の意を。仮面大佐さん、本当にありがとうございます!こんなアホみたいな作品にコラボをしてくださるとは…うぅ……感無量……皆々様、これからも我が蒼の道化師は笑う。と仮面大佐さんの作品《ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士》を末永く宜しくお願い致します。其れでは今宵はこの世界を辺りで幕引きと致しましょう。仮面大佐さん!
もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気