蒼の道化師は笑う。   作:田中滅

9 / 206
この作品の一周年記念!(厳密には明日)+SAO記念日を祝して、特別幕を書いてみました!アンケート一位の闇鍋です!


一周年記念特別幕 闇鍋?いいえ、混沌鍋です!

「こ、これは……!」

 

「この新生アインクラッドにも実在してたのかっ……!」

 

「ふふんっ、前にも言ったろ?俺の運は最高ステータスなんだよ」

 

信じられない物を見るように、わなわなと震えるソウテンとグリス。その視線の先には一匹の兎型モンスター《ラグーラビット》を片手に得意気にドヤ顔をするキリトが立っている

 

「あの焼き鳥よりも美味しいヤツ……じゅるり…」

 

「ウサギ?まさかっ!レンちゃん!?いやぁぁぁぁぁ!」

 

「シリカさん。ウサギはウサギでも貴女の御友人のレンさんは本当のウサギではありませんよ」

 

「うん、知ってる」

 

「じゃあ、なんで驚いたのっ!?」

 

「バナナとラグーラビット!最強の組み合わせだぜっ!」

 

「うむ!同感だ!グリスよ!」

 

「食材と真摯に向き合うグリスさん……素敵……」

 

「フィー!お兄ちゃんは許さんよっ!ゴリラと交際なんて!」

 

「まーた……やってる……はぁ…」

 

最高級食材を前に浮き足立つ《彩りの道化(カラーズ・クラウン)》の面々。買い出しに出掛けていたミトは扉を開き、軽くため息を吐く

 

buen momento(ナイスタイミング)だね、かーさん」

 

「あら、ロト。何を盛り上がってるの?ウチのバカたちは」

 

「《ラグーラビット》を見つけたらしいんよ」

 

「またぁ!?キリトの幸運値どうなってるのよ……」

 

「ふっ、僻みか?ミト。だが残念だったな!これは俺とアスナ、ユイの夕飯だ!お前たちにはやらんっ!」

 

「アスナだけど、今日は実家の用事で遅れるわよ。なるべく早めに来るみたいなことは言ってたけど」

 

「なにっ!?」

 

「プークスクス、ウケるんですけど〜。えっ?なになに?彼氏なのに彼女の私生活知らない感じ?うわぁ……可哀想なキリトさ〜ん」

 

「やかましいっ!」

 

小馬鹿にした笑い方と煽り文句を放つソウテン、其れに対しキリトは顳顬をひくひくと動かし、剣を抜刀する

 

「テンちゃんがイキイキしてる……」

 

「テンくんって、ホントに誰かの失敗とか好きよね……昔から…」

 

「リーダーの人生そのものが失敗してるけどね」

 

「辛辣ですねぇ、ヒイロくんは」

 

「というか失敗してないリーダーさんを見たことがないような…」

 

「マイク娘。お前もだいぶ言うようになったな」

 

「まあ、そんなアイツだから引き寄せられたってのもあるんだろうけどね」

 

「なんだ、リズ。居たのか」

 

「一緒に来たでしょうがっ!!!」

 

何時も通りのやり取りを繰り広げるソウテン達の元に徐々に集い始める仲間たち。中にはサクヤを始めとした《ALO》で知り合った者たちも多々見受けられる

 

「グーくんの為にスイルベーンで育てた最高級バナナを持参したぞっ!」

 

「あのグリスさん、良かったらどうぞっ!バナナと相性の良い落花生です!」

 

「おや、フィリアくん。私の愛弟に何かようかな?」

 

「ああ、居たんだ?サクヤさん。何ですか?今日はメロン持参ですか?」

 

「姉貴もフィリアもサンキューな!ほら、このバナナタルトやるよ」

 

((はうっ………!す、素敵すぎる…!))

 

「鼻血出しとるっ!!!」

 

「リーファちゃん。ワタシたちの親友は旅に出たんダヨ」

 

「そうだね……アリシャさん」

 

「良いですか?そもそも河童とはですな……」

 

「河童のおじさんのお話タメになりますっ!」

 

「ユイさま、タメになるの意味が違うかと」

 

「おやまあ、ユイは好奇心旺盛だね」

 

「あらあら、微笑ましいわね〜」

 

「子どもを前に微笑むメイリンさん……な〜〜〜んて素敵なんだぁ〜〜〜〜〜!」

 

グリスの優しさに鼻血を出すサクヤとフィリアを前に自分の親友の痴態から逃避するリーファとアリシャ、ニシダの河童談義を目を輝かせるユイを見守るエストレージャとロト、その光景を優しく見守るメイリンの側では体から小さな竜巻きが発生しそうな勢いで回るクライン。この光景が更に何時もの風景を混沌に彩っていた

 

「じゃあ、みんな。食材を出して」

 

愛用の鍋をストレージから取り出し、テーブルの上に置くとミトが食材を出すように促す

 

「やっぱ鍋にはピーナッツバターだな」

 

「あっ、テンちゃん。落花生あるよ」

 

「いいか?スグ。鍋パスタは文化だ、テストに出るから覚えておけよ」

 

「そんなテストないよ?お兄ちゃん。あたしは無難に焼豚を持ってきたけど……きっくんは?」

 

「ローリエです」

 

「カレーのハーブだよっ!?」

 

「スグちゃんの焼豚の臭みが消えるかと思いまして」

 

「あたし限定のいやがらせっ!?」

 

「すなずりいれる」

 

「あたしはレアチーズケーキを入れようかな。チーズケーキじゃなく、レアチーズケーキを!」

 

「何故、二回繰り返した。俺は……このリズ手製の焼き焦げた何か基暗黒物質(ダークマター)を入れておくか」

 

「誰の料理が暗黒物質(ダークマター)よっ!!」

 

「まともな食材を入れんかぁっ!!!」

 

「「ぐもっ!?」」

 

頭上に鎌と鉄拳が振り下ろされ、御決まりの叫び声と共にソウテン達は床に崩れ落ちる。その光景に遅れて、ログインしたアスナは苦笑する

 

「ユイちゃん?一応聞いていい?」

 

「なんですか?ママ」

 

「何があったのかな……?」

 

「何時も通りですよ。テンにぃたちのおふざけにミトさんの鎌が決まったんです」

 

「確かに……それは…何時も通りだね……」




この作品が一周年を迎えられましたのは、皆様の御声援あってこそに御座います。これからもソウテン達が彩る世界を末永く見守って戴きたくお願い申し上げます。以上を私からの挨拶とさせていただきます

もしも、そーどあーと・おふらいんを書くなら…

  • ソウテンとミトが司会の賑やかな雰囲気
  • キリトとアスナが司会の正規の雰囲気
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。