ウルトラマンギンガ Adventure Chronicle 作:火野ミライ
ギンガスパークによく似たダークスパーク。唯一の違いはスパークドールズをリードすると召喚・使役する事だ。
《 ダークライブ!バルキー星人! 》
「何なりとお申し付けくださいませ。我が偉大なる支配者様」
黒のボディに金色の顔、赤い瞳の宇宙人。こいつは【バルキー星人】
タロウ達をスパークドールズへと変えた張本人【闇の支配者】に仕えるエージェントなんだ。
「そのダーティーな心を使わしてもらうぞ」
誰もが持つ負の感情を増幅させ生み出しす半透明な紫色のアイテム【ダークダミースパーク】とスパークドールズを与え、ライブさせて暴れさせるんだ。厄介な事に、ダミースパークを手にした人間は悪の心に支配されてしまう。
《 ダークライブ!サンダーダランビア! 》
《 ダークライブ!ケムール人! 》
《 ダークライブ!キングパンドン! 》
彼らに対して俺も怪獣にライブして戦うが、どいつもこいつも一筋縄ではいかない奴ばかり…
だが心配する事はないぜ!俺がライブするのは怪獣達だけじゃない!!
「潰されてたまるか!はぁーーーー!!」
俺の思いに応えるかのようにギンガスパークのブレードが展開、タロウも知らない未知のウルトラマンのスパークドールズが出現するんだ。それをリードする事で俺は【ウルトラマンギンガ】に
《 ウルトライブ!ウルトラマンギンガ! 》
全身のあちこちにあるクリスタルが特徴の赤と銀の光の巨人。それがギンガなんだ。ギンガはクリスタルの色に応じた必殺技を放つ事が出来るだぜ。
まずは黄色く発光させて放つ、電撃の渦。
「ギンガサンダーボルト!」『デイヤッ!』
右腕はから放たれる電撃光線で敵を打ち上げて倒すんだ!
次は赤く発光して放つのは、燃える隕石を操り相手に爆撃を仕掛ける強力な技。
「ギンガファイヤーボール!」
一番分かりやすい例えだと、誘導ミサイルかな?周囲に浮かぶ複数の隕石を誘導し、敵にぶつけるんだ。
クリスタルが白く発光する事で、腕のクリスタルから光の剣を生成。
「焼きを入れてやるぜ!ギンガセイバー!」
その切味は大地すら引き裂くほどなんだ。
闇の魔の手はくるみ以外の幼馴染にも……
「………ッウ!」
「恨め、憎しむが良い。イッツ、ジェラシー!ジェラシー!」
【
ピンク色の髪をポニーテールに結んだ少女。アイドルを目指していてダンスの練習をしている。
ひょんなことからアイドルの代理をする事になったくるみに嫉妬、その心をバルキー星人に利用されたんだ。【ラゴン】へとライブしたサラはくるみを狙う!
「なんで、私を追って来るの?」
俺や健太の妨害をもろともせず、くるみを屋上まで追いつめたサラ。
「ギャーーー!」
振り上げた爪を振りくるみに向けて振り下ろそうとしたその時、サラの動きが止まった。その理由は商店街から聞こえてくる音楽に気を惹かれたからだ。流れてくる曲は【夏の風 秋の風】
この曲は最近、若者たちの間ではやっておりラジオでも良く流れている。なにより、サラがダンスの練習で使っている曲なんだぜ。
「サラ?」
音楽に反応するラゴンの様子で、くるみはライブしているのがサラだと思ったんだ。
「あの怪物、サラかも知れない」
「なんだって!」
屋上へと追いついた俺にくるみが教えてくれた。驚く俺を余所に巨大化した
サラを止める為、俺もライブする。
《 ウルトライブ!ウルトラマンギンガ! 》
「サラ!」
校舎からサラを引き離す。サラの反撃を受け止め、距離を取る。
『聞こえるサラ』
放送用のスピーカーを使い、言葉を投げかけるくるみ。その声に反応してサラの動きも止まった。
『夢を思い出して!』
「お前言ったよな、アイドルになる。アイドルなって大勢の人を感動させたいって」
くるみに続き、俺もサラに語り掛ける。
「なのになんだ、今のお前の心は真っ暗だぞ。そんなんじゃいくら着飾ったって、人の心は感動させられないぜ。……目を覚ませ、サラ!」
『帰って来てサラ、元に戻って』
「ギンガコンフォート…」
クリスタルを緑色に発光させることで放つのは、相手の頭上か光の粒子を振らせる癒しの技。サラとスパークドールズと分離させることに成功。この戦いを気にサラもウルトラマンや怪獣を知り、俺とくるみの秘密を共有する事となる。
だがそれは同時に、最後の幼馴染【
まぁ、原因は俺の失言なんだけど………な。
「俺は今から……この力を使って、降星町を地獄に変える。その光景を写真にとるんだ。ピューリッツァー賞どころじゃないぜ!」
「目を覚ませ、健太!」
渡会健太
元々、カメラマンを目指していたがモチベーションが続かず挫折していんだ。
俺が帰国した後すぐに起きた出来事を気かっけに再び夢に向かって走り出した。その直後と言うのも相まって、ダミースパークの影響で健太が普段絶対に言わない言葉を次々と発する。
そしてついには、決しっては言ってはいけない事を口にした。
「健太のバカ!」
サラの叫びが玄関で響き渡った。
彼女の方に視線を向けると瞳に薄らっと涙をためた姿が目に入る。
「私、健太に撮って欲しかった…」
「将来、アイドルになって?」
「……うん」
「無理無理、諦めな」
涙を必死にこらえるサラを突き飛ばして、健太は冷たく言い放つ。その行動に俺は我慢できずに健太の胸ぐらを掴み上げる。
「サラに謝れ!」
「だから言っただろ、友達面するなって!」
俺の腕を振り払い、健太は手に持つダミースパークを振り下ろす。その一撃は確かに俺の頭部に直撃し、鈍い音を響き渡らせた。幸いな事にぶつかった面は刃の方で無かった為、切れてはいなかった。
「俺達は友達だ!」
痛みより先に来るのは怒り。
サラの夢を否定した健太へ、そして健太をここまで追いつめてしまった自分自身への怒り。
「だから友達面するのは当たり前だ!!」
俺の振るった右ストレートが健太の歩に直撃。その衝撃で健太は倒れこむ。
ダミースパークが健太の手の中から消えていくのを見て、俺はハッとし健太の体を揺さぶる。
「健太!」
「ヒカル、俺?」
「元に戻ったみたいだな」
ダミースパークの消滅で健太は元通りに戻った。その事にホッと安心する。
「ごめん、サラ」
「え?」
「よく覚えてねぇだけど、謝らなきゃいけない気がするから」
「気にして無い、本心じゃないって分かってるから」
涙を拭いながら笑うサラ。これで全部元通り、無事に終わって事件解決!
……とはならなかった。
『友達同士のつぶし合い、楽しみだったんですけどね』
俺と健太が戦うように裏で仕向けていた奴がいた。
そいつはワインレッドと銀色のロボットにライブし、俺達の前に立ちふさがる!
次回予告
絆が深まった俺達の前にふさがるのはジャンキラーにライブする一条寺友也。
彼はなんでも簡単にこなせてしまうため夢を持てず、夢を語るを恨むようになっていた。
だったら俺が、夢を教えてやるぜ!行くぜギンガ!
次回、ウルトラマンギンガ Adventure Chronicle
第2話「ヒカルと友也 夢をかけた戦い」