無職転生 ー妄想してみたー   作:ぺこぽん

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第2話

 

 真っ白な世界でサロン○ス野郎に怪しげな助言を受けた後、俺はスペルド族のルイジェルドと出会ったのであった。

 

 人相は怖いが悪い人じゃないよね。

 

 さあて、エリスを守らなきゃいけないし、何としてでも送り届けなくちゃいけない。

 

 でも、それだけでいいのだろうか。

 何故かそんな疑問が湧く。

 

 俺は本気で生きると決めたのに、本当にそれだけでいいのだろうか。

 

 「なに書いてるのよルーデウス」

 「地図です」

 

 あいつは大規模な魔力災害と言った。

 果たして大規模ってどれくらいなのだろう。

 

 あの赤い球。

 

 確か、ロアの街の上に浮かんでたよな。

 賢者モードのサウロス爺さんと見上げた時を思い出す。

 

 多分、俺とエリスは震源地で巻き込まれた筈だ。

 そしてロアの街もまず間違いない。

 その他は?

 

 ま、俺が立ってる大惑星は大丈夫さ。

 地球○壊爆弾ってわけでもなさそうだし。

 

 じゃあ、フィットア領は、アスラ王国は、両親と妹達がいるブエナ村はどうだろう。

 

 やばい、居ても立ってもいられなくなってきたね。

 

 「ルイジェルドさん、よろしくお願いします」

 「よろしくお願いするわ!」

 

 とりあえずルイジェルドさんを頼る事にした。

 他にどうしようもないしさ。

 

 でも油断だけはしまい。

 どんな人格者も満月の晩には狼になる時があると俺は知っている。

 サンキュー、○ーピン先生。

 

 そうして、冒険が始まった。

 

 ロキシーの故郷に立ち寄ったり、泣けるスペルド族迫害の歴史を聞いたり色々あった。

 

 そしてリカリスの街に到着した。

 道中、俺も色々と考えたさ。

 そして決めたのだ。

 

 なろう系主人公になろうと。

 ダジャレか!

 

 「ロアのデッドエンドをよろしく!!」

 

 まず冒険者ギルドに殴り込み、冒険者登録をした。

 そしてパーティーを結成した。

 パーティー名はさっき名乗った奴な。

 

「なんでロアなのよ」

「もしかしたら僕らの他にも転移に巻き込まれて困っている人がいるかも知れません。その人達の手助けを少しでもしたいと思いまして」

 

 俺とエリスの家族も魔大陸に飛ばされてる可能性あるしさ。

 

「だが、他の者を助けている余裕はないぞ」

 

 確かにルイジェルドさんの言う通りだ。

 だからこそパーティーを組んだのだ。

 今は三人だけだけど。

 

 加盟条件は唯一つ。

 転移災害に巻き込まれた人達だ。

 

「僕らでばんばん稼いで、まずパーティーの資金を増やします。そしてデッドエンドの名で恩を売ってルイジェルドさんの汚名を晴らしましょう」

「わかったわ!」

 

 だが、現実は甘くなかった。

 低レベルの冒険者では稼げる額が知れてたのだ。

  

 だからこそ、そこでなろう系の出番ってコト。

 

 あいつらは普通の人間ならまず知ってそうな知識を未開な異世界で披露するだけで、あら不思議。

 あっという間に大金持ちさ。

 ついでにハーレムも。

 

 だがやはり現実は厳しー。

 よしオラも、と意気込んだ所までは良かったさ。

 マヨネーズでも作りゃいんだろとでも思っていた。

  

 ないわー、衛生的な卵ないわー。

 酢って何処よ。

  

 そうこうしている内に結局ペプ○マンの助言に従う他なく、あれこれやってたら文字通り馬面のせいで追い出されたじゃん。

 

 だが、次の街で転機は訪れた。

 いつの間にかパーティー人数が両手の指くらい増えていたのだ。

 それに齧ると甘い野菜、てんさいを見つけた。

 

 ロキシーが砂糖に目がなかったのを当然忘れるわけがない。

 魔大陸には甘味がないだと。 

 私なんだか行ける気がしてきた。

 

 切り刻んで煮込んで煮詰めて、ハァイ完成!!

 さすがてんさいだけに、俺天才ですから。

 

「出来ました!!」

「何がよ」

 

 エリスの口に出来たばかりの砂糖を放り込む。

 

「名付けてデッドエンド糖です!」

 

 俺はついにやり遂げたのだ。

 

「やったわね。ルーデウス!」

「なんだかわからんがヨシ!」

 

 こうして専売特許と労働力、もとい仲間を手に入れた俺は一躍大金持ちへとなったのであった。

 

 まあ、そう簡単には行かなかったんですけどね。

 まず、同じ転移被害者を集め、金稼ぎが上手く用心棒になってくれそうな魔族と共同経営を始めた。

 裏切りそうな奴らはオヤビンの出番さ。

 

 寄る街毎にその流れでパーティー増やし、デッドエンド糖を作らせ、稼がせる。

 

 魔大陸じゃ、物売るってレベルじゃねえぞって勢いで売れに売れたさ。

 

 しかし、暫くすると模倣する奴らが現れた。

 当然だ。だって、ただ煮詰めてるだけだもん。

 科学技術の粋を集めた生活をしていた現代人にはこれが限界さ。

 だって、元引きこもりだし。

 

「虫を捕まえましょう!」

 

 そういえば虫を使った着色料があると聞いた事がある。

 幸い魔大陸には色とりどりの虫類がうじゃうじゃいる。

 ロキシーの故郷の風土料理もそうだし。

 

 毒々しい、毒を持ってそうな虫を潰し漉し、色を出す。

 思惑通り色とりどりのデッドエンド糖が完成した。

 毒のあるなしは長生きのルイジェルドさんが知っていたので助かったよ。

 

 そうして俺は製造方法をパーティー内の秘密とし、ロアのデッドエンドは規模を拡大していったのだ。

 

 あ、ここらへんでロア以外のフィットア領の転移者が見つかり、フィットアのデッドエンドに改名したのだった。

 

 一緒に行きたいって奴らもいたけど断った。

 守れる自信はないし、体力馬鹿2名、魔力馬鹿1名について来る事は出来ないだろう。

 

 後で必ず迎えを送ろう。

 なぁに、これだけ沢山の人が巻き込まれてるんだ、捜索隊くらい結成されてるだろうさ。

 

 こうして俺は、金に物を言わせて魔大陸一速いトカゲを乗りこなし、魔大陸一の護衛、魔大陸一の美女(予定)を侍らせ魔大陸の男の夢を叶えたのだった。

 




巻いてモチベーション続くようさっさと行きます。
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