ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回の話は、カルムとキリトが、アランとクレハと戦うところまでです。
死銃に関しては、チェイスとシノンが対応します。


第18話 カルム&キリトVSアラン&クレハ

カルムside

 

 俺とキリトは、アランとクレハを迎え撃つために、バギーを走らせていた。

 

カルム「チェイスとシノン、大丈夫かな?」

キリト「あの2人なら大丈夫だろ。」

カルム「そうだな。」

 

 正直に言うと、俺が死銃との決着をつけるべきだと思っている。

 でも、あの2人なら大丈夫だと信じて、バギーを走らせる。

 

カルム「なあ。」

キリト「うん?」

カルム「シノンのあの表情ってさ……。」

キリト「多分、チェイスの事が好きなんだろうな。」

カルム「でもなぁ、相手はあの堅物だぜ。」

キリト「チェイスも気付くといいんだけど。」

 

 そんな事を話しているうちに、アランとクレハが見えた。

 俺達はバギーを停めて、降りる。

 

アラン「カルム、キリト。」

クレハ「アンタ達、一緒だったのね。」

カルム「そっちもな。」

キリト「いいだろ、人の好き勝手で。」

アラン「まあ、こっちも似たような物か。」

クレハ「そういえば、シノンとチェイスはどうしたのよ?」

キリト「あの2人は一緒に居るよ。」

カルム「なあ、タッグバトルと行かないか?お互いに2対2だ。」

 

 俺のその提案に。

 

アラン「そうだな。クレハとは、最後の最後での決闘で決めるつもりだったけど、いいよな?」

クレハ「まあ、アンタが言うなら……。」

カルム「決まりだな。」

キリト「なら、俺がこの弾丸を上に投げる。地面に落ちたらスタートだ!」

 

 そう決まり、俺はゼットソードとゼットシールドを、キリトはカゲミツG4とFNファイブセブンを、アランはSylph Type Aを、クレハはドラケLシロッコを構える。

 

クレハ「カルム達って、剣なのね。」

キリト「こっちの方が性に合うからさ。」

カルム「右に同じく。」

アラン「まあいっか。」

 

 キリトが弾丸を上に放り投げると同時に、俺とキリトは前傾姿勢になり、落ちたと同時に駆け出す。

 アランとクレハも即座に銃を撃つ。

 俺はアランに、キリトはクレハの方へと向かう。

 アランは即座に銃を撃つが、俺はゼットソードで斬り捨てる。

 

アラン「アリかよ、それ……!」

カルム「アリなんだよ!」

 

 アランが毒づき、俺は突っ込む。

 だが、アランはアサルトライフルは持ったままで、コンバットナイフを取り出す。

 

カルム「嘘だろ!?」

アラン「まさか、コンバットナイフが役に立つ時が来るとはな!」

 

 しかも、アランはかなり速い動きでこちらを斬り付けてくる。

 ヒット&アウェイの戦法だ。

 キリトも、クレハのロケットランチャーに苦戦していた。

 強いな………!

 

深澄side

 

 千代田区のお茶の水の都立中央病院に着いた私と明日奈は料金を払うと、タクシーから飛び降りる。


 時刻は夜の10時近くだったため、入口にある自動ドアは電源が落ちていて、その脇にある夜間面会口の表示があるガラス戸を押し開け、面会受付カウンターに向かう。



 

深澄「7025号室に面会の予約がある兎澤と結城です!」



 

 そこにいる女性看護師さんに菊岡さんから聞いた部屋番号と自分たちの名前をいい、学生証を出す。
 

 菊岡さんからすでに連絡が入っていたようで、女性看護師さんはすぐに面会者パスのカードを渡してきた。


 私たちはすぐさまカルムとキリトがいる部屋に向かおうと小走りでエレベーターへと向かっていく。


 エレベーターの手前にある駅の自動改札口に似たゲートに面会者パスのカードをかざし、ゲートが開くとすぐに上に行くボタンを押す。
 

 エレベーターの扉が開くと飛び込んで、カルムとキリトがいる部屋がある階のボタンを押す。

 



深澄「カルム……!」


明日奈「深澄。2人は絶対に大丈夫よ。」


深澄「明日奈……。」

 

 

 明日奈も不安だろうに。


 すると、私たちの携帯から、声がする。



 

ユイ「ママ、ミトさん、大丈夫ですよ。」


カナ「2人は強いじゃない。」


パラド「須郷の陰謀を打ち破った奴らだぜ。この程度で諦めるわけないだろ。」

 

 

 そう、キリトとカルムの2人に頼み込んで、私たちの携帯にユイちゃん、カナ、パラドが入ってこれるアプリを作成してもらった。


 その間にも目的の階に着き、私たちはエレベーターから降りる。
 

 3人のナビ通りに無人の廊下を走り、7025号室の部屋の前まで来る。


 そこにあるプレートに面会者パスのカードをかざし、ドアのロックが解除されるとドアを開ける。
 

 部屋の中には2つのベッドがある。そのベッドには2人の少年が横たわっており、医療関係の機械と接続されたコードが幾つも枝分かれして彼らの剥き出しの胸に貼り付けられている。

 
そして、2人の頭にはアミュスフィアがある。


 近くには髪の毛を三つ編みにし、メガネをかけた1人の女性看護師さんがいた。

 

看護師「桐ヶ谷君っ!小野君っ!」

 



 ベッドに横たわっていたのは、カルムとキリトだったが、2人は息を切らして苦しそうに見える。

 



深澄「カルム!キリト!」


明日奈「2人に何があったんですか!?」


看護師「結城さんと兎澤さんね?お話は伺っています。2人とも身体的に危険ということじゃないから大丈夫だわ。でも、急に心拍が上がって……。」

 

 

 VRMMOをプレイしていて心拍が上昇することは異常ではない。


 恐ろしげなモンスターと戦えば、緊張し、脈が速くなることがある。
 だけど、カルムとキリトはデスゲームとなったSAOで戦ってきたから普通のゲームでここまでなることはないと思う。


 こうなっているということは何か余程のことがあるに違いない。



 

ユイ「ママ、ミトさん、壁のパネルPCを見てください。」


カナ「回線をMMOストリームに繋ぐわ。」

 



 ユイちゃんとカナの声がして、モニターの方を見ると、ALOで見ていた中継が映る。

 そこには、青い服の男性とピンクの服の女性が2人のプレイヤーと戦っていた。

 名前は、《Allan》と《Kureha》と書いてあった。

 ただ、死銃ではないのは確かだ。

 という事は、死銃はチェイスが対応しているという事?

 だったら、心拍数が上がるのは何で?

 追い詰められているプレイヤーは、1人は肩当てや足にタイヤがついている少年だ。

 下の方に、小さく《Calem》と書いてあった。

 

深澄「アレが、カルム……。」

 

 ALOとは雰囲気が違うが、カルムである事には間違いない。


 もう1人は黒一色の服装に身を包み、黒髪のロングヘアーをした少女で、その右手には青紫色の刃のビームソードらしいものが握られている。
 足元には《Kirito》と表示されている。

 



深澄「あれがキリトなの……?」


明日奈「私たちが知るキリト君とは姿が大分違うけど、あの構えはキリト君よ。」


看護師「今モニターに映っているのが、小野君と桐ヶ谷君のアバターって事?」


明日奈「そうです。戦闘中で、それが理由で心拍が上がってるんだと思います。」

深澄「相手は、死銃ではないけど、GGOの強いプレイヤーかしら?」

 

 死銃じゃなくても、頑張って……!

  そう祈っていると、明日奈が手を出す。

 

深澄「明日奈?」

明日奈「大丈夫だよ、あの2人なら。GGOの強いプレイヤーでも勝っちゃうんだから。」

深澄「………そうよね。私たちが信じないといけないわよね。」

カナ「なら、手を握ってあげて………。」

ユイ「2人の手を握ってあげて下さい。アミュスフィアの体感覚インタラプトは、ナーヴギアほど完全ではありませんが、ママとミトさんの手の温かさならきっと2人に届きます。私達の手はそちらの世界には触れられませんが、私達の分も……。」


パラド「頼む………。」


 

 カナ、ユイ、パラドの声が震えていた。

 

明日奈「ううん。そんな事ない。ユイちゃんにカナちゃん、パラドの手もきっと届く。だから私たちと一緒に、キリト君とカルム君の応援をしよう。」

 

 

 明日奈とユイちゃんはキリトの、私とカナとパラドはカルムの手を握る。
 

 ただ、無事を祈って……。


 

カルムside

 

 これは、キツイな。

 まさか、こんなに強いとは……!

 

アラン「まさか、近距離戦でここまでやれるなんてな。」

クレハ「でも、私もコンバットナイフを持ってきて良かったけど、どうしよう?」

 

 それこっちのセリフ。

 まさか、2人が近距離戦にも慣れてるなんて。

 すると、ミト、カナ、パラドの想いが届いたような気がする。

 それは、キリトも同じだった。

 

カルム「キリト、生きてるか?」

キリト「生きてるよ。じゃあ、行こうか!」

カルム「そうだな!チェイスとシノンも戦ってるんだ!負けてらんねぇな!」

キリト「ああ!」

アラン「向こうは、本気になりそうだな。」

クレハ「こっちも行きましょう!」

 

 俺はアランに、キリトはクレハに突っ込む。

 

アラン「凄い……!」

カルム「まだまだこんなもんじゃないぜ!」

 

 俺はゼットシールドを投擲して、アランのアサルトライフルを落とす。

 

アラン「しまった!」

カルム「一気に行くぜ!」

 

 俺は、ゼットソードの固有スキル、アサルトストライクを発動する。

 

カルム「アサルトストライク!」

 

『ゼットシューター!』

『ゼットライフル!』

『ゼットソード!』

 

 俺はタイヤをフル稼働させて、加速し、ゼットシューターから2発撃って、ゼットライフルにして、1発撃って、ゼットソードにしてぶん投げる。

 

アラン「クッ!ウワッ!このっ!」

 

 アランに命中する。

 アランも負けじと、コンバットナイフをこちらに投げてきて、頬を掠める。

 そして、戻ってきたゼットソードをゼットシューターと合わせて。

 

『ゼットランス!』

 

 ゼットランスを持って加速して、アランを一刀両断する。

 

アラン「うわぁァァァ!!」

 

 俺は何とか止まれた。

 そこには、一刀両断されたアランが。

 

カルム「フゥ………。」

アラン「やるじゃん……。」

 

 そう言い残して、アランの頭上にDEADの文字が浮かぶ。

 キリトの方も、クレハをダブル・サーキュラーに似た動きで倒していた。

 

カルム「何とか勝てたな。」

キリト「ああ………。」

カルム「チェイスとシノンの所に行きたいけど、疲れたな。」

キリト「あの2人なら大丈夫だ。少し休もうぜ。」

カルム「お前って奴は………。まあ、いいか。」

 

 俺たちは、GGOの夜空を眺めながら休憩する事に。




今回はここまでです。
カルム達の戦いは、終わりました。
後は、シノンとチェイスです。

アリシゼーションのカルムに持たせる武器はどれがいいか?

  • 火炎剣烈火
  • 無銘剣虚無
  • 刃王剣十聖刃
  • 闇黒剣月闇
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