チェイスside
俺とシノンは、サトライザーと交戦していた。
シノンとサトライザーがお互いのライフルを撃ち合ってる中、俺はシノンの援護をしていた。
カリスアローから放たれた光の矢がサトライザーに向かっていくが、サトライザーはライフルを撃った後、躱す。
チェイス「くそっ!躱されるか。」
シノン「援護お願い!」
チェイス「ああ!」
シノンは、サトライザーよりも速く撃とうとしている。
その為に、俺がやるべき事は、サトライザーの狙撃の妨害だ。
カリスアローから何度も光の矢を放ち、シノンを援護する。
流石のサトライザーも、鬱陶しくなったのか、俺にも攻撃してくる。
俺は、自前の浮遊能力で躱す。
そして、シノンに向かって叫ぶ。
チェイス「今だ!」
シノン「ええ!…………っ!?」
シノンが、ヘカートを撃とうとするが、その顔に驚愕の表情が浮かぶ。
何でだ………!?
ああ、そうだ。
奴のライフルは、1発撃つ度にボルトハンドルを引く必要があるシノンのヘカートと違って、セミオートマチックライフルだった。
シノンの左足が、千切れ飛ぶ。
チェイス「シノン!!」
シノン「クッ………!」
シノンは、後ろに下がりながらヘカートを撃っていく。
だが、サトライザーは、シノンのヘカートの弾丸を自分のライフルの弾丸で迎撃する。
俺は、奴の隙を作る為に、とある手段を思いつく。
だが、それは一歩間違えれば、俺はやられてしまうだろう。
それでも、アイツなら………!
あの茅場晶彦を倒した4人の英雄の内の1人のアイツなら………!
それに、シノンを守る為なら………!
チェイス「ハァァァァ!!」
サトライザー「………?」
俺は叫びながらワイルドスラッシャーを構えて、サトライザーに突っ込んでいく。
俺は、ワイルドスラッシャーをサトライザーの持つライフルに当てて、奴のライフルを破壊する。
破壊されたライフルは、ボウガンの状態に戻って、そのまま落ちていく。
サトライザー「ほう。少しはやるではないか。お前の魂も味合わせてくれ。」
チェイス「断る!」
俺は、ワイルドスラッシャーを持って、サトライザーに攻撃する。
だが、サトライザーは、格闘技で俺の攻撃を逸らす。
謎の生物の上で、俺とサトライザーは、格闘戦を繰り広げていく。
だが、謎の生物の上という事もあり、俺は上手く戦えない中、サトライザーが俺の腹にパンチをして、すぐに俺の腕を捻る。
チェイス「グワァァァァ!!」
サトライザー「甘いな。」
サトライザーに拘束されながらも、何とかワイルドスラッシャーは落とさずに済んだ。
だが、このままでは、シノンの攻撃の妨げになってしまう。
サトライザーも、それが分かっていたのか、俺を嘲笑う。
サトライザー「………貴様は、シノンの足を引っ張ったのだ。」
チェイス「………そうかもな。だが、俺は諦めが悪くてな。」
サトライザー「寝言は寝て言うんだな。この様な状況で貴様に何が出来ると?」
チェイス「そう来るなら、こうするまでだァァァ!!」
俺は、サトライザーから脱出する為に、わざと左腕を折った。
物凄い激痛が俺を襲うが、そんな事になりふり構っていられない。
サトライザー「何………ッ!?」
チェイス「ハアッ!」
まさかのサトライザーも、俺が自ら腕を折ってくるのは想定外だったのか、驚愕の表情を浮かべてくる。
俺は、腕を解放されて自由になり、サトライザーを蹴って上空に飛ぶ。
ワイルドスラッシャーは既に、カリスアローと合体させてある。
左腕が千切られたと同時に、ワイルドスラッシャーを上空に放り投げ、カリスアローと連結させたのだ。
サトライザー「それで終わりか………何?」
サトライザーは気づいた。
それは、弾切れの筈のシノンのヘカートから、光が溢れている事を。
シノンside
チェイス………!
チェイスは、私を守ろうとして、サトライザーに単身突っ込んでしまう。
このままでは、チェイスが………!
すると、とある光景が蘇る。
そう、この状況は、死銃………赤目のザザとチェイスが戦った時と同じだ。
シノン(そうだ………!諦めちゃダメだ。何か、奴を倒せる手段が………!)
そう考えると、一つの案が浮かんだ。
それは、ヘカートにある。
厳密には、ヘカートに変化する前の弓、アニヒレート・レイに。
アニヒレート・レイには、周囲の空間からリソースを自動吸収して撃ち出す力が。
なら、行ける。
すると、チェイスが左腕を千切ってまで脱出した。
これが、最初で最後のチャンス。
私は、ヘカートにエネルギーをチャージする。
チェイスside
どうやら、チャンスが来たな!
俺は、すぐにワイルドというラウズカードを取り出す。
俺は、左腕が千切られたが、歯にカードを咥えて、ラウズする。
『ワイルド!』
すると、ワイルドスラッシャーに光の帯が現れる。
シノンのヘカートと俺のワイルドスラッシャーから、二筋の光の光線が放たれる。
「「いっ………けええぇぇーーーッ!!」」
俺とシノンは、そう叫ぶ。
サトライザーは右へスライド回避しかけるが、二筋の光がぶつかり合い、爆発して、サトライザーを呑み込む。
凄まじい轟音と爆発に、俺とシノンは吹き飛ばされ、地面に落下する。
チェイス「シノン………大丈夫か?」
シノン「何とか………。」
俺たちの傷としては、シノンが左足が無くなり、俺は左腕が千切られた。
激痛により、これ以上の戦闘は不可能だ。
それでも、奴がどうなったのかを見ると。
サトライザー「……………。」
サトライザーは、その場に残っていた。
ただ、無傷というわけではなく、二つの光線の爆発に巻き込まれ、右腕は完全に消し飛んだ様で、顔の右側も焼け焦げていた。
シノン「良いわよ………!」
チェイス「何度だって相手してやる………!」
俺とシノンは、それぞれの武器を手に持ちながらそう言う。
だが、サトライザーは、俺たちに目もくれずに、そのまま南へと向かっていった。
シノン「チェイス………大丈夫………?」
チェイス「何とかな………。」
俺たちの武器は、いつの間にかアンダーワールドでの物に戻っていた。
少しは、時間を稼げたか………?
ハヤトside
斬っても斬っても湧いてきやがる……!
俺とリーファは、アメリカ人プレイヤーを薙ぎ払っていく。
いつの間にか、敵の武器が体に突き刺さっていき、激痛が襲ってくる。
リーファ「ハァ………。ハァ……。ハァ……。」
ハヤト「クッ………!大丈夫か………?」
リーファ「何とか………!」
俺とリーファの背中には、敵の武器が突き刺さり、幾つかは致命傷だった。
中には、心臓に直撃している武器もあった。
だが、止まるわけにはいかない………!
リーファ「う………おおあああッ!ヴァーデュラス・アニマ!!」
ハヤト「ハァァァァ!!」
いろんな箇所から鮮血が流れている中、俺たちは叫び、それぞれの武器で、ソードスキルを発動させ、敵を倒していく。
技後硬直時間を狙って、何人かが俺とリーファに迫ってくる。
俺とリーファは、敵の攻撃を連携で凌いでいくが、敵のハルバードの一撃で、俺とリーファの左腕が斬られる。
だが。
リーファ「ぜやあああッ!!」
ハヤト「オラァァァァ!!」
横薙ぎの一閃で敵を倒す。
俺とリーファは、斬られた腕を拾って、傷口に押し当てる。
リーファは、すぐに右足を強く踏み込む。
すると、回復効果が発動して、腕がくっつく。
ハヤト「なあ、リーファ………。」
リーファ「何………?」
ハヤト「無制限回復能力、もう神の恩寵じゃなくて、呪いの類だよな。」
リーファ「全くよ。」
俺とリーファはそう話す。
そう、例え傷が治ろうと、その痛みは残り続けるのだ。
つまり、倒れる事は許されない。
リーファ「でも………。倒れる訳にはいかないよね。」
ハヤト「………だな。カルムとキリトなら、この程度の傷で倒れないよな!!」
リーファ「なら、私たちも倒れないよね!」
ハヤト「ああ!こんな三千人程度、俺たちが倒してやらぁぁ!!」
俺とリーファは、すぐにヴォーパル・ストライクを放ち、敵兵を倒していく。
だが、ヴォーパル・ストライクなんて大技を放ったら、体に相当の負荷が掛かるわけで。
リーファ「ぐぅ……ごほッ……がはぁ……!!」
ハヤト「グウッ………!」
俺とリーファは、込み上げてきた血を口から吐き出し、その場に崩れ落ちる。
俺たちはそれでも立ちあがろうとするが、俺とリーファの左目に、槍が飛んでくる。
リーファ「ぁああああ!!あああぁぁっ……ぐぎうぅぅぅううう………!」
ハヤト「ぐわっ!!グゥゥゥゥ………!!ハァァァァ!!」
すぐに槍を引き抜いて、リーファは足踏みをする。
すると、槍が貫通した左目が復活して、視界が蘇る。
見ると、敵は百人ぐらいしか残っていなかった。
リーファ「……ハハッ。まだよ………!」
ハヤト「フフッ………!おら、どうした雑兵ども………!俺たちはまだやれるぞ………!!」
俺たちはそう呟きながら、敵に向かって突撃していく。
それから3分後、敵は全滅した。
俺とリーファは、その場に崩折れる。
リルピリンが叫びながら、こっちに向かってくる。
リーファ「私たち………頑張ったよね………ハヤト君………。」
ハヤト「ああ………。見てたか、キリト、カルム………。」
俺たちはそう小さく呟く。
カルムside
俺たちの目の前に、ラフコフ党首、PoHが現れる。
カルム「PoH………!何が目的だ………!」
アスナ「これは………復讐なの………?」
ミト「ラフィン・コフィンを壊滅させた、私たち攻略組への………!?」
PoH「フッ………フフフフフッ、フハハハハハハハハハッ!!」
カルム「何がおかしい!?」
PoHは突然爆笑し始めて、俺がそう問いかけると、返答をする。
PoH「…………バッッカァじゃねーの!?」
ミト「え………!?」
PoH「優等生面のテメェらに教えてやるよ!ラフィン・コフィンの隠れアジトを、てめぇら攻略組様に密告したのは……この俺様なんだぜ?」
『なっ………!?』
そんな事を言ってきて、俺たち旧SAO組は驚く。
まさか、PoH密告者は、PoH本人だったのか!?
カルム「どういう事だ………!?」
PoH「………決まってるだろう?俺はな………お前ら、攻略組とかいう自分たちが正しい事をしていると思い込んでる連中を、人殺しにしてやりたかったんだよ。お偉い勇者面して、最前線でふんぞり返っている攻略組様たちをよぉ!!」
ミト「それが狙いだったの………!カルムやキリトに、PK行為を背負わせる為に……!」
PoH「イェース……と言いたいが、黒の剣士の心が壊れるのを期待したんだがなぁ。」
すると、俺の方を向く。
その表情には、怒りに染まっていた。
PoH「紫紺の剣士。テメェだけは殺したかったんだぜ。」
カルム「どういう事だ。」
PoH「どういう事か?簡単だ。テメェが黒の剣士の横にずっと居るからだ!!」
カルム「………何?」
PoH「黒の剣士の横にいるべきは、この俺様なんだよォォッ!なのに、テメェは黒の剣士の隣に居続けた!!」
ミト「何ですって………!?」
アスナ「貴方は………どこまで………!?キリト君とカルム君が悩んで苦しんだのか分かるの!?」
PoH「ほう、そりゃ良かった。でも、そいつは怪しいもんだな。本当に後悔してるならよぉ、VRゲームなんて、嫌になるんじゃねーの?殺した奴に申し訳なくてさ………。」
カルム「うるさい。」
俺は、そう呟いていた。
PoHは、訝しげな表情を浮かべる。
カルム「うるせぇよ!俺とキリトがVRをやり続けたのは、VRの可能性を信じたからだ!人と人の繋がりを………!」
PoH「うるせぇよ。テメェの意見なんざ聞いてねぇんだ。テメェらが居るってことは、居るんだろ。出てこいよ!愛しい、愛しい黒の剣士様よォォッ!!」
そうして、ロニエが車椅子に乗ったキリトを連れてくる。
アスナ「やめて!!それだけは!!」
カルム「クッ………!」
PoH「さあ!It’s show time!!」
悪魔は、嬉々としてそう叫ぶ。
今回はここまでです。
PoHのフィーバータイムが始まります!
すいません、ノーチラスとユーリがPoHに戦いを挑むのは、次回になります。
鬱展開は暫く続きます。
アリシゼーション・リコリスが、Switchにて発売される事が分かりましたね。
まあ、処理落ちしそうな感じはしますが。
リコリスの追加コンテンツで、新たなキャラであるログが、一体どんなキャラなんですかね。
リコリスで、いずれPoHやサトライザーとかが出てくるんですかね。
楽しみです。
SAOも10周年で盛り上がってまいりました。
フルダイブのPVで流れた蒼穹のファンファーレがいい曲でした。
プログレッシブの映画の予告でミトが出てきたのは嬉しいですが、不穏な空気を漂わせてますね。
ケントのALOでの種族は何がいいか
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シルフ
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インプ
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スプリガン