俺は、アラン、クレハ、アファシスと共に、総督府に着いた。
カルム「ここが、総督府か。」
クレハ「SBCグロッケンって、かなり複雑なのよね。」
アラン「確かに、最初は俺だって迷ったんだから。」
アファシス「でも、マスターには私が居ますよ!」
クレハ「でも、レイちゃんって、結構迷う確率が高いわよね。」
アファシス「ウッ!」
内部は、かなり広い円形ホールだった。
いかにも近未来的なディテールの施された円柱が並んでいる。
周囲の壁には大画面のパネルモニタがぐるりと配置されていて、これからやる《第3回バレット・オブ・バレッツ》のプロモーションビデオや、実在企業のCMも流れる。
3人曰く、グロッケンが宇宙船だった名残かららしい。
案内の元、縦長の機械が並んでいるエリアに着いた。
見た目は、コンビニに置いてあるATMやコンテンツベンダーを兼ねたマルチ端末に似ている。
アラン「これで大会のエントリーをするんだ。よくあるタッチパネル式端末だけど、操作のやり方は大丈夫か?」
カルム「大丈夫だ。」
クレハ「まあ、分かんなかったら私たちが教えるわよ。」
俺はBoBへとエントリーする。
現実世界の名前や住所、職業を入れるフォームがあったが、今回の目的は調査だ。
全て空欄の状態で打ち込む。
エントリーを受け付けられたらしい。
後30分後に、予選トーナメントが始まるそうだ。
すると、アファシスが声を上げる。
アファシス「あー!シノンとチェイスです!」
カルム「え?」
今、チェイスって言ったか?
まさかと思い、アファシスの視線の先を追うと、チェイスが居て、女が2人いた。
アランとクレハも声を上げる。
アラン「よお、チェイス、シノン。」
クレハ「2人も参加するの?」
シノン「ええ。そんなところ。」
チェイス「ん?もしかして、カルムか?」
カルム「やあ、チェイス。」
アファシス「2人は知り合いなのですか?」
カルム「まあな。」
積もる話もあるが、男性陣と女性陣に別れて、控え室で装備を着ける。
チェイス「まさか、カルムが来ていたとはな。」
アラン「チェイス。俺が勝つからな。」
カルム「知り合いに会えて良かったぜ。」
チェイス「それにしても、お調子者ばっかりだったな。」
カルム「どういう事だ?」
アラン「試合前の30分前からメインアームを見せびらかすのは、対策してくれって言ってるようなもんだからな。」
カルム「なるほどな………。」
アラン「カルムも、ゼットソードに関しては、試合直前に装備した方が良いぞ。」
チェイス曰く、新規のアカウントでログインしているらしい。
そうして、装備を着る。
控室を出ると、顔を真っ赤にしたシノンとクレハがチェイスとアランの後ろに来る。
カルム「どうしたん?2人とも。」
シノン「アイツ、女の子と偽って、男だったのよ!」
クレハ「許せない!!」
チェイス「え?」
アラン「ん?」
すると、あの黒髪の奴が来た。
何だアレ?
頬に手形が付いていた。
チェイス「どういう事か説明しろ。」
アラン「お前、それは無いだろ。」
キリト「いや、ていうか、チェイスにカルム!俺だよ!キリトだよ!!」
カルム「えっ………。」
嘘だろ………。
あの女の子が、キリト?
チェイス「何………?」
アラン「知り合いなのか?」
カルム「………こんな人、知らないです。」
キリト「嘘をつくなよ!頼む!あの2人の誤解を解いてくれ!さも無いと、ALOでアスナに制裁される!!」
カルム「ハァ……。一応、知り合いです。」
流石に可哀想になり、シノンとクレハの誤解を解く事にする。
2人曰く、下着を見られたそうだ。
10分くらいかけて、2人の誤解を解く。
チェイス「一つ聞くが、キリト。お前、ネカマに目覚めてないよな?」
キリト「いや、俺はネカマじゃないから!」
アラン「そんな事を言っても、説得力がないからな。………まあ、クレハも許してあげたら?本人も悪気があった訳じゃないみたいだし。」
クレハ「……まあ、アランが言うなら……。」
チェイス「コイツは俺とカルムの知り合いだ。シノンも許してやってくれ。」
シノン「チェイスが言うなら良いけど……。」
と、何とか誤解は解けた。
だが、シノンとクレハ曰く、予選か本戦で当たったら、絶対倒すと語っている。
すると、シノンがこちらを向いてくる。
シノン「貴方はカルムって言うのね?私はシノン。宜しくね。」
カルム「宜しく、シノン。」
キリト「そっちはクレハだっけ、俺はキリト。よろしくな。」
クレハ「フン!」
どうやら、こっちには普通に接してくれるみたいだな。
そして、キリトの方はクレハに挨拶しようとすると、そっぽを向かれる。
アファシス「それにしても、本当に女の子みたいですね!」
キリト「やめて、止めてくれ!」
と、アファシスはキリトの見た目に興味津々みたいだ。
そして、BoBに初参加する俺とキリトの為に、チェイス、シノン、アラン、クレハが解説してくれることに。
チェイス「フィールドは1キロ四方の正方形、地形タイプや天候、時間はランダムだ。」
クレハ「最低五百メートル離れた場所からスタートして、決着したら勝者はこの待機エリアに、敗者は一階のホールに転送されるわ。負けても装備のランダムドロップは無いわ。」
アラン「勝ったとしても、その時点で、次の対戦者の試合が終わってたらすぐに2回戦がスタートして、終わってなければ、それまで待機するんだ。」
シノン「各ブロックは5回勝てば決勝進出出来て、本大会への出場が出来る。」
カルム「解説ありがとうございます。」
すると、シノンが語り出す。
シノン「チェイスとは予選の決勝戦で戦うけれど、貴方達も勝ち上がりなさい。5人と戦う時に教えてあげる。」
カルム「何を?」
シノン「敗北を告げる弾丸の味。今度こそ、強い奴を全員殺してやる。」
あ、分かった。
シノンって、好戦的な奴だ。
このシノンは、GGOでは強いプレイヤーなのだろうな。
チェイス以外が背筋が震えたような表情になり、チェイスは何か言いたそうだった。
すると、2人の男がやって来た。
???「やあ、シノン、チェイス。ここに居たんだね。」
???「アファシスちゃん!ここで会えるなんて嬉しいぜ!」
誰?
そう思っていると、アランが声をかける。
アラン「あの巨体の方が、バザルト・ジョー。アファシスの事を気に入っちゃった人だよ。」
ジョー「よお、アラン!頼む!アファシスちゃんを俺にくれ!」
アラン「何度も言ってますけど、無理ですよ。」
ああ、この人、面倒臭そうなタイプだな。
すると、こちらを見てくる。
ジョー「ん?そこのソイツは誰だ?」
アラン「ああ。彼はカルムっていって、ニュービーだけど、BoBに参加するんだ。」
カルム「どうも、カルムです……。」
ジョー「なるほどなぁ!俺はバザルト・ジョーって言うんだぜ!よろしくな!」
カルム「どうも………。」
暑苦しいけど、良い奴だな。
クレハ「アンタも、ちっとも懲りないわね。」
アファシス「そうですよ!」
ジョー「なあ、頼むぜ!」
なるほど、アファシスが絡むと、ぶっ壊れるタイプか。
向こうの方は、シュピーゲルと言うらしい。
シュピーゲル「それで、貴方は?」
カルム「ああ。俺はカルム。よろしく。」
シュピーゲル「よろしくね。僕はシュピーゲルだよ。」
GGOって、癖の強い奴が多いな。
そんな風に多少呆れていた。
すると、チェイスが声をかけて来た。
チェイス「カルム。」
カルム「ん?」
チェイス「すぐに本戦が始まるから、後で聞くが、何故コンバートさせたのかを。」
カルム「………後で話しますので。」
そう言っておく。
今回はここまでです。
フェイタル・バレットから、バザルト・ジョーを出しました。
小山力也というと、オーマジオウや武神鎧武が思い浮かびますよね。
アンケートで、無銘剣虚無が刃王剣十聖刃の次に多いのには驚きました。
アリシゼーションのカルムに持たせる武器はどれがいいか?
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火炎剣烈火
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無銘剣虚無
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刃王剣十聖刃
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闇黒剣月闇