如月家にある一つの部屋、如月 戦兎と一兎の娘常磐 冷雨の二人が椅子に座っていた。
戦兎はなぜ彼女を呼んだのは決まっている。彼女が自分の顔を見て先ほどから見ようとしていないからである。
「さて・・・・・・冷雨ちゃん。」
「ひゃい!」
「いやそこまで驚かなくても大丈夫だからな?君が言いたいのはこれのことかな?」
「そ、それは!!」
戦兎が持っていたものを見て冷雨は驚いていた。それは彼女の父「常磐 一兎」の半世紀が収められていた戦いが書かれていた書物である。
どうして戦兎がその書物を持っていることに驚いていた。
「どうしてそれを!?」
「わからん。俺の部屋に置いてあったんだよ。まるでこれを見させて一兎を殺させようとしていたのかもしれないな。」
「!!」
戦兎の言葉を聞いて冷雨は目を見開いた。自分の父を戦兎が殺す?というのが頭によぎっていた。
だが戦兎はふと笑いだすと本をしまう。
「アマルスマに一時的にアナザーディケイドの力を加えたことで俺達は殺されたんだな。」
「・・・・・・戦兎さんはお父さんを憎んでいないんですか?」
「ん?」
「お父さんが完全にアナザーディケイドを倒していたらあなたが死ぬことなんてなかったかもしれないって思ったことはないんですか?」
「・・・・・・・・・まぁ恨んだな。それに関しては一発で許したつもりだけどな。」
戦兎はそう言い冷雨は本当なのかなと思いながらお茶を飲んでいる。
「ミナコと悲しませてしまったことに関しては許していないさ。そのせいであいつは・・・・・・カイギス様から詳しく聞いたんだよ。ミナコは俺が死んでからは変わったかのように仕事に励むようになったって・・・・・・そして俺は紅 イクトとして転生をしてあいつのことを忘れて過ごしていた。」
「・・・・・・・・・・・・」
「だがな、それでも新しい出会いや別れを経験をしてきたつもりだ。まぁそれは今も変わらない。なら簡単なことだ・・・・・・アナザーディケイドの力を奪ったやつを殴ればそれでいい。」
「ですがその原因はわかっていないんですよ!!」
「落ち着きたまえ冷雨君、その前に・・・・・・」
扉の方へと移動をして彼はスイッチを押すと扉が上の方へと上がり全員が前に倒れる。
「「「「「うわ!!」」」」」
「バカねぇに皆さん!?」
そこには綺麗に全員がいたので戦兎はため息をついた。
「なんで扉が上に上がるんだよ!!てか今の引き戸とかだったよな!!」
「念のためにスイッチを押せば上に上がるように改造をしているんだよ。さて一兎君?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「今の話を聞いていたんだろ?全部さ。とりあえず・・・・・・」
「ぎえええええええええええええええええ!!」
戦兎は一兎の頭をつかむとアイアンクローで握りしめる。そのまま離してこれで勘弁してやるといい後にする。
「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
双子は母、ミナコにその話を聞くため走りだしたのでほかのメンバーも双子の後を追いかける。
次回「ミナコから話される過去」