転生系騎士団長とお屋敷組交流記 作:とおりすがりのふに族団長
~騎士団[プロミネンス]詰所訓練所にて~
「お嬢!お嬢!俺、『太陽の剣』使ってやってみたいことがあるんだけど+(0゚・∀・)WKTK」
「『一欠』ごっこなら却下よ。前に失敗したでしょ?」
カトレアにお願いするも、すげなく断られる団長。それもそのはず、以前『俺の世界のヒーローのアクションをやってみたい』
とカトレアにお願いしてリボルケインごっこを敢行し、爆風で吹っ飛んで大失敗した経緯があるのである。
「大丈夫だってあの後にランペー●バルカ●を参考に足の裏にもう一個『太陽の剣』出して体支えるから( ー`дー´)キリッ」
「その執念は分かったから今日は初任務に向けて前衛のフォーメーション訓練やるんでしょ。後衛はあたしがちゃんとやるから前衛ちゃんと指導しなさいよ」
「いや~それが」
カトレアの至極まっとうな意見に団長はバツが悪そうに訓練所の一角を指さす。
「って何この倒れた花騎士の山!?うちの前衛全滅してるじゃない!!」
「いや~オンシジュームに俺の近接戦闘の実力を疑われてな?ちょっくら受けて立ったらこうなった(`・ω・´)」
団長が指さした方向にはオンシジュームとシンビジュームを中心とした「プロミネンス」の前衛部隊の花騎士たちが死屍累々といった有様でダウンしていた。
「カトレアちゃ~ん団長が反則技で私たちを虐めるよ~敵をとって~(><)」
「オンシジュームちゃんジタバタしないで退いて~ 」
シンビジュームの上に重ねられる形でダウンしていたオンシジュームが声を上げる
「ふっふっふ。君たち花騎士の力は『害虫』を倒すためのものだろう?私は『害虫』では無いよ」
「いきなり悪人面になって何言ってるのよ。素手の格闘だけみたいだけど花騎士をこれだけ制圧するなんでどうやったの?」
「俺の世界に存在する『Close Quarters Combat:近接格闘』ってのがあってね。それをつかって突進してくる花騎士たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げた結果だよ(`・ω・´)」
「そういえば前に町中で盗人捕まえた時も体格上の相手を変な動きでぶん投げてたわね。それにしてもそれだけでこんなになる?」
訝しむカトレアに対してダウンしてる花騎士達から次々と声が上がる
「まさか団長がこんなに強いなんて~」
「何時もカトレアさんに引きずられるから何とかなると思ったのに~」
「カトレアさんには無抵抗なのにあたしたちには肘・膝・投げなんでもありなんて差別だ~」
「前から強いって言ってるだろーが。しかもお前ら一人ずつって言ったのに次々に複数で襲い掛かって来やがって。手加減しにくくなるから止めろっつーの」
花騎士たちの不満の意見を一蹴する団長。
ちなみに花騎士たちは世界花の加護により人間よりはるかに早く傷が回復する。
その回復力は個人差こそあれ凄まじく、前線で重症との一報が入った花騎士が帰還する時にはもうピンピンしているというケースも珍しくない。
「フハハハハハ今日から「プロミネンス」の近接筆頭も名乗っちゃおうかな~。ねぇねぇ今どんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ち?」
倒れてる花騎士たちの前を煽る団長。
全員がぐぬぬとなっているところに。唐突に凜とした声が響いた。
「団長の腕前は称賛しますが、筆頭を名乗らせるわけにはまいりません」
その声に対して団長は壊れかけのロボットの様にぎこちない動きで振り返り辛うじで呻く
「・・・・デンドロ師匠・・・なんでここに?」
『次回 デンドロビウム大勝利 希望の未来へレッツラゴー(嘘です)』
ちなみにデンドロビウムと団長の戦いはCQC入れようと手を掴んだ瞬間に空中に飛ばれて風車の如く回されて叩きつけられるという理不尽を超えた結果に終わった。