そろそろティアマトマッマとドラコーをスキルマにしたいと思った矢先、素材が色々足りなく、QPもオーディールコールのフリクエで集めなければならない日々を送り続けている!
一体いつになったらスキルマにできる!?
21話です
「カフッ……ァ……! おの、れ……!」
胸を貫かれたジル・ド・レェは膝を折り、大量の血を噴き出しながら倒れる。
本体がやられた事により、無造作に召喚されていた海魔が徐々に自壊して消えていく。
左腕からポタポタと滴る鮮血を一瞥し、軽く振り払う。
「マスター、ご無事ですか?
清姫さんの炎で何処か火傷しておられませんか?
私? 私はあまりの火力で尻尾の先端にちょっぴり飛び火する始末。
こいつはめちゃ許せねーですよ!」
「すみません玉藻さん……ますたぁの為と思い、つい火力を上げすぎてしまいました…」
タマモと清姫が駆け寄ってくる。
自身のチャーミングポイントである尻尾に被害が及んだ事で少し怒っているようだ。
清姫も申し訳なさそうにシュンとしている。
それにしても凄まじい威力だった。 正直ルーンで簡易的に守っていなければ、大きな怪物諸共焼け死んでいただろう。
「気ぃ抜くなお前ら。戦いはまだ終わってないんだ。
元凶であるジャンヌ・オルタが残ってるんだ。急いで追いつくぞ」
その時だった。
「キェェェェェーーーーーーーーー!!!!!
まだだ、まだ終われない……!終われるものかぁーーー!」
倒れ伏したジル・ド・レェが奇声を上げながら魔導書に魔力を回す。
今度こそ仕留めんと渾身の力で頭蓋を砕こうとした。
だが少し遅かった。
小柄な海魔が召喚者を飲み込み、拳は頭ではなく床を砕いた。
そして召喚者を内包した海魔は……そのまま逃走を図った。
「おい待ちやがれ……いやクソ速え!なんだあの妙に動きの良いタコ!?」
「あっ、ますたぁ見てください!大柄な男性を飲み込んだせいか、少し苦しそうにしてます!
それでも必死に逃げるとは……なんだか健気ですね」
「言ってる場合ですかー!あの方向はマズイですって!
あのタコ多分、黒ジャンヌさんの元へ向かってますよマスター!」
それはマズイ……!
いくら手負いで消滅寸前だとしても、向こうにある聖杯を使われてしまえばどうなるか。
何としても合流される前に仕留めなくては……!
「追うぞ!ジャンヌ・オルタの元へ辿り着く前に今度こそ仕留める!」
身体に響き渡る痛みに耐えながら追撃を開始する。
◇
二人の聖女の旗がぶつかり合う。
何度も、何度も。
しかし、そのぶつかり合いもいつまでも続かない。
「ぐぅ……っ!」
ジャンヌ・オルタの強烈な一撃に後退りをするジャンヌ。
彼女が最初に言った言葉を、オフェリアは思い出す。
『サーヴァントとして万全ではない』
サーヴァントに成り立ての状態である彼女の力は、ジャンヌ・オルタより劣っている。
膝をつく聖女に魔女は嘲笑う。
「無様ですね、聖女様。実力差があるにも関わらず私に挑むだなんて。
それともそんな事も分からない程にバカなのですか貴女は?」
くつくつと笑うオルタにジャンヌは答える。
「確かに、私と貴女とでは明らかな差がある。
ですが、
ゆっくりと立ち上がるジャンヌ。
真っ直ぐ、穢れのない眼でもう一人の自分を見据える。
「そんなものは百も承知です。ですが、戦って勝たねばフランスは愚か、世界も救えない。
ならば私は迷わずこの旗を振るい、貴女という厄災を打ち払いましょう!」
魔女は怒りの形相で旗を振るう。
その一撃は、十字の盾によって防がれる。
「ジャンヌさん!ご無事ですか!?」
「ナイスだよマシュ!」
「ありがとうございます、マシュさん」
「非力な盾兵風情が……っ!?」
横から飛来してくる魔剣の気配に気付き、旗で払い落とす。
影法師共の相手をしていたシグルドが二人を守るように立つ。
それに合わせて立香の元にオフェリアが駆け寄ってくる。
「オフェリア! 大丈夫だった? 怪我とかない?」
「大丈夫よ。心配しないで。
私にはシグルドが付いているのよ? 何も問題はないわ」
ほっと安心した表情を浮かべる立香とマシュ。
対して予想外の速さでシャドウ・サーヴァント達を倒されたオルタは苛つきを抑えられなかった。
やはりシグルドの存在は目の上の瘤であり、どんな手を使ってでも早々に殺しておくべきだった。
今のオルタはそんな表情だ。
「たぁっ!」
苛つくオルタを余所に、今度はジャンヌが攻勢をかける。
弱々しい攻撃など恐るるに足りない。
──だがしかし、そんなオルタの考えは打ち砕かれる。
一撃、二撃、三撃──
凄まじい勢いで繰り出される怒涛の猛攻は徐々にその威力が上昇していく。
防ぎ続けるオルタの顔も次第に険しさを増していき、ついには一撃の重さに耐えられず、吹き飛ばされてしまった。
「バ、カな……! 一体どこにそんな力が……!」
「不思議ですか? 簡単なことですよ。
私の後ろには、
守るべき命──
それは、このフランス中に生きる無辜の人々の命であり。
その人々の為、絶望に立ち向かう兵士達であり。
世界を救わんとする、人類最後のマスター達。
それら全てが彼女の後ろにある限り、彼女は十全でなくとも、それ以上の力を発揮する。
「言った筈です。
私達の間にどれだけの差があろうとも、貴女という厄災がフランスを襲う限り、
再び繰り出される怒涛の連撃にオルタは防ごうとするも、先程の猛攻の
そのまま嵐のような攻撃を喰らい続け、ついに──!
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
最後の一撃。
渾身の力を込められた一撃が叩き込まれた。
「──────」
壁に打ち付けられた竜の魔女はズルズルと落ちていき、地面に倒れ伏す。
「──これで
アンケートすると言ったな?
すまん、ありゃ嘘だ……オルレアン編エピローグでやろうと思ったんだ……