ある日、俺達はとある湖の前に来ていた。
理由は、フィリアから誘われた事だ。
カルム「とある湖?」
フィリア「そう。すっごく綺麗な湖を見つけたんだよ。」
ミト「へぇ。」
カルム「流石トレジャーハンターだな。」
フィリア「えへへ。という事でさ、皆でそこに行かない?」
キリト「良いな。それ。」
アスナ「じゃあ、皆には私が声をかけるわね。」
そうして、俺、ミト、キリト、アスナ、ハヤト、リーファ、ヒロミ、シリカ、ラット、リズベット、ノーチラス、ユナ、フィリア、レイン、ユイ、カナ、パラドが行く事になった。
後の面子は用事があるそうだ。
ユナも今日はオフだそうで、一緒に来れた次第だ。
現在、ユナはALOやザ・シード全体で、歌姫として名を馳せている。
ノーチラスはある意味でマネージャーみたいな立場ゆえ、あまり遊べない。
アスナ「うわぁ!凄い綺麗!」
ミト「本当ね。」
シリカ「飲みたくなっちゃいますね。」
ヒロミ「もうピナが飲んでるけど。」
そう、ピナが真っ先に湖に近づいて、水を美味しそうに飲んでいた。
シリカ「ピナも美味しいって。」
リズベット「それにしても、クラインにエギルにチェイス、レイモンド、フィリップは残念ねぇ。私たちの水着姿を見れないなんて。」
ハヤト「何か、クラインは仕事を休んでまででも来ようとしていたなぁ。」
リーファ「そこまで必死になられるのもちょっと………。」
ちなみに、チェイスにレイモンド、フィリップはどうしても外せない用事があって、エギルは店があるからだそうだ。
ユナ「それじゃあ、入りましょ。」
リズベット「そうね。でもその前に。ほら、何でアンタ隠れてんのよ!さっきまでは普通に一緒に居たのに!」
レイン「ちょ、ちょっと、引っ張らないで〜!」
そう言って、リズベットによってレインが引っ張り出された。
アスナ「レインちゃん、どうして隠れたの?」
レイン「水着に着替えたら、恥ずかしくなっちゃって……。スタイルの差が歴然で……。」
リーファ「あっ………。」
リズベット「大丈夫だって。シリカなんて既に諦めの境地に入って……。」
シリカ「ないです!諦めてる訳じゃあありませんよ!」
男性陣が蚊帳の外になっていた。
カルム「なあ、俺達はどうすればいい?」
キリト「さ、さあ………?」
ヒロミ「ま、まあ、話に介入すると、地獄を見そうですし………。」
ラット「そうだな。」
ハヤト「打たれたくないしな。」
ノーチラス「ああ………。」
すると、水泳大会を始めようと言い出した。
言い出しっぺは、リズベットだ。
ちなみに、男性陣は、見張りを担当する。
すると、索敵スキルに誰か引っかかった。
カルム「そこにいる奴、出てこい!」
アスナ「えっ!?」
ミト「本当に除き魔が……。」
???「誰が除き魔よ!」
そう言って出て来たのは、1人の少女だった。
レイン「セブン!」
カルム「知り合いか?」
レイン「ていうか、妹………。」
キリト「妹!?」
レインに聞いてみると、彼女はセブンで、このALOの運営陣の1人らしく、当初はお互いが姉妹だとは知らなかったらしい。
セブン本人に聞いてみたところ、丁度休憩になったから、休んでいたらしい。
セブン「あなた達がいるなら、もう帰るわ。何事も先着順だし。」
アスナ「セブンちゃん。ちょっと待って!折角来たんだし、一緒に泳がない?」
セブン「え?」
リズベット「そうよ。今から丁度水泳大会を開催する所なの。アンタも加わりなさい。」
ユナ「優勝商品を思いついた!優勝した人は、シャルモンで、男性陣の奢りね!」
「「「「「「「えっ!?」」」」」」」
シャルモンって!
美味いけど、めっちゃ高いカフェじゃん!
男性陣が青褪めている中。
ミト「名案ね。そうすれば皆も気合が入るんじゃないかしら?」
カルム「えっ……。ちょっと待って……。」
パラド「えっ……。嘘だろ……。」
アスナ「私が一位になる………!」
キリト「ちょっと、アスナさん……?」
シリカ「シャルモンのスイーツ………!」
ヒロミ「シ、シリカ…………?」
何と、女性陣全員がやる気になってしまった。
スイーツに弱いのは事実のようだ。
リーファも、泳ぎの特訓をしていた影響で、まさかの参戦。
俺達は話し合う。
キリト「なあ。財布大丈夫か?」
カルム「あそこで買われると、財布がマジで終わる。」
ヒロミ「これって、僕達、終わるんじゃないですかね?」
ラット「マジかよ………。」
ノーチラス「でも、止められるか?」
パラド「無理だな。」
ハヤト「無理だ。」
「「「「「「「ハァ……。」」」」」」」
もう、女性陣は止められない。
どうしたものかと頭を抱える。
ルールとしては、スキルや魔法の使用は禁止で、真ん中にある岩でターンして、最初に戻って来た人が優勝だ。
どうやら、レースが始まってしまったみたいで、どうすればいいのかと思っていると。
フィリア「あれ?何だろうこれ?何か吸盤みたいなのがついてるんだけど………。」
ミト「吸盤?………あっ!フィリア!それに触っちゃダメ!」
フィリア「え?」
カルム「何か揺れてるぞ?」
キリト「地震?いや、VRゲームの中で地震なんて………。」
パラド「湖の底に何かいるぞ!」
すると、巨大なタコが現れた。
既に女性陣は絡め取られていた。
カルム「でけぇぇよ!」
キリト「巨大なタコ型モンスター!?」
フィリア「きゃあああ!タコの足が絡み付いてっ………!!」
シリカ「やだっ!離してーっ!!」
ミト「タコの足が絡み付いて、装備が出来ないわ………!」
キリト「皆!アスナ達を助けるぞ!」
パラド「俺に任せろ!」
カナ「パラド……!正面から攻撃をしちゃダメです………!」
パラド「へっ?」
すると、タコがタコ墨を吐いて、パラドの顔面に命中した。
パラド「うわっ!目が見えねぇ!!」
カルム「パラド!!」
パラド「大丈夫だ。でも、墨を吐かれたせいで前が見えない!!」
つまり、残りの面子でどうにかしなければならない。
ユイ「皆さん!あのモンスターの死角は、後頭部です!」
キリト「分かった!」
カルム「後頭部に攻撃を叩き込めぇ!!」
俺達の攻撃が当たった事で、タコはポリゴンとなって、消滅した。
ユイ「流石、パパと皆さんです!」
カルム「ふう。疲れた。」
ミト「カルム……。ありがとう………。」
レイン「し、死ぬかと思った。」
セブン「この私に巻きついてくるなんて……!絶対に叩き潰さないと……!」
リズベット「もう男性陣が倒したわよ。」
パラド「最悪だ。墨塗れじゃねぇか。」
フィリア「あーあ。もう少しで、シャルモンのスイーツにありつけたのに。」
ユナ「本当よね。」
こうして、水泳大会は波乱の展開で幕を閉じる事になった。
皆には悪いが、俺達は心の中でホッとしていた。
優勝………決まらなくて良かったと。
あそこで買われると、財布がすっからかんになる。
今回はここまでです。
タコによって、財布の危機を免れた男性陣。
後何話かやったら、ファントム・バレットに入ろうかと思います。