ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

40 / 160
今回は、突撃と合流です。
そして、ハヤトとリーファの関係に少しだけの進展が……。


第12話 決死の突撃

カルムside

 

 アスナが落としたであろうカードキーを回収した俺達。

 次の行動は、世界樹の中に入る事だ。

 

キリト「スグ、教えてくれ。世界樹の中に通じてるっていうゲートはどこにある?」

リーファ「樹の根元にドームがあるけど……。で、でも、あそこはガーディアンに守られていて、サラマンダーの軍勢ですら突破出来なかったんだよ。」

ミト「それが何だって言うの。むしろ上等じゃない。」

カルム「アスナを絶対に助ける。」

ハヤト「なら、俺達も……!」

カルム「悪い。ハヤトとリーファはここで待っててくれ。これは、俺たちの戦いなんだ。」

 

 そう言って、ハヤトとリーファの2人を置いていき、そのドームの元へ。

 そこには、2体の妖精の像が置いてあった。

 

キリト「……2人とも、悪いな。」

ミト「気にしないで。」

カルム「これに関するお礼は後でたっぷりと出してもらうぜ。」

 

 そうして、グランドクエストに受けるかどうかのメッセージが出て、俺達はドームの中へ。

 

ハヤトside

 

 アイツら、アスナが居ると分かって、焦りだしたな。

 ったく、仕方ねぇな。

 

ハヤト「さて、俺はアイツらの言葉を破って行くつもりだけど、リーファはどうする?」

リーファ「私は……私も行く!お兄ちゃん達だけじゃ不安だもん!」

ハヤト「なら、決まりだな。じゃあ、あのセリフ言っとくか。」

リーファ「あのセリフ?」

ハヤト「追跡!撲滅!いずれもマッハ!このハヤトが、アイツらを追っていくぜ!」

リーファ「……カッコつけ?」

ハヤト「ソレを言われると傷つくんだがな。とにかく!行くぜ!」

リーファ「うん!」

 

 俺達も、根元のドームにまで行く。

 

カルムside

 

 SAOのボス部屋と同様に、俺達が入ると同時に扉が閉まっていく。

 SAOのボス戦と同じ様な緊張感がある。

 

キリト「行くぞ、ユイ。しっかり頭を引っ込めてろよ。」

カルム「カナも、頭を引っ込めてくれ。」

ユイ「パパ、カルムさん、ミトさん。……頑張って下さい。」

カナ「3人とも、無茶しないで。」

ミト「……行くわよ。」

 

 中はドーム状になっていて、天辺に巨大な石造りの扉がある。

 俺達が翅を広げて飛び立つと、すぐにリーファが言っていたガーディアンが現れた。

 

キリト「そこをどけええええっ!!」

ミト「邪魔するなら斬り刻む!」

カルム「行くぜ!!」

 

 現れた6体のガーディアンを、それぞれの武器で倒す。

 手応えが無いなと思って上を向くと、数十いや、数百のガーディアンが現れた。

 

カルム「嘘だろ……!?」

ミト「あんなに沢山……!?」

キリト「それがどうしたっ!上等だ!!」

 

 少し怯んだ俺達を他所に、キリトは更に加速していく。

 俺達も共に行く。

 だが、ガーディアンは更に現れて、俺達は分断されてしまった。

 強さ自体は、SAOのフロアボスには到底及ばないが、数が多い。

 メダジャリバーとガシャコンブレイカーを振るい、ガーディアンを倒していく。

 心の中で、「このクソ運営が……!」と毒づきながら戦闘している。

 攻撃は出来る限り捌きながら上昇していく。

 すると、キリトに攻撃が集中して、キリトが黒いリメインライトへと変わる。

 

カルム「キリト……!」

ミト「……!」

 

 ミトも気づいたようで、ガーディアンを倒しながらキリトのリメインライトへと向かう。

 だが、俺たちのHPも減っていく。

 すると、出口の方から緑の風がガーディアンを倒しながら近づいてくる。

 

リーファ「皆!」

ハヤト「どうやら、全滅する前に到着できたみたいだな!」

 

 そう、リーファとハヤトだった。

 

ミト「2人とも……!」

カルム「リーファ!キリトの回収頼む!ミト、ハヤト!俺たちで引きつけるぞ!!」

 

 そうして、俺、ミト、ハヤトの3人でガーディアンを引きつけて、リーファに回収させて、一旦脱出した。

 やはり、脱出すると、ガーディアンは追ってこない。

 その後、蘇生アイテムを使って、キリトは無事に蘇生された。

 

リーファ「お兄ちゃん!」

キリト「……スグ。すまない、心配かけた。」

ミト「……アレは、どうやって攻略する?」

カルム「多分、アレ、攻略出来ないな。まあ、諦める訳にはいかないけど。」

ハヤト「……なあ、無茶するなよ。アスナが居る事が分かって焦るのは分かるけど。」

キリト「皆、すまない。ここからは俺1人で行くよ。」

カルム「何でだ……?」

キリト「これ以上、迷惑をかけられない。」

リーファ「何でなの!?私の事を頼ってって言ったでしょ!」

キリト「スグ……。」

カルム「そうだぜ。ここまで来て、ここで仲間外れは悲しいな。」

ミト「だから、皆でアスナを助けよう。」

ハヤト「そうだぜ。」

キリト「皆……。分かった。」

 

 まったく、キリトも抱え込むなよ。

 そうして、俺達は作戦会議をする事に。

 すると、レコンというプレイヤーが現れた。

 

レコン「リーファちゃーん!」

リーファ「レコン!?」

カルム「アイツは?」

ハヤト「レコンっていって、リーファのリアルでも知り合い。」

リーファ「アンタ、サラマンダーに捕まってたんじゃないの!?」

レコン「いやぁ、サラマンダーを毒殺してきたんだよ。」

リーファ「うわ、えげつな。」

 

 確かに、えげつない。

 だが、よくここが分かったな。

 

レコン「それはそうと、リーファちゃん!」

リーファ「な、何よ?」

レコン「その、ハヤトっていうシルフとはどういう関係なの!?」

ハヤト「俺?」

リーファ「ちょっとレコン!いきなり何を聞いてくるのよ!」

 

 リーファのパンチでレコンが倒れた。

 なんか、『K.O.!』という音声が流れてきたような気がする。

 すると、更にプレイヤーがやって来た。

 

???「おい、案内すると言っておきながら、何をしている。」

レコン「あ。すいません……。」

ハヤト「って!チェイス!!」

 

 そう、そこに居たのは、チェイス、エギル、クライン、ノーチラス、ユナ、レイモンド、フィリップが居た。

 

クライン「漸く来れたぜ。」

ノーチラス「それで、副団長はどこに?」

エギル「何とか呼べたぜ。」

カルム「何でここに?」

ユナ「お父さんから、カルム達の助けに行ってやれって言われたの!」

レイモンド「俺達は、エギルに頼まれてな。」

フィリップ「攻略が出来ないグランドクエストか。ゾクゾクするねぇ。」

 

 そうだ、重村教授の娘さんだったな、ユナって。

 ちなみに、遅れた理由は、武器を整えていたそうで、チェイスはガシャコンスパロー、ノーチラスはデンガッシャー、レイモンドはプリズムビッカー、フィリップはサイクロンソードを手に入れたそうだ。

 すると、リーファがハヤトを連れてどこかに行った。

 

ハヤトside

 

 リーファに連れられて、俺はアルンの裏路地に行った。

 

ハヤト「どうした?」

リーファ「ハヤト君……いや、侑斗君は怖くないの?」

ハヤト「何が?」

リーファ「あのガーディアンによ。」

ハヤト「怖くないと言えば嘘になるな。……でも、大切な友達が困っているのなら、助けてやりたいんだ。」

リーファ「そうなんだ……。あのさ、ハヤト君に渡したい物があるの。」

ハヤト「何だ?」

 

 そう言って、トレード画面を出して、俺に送って来たものがある。

 そこには、ゼロガッシャーという武器があった。

 

ハヤト「これは……?」

リーファ「きっと、ハヤト君の助けになると思って、回収してたの。」

ハヤト「いつの間に……。」

リーファ「だからさ、これ、君に使って欲しいの。」

ハヤト「……。分かった!ありがたく使わせてもらうぜ!」

 

 俺は、武器をゼロガッシャーに切り替えた。

 結構、しっくりくるな。

 どうやら、組み立て式の武器で、組み合わせ次第で、剣にもボウガンにもなるらしい。

 

ハヤト「サンキュー!使いやすいぜ!」

リーファ「よかったぁ。」

 

 そうして、俺達はキリト達の元へ。




今回はここまでです。
本当に、フェアリィダンスのあのグランドクエストは、理不尽極まりないですよね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。