ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、ミト達がプレイヤーがモンスターに殺される所を目撃する所まで行きます。
どうか、よろしくお願いします。


第2話 俺達は動き出す。

 俺が心の中でこの世界で生き抜いてみせると決意したその時、周囲の一部の人が動き出した。

 恐らく、βテスターだろう。

 それを見たミトも動き出す。

 

ミト「アスナ、カルム。行くよ!」

アスナ「え!?行くってどこに?」

カルム「このゲームをクリアする為にも、一刻も早く強くならねぇと!」

アスナ「ええっ!?」

ミト「行くよ!」

 

 ミトにアスナの手を引っ張らせて、俺達も始まりの街の外へ。

 走っていると、ダイアウルフという狼のモンスターが3体ポップした。

 俺とミトはそれぞれのソードスキルで2体を倒したが、一体がミトと俺の間を突破して、アスナの元へ。

 

ミト「アスナ!!」

カルム「剣を抜け!」

アスナ「えっ……!イヤァァァ!!」

 

 ダイアウルフは、アスナに噛みつき、みるみる内にアスナのHPがレッドゾーンに到達してしまった。

 何とか、俺のソードスキルで倒す事は出来たが、アスナは座り込んでしまった。

 

カルム「アスナさん、大丈夫か?」

ミト「さぁ、行こう。」

 

 立たせようとすると、アスナが掴みかかった。

 

アスナ「何これ!?もう出られないって事?今年受験なのに!」

ミト「アスナ、落ち着いて……。」

カルム「アスナさん……。」

アスナ「2人はこのゲームが得意だから先に進めるけど、私は下手なのよ!だから、もうほっといてよ!」

 

 その時、そのセリフを聞いて、俺は過去を振り返った。

 俺は、剣道もゲームも得意で、勉強はそこそこ出来る感じだった。

 だが、剣道もゲームも得意だったが故に、孤立した。

 最初こそ、剣道とゲームでも友達がいたが、次第にいなくなっていった。

 理由を聞いたら、俺が剣道もゲームも上手いから、自分だけ楽しんでいるいるだろ、ほっといてくれと言われた。

 当初こそ気にしていなかったが、今まさにまた起こった状況だ。

 アスナも、相当に追い詰められている。

 だからこそ、放っとおけなかった。

 その時、ミトがアスナを抱きしめた。

 

ミト「大丈夫。アスナは私が絶対に守る。」

カルム「その思いは俺も一緒だ。だから……、そんな風に言わないでくれ。」

アスナ「………うん。」

 

 アスナも落ち着いたのか、立ち上がった。

 

アスナ「ごめんね。2人とも。」

ミト「気にしないで。」

カルム「当然の反応だとは思うから。」

ミト「私たちが色々教えるから。」

アスナ「うん。」

カルム「じゃあ、フレンド登録して、パーティーメンバーになろう。」

ミト「うん。」

アスナ「どういう事?」

カルム「簡単に言えば、この世界での友達の証だ。」

ミト「そういう事。」

アスナ「変なの。そんな事しなくても、友達なのに。」

カルム「それって、俺も入ってます?」

 

 そうして、俺達はパーティーを組む事になった。

 翌日、俺達3人は、街から少し離れた草原で、アスナにソードスキルを教える事になった。

 目の前には、イエローワスプが3体居た。

 ちょうどいいので、実験台になって貰う事に。

 

アスナ「やぁぁぁぁ!」

 

 アスナがリニアーを発動して、イエローワスプに攻撃を仕掛けるも、躱されてダメージを喰らった。

 

ミト「踏み込みが足りないわ。」

カルム「ソードスキルに任せるじゃなくて、踏み込みも大事なんだ。こんな風にな!」

 

 俺とミトは投擲スキルでイエローワスプを倒した。

 その際に、腕全体を使って投擲して、ブーストをかけた。

 アスナもそれを見て、自らの体でリニアーにブーストをかけた。

 

ミト「上手い、上手い!」

カルム「大分呑み込みが早いな。ちなみに、これをシステム外スキルって言うんだぜ。なるべく早く出来る様になった方が良い。」

アスナ「ところで、何でこんな離れた所でやるの?街に近い方が何かと便利じゃない?」

ミト「街の周辺はモンスターの湧きが悪くなってる。」

アスナ「え?」

カルム「状況を呑み込めた人達から街の近くでモンスターを狩りまくって、今や始まりの街周辺はモンスターがあんまり湧かないんだ。これがMMOあるあるなんだよなぁ。」

ミト「MMOはリソースの取り合いだからね。今こそ、ここでソードスキルの練習をしつつ、モンスターを狩れるけどいずれここにも人が来る。」

アスナ「そうなの?」

カルム「そうだ。」

 

 その時、フレンジーボアが複数湧いた。

 

ミト「さて、もう少し行こう!」

アスナ「うん!」

カルム「あぁ!」

 

 俺達はフレンジーボアを追いかけていった。

 そうして、俺達は結構レベルも上がっていった。

 現在の装備は、俺が片手剣、ミトが鎌、アスナが細剣だ。

 ちなみに、宿には同じ所に泊まっているが、アスナとミトが同じ部屋で、俺はその隣だ。

 2人を見ていると、百合百合しい。

 何か、場違い感があるが、気にしないでおこう。

 翌日、俺達はダンジョンに向かった。

 だが、宝箱がどれもこれも開かれていた。

 

アスナ「どれもこれも開かれてるね。」

ミト「そうだね。」

カルム「先に来た奴が開けていったんだろ。」

 

 暫く歩き続けた。

 アスナとミトがリアルの話をしだしたのを見て、俺は関わらない様にした。

 俺はこの世界で会った、謂わば部外者なのだ。

 ずけずけと聞くべきではない。

 しばらくすると、アスナが宝箱を発見して、開けようとしたので、俺とミトは止めた。

 

ミト「待った。多分、トラップだと思う。」

アスナ「え?そうなの?」

カルム「ここに来るまでトラップがあっただろ。開けたら毒矢が飛んできたり爆発したり、或いはミミックだったりするかもよ。」

アスナ「ちょっと!そんな顔で脅さないで!」

 

 少し調子に乗って、悪い顔で脅したら、怒られて、ミトからもジト目で見られた。

 

カルム「すいません。まあ、そんな事で、この宝箱は無視だ。」

アスナ「分かったわ。」

 

 しばらく進むと、奥から剣戟と悲鳴が聞こえた。

 俺達は顔を見合わせると、奥へと進む。

 奥について、陰から見ると、モンスターの大群に3人のプレイヤーが襲われていた。

 

アスナ「何で………!?」

ミト「あれを見て。」

アスナ「えっ……?」

カルム「トラップに引っ掛かったな。」

 

 どうやら、トラップに引っ掛かったプレイヤー達の一団だった。

 

アスナ「助けないと……!」

ミト「もう、無理。」

アスナ「え?」

カルム「助けられるか分かんないからな。」

 

 次第に、プレイヤー達はHPを全損して、ゲームオーバー、即ち、現実でも死んでしまった。

 俺達は、ダンジョンから脱出した。

 俺は、少しの後ろめたさと罪悪感を胸に抱いた。

 

 

 




今回はここまでです。
限定小説も手に入って良かったです。
それでは。
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