ソードアート・オンライン 紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、旅立ちです。


第10話 旅立ち

カルムside

 

 あの戦闘から、2日経った。

 俺たちは、セルカとメアリが呼んできてくれた村の人により、教会へと運び込まれた。

 目が覚めた後、村長とシスター・アザリヤにこっ酷く叱られた。

 まあ、セルカとメアリが、果ての山脈に行ったのは俺たちのせいだとなったからな。

 事実だし。

 ユージオとケントも無事、目を覚まして、ウガチの一件を聞かれた。

 俺たちが倒したと言うと、半信半疑の人が多かった。

 ちなみに、ジンクは、俺たちの技を見ていた影響もあり、信じられない表情をしつつも、信じないとは言っていなかった。

 昨日は、天職を免除され、泥の様に眠りについた。

 そして、今に至る。

 

カルム「それにしても、キリト。」

キリト「ん?」

カルム「何か、俺たちの権限値が上昇していないか?」

キリト「確かに。」

 

 そう、あのゴブリンとの戦闘の後、俺たちの権限値は上昇していたのだ。

 しかも、青薔薇の剣と雷鳴剣黄雷の数値を上回っていた。

 そんな事を話していると、ユージオとケントが打ち終えたらしい。

 

キリト「傷は大丈夫なのか?」

ユージオ「うん。丸一日休んだから、良くなったよ。」

カルム「よかった。ほら。」

ケント「助かる。」

 

 元気そうなユージオとケントの返事にもう大丈夫だと思った俺は水筒を投げ渡した。

 それをなんとか受け止めたユージオとケントにキリトが気になっていたことを尋ねていた。

 

キリト「なあ、ユージオ、ケント。お前ら、覚えてるか?」

ユージオ「えっ………何を?」

カルム「2人とも、言ってただろう?俺とキリト、ユージオ、アリス、ケント、イーディスがずっと昔から友達だったって。」

ケント「ああ。覚えている。だが、変だな。カルムとキリトとは会ったばかりだから、そんな筈が無いのにな。」

 

 そう言うケントの表情は、何かを懐かしむような顔だった。

 それは、ユージオも同じだった。

 

ユージオ「僕たち6人は、この村で生まれて、一緒に育って、アリスとイーディスが連れ去られた時も一緒に居たはず………。」

ケント「ああ…………。」

キリト「そうか………。」

カルム(生死の境を彷徨ったから、幾つかの記憶が混濁したのか?)

 

 そんな事を考えていると、とある事を思い出したので、聞いてみる事に。

 

カルム「そういえば、ケント、ユージオ。メアリとセルカが2人に神聖術を使っている時、女の人の声がしなかったか?」

ケント「いいや、その頃、俺たちは意識を失っていたからな。」

ユージオ「2人は何を聞いたの?」

カルム「…………いや、気のせいだ。悪いな。」

キリト「さて、仕事をしようぜ!」

ケント「斧だ………。2人とも、何を持っているんだ?」

 

 俺たちは、そう言って、俺は雷鳴剣黄雷を、キリトは青薔薇の剣を構える。

 権限値が上昇して、使えるようになった。

 

キリト「俺たちは………。」

カルム「これで行く!」

「「ええええっ!?」」

 

 驚きの声を上げるユージオとケントを放置し、俺とキリトは互いに獲物を振ることで感触を確かめていた。

 

ユージオ「2人とも………!」

ケント「使えるのか!?」

キリト「ああ。」

カルム「まあ、見てろって。」

 

 まず、キリトが先に行く。

 キリトはホリゾンタルを放ち、ギガスシダーの切り込みに当たる。

 すると、切り込みが大きくなる。

 

キリト「な?」

「「………………。」」

カルム「凄まじいな。」

 

 次は俺だ。

 俺も、雷鳴剣黄雷を構え、ホリゾンタルを発動する。

 もう一回、切り込みが大きくなる。

 

「「嘘〜……………。」」

キリト「すげぇな…………。」

 

 この雷鳴剣黄雷も、青薔薇の剣に負けず劣らずの剣だな。

 ユージオとケントが、ギガスシダーの天命を確認すると、20万台にまで下がっていた。

 呆然とする2人に、キリトはユージオに青薔薇の剣を、俺はケントに雷鳴剣黄雷を渡す。

 

キリト「ほら、ユージオとケントもきっと振れるさ。」

カルム「やってみ。」

ユージオ「うん…………。」

ケント「やってみる…………。」

 

 剣を受け取ったユージオとケントも、前のように剣に振り回されることなく、片手で剣を扱えていた。

 自分が自在に剣を操れることに驚き、青薔薇の剣と雷鳴剣黄雷を見つめるユージオとケント。

 その瞳は何かを決意した色を映していた。

 

ユージオ「キリト、カルム………2人に頼みがあるんだ。」

キリト「頼み?」

ケント「俺とユージオに、剣技を教えて欲しい!」

カルム「ケント…………。」

 

 2人の言葉に、俺とキリトは、驚く。

 すると、2人の口から、言葉が紡がれる。

 

ユージオ「僕はアリスを連れ戻したい!僕のせいで………アリスとアリスの家族は不幸になった。この6年間、あの時のことを忘れられないでいた………ずっと後悔してたんだ!!なんで僕はアリスを助けられなかったんだろうって!?」

ケント「俺も、イーディスとイーディスの家族を不幸にしてしまった。あの時の事を、ずっと忘れられなかった………後悔していた!俺は、イーディスを助けられなかった………!」

ユージオ「………僕は、強くなりたい!もう二度と、同じ過ちをしない為に!」

ケント「………俺も、自分に嘘を、後悔なんて残さない為に、強くなりたいんだ!無くしてしまった、大切なものを取り戻す為に!」

「「だから、2人のような剣士になりたいんだ!!」」

「「……………。」」

 

 ユージオとケントは、己の心に秘めた想いを全て吐いて、語る。

 俺とキリトの答えは、決まっていた。

 俺とキリトは目配せをする。

 

キリト「分かった。教えるよ。」

カルム「俺たちの技術、剣技を叩き込む。きついぞ。」

ケント「上等だ!」

ユージオ「ああ!」

 

 俺たちは、2人に手を差し伸べて、2人は笑いながらそう答える。

 すると、ケントが話す。

 

ケント「そういえば、2人の流派は一体なんなんだ?」

カルム「流派………。」

 

 流派って言っても、SAOからの産物だしな。

 この世界の流派は、いまいち分からない。

 すると。

 

キリト「アインクラッド………。」

ユージオ「え?」

キリト「俺たちの剣は、アインクラッド流って言う剣術だ!」

カルム「俺もそうだ。」

ケント「アインクラッドか………。2人が住んでいた街なのか、人の名前なのか、よく分からない名前だな。」

 

 ケントが苦笑しながら、そう答える。

 それからの日々は、2人に剣技を教える日々が始まった。

 剣の握り方や構え、体重移動の仕方。

 キリトが枝を振るうのを真似して、動きを覚えていくユージオとケント。

 俺は、剣道やこれまでの対人戦でのスキルを叩き込んでいった。

 素振りだけでは、いざ対人戦になった時に、癖を読まれるからな。

 手加減しつつも、2人に攻撃と防御のイロハを教え込む。

 キリトも指摘してくれた。

 そこで驚いたのは、2人の才能だ。

 最初こそ、俺たちが勝っていたが、徐々に勝てるか怪しくなってきた。

 まさに、砂が水を吸収するかの如く。

 そんな日々が続いたある日、ギガスシダーの天命を確認すると、6738にまで下がっていた。

 

キリト「良いぞ!」

カルム「行け、ケント、ユージオ!」

ケント「ああ!」

ユージオ「うん!」

 

 俺たちは、2人に声をかけ、2人は青薔薇の剣と雷鳴剣黄雷を構える。

 同一のソードスキル、ホリゾンタルが発動する。

 

「「でヤァァァァ!!」」

 

 気合いと共に放たれた秘奥義は、ギガスシダーの残りの天命を吹き飛ばし、その後少しして、ゆっくりとギガスシダーが傾き始めた。

 安全地帯に移動しながら倒れていく巨体を眺める。

 そして、完全に樹が倒れきった衝撃と土埃から顔を腕でガードし、視界が晴れる。

 すると。

 

ユージオ「夢みたいだ………。」

ケント「ああ………。」

カルム「現実だろ?」

 

 呆然とする2人にそう返す俺の目の前には、ギガスシダーの巨体が横たわる。

 すると、2人は声を出す。

 

ユージオ「ううん、そうじゃなくって………。こんな日が来るなんて、夢にも思ってみなかったんだ。」

ケント「だから、俺は運命なんて言葉を信じてなかったんだ。」

カルム「ケント…………。」

キリト「ユージオ…………。」

ユージオ「キリト、カルム………。多分、僕達はずっと待っていたんだ。」

ケント「6年間、2人がこの森にやって来るのを…………。」

「「………………。」」

 

 その言葉を聞いて、俺たちは笑みを溢す。

 

カルム「そうかもな………きっと俺たちも。」

キリト「ユージオとケントに会うためにこの森で目覚めたのかもな。」

「「「「フフフ………アハハハハハハハ!」」」」

 

 そう言って、俺たちは笑い合った。

 実に、気分が良い。

 その後、ギガスシダーが倒された事は、村の人達に知れ渡る。

 まあ、あんな巨体がいきなり倒れたら、誰もが気付くだろうな。

 その夜、総出で宴が始まった。

 村の中央では櫓が組まれ、村の人たちは踊ったり、演奏を披露したり、並べられた料理を食べたりして盛り上がっていた。

 その光景を少し離れたところで眺めながら、俺は料理の一つである豚串と蒸かし芋を食べていた。

 さっきまで村人に質問攻めされまくっていたので、一休みしていると。

 

メアリ「あれ?1人?」

カルム「うん?………ああ、メアリ。ケントはユージオと一緒に村長に呼ばれて、行っちゃってさ。キリトはあっちに居るぜ。質問攻めにされて、疲れたよ。」

メアリ「それはそうよ。」

 

 そう言って、隣に座る。

 キリトの方を見ると、キリトの方にはセルカが居た。

 メアリは、少し残念そうな顔をしている。

 

カルム「ケントに話があるのか?」

メアリ「………ううん。それにしても、あの悪魔の樹を倒すなんて!」

カルム「ケントとユージオの努力の賜物だ。俺たちはちょっと手伝っただけ。」

メアリ「そっか………。私も、もっと勉強して、シスターとして、神聖術の腕を磨かないとね………。」

 

 すると、メアリはポツポツと話し出す。

 

メアリ「私が果ての山脈に行ったのは、少しでもお姉ちゃんの近くに行きたくて………自分が行けるところまで行きたかった。」

カルム「…………。」

メアリ「これ以上進めないってところまて行ってみて分かったの。私はお姉ちゃんの代わりにはなれないって。」

カルム「…………そうだったのか。」

メアリ「ええ。確かめたかったの…………。私とお姉ちゃんは本当に違うのかって………。」

 

 それが、メアリの本心か。

 俺は、空を見上げながら、メアリに言葉をかける。

 

カルム「………でも、メアリは凄いよ。」

メアリ「え?」

カルム「あんな暗い洞窟を一人で行くなんて、なかなかできないことだと思うぞ。俺の知ってる中でも、女性であんな深くまで行けるのは全然いないぞ。」

メアリ「………そう、かな?」

カルム「ああ………。それにケントを救ったのだって、メアリだろ?」

メアリ「………でも、あれはカルムがいたから。」

カルム「いいや。俺やキリトじゃあの神聖術は使えなかった。あの場に君がいたから、ケントは救えたんだ。メアリは、メアリができることをしたんだ。そのことにもっと自信を持ってもいいじゃないか?」

メアリ「私にしかできないこと………?」

 

 戸惑うメアリに、俺は続ける。

 

カルム「メアリには、メアリなりの才能がきっとある。人間、同じ才能を持つ奴なんて、居ないんだ。だから、メアリなりの才能を少しずつでも伸ばしていくのが良いんじゃ無いか?」

メアリ「うん。」

 

 少し、柄にも無い事を言って、恥ずかしくなるな。

 すると、村長と補佐、ユージオとケントがステージに現れた。

 村長はガスフトさん、補佐はルイスさんというらしい。

 

ガスフト「みんな!ちょっと聞いてくれ!」

 

 ガスフトさんの一言で、全員が注目する。

 ルイスさんが全員に聞こえるように言葉を張り上げながら、説明を始めた。

 

ルイス「ルーリッド村を拓いた始祖の大願は遂に果たされた!悪魔の樹が倒されたのだ!」

「「「「「おー!!!」」」」」

ガスフト「それを成し遂げたのは、オリックの息子であるユージオと、ジェイスの息子のケントだ!!」

「「「「「おおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーー!!!」」」」」

 

 村長の言葉に村人から賞賛の声と拍手が送られ、俺たちも一緒に拍手していた。

 

ガスフト「掟に従い、見事天職を果たしたユージオとケントには、自ら次の天職を選ぶ権利が与えられる。」

ルイス「さぁ、なんなりと次なる道を選ぶがいい。」

「「………………。」」

 

 ガスフトさんとルイスさんから次なる天職を宣言するように言われたユージオとケントは黙ったままだった。

 村人たちは何も言わず、2人の言葉を待ち続けていた。

 そして、腰に据えていた青薔薇の剣と雷鳴剣黄雷を確かめるように握ったユージオとケントは決心したようだ。

 口を開き、宣言した。

 

ユージオ「僕たちは………剣士になります!」

「「「「「「!?」」」」」」

ケント「腕を磨いて、一人前の剣士になって………必ず央都に登ります!」

ガスフト「っ!?ユージオ、ケント……お前達、まさか………!?」

「「………………。」」

ルイス「ガスフト。」

ガスフト「そうだな、理由は問うまい。次の天職を選ぶのはお前達の権利だからな………。ルーリッドの長として、ユージオとケントの新たなる天職を剣士として認める!」

「「「「「おーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」」」

 

 村長の宣言に村全体で歓声が沸き上がった。

 ユージオとケントに拍手を送りながら、メアリを横目で見ると、ホッと胸を下ろしていた。

 ユージオとケントの宣言に盛り上がったルーリッド村では、その日夜通しで宴が行われた。

 

ケントside

 

 俺達がそう宣言して、その次の早朝。

 俺とユージオは、メアリとセルカの元へと向かう。

 

ユージオ「セルカ。」

ケント「メアリ。」

セルカ「うん………?ユージオ。」

メアリ「ケント。どうしたの?」

 

 俺たちは、2人に用件を話す。

 

ユージオ「僕たちは、央都に行って、アリスとイーディスを取り戻す。」

セルカ「………!姉さまを………?」

メアリ「お姉ちゃんを?」

ケント「ああ。この六年間、ずっと考えてきたんだ。だが、どうすればいいのか俺たちは分からなくて………。だが、キリトやカルムと出会って、やっと2人を取り戻す希望が見えたんだ!」

ユージオ「あの二人と一緒なら、何でもできると思うんだ………君達と君達の家族を苦しめて、本当にゴメン。」

セルカ「ユージオ………。」

メアリ「ケント………。」

 

 それを聞いて、セルカとメアリは泣き出しそうになっていた。

 だが、言葉を紡ぐ。

 

セルカ「それが、ユージオ達にしか出来ないことなのね?」

ユージオ「ああ。」

メアリ「………なら、待ってるから。」

ケント「メアリ…………。」

セルカ「私たち、待ってるから!」

メアリ「だから、6人で絶対に帰ってきてね!」

ケント「ああ!約束だ!」

ユージオ「うん!」

 

 俺たちは、約束する。

 絶対に、イーディス達を連れ帰ってみせる!

 

カルムside

 

 ユージオとケント、セルカ、メアリの約束を見ていた俺たちは、拳を突き合わせる。

 その昼、倒れたギガスシダーを眺めていると、謎の男が現れた。

 

カルム「誰?」

???「俺の事はどうだって良い。それより、お前に、この世界を救えるのかな?」

 

 そう言って、逃げ出した。

 気になった俺は、ソイツの後を追う。

 必死に追い続けているが、中々に追いつけない。

 森を少し入ったところで、ソイツは止まった。

 俺は、話しかける。

 

カルム「どういう意味だ?アンタは、一体何を知っているんだ!?」

???「さあて、どうだろうな?」

 

 そう言うと、消えた。

 俺は駆け寄って、周囲を見渡すが、誰もいない。

 何だったんだ………。

 そう思うと、強烈な気配がする。

 振り返ると、そこには、一本の剣が。

 青い剣で、柄の部分には太陽の装飾が施された剣だ。

 鞘は、雷鳴剣黄雷とほぼ同じだった。

 

カルム「これを、抜けって事か………?」

 

 俺はその剣に近づき、持ち手の部分に手をかける。

 すると、抵抗をするかのように、動かなくなるが、俺は力を込める。

 

カルム「なるほどな…………!」

 

 ケント達を助ける為にも、諦めてたまるか!

 そんな事をして、しばらくすると、剣が抜けた。

 抜刀してみると、3つの丸が刻まれていて、片刃の剣だった。

 すると。

 

???「その剣は、刃王剣十聖刃だ。それをどう使うのかは、お前次第だ。」

 

 先ほど会った人物の声がして、周囲を見てみるが、誰も居ない。

 地面に刺さったままの鞘も回収して、納刀する。

 

カルム「刃王剣十聖刃か…………。」

 

 どういう剣なのか、よく分からないな。

 だが、抜けたという事は、使えるという事になる。

 これで、キリト達を守ってみせる。

 そう決意して、ルーリッドの村へと戻る。

 ルーリッドの村に戻った時に、キリト、ユージオ、ケントの3人に質問攻めにあった。

 その数日後、準備を終えた俺たちは、ルーリッドの村の入り口で待っていて、そこに、ユージオとケントが合流する。

 

ユージオ「お待たせ、キリト、カルム!」

ケント「待たせたな。」

カルム「大丈夫だ。」

キリト「おう!」

ユージオ「それじゃ、行こうか?」

ケント「出発だ。」

キリト「ああ。」

カルム「行こうか。」

 

 ユージオとケントの言葉と共に、俺たちは村を離れて、ザッカリアの街へと向かう。

 

カルム(ようやく前進か。2人曰く、ザッカリアはかなり大きい街らしいな。)

 

 すると、少し湿った風が吹いてくる。

 

ユージオ「ちょっと風が湿ってるね。」

ケント「もしかしたら、雨が降るかもしれない。進める所まで進んでみるか。」

カルム「そうだな。………どうした、キリト?」

 

 ユージオとケントの提案に頷きつつ、キリトを見ると、呆然としていた。

 

キリト「…………いや、幸先が悪いなって感じてさ。」

カルム「雨雲か?」

キリト「悪い、気のせいだ。」

ユージオ「何してるの、2人とも?」

ケント「置いてくぞ!」

「「…………ああ!」」

 

 ユージオとケントに答えながら、俺とキリトも2人に合流する。

 少し胸騒ぎがするが、どうにかなるだろう。

 そうして、俺たちは、真相の解明のために、前進する。




今回はここまでです。
次回は、現実世界での話です。
リバイスも、五十嵐家の秘密が明らかにされましたが、まさか、ギフの末裔とは…………。
賢者の孫とリバイスの小説も、シンの本当のご両親に、ギフの細胞が入ったという事にしますかね。
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