"元"執行者が逝く人理修復の旅   作:アポロ231号

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ぐだぐだ新イベ始まりましたなぁ
出雲阿国、見た目も可愛いし声も可愛い。
でもロボットの方CV○田は笑っちゃったな(素直な意見)

それはそれとして伊吹童子引きました。そして直ぐに最終させました。
っぱ縦セタが世界を救うのですよ。

てな訳で7話です。
今回ロイドはでません。



第7話 グランドオーダー

立香が目覚めた場所は、そこは見知らぬ天井……ではなく、カルデアで宛てがわれた自分の部屋だった。

冬木でのミッションを終え、カルデアに帰還した彼女は意識を失い、その後マシュがここまで運んでくれたようだ。

横を見ると猫だかリスだか良く分からない生き物──フォウと戯れる美女が立っていた。

 

「おや。目が覚めたかい。おはよう、こんにちわ、立香ちゃん。意識はどうだい? 」

「えっと、貴女は……?」

「ん、ああ、そうか。こうして話すのは初めてだったね。私はダ・ヴィンチちゃん。君達の協力者さ」

 

立香の目の前にいる女性はダ・ヴィンチと名乗る。

ダ・ヴィンチ──真名『レオナルド・ダ・ヴィンチ』。

人類史上最大の天才と名高い、万能の天才と称される人物。

そもそもダ・ヴィンチは男では……? 立香は訝しんだ。

 

「その話は後々。キミを待っている人がいるんだから、管制室に行きなさい」

「待ってる人ってドクターのことですか?」

「いやまぁ、あれも待ってるけどどうでもいいでしょ。他にもいるだろう? 大事な後輩と先輩が」

 

さらっと毒を吐いたダ・ヴィンチ。

多分、彼女(?)が指しているのはマシュとオフェリア、ロイドの事だろうと察した立香はベッドから起き上がり、フォウが立香の肩に乗り掛かる。

マイルームから出て、駆け足気味に管制室に向かうとマシュとオフェリアが出迎えてきた。

 

「おはようございます先輩。無事で何よりです」

「大丈夫? どこか痛むところとかはある?」

「はい! 私は大丈夫です。……あの、ロイドさんは?」

 

オフェリアの話によると、一番深手を負ったロイドは帰還後、すぐに治療室に送られ、今も治療を受けているようだ。

心配で一度見舞いに行こうとしたら全身包帯を巻かれた、ミイラ男のようになっていたのだとか。

 

「コホン。再会を喜ぶのは結構だけど、今はこっちにも注目してくれないかな」

 

いつの間にかいた(最初からいた)ロマニが口を開く。

あの特異点から無事生還したこと、なし崩し的に特異点を解決してくれたこと。

それらを成し遂げた彼女達に尊敬と感謝を述べ、お陰でカルデアが救われたと。

……しかし、喪ったものもある。

 

「所長は残念だったけど……今は弔うだけの余裕は僕らにはない。悼むことぐらいしかできない」

 

所長が亡くなったという事実が立香達の表情を曇らせる。

 

「いいかい。僕らはこれから所長に代わって人類を守る。未来を取り戻し、人類史を救わなければならない。なぜなら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ロマニはカルデアスに視線を向ける。

カルデアスは変わらず人類が滅んだことを意味する赤色に染まったまま。

冬木の特異点は消滅した。

だが、それでも人類滅亡の未来が変わらない。

 

「復興させたシバで地球の状態をスキャンしてみた。未来ではなく、過去の地球をね。冬木の特異点が消滅したにも関わらず、未来が変わらない。そこで僕は他にも原因があると仮定し、過去の地球を調べてみた。その結果が──」

「この七つの特異点、という事ですか」

 

マシュの言葉に首を縦に振り、肯定する。

更に言うならば、これらの特異点はただの特異点ではなく、人類のターニングポイントと言われる時代。

「この戦争が終わらなければ」「この航海が成功しなかったら」

「この発明が間違っていたら」「この国が独立しなかったら」

現在の人類を決定づけた究極の選択肢。

つまり、これらの特異点を放っておけば土台が崩れてしまい、世界は滅びてしまう。

レフの言う通り、人類に2017年はやってこないのだ。

──だが、滅びを回避できる方法はある。

 

「カルデアはまだその未来に到達していない。僕らだけが、この間違いを修正できる」

 

一通り説明を終え、ロマニは真剣な顔つきで立香、マシュ、オフェリアを見つめる。

 

「結論から言おう。この七つの特異点にレイシフトし、歴史を元の正しいカタチに戻す。それが人類に残された唯一の手段だ。けれど僕らにはあまりにも力がない」

 

マスター適性者は立香とオフェリアとロイドを除けば凍結中、戦力はマシュと玉藻の前のみ。

だがロマニは眼前の少女達にこう言うしかなかった。

 

「藤丸立香、オフェリア・ファムルソローネ。キミ達が人類を救いたいのなら、2016年から先の未来を取り戻したいのなら、キミ達はこれからこの七つの人類史と戦わなくてはいけない。その覚悟はあるか? キミ達にカルデアの、人類の未来を背負う力はあるか?」

 

その言葉に、二人は黙り込んでしまう。

元々Aチームのオフェリアは兎も角として、戦いとは無縁の生活を送って生きてきた立香にとってはとてつもない話だ。

全人類の命と地球の未来を背負う覚悟など、ただの少女にある筈がない。

────それがなんだ?

そんなことは分かっている、重過ぎる責任なんてことは重々承知だ。

それでも、迷う必要なんてない。

答えは既に決まっている。

 

「もちろんです。不安はあります……ありまくるくらいだけど、それが私にできる事ならやらせてください」

 

その目に偽りはなく、また迷いもない。

立香の目を見たロマニはどこか安心したように微笑む。

 

「──ありがとう。その言葉で僕たちの運命は決定した。これより前所長オルガマリー・アニムスフィアが予定した通り、人理継続の尊命を全うする」

 

目的は人類史の保護、及び奪還。

探索目標は各年代と、原因と思われる聖遺物「聖杯」。

これより我らが戦うべき相手は歴史そのもの。

我々の前に立ちはだかるのは多くの英霊、伝説になるだろう。

それは挑戦であると同時に、過去に弓引く冒涜でもある。

人類史を守る為に、人類史に立ち向かう。

未来を取り戻すにはそれしかない。

例えどのような結末が待ち構えていようとも、どんな結末を迎えようとも。

……生き残る道はそれしか、ないのだから。

 

「以上の決意を以って、作戦名はファーストオーダーから改める。これはカルデア最後にして原初の使命。人理守護指定・G.O(グランドオーダー)。魔術世界に於ける最高位の使命を以って、我々は未来を取り戻す!」

 

声高らかに宣言するロマニ。

その言葉に立香達は大きく頷き、僅かに生き残ったスタッフ達も拳を突き上げる。

全員の心は一つとなり、心は力となる。

来たるべき第一特異点に向けて、各々準備を進めるのであった。

 




以上、立香ちゃん回終了です。
多分この娘メンタルクッソ高いッスね…普通は背負えねえよ…
やっぱスゲェよ、ミカは……(人違い)

次回はオフェリア視点

オフェリアのパートナー鯖、どうしよっか

  • シグルド(オルレアンは余裕だな!)
  • 別の鯖召喚しようぜ!(3騎士)
  • 4騎士からなんか召喚……?
  • エクストラ召喚しようぜ!
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