ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、カルム達が試合フィールドに転送されるまでです。


第9話 本戦の幕開け

シノンside

 

 私がGGOにログインして、真っ先に目に入ったのは、色んなプレイヤーに賭けをしている人達だ。

 その中には、無論、私の名前も入っていた。

 そして、チェイスにカルム、あのキリトもかなりの高倍率だ。

 

シノン「………物好きね。」

 

 チェイスは、実力からだろう。

 しかし、カルムとキリトに関しては、その容姿からだろう。

 特にキリトに顕著だが。

 カルムに関しては、容姿だけでなく、凄まじい戦闘っぷりからもだろう。

 私も少しだけ見たけど、カルムの戦闘は、ゼットソードとゼットシューターを、ハンマーにランス、ライフルに変えているのだ。

 それは凄いと思う。

 そんな風に考えていると。

 

シュピーゲル「シノン!」

 

 後ろから声をかけられた。

 こんな風に声をかけるのは、シュピーゲルぐらいだ。

 

シュピーゲル「どうしたの?」

シノン「いや、さっきまでリアルで会っていた人と、すぐに顔を合わせるのが何だか妙なだけよ。」

シュピーゲル「………そりゃあねぇ。」

チェイス「シノン。」

 

 すると、後ろからまた声がかけられる。

 その声の主は、チェイスだ。

 

シノン「チェイス。」

チェイス「昨日はすまなかったな。」

シノン「良いのよ。」

シュピーゲル「や、やあ、チェイス……。」

チェイス「シュピーゲルか。」

シュピーゲル「あ、あのさ……2人とも、頑張ってね……。」

 

 シュピーゲルはそう言い残して、去った。

 

チェイス「………話している所、すまなかったな。」

シノン「いや、大丈夫……。」

 

 昨日の一件もあって、チェイスの顔を上手く見れない。

 すると、また声がかけられる。

 

カルム「よ、2人とも。」

キリト「どうも。」

 

 そこには、キリトとカルムの2人がいた。

 

シノン「こんにちは、カルム。………アンタも居るのね。」

キリト「あの、シノンさん?どうして俺とカルムで対応が違うんですか?」

シノン「それぐらい分かりなさいよ。」

 

 キリトが落ち込み、カルムが律儀にも慰めていた。

 カルムって、結構苦労してそうな性格してるわよね。

 そして、更に現れた。

 

アラン「やあ、シノン。」

クレハ「こんにちは。」

アファシス「こんにちはなのです!」

 

 アランにクレハにアファシスもやって来た。

 すると、クレハがキリトを見た途端、ゴミを見るかのような表情を浮かべる。

 

クレハ「アナタも居るんですか?キリトさん。あと、こんにちは、カルム。」

キリト「クレハもかよ………。」

カルム「自業自得だろ。」

 

 カルムが慰めるのを放棄した。

 その後、カルムが本戦の事を知りたいと言ってきて、解説をする為に、酒場エリアへ。

 

カルムside

 

 何とか、知り合いとは合流出来て、酒場エリアへと向かう。

 酒場ゾーンには多くのプレイヤーたちがいて、お祭り状態となっている。
 

 有名なプレイヤーはインタビューを受け、あるプレイヤーはギルドメンバーと談笑しているのが見られる。


 中には、誰が優勝するのかとか、コイツは何位に入るのかと賭け事の話をしているプレイヤーも見られる。


 すると、俺たちも注目されていた。


 まあ、俺とチェイスは、特殊な戦法で戦ったからな。

 アランとクレハも結構注目されていた。


 でも、シノンとキリトは凄かった。



 

プレイヤー「おい、あれキリトちゃんだろ?」


プレイヤー「フォトンソードで敵をメッタ斬りだってな。」


プレイヤー「クールビューティなバーサーカーかぁ。いいねぇ。」


プレイヤー「いやいや、やっぱシノンちゃんでしょ。」


プレイヤー「オレもシノっちに撃たれたい派。」


プレイヤー「オレ、斬られたい派。」


プレイヤー「そんなもんALOにでも行けよ。」

 

 

 まあ、GGOでは数少ない女性プレイヤーだしな。


 でも、内1人は男です。


 それを知ったら、アイツらはどうなるのか?
 

 すると、話していた2人の男性プレイヤーにキリトがぶつかった。



 

キリト「あ、ごめん」


「「ひっ!す、すいません!キリトさん!」」



 

 まあ、女の子の見た目で、光剣にぶった斬られるのはなぁ。


 キリトは無言のまま進み、足を止める。



 

キリト「君達………。応援してね♪」


「「「うおおおおっ!」」」


プレイヤー「キ、キリトちゃん!頑張れよ!」


プレイヤー「俺、ベスト5入賞に、全財産賭けますんで!!」

 

 あれは、ネカマだ。

 俺たちは呆れて、キリトを置いて行く。

 

キリト「おい!置いてかないでくれ!」

 

 キリトがそんな声を上げながらこっちに来る。

 そして、解説タイムだ。

 テーブルに座り、各自でドリンクを頼む。


 チェイス曰く、本大会はバトルロイヤル制で、参加者40人による同一マップでの遭遇戦。 

 フィールドマップとなるのは、ISLラグナロクという孤島で直径10キロの円形の広さを持つ。


 フィールドマップは直径10キロの円形で、山あり森あり砂漠ありなどの複合ステージで、装備やステータスタイプでの一方的な有利不利はなしとなっている。

 
その中に参加者40人は、最低1キロは離れたところに配置されるため、《サテライト・スキャン端末》と言うものが参加者に自動配布される。


 それには、15分に1回、上空を監視衛星が通過し、マップ内の全プレイヤーの存在位置が送信される設定がある。

 しかも、マップに表示されている輝点に触れれば名前までも確認できる。


 これを使えば、死銃の名前を見つければ、奴を見つけられるが、それは同時に、こちらもバレる可能性がある。


 死銃という名前の奴は居ない。
 

 まあ、アレは二つ名的な奴だろう。

 

キリト「チェイス、お前が知らない奴は、居るのか?」

チェイス「BoBも3回目で、殆どのプレイヤーとは知り合いだ。知らないのは、お前らを除くと3人。《銃士X》と《ペイルライダー》、そして、これは《スティーブン》か?」

 

 その3人の中の誰かが、ラフコフという事になるな。

 すると、シノン、アラン、クレハ、アファシスが声をかけて来た。

 

シノン「ねえチェイス。あなた達はさっきから何の話をしているのよ?私だけ話に付いていけてないんだけど……。」
チェイス「すまない。これは俺たち3人の問題なんだ。」
アラン「もしかして、昨日の予選の途中から急にお前達の様子がおかしくなったのと関係があるのか?」

クレハ「そうなの?」

 

 鋭いな。

 すると、キリトが会話に入る。

 

キリト「昨日、俺は地下の待機ドームで昔同じVRMMOをやってた男に声をかけられたんだ。」


カルム「ソイツと俺たちはちょっとした因縁がある。さっき話に出てきた3人の中に、奴がいるはずなんだ。」


クレハ「もしかして、友達だったの?」


キリト「友達じゃない。……敵だ。俺たちは奴らと本気で殺し合った。」


シノン「殺し合った?それって、そのゲームでトラブったの?」


カルム「そんなんじゃない。本気の、命を掛けた殺し合いだ。奴は……奴がいた集団は絶対に許されない事をした。和解することはできなくて、剣で決着をつけるしかなかった。」

 

 

 そう、ラフィン・コフィンとは、そんな奴らの集まりだ。



 

キリト「でも、アイツはこのGGOで再び許されない事をしようとしている。今思えば、俺とカルムがこの世界に来たのもそれを阻止するためだったんだと思う。」

チェイス「そしてそれは俺にも関係することだから、俺も2人に協力することにしたんだ。」

アファシス「そうなのですか………。」

 

 すると、シノン、アラン、クレハの3人は、何かを察したような表情を浮かべる。

 

シノン「ねえ、もしかして………。」

アラン「お前らって………。」

クレハ「あのゲームの中にいたの………?」

「「「………………。」」」

シノン「ごめん。」

アラン「すまん。これは聞くべきではなかったよな。」

クレハ「ごめんなさい。」

 

 気まずくなってしまい、俺たちは待機ドームへと移動して、装備を点検する。

 

シノン「貴方達には貴方達なりの事情があるのは分かったわ。でも、チェイス。私との約束はまた別よ。昨日の借りは必ず返すわ。だから、誰にも撃たれないで。」


チェイス「ああ。」

 

 そうして、俺たちは試合フィールドへと転送されて行く。





今回はここまでです。
リバイスが、ヒロミさんの死亡が濃くなってきました。
デモンズがデッドマンズのライダーになるとは。

アリシゼーションのカルムに持たせる武器はどれがいいか?

  • 火炎剣烈火
  • 無銘剣虚無
  • 刃王剣十聖刃
  • 闇黒剣月闇
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