ー子の刻ー
人間の里
南エリアA地区
神奈「霊奈……うぅ……霊奈が居なくなったら私は……ヒック……」
神奈が一人で泣いていると何処からか声が聞こえた
??「神奈よ……貴女は旅をしなさい……そして、新たな仲間を手に入れなさい」
神奈「……え?誰?(何だろう懐かしい感じがする)」
神奈は警戒しながらでも何処かで安心感もあった
??「私が誰であるかは今はどうでもいい」
??「霊奈を助けたいんでしょ?」
??「霊奈は朝奈をやった奴が霊奈の魂を持っている」
神奈「何故だ!?朝奈の存在を知っているのは」
??「そうだな……知っていないとおかしい?みたいな?」
そう言うと彼女の声が段々聞こえなくなってきた
??「頼んだぞ……私の……」
神奈「……え?今なんて?」
神奈「……何だったんだろう?」
そのまま神奈は寝てしまった
ー辰の刻ー
神奈「……ん……ん?朝か?」
神奈は昨日の出来事を思い出した
神奈「旅かぁ……旅をしたら霊奈を助けられるのかな?」
神奈は旅の準備を始めた
神奈「こんな感じでいいのだろうか?」
神奈「よし!行こう!」
神奈は今まで住んでいた家に別れを告げ東エリアに向った
神奈「……また……帰ってくるさ」
神奈は人間の里を出た
妖怪の山
神奈「これは随分と大きい山だ……こんな山里から見えたかな?」
そう言って山を上がっていった
ー未の刻ー
神奈「……え?なに……あれ?」
神奈が見つけたのは3人くらいの妖怪が小さな狐をいじめているところでした
神奈「やめなさい!」
妖怪「!?なんだ?」
神奈「なにをしている!そんなことしたらその狐が死んでしまう!」
妖怪「っけ!人間ごときが妖怪に口出しするんじゃねぇ!」
その妖怪が鋭い爪をこちらに突き付けてきた
妖怪「死にたくないならここから立ち去れ」
神奈「それは……こっちのセリフだ」
狐?「あ……あ……」
妖怪「死ねぇぇぇ!」
妖怪が鋭い爪で神奈を切りつけた
妖怪「……は?」
確実に爪が刺さったはずだが神奈は無傷だ
神奈「あまい!」
神奈の左眼が青く光だし周りから忽ちに武器が召喚された
妖怪「は?……くそ!覚えていろ!」
そうして妖怪が去って行った
神奈「大丈夫……じゃないね…えーっと」
神奈が持ち歩いていたバッグの中から傷薬と絆創膏を取り出した
狐?「イタ!……うぅ……」
神奈「あ!ごめんねもっと優しくするね」
神奈は丁寧に狐の血を拭き取りその部位に消毒液をかけ最後に絆創膏を貼った
神奈「これで大丈夫!……よく頑張ったね!それではー」
狐?「あのぅ」
神奈「……?どうしたの?」
狐?「助けてくれて……ありがとう……」
神奈は少し照れた
神奈「あ……いやーいいよお礼なんて(照」
狐?「それともう一つ」
神奈「?どうしたの?」
狐?「私も……ついて…………行って……いい?」
神奈「……え?」
狐?「このままだったらまた妖怪に襲われてしまうだから強くなりたい!」
神奈「いいけど大丈夫なの?お父さんやお母さんとかに」
狐は割り込むように言った
狐?「良いの……私には両親がいないから……」
神奈「そう……か……私と一緒ね」
狐?「……え?」
神奈は少し涙を見せながら言った
神奈「私のお父さんは前に村が襲われたとき私たちを庇って死んでしまった
狐?「……」
神奈「そしてお母さんは違う里にいた時に殺されちゃった」
神奈「その時に姉妹の末っ子朝奈が連れてかれてしまった……魂だけね」
狐?「魂のみを!?」
神奈「うん……そして……昨日のお昼くらいの時……妹の霊奈も魂だけ連れてかれてしまった」
狐?「そんな……」
神奈「だから旅を始めた妹達を助けるために姉として」
狐?「私……私……力になれるか……分かりませんが……貴方の役に立ってみせます!」
神奈は少し笑った
神奈「ふふ……それは心強いね!……あ!名前言ってなかったね……私は瓶割 神奈「神奈」って読んでね!」
狐?「私は名前が無いの」
神奈「そうだなぁ「薙奈」ってのはどお?最後に「奈」って付けたら家族見たくない?」
薙奈「ありがとう……ございます」
神奈「良いって良いって」
神奈「じゃあ行こうか……歩ける」
薙奈「この状態じゃ無理ですけど違う方だったら」
神奈「……え?」
薙奈の周りに無数の光が集まってきた
薙奈「……ん……うぅ」
その光が飛び散っていったそしたらそこには女の子が立っていたその女の子は狐耳でふわふわの尻尾を付けていた
神奈「……かわいい」
薙奈「……ありがとう(照」
神奈「じゃあ行こうか!」
薙奈「はい!」
そして二人は山の上に上がっていった
??「神奈ちゃん新しい仲間を手に入れたね」