ウルトラマンギンガ Adventure Chronicle 作:火野ミライ
OP「Legend of Galaxy 〜銀河の覇者」
高校2年の夏。本来なら俺は海外でロックミュージシャンをやっている両親につれられ、ロンドンの
「7年ぶりか」
俺は生まれ故郷である【
現在はあるところに向かう為、キャッリーバックを引っ張りながら丘を下っている。
「キャーーー!」
叫びが聞こえて方に視線を向けた。そこで目にしたのはベビーカーにお尻をすっぽりとハマった、同世代ぐらいの女子が坂道で流されている姿。
「マジか!?」
その姿を見た俺は咄嗟に、ベビーカーを追いかけ女子を抱え込む形で救出。その勢いのまましばらく地面を転がり受け身。
「間一髪…」
「もうダメかと思った… ありがとうって、ヒカル君!?」
助けた女子が俺の名前を当ててきた。
目の前の女子は金髪に黄色い瞳をしている。服装は白の長袖の上から、黒いロングスカートをはいており、皮膚はおとぎ話に出てくる吸血鬼の様に白い。
彼女の姿を観察した俺は記憶中からこの街に住む一人の少女が思い浮かぶ。
「くるみ?」
これがこの俺【
石動くるみ
実家はこの辺りでは有名な
そんな彼女につれられてやって来たのは、目的地の【銀河神社】!………では無く、俺達の母校【降星小学校】だった。
「くるみ。俺、銀河神社に行くって言ったよな?」
「ヒカル君、まさか知らなかったの…」
「いったい何を?」
「銀河神社、火事で焼けたんだよ。1ヶ月つ前に」
銀河神社
俺のじいちゃん【礼堂ホツマ】が神主を務めているんだぜ。俺が降星町に帰ってくる1ヶ月前に隕石の落下によって、焼け落ちてしまった…
「じいちゃん!」
「ヒカル、よう来たな!」
そんな銀河神社だったが、【
少子化のあおりを受け廃校が決定した降星小。そこに銀河神社がある事でまたそこに人がやって来る。そうする事で前程では無いが賑やかになる。少しでも長く賑やかかな校舎を見ていたい、そんな校長先生の願いもこもっているだと俺は思う。
俺は日本にいる間、じいちゃんと一緒に寝泊まりする事になった初日。俺はどうしても銀河神社の御神体が気になって、じいちゃんに内緒でその中身を見る事にしたんだ。この何でもない行動が、人生と言う冒険の中で1番のターニングポイントになるとは、この時の俺は思いもしなかった。
この話を詳しく語るには、ある昔話を話す必要があるな。
遥か大昔。怪獣や宇宙人にロボット兵器、そして【ウルトラマン】と呼ばれる光の巨人。そのほぼ全てがとある宇宙に集まり、大きな戦い【ダークスパークウォーズ】が行なわれていた。
ミサイルが、ビームが飛び交い、あちこちで火の手が上がる。巨体同士がぶつかり合う事で大地をとどろかせ、いなされた拳が風を震わす戦場。
そんな戦乱の中現れた超巨大な影。その影が握るアイテム【ダークスパーク】から放たれ闇によって、怪獣もウルトラマンも関係なく、命の時間を止めてしまい【スパークドールズ】と言う14センチほどの人形に変えてしまった。その一部が長い時間をかけ、降星町の内にある【降星山】へと流れついたんだ。
そのうちの一つ…いや、一人が【ウルトラマンタロウ】
「それは選ばれし者の紋章。やはり、光の国の言い伝えは本当であったか……」
他のスパークドールズと違って心と意思があり、喋る事が可能なんだ。さっきの話もタロウが教えてくれたんだぜ! そうそう、タロウが教えてくれた話には続きがあって……
「光の国の言い伝えにある二つの神秘の道具。一つは命あるモノの時間を止める【ダークスパーク】… 私はダークスパークと対になる、もう一つのアイテムをこの辺りで見つけた。」
それが短剣の形をした銀河神社の御神体【ギンガスパーク】だったんだ。
「ギンガスパーク、闇の呪いを解く雄一の希望。その大いなる力を引き出せるのは、選ばれし者だけだ!」
ギンガスパークを初めて手にした時、手の甲にある紋章が浮かび上がったんだ。それが選ばれし者の証。俺はスパークドールズの足にある紋章をギンガスパークでリードする事で、その姿に変身できるんだぜ!
《 ウルトライブ!ブラックキング! 》
『うぉぉーーー!スッゲーー!面白れぇ!!』
あぁ、でも何故かタロウにはライブできないんだよな……
そうそう、タロウ言えば!俺と出会う目にくるみと既に出会ってたみたいなんだ。