ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、カルムがGGOにログインします。
そして、あの人達が登場します。


第4話 銃の世界

 俺はエギルの伝で入手したバイクを走らせていた。

 行き先は、キリトと同様に、千代田区にある病院で、ここは以前入院していた。

 

冬馬「まさか、また来るとはな……。」

 

 そんな感慨を浮かべつつ、エントランスへと向かう。

 六日前、俺はこの時、自宅の部屋にミトを入れて、事情を説明していた。

 菊岡の依頼で、ALOからGGOにコンバートさせる必要がある事を。

 話した理由は、カナにパラドがいる為、コンバートしたら即バレするからだ。

 

深澄「………つまり、菊岡さんの依頼で、カルムのアバターを移す必要があると。」

冬馬「はい………。」

 

 だが、現状は、こうなっている。

 ミト/深澄が俺の目の前で仁王立ちをして、俺は正座をしている。

 まるで、何かヤバい物が妻に見つかって問い詰められる夫みたいな状態だ。

 ミトの顔が少し怖い。

 

深澄「ハァァァァ………。一先ず顔を上げなさいよ。」

冬馬「本当にすいません。」

深澄「分かってるわよ。………菊岡さんの頼み事ならしょうがないけどね。………あの人、全面的に信用出来ないのよね。………一応、お世話になった人ではあるけど。」

冬馬「それに関しては同意。」

 

 そういう風に言うと、俺たちは同時に微苦笑をして、ミトがすぐに真剣な表情になる。

 

深澄「………出来るだけ早く帰ってきて。私たちの家があるんだから。」

冬馬「分かってる。すぐにALOに戻る。《ガンゲイル・オンライン》の内情を調べるだけなんだからよ。」

 

 自動ドアが開くと同時に、俺はそれを考えるのをやめて、中に入る。

 そう、ミトには、死銃に接触するというミッションは黙っている。

 それを言ったら、確実に止めにかかるか、一緒に行くと言い出しかねない。

 流石に、危険要素がある以上、ミトは巻き込みたくない。

 身勝手だが、そうするしかない。

 トイレに行って、指定の病室に入る。

 そこには、既にキリトが横たわっていた。

 そして、顔見知りの看護師が居た。

 

安岐「おっす!小野君、お久しぶり!」

 

 彼女は安岐という看護師だ。

 リハビリ期間の間にお世話になったのだ。

 

冬馬「あ………どうも……。」

 

 すると、安岐さんが俺の肩から二の腕、脇腹辺りをぎゅうっと握る。

 

冬馬「ウワッ!」

安岐「結構肉ついたねぇ。桐ヶ谷君より良い状態ね。」

冬馬「……て言うか、何で安岐さんがここにいるんですか?」

安岐「あの眼鏡の役人さんから聞いてるよ。何でも、お役所の為に調査をするんでしょ?大変だねぇ。それで、リハビリ中の2人を担当した私にモニターを頼むって言われてねぇ。今日はシフトから外れたんだよ。」

冬馬「あぁ………。」

 

 謀ったな、菊岡!!

 まるで俺が美人に弱いみたいな言い方するじゃねぇか。

 そう罵りつつ、安岐さんの手を握る。

 

冬馬「………で、当の眼鏡の役人さんはどうしたんだ?」

安岐「うん、外せない会議があると言ってた。伝言預かってるよ。」

 

 渡された茶封筒を開き、中に入っている手書きの紙片を取り出す。

 

菊岡『報告書はメールでいつものアドレスに頼む。諸経費は任務終了後、報酬と併せて支払うので請求する事。追記………美人看護婦と個室に居るからって、若い衝動を暴走させないように。』

 

 あのクソ眼鏡……!

 これを読んでいると、ニヤニヤした菊岡の顔が浮かんでくる。

 本当に苛ついて、握り潰す。

 覚えてろ………!

 俺の反応に、安岐さんは触れない方が良いと思ったのか、黙っている。

 

冬馬「じゃあ、早速ログインするので……。」

安岐「………それじゃ、服脱いで。」

冬馬「ヘァ!?」

安岐「電極を貼るのよ。ほらほら、桐ヶ谷君が寝ているベッドの奥に行って。」

 

 流石に、上半身のみにして貰い、俺はベッドに寝っ転がる。

 

冬馬「多分、四、五時間くらいは潜っていると思うので……。」

安岐「はーい。体はちゃんと見てるから、安心して行ってらっしゃい。」

 

 何でこんな事に………。

 そんな疑問を抱きつつ、俺は眼を閉じて、深呼吸してそのコマンドを言う。

 

冬馬「リンク・スタート。」

 

 そうして、俺はGGOへと降り立った。

 眼を開けると、そこには、近未来的な建物が立ち並んでいた。

 ここが、《SBCグロッケン》というらしい。

 どんな見た目をしてるのかと思い、鏡を見ると、兵士というよりは、美男子といえる体型になっていた。

 髪は紫紺色になっていて、ポニーテールとなっていた。

 何か、ミトを男にしたような外見だ。

 

カルム「まあ、これはこれで良いか。」

 

 さて、死銃が現れる可能性があるBoBに参加する為、総督府に向かう。

 総督府に向かってから、数分後。

 

カルム「どこだ、ここ?」

 

 呆気なく道に迷った。

 そう、SBCグロッケンは、広大なフロアが幾つも重なっている。

 その結果、地理感がない俺は呆気なく迷子になってしまったわけだ。

 このままじゃ、参加できない……!

 そういう焦りがあった影響か、後ろから来る一団に気付けず、ぶつかってしまった。

 

カルム「あ……!すいません……!」

???「いや、こっちこそすいません……。」

 

 そこに居たのは、男性プレイヤーが1人、女性プレイヤーが2人居た。

 ただ、女性陣の内1人は、NPCのタグとなっていた。

 すると、ピンクの髪をサイドテールにした女性が話しかける。

 

???「ねぇ、あなたは、ニュービーなの?」

カルム「え、あ。まあ…………。」

???「マスター!これは助けないと行けないのでは!?」

???「まあ、そうだね。」

カルム「あの、どちら様で?」

アラン「あぁ、俺はアラン。」

クレハ「私はクレハ。よろしくね。」

アファシス「私はアファシスと言います!」

カルム「あ。俺はカルム。」

 

 と、3人と挨拶をした。

 

アラン「ところで、カルムはどこに行こうとしてたんだ?」

カルム「えっと、総督府に………。」

クレハ「総督府?何で?」

カルム「BoBに参加したいなぁって……。」

アラン「え。でも、君ってニュービーでしょ。参加して大丈夫?」

カルム「いや、コンバートした奴なんです。」

アファシス「そうなのですか!?」

 

 めっちゃ食いついてくるな、このNPC。

 

クレハ「確か、アランも出場するのよね?」

アラン「ああ。………そうだ。ちょっと着いてきてくれ。」

 

 そう言われて、着いてきたのだが、そこは、フィールドだった。

 

カルム「えっと……。どうすれば?」

アラン「ああ。ここに出てくるガウンタとグレイリオっていうロボット兵士がいるからさ。君の腕前も知りたいからね。」

 

 なるほど、ガウンタとグレイリオを倒してみせろって事か。

 っていうか、武器がない。

 

クレハ「ちょっと、アラン。流石に丸腰はかわいそうよ。」

アファシス「そうですよ、マスター!」

アラン「あ!そうだった。君にこれを渡しておくな。」

 

 そう言って渡されたのは、ハンドガンだった。

 

カルム「これは?」

アラン「J3ビームマシンガンって奴だよ。使ってみて。」

 

 トリガーを引くと、ビームが出て、グレイリオに当たる。

 

カルム「なるほどな。」

 

 そして、倒していく。

 途中、グレイリオの一体が持っていたサーベルを奪い取り、それを使いつつ、ガウンタとグレイリオを倒していく。

 

クレハ「凄いじゃない!」

アファシス「凄いです!」

アラン「ああ!カルムって、一体何のゲームをしてたんだ?」

カルム「アハハハハ………。」

 

 流石にお茶を濁す。

 すると、宝箱を見つけて、開けてみると、ゼットソードという武器が手に入った。

 後、プロテクターに肩当て、ゼットソードを運ぶジョイント、タイヤ付きのシューズを手に入れた。

 

クレハ「え!?レア装備!?」

アファシス「私も見た事が無いです!」

アラン「凄いな!運も良いなんて!!」

カルム「そうかなぁ……。」

 

 何か、凄そうな武器を手に入れた。

 説明を見てみると、ゼットソードとゼットシューター、ゼットシールドが付いていて、ソードとシューターを組み合わせて、ランス、ハンマー、ライフルにもなるらしい。

 すげぇな。

 そして、専用スキルとして、アサルトストライクというのが使える。

 足の部分のタイヤで高速移動も出来る。

 一応、J3ビームマシンガンは返却した。

 俺のじゃないしな。

 そして、アラン、クレハ、アファシスと共に総督府へと向かう。




今回はここまでです。
アランは、フェイタルバレット主人公をベースにしています。
そして、ガウンタにグレイリオ、ゼットソードは、ダンボール戦機ウォーズをベースにしています。

アリシゼーションのカルムに持たせる武器はどれがいいか?

  • 火炎剣烈火
  • 無銘剣虚無
  • 刃王剣十聖刃
  • 闇黒剣月闇
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