公式さんおねげぇしやす……
あ、病んなデレのシチュでもいいのよ?
「やぁカフェ、丁度良い時にきてくれた」
「…………」
「こら、無言で扉を閉めようとするんじゃないよ」
アグネスタキオンはマンハッタンカフェが閉めようとした扉に慌てて足を引っ掛けて阻止をする。
彼女がまた良からぬことを企んでいるのは直ぐに分かったが、今回は逃げるのが遅れてしまった様だ。
「……それで、今回は何をしでかすんです?」
「私がしでかすのは確定なのかい?
もうちょっと信用というものをだね……。
まぁいいさ、本題はこっちだ」
そう言ってアグネスタキオンは人の頭部を模した機材の様なものをマンハッタンカフェの目の前に出した。
彼女はしばらくジッとそれを眺めた後、何かを察した。
「……貴女のトレーナーさんに逃げられたんですか?」
「何を察したかと思えばその一言は泣くよ? 具体的にはレポートが燃えた時ぐらいには」
それはそれで見てみたい気がするマンハッタンカフェだったが、話しが進まなそうなため、本題に入るよう彼女に促す。
そして提案されたのが「ASMR」だった。
「……えー、えす、えむ、あーる……ですか?」
「正式名称は『
まぁ世間一般ではASMRの方が呼び親しまれているがね」
つまり、彼女は自身にそのASMRをこの人の頭を模したもので行って欲しい様だ。
だが、一つ疑問に残ることがある。
「何故……自身でやらないんです?」
「…………カフェ〜」
アグネスタキオンがマンハッタンカフェに縋り付く。
どうやら既に自分の声でもやったらしい。
しかし自分の声だとわかっている為、特に何も起こらないのだ。
そこで悩んでいた時にマンハッタンカフェが丁度やってきた、とのこと。
「……はぁ。今回は変なものを飲まされる様ではないので良いでしょう。手伝います」
「カフェ……っ!!」
「ただし」と条件を付け加えてマンハッタンカフェは了承した。
◆
――雨音&湯を沸かしている音。
少し遠くから声を掛ける。
……あ、お目覚め……ですか?
まだ、湯が沸ききっていないのでもうしばらくお待ち下さい……。
それまでは……そうですね……そちらの椅子にでも腰掛けてお待ちを……。
近付く。
――目の前でカリタ(手挽き焙煎機)でコーヒー豆を挽く音。
今日は……雨……の様ですね……。
こういう天気は家でひっそりと……本を読みながら過ごすと……自分だけの世界に入っているような気がして私は好きです……。
――湯が沸ききったことを確認して、挽いた豆をフィルターに移す。
――コーヒーを、香りを堪能しながら淹れる。
……どうぞ。
淹れたてなので火傷には気をつけて下さいね……?
自身の分も淹れ、息を軽く吹きかけながら一口、口に含む。
……うん。
……あ、お口に合いました……?
少し間を開けて。
美味しい……ですか。
それは良かったです……。(安心したように)
――雨音。
暫く雨音に耳を傾ける。
ところで……昨夜は何時に就寝を?
少し間を開けて。
遅くまで作業を……。
お疲れ様……です……。
しかし……これはいけませんね……。
――コップを机の上に置く音。
隣(左側)に歩み寄り、耳打ちをする。
……あとで仮眠を取りましょうか。
私の膝をお貸ししますから……。
場面転換(少し長めに間を開ける)
――ソファーに腰を掛ける音。
さぁ……どうぞ、私の膝に……。
――ソファーのクッションに圧力のかかる音→スカートが擦れる音。
(顔の向きは外向き、右耳が下になるように。)
やはりお疲れのようですね……寝てしまっても構いませんよ……?
――頭を優しく撫でる。
……アナタの頑張り屋さんな所は良いのですが、少しはご自身の身体の事も考えてくださいね……?
頭を優しく撫でたまま。
頭を撫でるのをやめる。
――耳かき棒を差し込む。
ふふっ……驚きました……?
ごめんなさい……。
ですが……――。
――耳かきする音。
お顔がもう……蕩けてしまっていますよ……?
そんなに気持ちが良いのですか……?
少し間を開けて。
気持ちが良い……ですか。
それは良かったです……。
――耳かきする音。(長め)
……さて、そろそろ左耳は良いでしょう。
仕上げに……――。(顔を近づける)
――優しく息を吹きかける。
ふふっ……びくびく……しましたね。
可愛らしい……。
では……反対のお耳……ですね。
――スカートが擦れる音。(左耳を下になるように)
では……次は右耳……の前に少々お待ちを。
――ティッシュペーパーで耳かき棒を拭く音。
……お待たせしました。
次は右……ですね……。
――耳かき棒をそっと差し込む→耳かきする音。
耳かきしながら。
雨……明日までずっと降っているらしいですよ……。
洗濯物は部屋干しになりますね……。
変な匂いが付かなければ良いのですが……。
――え? この部屋ならコーヒーの香りが……?
それなら……うん、良い……ですね……。
少しの間口を閉じ、雨音に耳を傾ける。
あめあめ……じめじめ……かたつむり……
ふと、零れるように口ずさむ。
……と、やり過ぎは良くないですね。
では、仕上げに――。(顔を近づける)
――息を優しく吹きかける。
息がかかってドキドキする……?
ふふっ、梵天が無い耳かき棒しか持って無いので……我慢して下さい。
顔を近づける。
それとも……嫌でしたか?
◆
「これで……良いでしょうか?」
「うむ、助かるよ。それがこれは約束のブツだ、受け取ってくれたまえ」
アグネスタキオンからUSBメモリの様な物をマンハッタンカフェが受け取る。
そしてそのメモリに書かれたタイトルを確認し、彼女はそれをポケットに仕舞った。
「……そういえば、貴女のトレーナーさんにはやらないのですか?
モルモット……なのでしょう?」
「か、彼にはままままだははやいいいい」
カフェトレ:まさかアグネスタキオンの実験に巻き込まれるとは思わなかったけど、面白そうだったから取り敢えず渡されたダミヘを使って同じく渡された台本通りやった。
あ、もう一つ浮かんでいるネタがあるんで近いうちにまた更新します。