グレイラット邸は今日も平和だ。
俺は今はふかふかなソファーで、これまたふわふわなロキシーの感触を全身で味わっている。
つまり背面抱っこって奴だ。
ロキシーは俺に体重を預け、安心して目を閉じている。
暖炉の薪が燃える音以外は何も聞こえない穏やかな時間だ。
「今日はほんとに静かですね」
「そうですね、今は誰もいませんから」
二人っきりです、と言って抱き締めるとロキシーは嬉しそうに身を捩った。
ほんとはレオが部屋の隅で丸くなっているがカウントしていない。
お腹がだいぶ大きくなってきたエリスは、シルフィとアイシャを伴ってゼニスの所に行っている。
グレイラット邸、別宅だ。
いや、あっちの方が本家になるのか。
さすがに増えた妻と生まれてくる子供達のため、俺は家の傍に新しい屋敷を建てたのだった。
といっても徒歩30歩くらいだけど。
そこにパウロ達が移り住む事となった。
アイシャはリーリャさんからしっかりお世話をするようにと仰せつかって俺達と一緒に暮らしている。
最近はずっとエリスにつきっきりだけど。
剣の修行を直ぐに始めようとするエリスを何度も止めていたなあ。
「生まれたらすぐに修行に戻るわ!」
今はそんな事を言っていたエリスに、ゼニスとリーリャさんがスーパー説教タイムをしている頃合いだ。
子供というのは育てるのに大変な労力が掛かるのだと。
産んだら勝手に育つというものではない。
俺も育児休暇は、最低でも三年はとって欲しいとは思う。
でも俺はともかくとして、エリスはゼニスが俺を産んだ時よりも若い。
親としての責任感を持つには大分早いのかもしれない。
まだ遊びたい、いや修行したい年頃なのだ。
確か、戦士の病とかいうのだっけか。
「ルディ、重くありませんか?」
「まさか、ちょうどいいくらいです。ジャストサイズです」
「そうですか? ありがとうございます」
成長期を迎えた俺はロキシーより大きくなった。
でもあと少し、せめてエリスよりは大きくなりたい。
「最近のルディの調子はどうですか?」
「はは、お仕事の方が忙しくなってきまして、授業にあまり出れなくてすみません」
特別生だから退学とかはないのだろうけど。
それでも小さい背を目一杯伸ばして黒板に字を書いているロキシー教授を見れないのつらたんです。
「龍神の命令なら仕方ないですね」
特に忙しくなっている原因は、オルステッドが知る未来を俺が引っ掻き回したからだ。
転移事件から始まる数々の俺が残した爪痕。
だって知らなかったんだもん。てへぺろ。
まあ、そこは最近手に入れた未来日記でなんとか許して欲しい所である。
別世界線の未来の俺が残した日記と研究ノートの事だ。
オルステッドは書かれた魔術についてはなかなか興味深いと言っていたが、日本語の内容まではわからない。
だから俺とナナホシとで急ピッチで解読を進めている。
ったく字が汚すぎるんだよ。
硬筆三段だった大昔の俺はどこにいったのやら。
重力魔術や電撃魔術などはカッコいいし、使い道が色々ありそうだが物にするにはまだ時間が掛かりそうだ。
でも通信魔術についてはある程度は習得出来た。
電波に送受信する携帯電話といった具合に考えれば現代っ子な俺には難しくない。
現代戦争は情報戦だというが、この技術が広まれば世界を大きく変えてしまうだろう。
だから当分の間は秘密にしておく事にした。
ナナホシからはバンバン呼び出しコールが掛かるけどな。
それでもナナホシも社長も仕事中以外は掛けてくる事はない。
業務時間外の電話対応はオルステッドコーポレーションは厳禁なのだ。
もし夜のお仕事の最中に、突然社長の声が聞こえたら、俺の色々な部分が萎えるだろう。
「こうしているのが私には夢みたいです」
ロキシーは急にそう切り出した。
夢? 夢ならもうこりごりかな。
「ルディと結婚出来て、のんびり一緒に団欒を過ごせて」
「夢じゃありませんよ、ロキシー」
俺がギュッと抱きしめるとロキシーのうなじが赤くなるのわかった。
「だって、エリスやシルフィみたいな魅力的な女性がいて、私なんて見向きしてくれてないと思ってましたから」
「ロキシーは充分魅力的です」
こんな面白味もない幼児体形とロキシーは卑下するが、俺には大も小も愛せる価値観がある。
何より神なのだ。
神が降臨せし、有りの儘の姿を愛せぬなど信者失格だ。
「あの時だって、身の程を知れ小童とか言われて断られると思ってました」
いや、そんな奴がいたらシャリーア市中引き回しの刑に処すよ。
「ルディは私の事を何時ぐらいに好きになったんです?」
「俺は最初に出会った頃から好きでしたよ」
「え!」
ちょっと驚いている様子だ。
あれ、言ってなかったっけ。
「知りませんでした……言ってもらえれば」
「ええと、再会した時はエリスと結婚してましたし、そういう事を言い出せる雰囲気ではなかったので」
母様救出後も、俺とロキシーは師弟としての関係を続けていたからな。
「私が意識するようになったのは、ミリシオンで再会した時です」
振り返ったロキシーの瞳が俺を見る。
「あんな小さかった男の子が立派になってと」
あれ、確かまだあの時の俺は小さかったよな。
身長もロキシーとほとんど同じくらいだったはずだ。
どこら辺が立派だったのだろうか。
「でも本当に好きだと気付いたのはきっと、あの迷宮の時ですね」
「迷宮っていうと、母様を助けた時のですか?」
転移迷宮では色々と助け合った記憶はある。
ギースの忠告にも関わらず、ギレーヌがしょうもない罠を踏み抜いた時などだ。
「いえ、北方大地での話です」
「ああ、あの時の……」
あまり俺には思い出しくない記憶だ。
冒険者としても男としても未熟だった頃。
「ほら、こうして火の前で暖まってると思い出しませんか?」
ロキシーの柔らかい髪を堪能しながら暖炉の火をぼんやり見つめてみる。
そうしていると数年前の冒険者時代の記憶が蘇ってきた。
ーーーーー
北方大地の朝は寒い。
俺は寒さに身を縮めながら目を開けた。
「エリス……?」
ベットには誰もいない。
隣には確かに誰かがいた暖かみだけが残っている。
「ふう……」
最初の頃は起きて隣にエリスがいない時は、何故か悪寒がして裸で探し回ったものだ。
だが、もう慣れた。
DTとは違うのだよ、DTとは!
今日もエリスは俺より早く起きて、ギレーヌと剣の修行をしているのだろう。
俺も付き合っていた時期があるのだが、最近はご無沙汰だ。
エリスの練習相手が俺では力不足になっていってるというのもある。
いやはや、エリスの成長速度は俺の三倍以上だ。
さすが赤いだけなことはある。
でも俺は剣士ではなく魔術師なのだ。
魔術師なりの修行をしなくては。
着替えて日課のトレーニングをしようと準備運動をしていると、ロキシーが一階に降りてきた。
「おはようございます。ルディ」
「ロキシー先生もおはようございます」
なんだが眠そうに目をこするロキシーだ。
今日も神々しい。
「先生。今日は外周を走ろうと思うのですが、いいでしょうか?」
「いいも何も、私も付き合います」
最近は、ロキシーは俺が編み出した奇天烈な鍛錬に付き合ってくれる様になった。
魔術の師匠として今も俺とエリス、それにギレーヌもロキシー先生の授業を受けているが、運動面に関しては先生の守備範囲外だ。
あんな体力お化け達と一緒にしないで下さい、とロキシーは言うが俺も同感だ。
相変わらず闘気とやらは身につかないしな。
やっぱり洗礼を受けたり大事な友が爆死しなければいけないのだろうか。
外に出るとエリスとギレーヌが剣で打ち合っていた。
この毎朝の風景は、冒険者界隈ではかなり有名になっている。
二人の訓練を遠目に見て、自分の技術にしようとしているのだ。
確か世界に数人しかいない剣王だしな。
ギレーヌはエリス以外の弟子を取るのは断っているが見ている分は別に構わないのだろう。
「相変わらずすごいですね」
「ロキシーも剣術をやってみますか? 手取り足取り教えますよ」
「いえ、遠慮しておきます」
手をわきわきさせていると、ロキシーは帽子を下げて顔を隠してしまった。
あれ、妙だな。
ただの親切心で言ったつもりなのだが。
町の外で周囲の雪を魔術で溶かしながら、ランニングをする。
魔力を使いつつ、体力も鍛えるのだ。
一石二鳥の修行方法だ。
「爆炎を身体に、バーニングプレイス」
隣でロキシーも短縮詠唱を唱えながら俺と同じ様に道を作りながら走っている。
だが俺とは違いだいぶ息が荒い。
「そろそろ休憩しますか?」
「い、いえ。ルディは、ん。自分のペースで行ってください。はあ、私は後で、必ず追いつきますから、ん」
ロキシーも冒険者であるためそこそこ鍛えられている。
けど成長期真っ盛りの俺とでは基礎体力に差がある様だ。
それでも魔力総量はお互いにもう増えないかもしれないが、体力は何歳になっても鍛えられる。
うん、兵士は1に体力、2と3も体力と言うしやり方は間違っていないと思う。
「では先に行って待ってます」
ルーデウスブートキャンプはスパルタではないのだ。
それにこれ以上ロキシーの扇情的な喘ぎ声を聞いていると、俺のブートが勝手にキャンプしちゃいそうだ。
全く、昨日散々搾り取られてるはずなのに。
数周走って戻るとエリスギレーヌの乱取りは終わっていた。
今日の復習とばかりに素振りを行っている。
俺も土魔術で剣を作り、そこに加わる。
「よし、そこまで!」
型の稽古が終わった後はエリスと一緒に筋トレ行う。
ちなみにエリス俺の筋肉をなかなか気に入ってくれている。
抱き心地は良くないわね!と言われたが。
そうこうしているとロキシーがようやく走り終えて帰ってきた。
さあ、運動が終わると食事の時間だ。
「いただきます!」
山盛りの朝食を俺とエリスは食べ始める。
なにせ育ち盛りなのだ。
奪い合う様に食べている二人の姿には、実は高貴な血が流れているなど本人すら忘れている事だろう。
だが、これでいいのだ。
グレイラット家の食事のマナーはおいしく食べる事。以上!
「今日も二人はよく食べますね」
「冒険者は体が資本ですからね」
ロキシーは、隣でリスの様に固いパンを齧っている。
ギレーヌは食事の際は静かだ。
何でも毎日食事にありつける事に感謝しているらしい。
「ロキシーも食べないと大きくなれないわよ!」
エリス、口に物を入れたまま喋るんじゃありません。
「いえ、私は種族柄これ以上大きくなれませんから」
ロキシーは自分で言った言葉に落ち込んでいるようだ。
「そうなの? じゃあそれももらっていい?」
「どうぞ、エリス」
ロキシーは身を乗り出して、目の前の料理をかっさらっているエリスをちょっと恨めしげに見ている。
まあ、エリスの色々な部位は絶賛発育中だから。
「うーん、なんか違うんだよなあ」
俺はというとお粥みたいな米を口に運ぶ。
相変わらず日本人好みの米にありつけていない。
よし、デッドエンド商会が北方大地に乗り上げてきたら、真っ先に米の品種改良に着手させよう。
「そういえば先生。先程は眠そうでしたが、昨夜は夜更かしですか?」
「へえっ!」
ロキシーが顔を赤くして、パンに隠れようする。
いくら小さいとはいえ無理ですよ。
「え、ええ。昨日は興味深い文献がありまして……」
ごにょごにょと俯きながら喋るロキシーである。
あ、……察し。
俺とエリスの部屋とロキシーの部屋は隣同士なのだ。
アンダスタン?
俺達はとある事情で宿を纏まって取っている。
その事情というのは俺がアスラ王国で誰の仕業か知らないが、絶賛指名手配中だという事だ。
何でも懸賞金も掛けられているらしく、何度も暗殺者がやって来た。
だが大抵の相手は近くにいるギレーヌが片付けてくれるのだ。
俺に殺気を放つや否やズバッと悪即斬だ。
毒殺されかけた事もあるが、ロキシーの解毒魔術で事なきを得た。
全く解毒魔術って暗殺者泣かせだよね。
「私がルーデウスを守るわ!」
というわけでエリスは大抵は俺と一緒に寝ている。
そして、ふたりは夫婦。
ただ一緒に寝ているなんて思うのは頭がハッピーセットな奴くらいだ。
更にエリナリーゼが男を連れ込むとなると、運が悪ければオセロ状態となる。
夜中になにやらごそごそもしたくなるだろう。
ギレーヌも夜に耳栓が手放せないほどだとも聞くしな。
ロキシーの心中いかに。
まあ、それでもロキシーだって大人だ。
俺の知らない所であれこれと経験豊富なのかもしれない。
もしかしたらもう誰かいい人がいるのかもしれない。
それはそれでショックだ。
でもそもそも俺はエリスと結婚しているのだ。
ロキシーを先生、いや神として崇めているがどうなりたいというのだろうか。
そもそもロキシーは俺の事をどう思っているのだろう。
なんだか小賢しいガキとしか思っていないのかもしれない。
暫くするとエリナリーゼが男を伴って現れた。
確か、ステップトリーダーのゾルダートといったか。
何やら傷心中らしく、そこにエリナリーゼが付け込み、もとい慰めているらしい。
「自分が世界で一番不幸だって顔してる奴も嫌いだが、てめえみたいな、へらへら何一つ苦労したことなさそうな奴も大っ嫌いだ。反吐が出るぜ」
などと以前はよく絡まれてたものだ。
どないせえっちゅうねん。
まあ、実際あまり苦労してませんけど。
それもギレーヌが剣王であると知ると一定の敬意を持って俺達とは距離を保つ様になった
全く、エリスが殴り込みに行くのを止めるのが大変だったんだぞ。
感謝して欲しいくらいだ。
「それで今日は何をするの!」
一番に食べ終わったエリスが我慢出来ない様子で急かしてくる。
「そうですね。当初の目的だった転移被害者救出はあらかた終わりましたし」
北方大地に飛ばされた人達を救うのが旅の目的だったのだ。
その日暮らし生活を余儀なくされていた人達に旅費を持たせ、ロアのサウロスの所に送る。
その作業の繰り返しだ。
でも、もう転移被害者の噂を聞くこともあまりない。
「まあ、まずはこれを見て下さい」
俺とエリスは、皆の前に冒険者カードを出した。
「なんと、昨日の討伐依頼で俺とエリスは、Aランクになりました!」
「おめでとうございます」
ロキシーとギレーヌがぱちぱちと拍手をしてくれた。
エリナリーゼはゾルダートの相手で忙しい。
黒狼の牙はS ランクパーティーである。
以前俺とエリスは泣く泣くデッドエンドから離脱し、黒狼の牙に加入しようしたのだ。
だって、デッドエンドなんて名乗ってたら追手に花火を打ち上げてる様なもんだ。
ルイジェルドさんもわかってくれるだろう。
魔大陸に残してきた奴らは勝手にやってくれるだろうしな。
ロキシー先生も以前見た時は大丈夫でしたよ、と笑顔で太鼓判を押してくれた。
でもなんとうわ……私のレベル、低すぎっ……?
って事でFランクじゃレベルが低すぎてSランクパーティーには入れないらしい。
それで俺とエリスだけで依頼を受ける事にしたのだ。
時には同じレベルのパーティーのお邪魔させてもらってりしてさ。
「皆よりレベルが低いのは嫌よ!」
エリス鶴の一声によるレベリングだ。
まあ、転移迷宮では自分達の実力とチームワークのなさってのは嫌というほど身にしみたからな。
その反動ってのもある。
「後はこちらです」
俺宛に届いた一通の手紙を皆に見せる。
何やらラノア魔法大学かららしい。
「すごいじゃないですかルディ。特別生なんて所謂選ばれた者しか推薦されないんですよ」
「選ばれし者!」
俺から手紙を受け取ったロキシーが目を丸くしている。
なんだか知らないが凄いらしい。
俺は将来魔術にバランスをもたらしたりはしないが。
「特別生になれば授業代はタダですし、自由に好きなだけ研究してるだけで卒業出来るんですよ」
「それは良いですね。別にお金には困ってませんけど」
私が卒業するのにどれだけ苦労したか、とロキシーが俺の軽い口調に項垂れている。
「なんで私にはないのよ!」
エリスが苛立った顔で腕組みをした。
立ち上がって俺の名前だけしか書かれていないのを確認している。
ちなみにギレーヌもエリスも継続して読み書きの練習を続けている。
きちんと履歴書に書けるレベルになったのだ。
この世界に履歴書があるか知らんが。
「ラノア魔法大学は魔術師の為の学校ですからね。剣の聖地の様な物です」
ロキシーがギレーヌに目をやると、ギレーヌは目を閉じたままコクリとうなづいだ。
「剣の聖地って何よ?」
「前々から一度は連れて行こうと思っていた所だ」
エリスとギレーヌの会話を横耳で聞いていると、ロキシーが感慨深い表情をしていた。
推薦状の一番下の段を小さな手でなぞっている。
「ジーナスさん、教頭になったんですね」
「誰ですかそれ」
「私の師匠です。昔色々と……いえ」
つまり俺のグランドマスターか。
ロキシーは後ろめたい顔で臍を噛んでいる。
なにかやらかしたのだろうか。
「ルディは是非行ってみるべきですよ」
ロキシーは暗い雰囲気を飛ばす様に明るい口調で言った。
「そうですね。母様の記憶を取り戻す手がかりを探すつもりでしたし、いい機会ですね」
元々はそのつもりだったのだ。
だが行かなきゃいけないのに、いつの間にか冬になった。お前らと冒険者してるのがあんまり楽しくってさ、って感じで随分と道草をくったものだ。
「先生も一緒に行きましょう!」
「いえ、私はもう卒業してるんですよ。それに……」
「えっと……」
俺は当然の様に一緒に来てくれるものとばかり思ってたので、少し驚いた。
まさかロキシーはこれを機会に一人離れるつもりなのだろうか。
「あら、わたくしも入学してみたいですわ」
「エリナリーゼさんの考えている事は聞かなくてもわかりますよ」
ロキシーは首を突っ込んできたエリナリーゼにため息をついた。
何だか助けられた気がする。
ロキシーにはまだまだ一緒にいて欲しい。
そうでなければいけないという予兆があるのだ。
さて、そういう訳だ
冬が完全に来る前に北方大地を抜け、ラノア王国に向かう計画は決まった。
でもロキシーの意向はわからないままだ。
俺の犬の様にロキシーの部屋の前でウロウロする日が続く事となった。
だって聞くの怖いじゃん。
そうこしているある日、事件は起きた。
もうちっとだけ続けます。