ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、GGOでの戦闘です。


第3話 GGOでの戦闘

シノンside

 

6月27日

 

 私とチェイスは、GGOでとある作戦を実行していた。

 

シノン「どうかしら?」

チェイス「数は4人だな。」

 

 現在、私とチェイスが囮になって、4人を引き寄せていた。

 ある程度走ると、川が見えて来て、そこで、狙撃体勢を取る。

 チェイスも、ブレイクガンナーにバットバイラルコアを装填して、ウイングスナイパーを展開する。

 そして、ヘカートとウイングスナイパーから、弾丸とエネルギーニードルが発射されるけど、それを躱してしまった。

 反動で吹っ飛んでいる私たちに、2本ずつのバレットラインが注がれる。

 撃たれる寸前、車の駆動音が聞こえてきて、相手は顔を上げる。

 すると、私とチェイスの背後の森から、一台の車が飛び出してくる。

 

「「「「…………!?」」」」

 

 そして、私とチェイスの前に着地して、弾丸が車に当たる。

 運転士は、クラインだ。

 クラインは運転しながら銃を撃つ。

 

クライン「全自動種子島だぜ!」

 

 だが、それすらも躱す。

 相手も、かなりの手練れだ。

 すると、助手席とその後ろの荷台から、リズベットとラットがそれぞれ、ヴァルキリーというショットガンと、アタッシュショットガンを構える。

 

リズベット「PK野郎ども!」

ラット「これでも喰らえ!」

 

 当たった場所が、凹む。

 更に車は旋回して、荷台に置いてあるターレットにシリカ、その横にヒロミがシュトルムKZから発射する。

 

シリカ「ウリャリャリャ!!」

ヒロミ「これでも、食らえ!」

 

 すると、1人がスモークグレネードを投げ、周囲が煙に包まれる。

 そして、敵は撤退を開始する。

 

クライン「くそッ!」

シノン「出番よ!」

チェイス「援護する!」

 

 すると、荷台に敷いてあった布が飛び、そこから、カゲミツG4を持つキリト、キリトと同系統のフォトンソードを持つアスナ、ゼットソードを持つカルム、ヘルサイスというフォトンサイスを持つミトが飛び出す。

 フォトンサイスとは、最近追加された物で、ゼットソードと同じく、マルチギミックサックというシリーズだ。

 鎌にもなり、両手銃にもなる優れ物だ。

 4人は、逃げていく相手を追撃していく。

 

ヴァサゴside

 

 俺は、ドローンで追撃していく4人を見ていたが、武器が気になった。

 

ヴァサゴ「フォトンソードに、フォトンサイスだと?」

サトライザー「チームB、C。グリッド46に移動し、チームAを援護。グレネードの使用を許可する。」

 

 指示しているボスに、出てもいいかと聞いてみるか。

 

ヴァサゴ「ヘイ、ボス。俺も行って良いか?」

サトライザー「今からではとても間に合わないだろう。大人しく見ておけ。」

 

 ま、確かに、今から行っても間に合わないか。

 なら、見させてもらうぜ。

 閃光、紫鎌、紫紺の剣士、黒の剣士………!

 

カルムside

 

 俺たちは、逃げていく4人を追撃していく。

 4人は、川に出る。

 すると、伏兵が居たらしく、2人がグレネードを撃ってくる。

 俺とキリト、アスナとミトの2組に別れて回避する。

 そのグレネードは、シノンとチェイスの2人が処理してくれた。

 俺は目線で、2人に礼を言う。

 相手が2人が撃ってきて、俺とキリトはそれぞれの剣を振るい、弾を切る。

 

アスナ「任せて!」

ミト「行くわよ、アスナ!」

アスナ「うん!」

 

 アスナとミトが飛び出して、フォトンソードとヘルサイスを振るい、弾を切る。

 アスナはともかく、ミトも十分凄いな。

 ミトに関しては、命中弾だけ切って、それ以外は躱している。

 相手がリロードする瞬間を狙って、俺とキリトは加速する。

 

キリト「ハァァァァ!!」

カルム「セイッ!」

 

 俺のゼットソードとキリトのカゲミツG4が相手を捉え、一刀両断する。

 残りの2人の方を、アスナとミトが向かうが、スモークグレネードを投げて、周囲を煙が包む。

 キリトはアスナと、俺はミトと向かい合い、周囲を警戒するが、煙が晴れた時には、誰も居なかった。

 

キリト「またか………。」

カルム「逃げられたか………。」

 

ヴァサゴside

 

 俺が暫く待っていると、ボスの腕の時計から、タイマーが鳴る。

 

サトライザー「タイムアップか。」

 

 ボスはタイマーを止め、残りの部隊に命令を出す。

 

サトライザー「全チーム後退。………グリッド19から離脱しろ。」

 

 俺はさっきまで吸っていたタバコを捨てて、踏み潰し、ボスに聞く。

 

ヴァサゴ「アレが今日最後の獲物だろ?負け戦で良いのか?ボス。」

サトライザー「………あんなイレギュラーなスコードロン相手では、訓練にならない。本番の作戦に悪影響が出ても困るしな……行くぞ。」

 

 ボスはそう言って、その場を後にする。

 俺も、指示に従い、後にしようとする。

 こんな事を思いながら。

 

ヴァサゴ(光剣にあの剣筋……。また会おうぜ、黒の剣士………紫紺の剣士………!)

 

カルムside

 

 作戦を終えて、俺たちは、SBCグロッケンにある酒場へと集まっていた。

 

クライン「いや〜。しっかしハードなゲームだな!GGOってのは!」

ラット「確かに、圏外………もといフィールドでは、どこでキルされても文句は言えないしな。」

カルム「確かにな。」

ミト「それでも、この緊張感は悪くないと思うわね。」

 

 ちなみに、ミトの衣装は、アスナとほぼ同形状で、色が赤から紫に変更されてくるくらいだ。

 すると、シノンとチェイスが話し始める。

 

シノン「だとしても、あの集団は異常だわ。」

チェイス「確かに。普通、アイテムや金が目当てでPKをする奴が多いが………。」

カルム「アイツらは、俺たちを殺そうとしていたな………。」

ヒロミ「それに、グレネードやスモークも結構使ってましたよね。」

クライン「アレじゃ、赤字じゃないのか?」

キリト「それに、アイツらはかなりの手練れだろうしな。」

シノン「キリトの言う通りね。」

チェイス「アイツらは、かなりの手練れだ。あいつらは現れる時はいつもあんな感じだ。フィールドで孤立してるスコードロンを襲って、皆殺しにして………まるで狩りをしているかのような戦法をとるんだ。」

 

 チェイスが、これまで被害に遭ったスコードロンの事を話す。

 すると、アスナが話しかける。

 

アスナ「あの人達って、勝率100%って本当なの?」

チェイス「俺たちが知る限りではな。」

シノン「………で、とことん変則的なスタイルでな勝てるかもって思って、みんなに協力してもらったんだけど………。ゴメン、私の作戦が甘かったわ。」

ラット「シノンのせいじゃないだろ。」

ヒロミ「あの人達、簡単に撤退しましたしね。」

クライン「それに負けじゃねーよな?いや……あいつらが逃げたんだ。勝ちみてーなもんだろう。」

リズベット「正体とか目的とかはさっぱり分かんないままだけどねー?」

クライン「いや、それは………。」

 

 リズベットの突っ込みにたじろぐクライン。

 それをフォローしようと、アスナとミトの2人が動く。

 

アスナ「せめて、リーダーの名前くらいは分かれば良かったんだけど…………。」

ミト「あの中の誰がリーダーかなんて、分からなかったしね。」

チェイス「一応、このゲームには、小型ドローンがあるからな。もしかしたら、遠くから見ていただけかもしれない。」

カルム「そうかもな…………。」

 

 ヤバい、ものすごく眠い。

 すると、キリトがラットに寄りかかった。

 

ラット「おい、キリト!こんな所で寝落ちするな!」

アスナ「木曜からずっと学校休んで、企業見学に行ってたの。」

ミト「そういえば、カルムもキリトと一緒だったわよね。大丈夫?」

カルム「正直言うと、眠い。」

シノン「アンタ達、また妙なもんに首を突っ込んでいるんじゃないでしょうね?」

 

 シノンがジト目で見てくる。

 そうして、会議はお開きになった。

 

シノン「皆、今日はありがとう。」

 

 シノンの言葉と共に、クライン、シリカ、ヒロミ、リズベット、ラットがログアウトしていく。

 

カルム「俺もログアウトするかな。」

ミト「そうね。」

アスナ「じゃあね、シノのん、チェイス君。」

シノン「あっ………。待って、アスナ、カルム、ミト。話があるの。」

「「「ん?」」」

 

 すると、シノンが俺たちを呼び止める。

 何の事だろうかと振り返る。

 

チェイス「実はな、手伝って欲しい事があるんだ。」

カルム「PKスコードロン絡みか?」

シノン「それとは別件………。明日、リアルで会えないかな?」

 

 シノンとチェイスの視線の先には、第4回のBoBの結果と、第5回のお知らせだ。

 ちなみに、アラン、クレハも参加したらしいが、クレハは10位、アランは9位らしい。

 

アスナ「私は、夕方からなら、大丈夫だよ。」

ミト「私も。」

カルム「俺もキリトと同じ時間で問題ない。集合場所は?」

チェイス「エギルのダイシー・カフェに集まろう。」

シノン「相談内容は、この後メールするから、読んでおいてくれる?」

カルム「ああ。」

アスナ「うん。」

ミト「了解。」

 

 そうして、俺たちは、キリトを起こして、ログアウトした。




今回はここまでです。
動き出している、PoHとサトライザー。
次回は、ダイシー・カフェでの一件です。
リバイスのスピンオフが決まりましたね。
しかも、主人公は、オルテカの攻撃で吹っ飛んだヒロミ。
オーバーデモンズの変身者は、ヒロミが良いですね。
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