混ぜるな危険どころじゃない!最凶のカオスが爆誕する!年末のしみったれた毎日を吹っ飛ばす勢いのifの話……皆様の御眼鏡に敵いますかは見てのお楽しみに御座います。其れでは、この辺りで幕引きと致しましょう
第一幕 混ぜるな危険!だが断る!カオスに勝るモノはナッシング!
「年末対抗すごろく大会やろうぜっ!」
師走の年の瀬、高らかにギルドホームに響き渡る声。その声の主基ソウテンは画面から覗く不敵な笑みで、仲間たちを見据えている
「一人でやれ」
「一昨日きやがれ」
「んだとゴラァ!」
「「ぐもっ!?」」
真っ先に反応を示した親友のキリト、兄貴分のカイに対し、両眼をくわっと見開き、飛び蹴りという名の物理的な突っ込みを放つ
「いいか?リアルソロプレイヤーにゲーマヨラーのお前たちは知らんかもしれんが、すごろくは揺籠から墓場まで楽しめる画期的な遊びだ」
「誰が一人遊びのプロフェッショナルだ!!迷子野朗!!」
「お兄ちゃんの俺に舐めた口を聞くんじゃない。訴えるぞ?そして勝つぞ」
「迷子じゃないし、カイみたいなんを兄貴にした覚えはない」
「今日も脈絡がありませんねぇ。リーダーは」
「学習能力がないだけだよ」
缶蹴りの説明しながらも、キリトとカイに悪口を放つソウテン。その姿を側から見ていたヴェルデとヒイロは互いの兄貴分に呆れた眼差しを向ける
「ニハハハハ!相変わらずのイカれた集団だなぁ!ソウテンさんよぉ〜」
「おひさっ!遊びに来たわよ〜」
勢いよく扉を開き、笑い声を上げるのは赤いマフラーが特徴的なヘルメットの少年、その隣では、焦茶色の尻尾を揺らす少女が親しげに声を掛ける
「おお〜誰かと思えば、お隣にあるクラン《A to Z》のエースちゃん。久しぶりー」
彼女の声に気付き、ソウテンはキリトを床に減り込ませ、カイの鼻の穴に鼻フックをした状態で彼女の名を呼ぶ
「おっとぉ?回線不安定かぁ?さらりと俺は無視ですか?さっさと起きろや、迷子さんよぉ」
「………………セクハラヘルメットくんか。久しぶりだな」
「ゼットだよ。なんでセクハラの部分だけを覚えてんだぁ?」
「えっ?ゼットで良かったん?セクハラヘルメットの方が本名でしょ?」
「ニハハハハ!そんなプレイヤーネームにした覚えはないんだがぁ?俺は前にも言ったけど、仮面ライダーだ。全く困った迷子だな、コイツは……なぁ?エースちゃん」
「だから揉むなっ!毎度毎度!」
「前にも言ったろ?パート2!其処に胸があるんだ、揉まないのは失礼だろ。仮面ライダーとしては」
「仮面ライダーに謝れ」
ヘルメット男基ゼットとエースの夫婦漫才を目の当たりにし、妙な近視眼を覚えたカイはちらっとソウテンに視線を向ける
「知り合いか?この愉快な方々は」
「お隣さんだ。少し前に森で遭難してた時に背後から、バイクで轢かれて以来のお付き合いだ。慰謝料はまだもらってないけど」
「相変わらず、友達の作り方が変態的だな。俺はカイ、テンたちとは古い付き合いで《
「似非お兄ちゃんは黙っとれ」
「ゼット。カイさんはね、リーダーと同じで食べ物を残飯に物質変化させる物質系能力者なんだよ。頭をマヨネーズに支配されてるんだ」
「なんだ?ヒイロ。褒めてもカツ丼カイスペシャルしか出せないぞ?」
「ニハハハハ!類友ってヤツかぁ?やっぱり、テンの周りには変なのが集まるなぁ〜」
「よし、ゼットっち。お前を宙吊りにしてやる」
じりじりと迫るソウテンから距離を取るゼット。阿呆なやり取りも慣れてしまえば、日常風景となってしまうのだから、驚きだ
「テン。さっき道端でカルムに会ったから、連れてきたわ」
「よっ!ん?なんだ、ゼットにエースもいたのか」
買い出しから帰還した、ミトの背後から顔を覗かせた少年の名はカルム。彼もまたソウテンの友人である
「なんだ、誰かと思えばガラムマサラか。今日も一人でぽん酢の買い出しか?」
「ガラムマサラじゃない!カルムだ!悪かったな!ぼっちで!」
「ああ……カルムは友達少ないからなぁ。キリト並みに」
「そうなのか……そいつは可哀想だな。えっと………ガラムマサラだっけ?」
「カルムだ!というか、誰だ!?」
「俺か?俺はな」
「マヨネーズ野朗だ。気にするな」
「よしコラ、バカピーナッツ。喧嘩の続きだ」
カルムに対し、同情していたのも束の間、自分への悪口を聞き逃さないカイはソウテンと喧嘩の続きに戻る
「待たんかぁ!野菜泥棒の少女よっ!私のバナナを返したまえ!」
「バナナ泥棒たぁ!ふてぇヤローだ!」
「バナナよりも野菜を育てろ!アタイは野菜しか食べないんだ!!ベジタリアン舐めんなゴラァ!!」
庭先から聞こえた甲高い声とコーバッツとグリスの声。何やら、野菜泥棒がいるようだ
「おろ?なんだ、あの野菜泥棒は」
「うちのレタスだな。基本的に画面に映らないベジタリアンとは名ばかりの残念美少女だ。ちなみに相方はコシナルというヤンキー料理人だ、厨房でタバコとか吸ってんだ」
「へ〜……なんか、知らないけど親近感?が湧くねぇ?考えたヤツは、きっと青いメッシュのグラサンヤローだな」
「ニハハハハ!やけに具体的だなぁ〜」
まさかの知り合いだったゼットと野菜泥棒基レタス。癖者集団と呼ばれる《
「アマツさ〜ん、武器のメンテをお願いしたいんだけど」
「おろ?次はルゼっちか。おひさ……とは言っても、コラボはまだしてないんだけど」
「よっす。テンさん、アマツさんはいる?武器のメンテをしてもらいたいんだ」
「いるよ。おーい、職人」
次に姿を見せたのは、アマツの顧客であると同時にソウテンの友人であるルゼ。彼もまた不名誉な事に、《
「む……ルゼの字か。どうした?武器のメンテか?」
「実はそうなんだ。お願い出来ないかな」
「容易いことだ。暫く待っていろ」
「お願いしまーす」
「職人が無償でメンテだと……!!何があった!?」
「明日は世界滅亡に間違いないな」
「いや、なんなの?アマツって……」
高額請求が当たり前のアマツが無償でメンテナンスを引き受けたという事実に驚き、白目を剥くカイとキリト。未だかつてない現状に二人は正に空いた口が塞がらない
「取り敢えず………すごろくやんね?」
「すごろく?ニハハハハ!いいなぁ!」
「すごろくかぁー。俺もやろうかな」
「武器の調整をするまで暇だから参加するぞ」
「よし、お兄ちゃんとチームになりたいヤツは集まれ」
「カイはマヨネーズに塗れてろ」
「じゃあ、お前はピーナッツバターに埋もれろ」
「「………やんのかっ!!!」」
「なんで喧嘩になってるのよっ!!」
「「ぐもっ!?」」
胸倉を掴み、いがみ合いを始める二人にミトの御約束が命中し、御約束の叫びを挙げ、ソウテンとカイは倒れ伏す
「騒がしい人たちよね」
「全くだなぁ〜」
「だからナチュラルに揉むなっ!」
「キャラが濃いな」
「テンさんの周りは賑やかだなー」
かくして、始まる最凶のすごろく大会。ここから先に起こる惨劇を今はまだ誰も知らない
そしていよいよ始まる最凶すごろく大会!果たして、勝利の女神は誰に微笑む?
NEXTヒント チームワークってナニモンナンジャ?
もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気