「前回のあらすじ、リーダーさんの相変わらずの阿呆な思い付きに巻き込まれる形で、カオスすごろくをプレイ&観戦することになったあたしたちとクラン《A to Z》、カルムさんとルゼさんの面々……果たして、この先に待ち受ける運命や如何に!!以上、現場から世界を自由に染め上げますっ♪でお馴染みの美少女彩りアイドルのシリカがお送りしましたっ☆」
「しまった!きっくんがふざけてないと思ったら、今日はシリカが野放しに!!」
開口一番に、前回の経緯を解説する一人のアイドル娘。幼馴染を見張る事に集中し、友人が野放しになってしまっていた事にリーファは気付き、声を挙げた
「またしても台本が間に合わず、シリカさんにあらすじを乗っ取られるとは……なんたる不覚!」
何時も適当なあらすじを考える事が何よりの楽しみだったヴェルデは地面を叩き、二度目の自らの筆の遅さを嘆く
「ふっふっふっ!良い?前にも言ったけど、アイドルは可愛ければ、何をしても許されるんだよっ!」
「ヒイロくん……慣れって怖いね。あのやり取りを空気みたいに思い始めてるあたしがいるよ」
「だから言ったでしょ。慣れると気にならないって」
焼き鳥を頬張るヒイロに、かつて言われた事を確認すると、彼は何時も通りの無表情で答えを返した
「はぁはぁ………何回目だ……落とし穴……」
「知るかっ!だいたい、なんでお前がサイコロを降ると高確率で落とし穴を引き当てんだよっ!!なんだ?お前はアレか?落とし穴に愛されてんのか!?」
「そんなのに愛されたくねぇわっ!!」
「………少し、気になるな。何故かは分からないけど、明らかにチームごとに止まるマスがパターン化しているような気がする……何かある…としか思えない」
落とし穴に落ちまくる現状に、元凶であるソウテンと殴り合いを始めたキリト。二人を放置し、カイは冷静に状況を見定めようと他のチームに視線を向ける
「バッタの次はイナゴ……その次はヤゴ……なんなの?なんで、俺が止まるマスはゲテモノばっかりなんですかねぇ?」
「日頃の行いが悪いからよ。セクハラしまくってる自分を恨むのね」
「そんな事を言うエースちゃんにはお仕置きが必要だな」
「言ってる側から、揉むなっ!!」
「う〜ん……コシナルくんの料理があるとは言っても……なんだか腑に落ちないんだよね……なんだろ?この違和感」
虫を食べまくるという現状に、疑問を感じるゼットが問えば、エースは辛辣に返すが、仕返しに胸を揉まれ、頭に空手チョップを叩き込む。その状況を見ながら、冷静なシズは違和感に疑問を感じていた
「くそっ……なんなんだよ……スタートに戻りまくった挙句、ようやく進めたと思ったら、名前を改名させられるなんて……なんだよ!ぽん酢ぼっちって!イヤガラセかっ!」
「落ち着けよ、ぽん酢ぼっち。取り敢えず、バナナでも剥いとけ」
「ああ、すま---って!何でこの状況で、お前が持参したバナナを食わなきゃならないんだよ!?」
「バカヤロー!誰が食べていいって言った!剥くだけだ」
「どんな儀式だっ!!」
「すまない、食べてしまった。代わりにバームクーヘンを焼いてやろう」
「焼かなくていいわっ!!」
漸く、スタート戻り地獄から解放されたカルムであったが次はまさかの改名という事態に陥ってしまい、落ち込んでいたが連続するグリスとディアベルの自由さに突っ込みを放つ
「アマツさん、ヴェルデ。ここまでの現状を見て、何か気付いたことは?」
「違和感しかないな。どう考えても、何かがおかしい気がしてならん」
「職人のおっしゃる通りです。ゲームの中身に関しては元より違和感しかありませんが、我々がいる空間事態に何らかの違和感を感じます。以前に似たような場所に足を踏み入れた経験が………そうです!!確かヨツンヘイムの逆さピラミッドです!この場所は彼処と酷似しているんですよ!職人!」
「なるほどな……あの場所か。確かに似た雰囲気を感じる。これはどういう事だ?」
「ヨツンヘイムってのが何かは知らないけど……このクエストはそれの続きなのか?まさか」
「そうなってくると、益々怪しさを増すわね。何がとは断言出来ないけど」
頭脳派が集う故に他チームよりも早くに結論に行き着いたルゼチーム。然し、其れが気付いてはいけない結論だった事を彼等は知らなかった
『あ〜……何で気付いちゃうかなぁ?ネタバレとかありえんてぃでしょ〜!ちょっとちょっと!話が違うんじゃないのぉ〜?』
『ほっ〜ほっほっほ!おバカさんたちだけとたかを括っていましたが、どうやら切れ者が紛れ込んでいらっしゃった様ですね』
『我等を忘れていなかった点もポイントが高いな。残業代は出してやらないがな!』
『許さん…許さんからなぁ!!私とのレースをカットしたことは!!』
「………………こしょこしょこしょ」
シカイシャの声と共に響き渡るのは、以前にも聞いたことがある様な気がする聞き覚えのある声。彼等を知らないカイ、ゼット、カルム、ルゼ等の面々は首を傾げ、ソウテンは隣に立つキリトに何かを耳打ちする
「どちらさんでしたっけ?ってテンが言ってるぞ」
『お忘れですか?ならば!名乗りましょう!我が名はトラットリアヨツンヘイムの守護を任された四本槍が一人!霜の料理長の呼び名を持つリョウリチョウ!』
『同じく!我が名はレンタルショップヨツンヘイムの守護を任された四本槍が一人!霜の店長の呼び名を持つテンチョウ!』
『同じく!我が名はサーキットヨツンヘイムの守護を任された四本槍が一人!霜の整備士長の呼び名を持つセイビシチョウ!』
『そして!私が紅一点のゲームセンターヨツンヘイムの守護を任された四本槍が一人!霜の司会者の呼び名を持つシカイシャ!』
「………………こしょこしょこしょ」
「まさか、○イヤ人との戦い以降はめっきりと出番が減って、次第にフェードアウトしていったお前に会う日が来るとは思わなかった。大ファンです、排○拳を何度も真似しました、握手してくださいって言ってるぞ」
「「「天○飯だろうがァァ!!それェェェェ!!」」」
四本槍を天○飯と勘違いしているソウテンにカイ、ゼット、カルム、ルゼの四人が突っ込みを放つ。当の本人は首を何度も捻り、その末に答えに行き着く
「思い出した!キャリバー編に出てきた変人NPC集団!!」
「ほっ〜ほっほっほ!こうして、再び貴方にお会い出来る日を待ち侘びておりましたよ」
「リョウリチョウ!お前を忘れたことはなかった!あの熱いクッキングバトルは今も覚えてるぞ!」
「いや、今の今まで忘れてたろ?バカテン」
「セイビシチョウよ。まさか、貴様とまた相見える日が来るとはな」
「あの時の機関車男か……ふっ、私との決着をつけてもらおうではないか!!」
因縁がある相手と火花を散らし合うソウテンとアマツ。明らかに忘れていたと思われる迷子は恰も、忘れていませんよと言わんばかりの雰囲気を出していたがカイに頭を引っ張ったかれる
「てことはだ……これって、テンたちがやり残したクエストの続きかぁ?まさか」
「かいつまんで言うとだ、テンさんの尻拭いってことか?」
「なにっ!あんの尻野朗が来てんのかっ!!」
「誰だよっ!!そんなヤツがいるかぁ!!」
尻拭いと聞き、グリスが反応するも、聞き慣れない人物にカルムの突っ込みが放たれる
「居るから困ってんだよ。どーせ、またシノンのねーさんの尻をスクショしてんぞ」
「兎に角だ、こうなったら……【3狩リア】なんて言ってる場合じゃないぞ。彼奴等を倒すんだ」
「そうだな……然し、多勢に無勢ってのも、ハジケリストの戦い方としては良くない。どうだ?彼方が四人なら、此方も人数を減らすってのは」
「その必要はありませんよ………おいでなさい!スー・シェフにトゥルナン!おいでなさい!」
「「お呼びで?リョウリチョウ」」
人数を減らそうとするソウテンの問いに対し、リョウリチョウは良心的にも自分たちが人数を合わせる為に部下であるスー・シェフとトゥルナンを呼び出す
「また出た!!あれも知り合いかっ!?」
「ニハハハハ!わけわからん知り合いが多いなぁ〜?テンは」
「なるほどな。変則形式の3狩リア、6vs6のバトルロイヤルか……受けて立ってやるよ。ゴーカイに行くぜっ!カイ!キリト!」
「「了解!リーダー!」」
「うんじゃまあ、やりますかね」
またしても増えた敵に驚愕するカルム、友人の知り合いが変人ばかりなことを笑うゼット、兄貴分と親友に決まり文句で呼び掛けるソウテン、其れに応えるカイとキリト、得物を構えたルゼ。変則形式の3狩リアとしては異例にして最強のチームが完成する
「
「何それスペイン語!?かっこよ!!俺もやる!!
「熱を感じる一振りを見せてやるよ」
「死んでもいいゲームなんてヌルすぎるぜ」
「俺は戦う!そして運命にも、勝ってみせる!」
「俺は言ったかな」
代名詞の不敵な笑みを浮かべ、決まり文句のスペイン語を口にするソウテン。其れに便乗したゼットも拳を握り締め、カイとキリトも得物を手にし、カルムも剣を強く握り締め、最後にルゼが呑気に呟く
「「アバターチェンジ!!」」
「変身!」
「神気合一!」
「武装転身!」
「セイバーアウェイク!」
高らかに宣言された聞き慣れない謎の言葉。刹那、六人に変化が訪れる
「なにっ!?なんなの!」
「もしや………○ーパー○イヤ人!生き残りがいたのですかっ!」
「下等生物が変化をするとは…!!」
「生命の神秘……是非とも我がレンタルショップに欲しい人材だ!」
光に包まれ、次々にありえない姿となり、佇む六人の勇士。その姿はこの世界には削ぐわない程に異質、しかしながら、威風堂々足る佇まいは、不思議と活力を与える
「おやまあ、我々を御存知ない?」
「だったら、聞かせてやるよ」
「精々、耳の穴をかっぽじりなよぉ〜?ニハハハハ!」
「俺たちが剣を抜いたからには後戻りは出来ないからな」
「それじゃあ、名乗りますかね!」
唐突な異変、あの世界にしか存在しない筈の姿を知らない者たちが困惑するのに対し、道化師を筆頭に全員が不敵な笑みを浮かべる
「蒼の道化師、ソウテン!」
妖しく光る仮面、棚引く蒼き衣、肩に担がれた槍
「焔の剣聖、カイ!」
炎を彷彿とさせる赤いコート、赤く透き通る輝く刀
「シン・仮面ライダー、ゼット!」
風に靡く赤いマフラー、妖しく光る赤き眼、深緑の仮面
「紫紺の剣士、カルム!」
紫紺のコート、籠手、片刃の剣
「青藍の双剣士、ルゼ!」
青い外套、大地に突き立てられた大剣
「黒の勇者、キリト!」
闇に映える黒き衣、両手に握られた二対の魂
「
不敵に笑い、槍を肩に担ぐ道化師。無風であるにも関わらず、愛用の青いマフラーが靡く。その姿は異質であると同時に異形であるが彼等にとっては慣れ親しんだ《蒼の道化師》の姿である
「出番が少ない……」
「迷子になるからだろ」
「てめぇ!また勝手に野菜だけにしやがったなっ!?肉を何処にやりやがった!!」
「うるせぇ!肉なんかいるかボケッ!!」
「みんな……少し静かにしようね」
「それにしても男って、変身とか合体とか好きね……即席で姿を変える為の言葉を作っちゃうんだから」
「確かにヒイロちゃんの言う通り……なんでなの?あれって?ミト」
背後で繰り広げられるやり取りを放置し、変身又は合体などに盛り上がる男性陣を他所にヒイロ(女)が呆れた様に呟けば、其れに肯定したエースが隣に居たミトに問う。すると、彼女は綺麗な笑顔を浮かべた後に口を開いた
「決まってるじゃない。バカだからよ」
変則形式の3狩リア!果たして、勝利を掴むのは即席プレイヤー集団?四本槍with部下たち?どちらにしても、ヤバい戦いが始まる!ハジケバトルの始まりだぜっ☆
NEXTヒント 男たちよ、ハジケリストであれ
もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…
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ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
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キリトとアスナが司会の正規の雰囲気